編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
購読料照会・新規購読申込・記事内容照会などは、郵便かFAXでお問い合わせいただくか、
下記のアドレスへメールをお送り下さい。
立入 哉 :h-tachi@js2.so-net.ne.jp
「みみだより」ホームページ
ペーパーメディアによる「みみだより」購読のお誘い
【目次】第454号
- 関東教育オーディオロジー研究協議会 設立趣意書
- 設立記念講演・シンポジウムのご案内
- 販売します:補聴器用 カラフル カバー
- 機器開発:ドイツ MAICO社がスクリーニング用機器開発
- 研究会開催:電子情報通信学会 福祉情報工学研究会 例会
- 機器開発:アメリカ Starkey社がFMシュー「LEXIS」開発
- 機器開発:アメリカ E.R.社が指向性アダプタ「Link It」開発
- 運動:デシベルダウン運動
- 教員採用:東京都が特殊枠に推薦制度を開始
- 研究会開催:ろう教育科学会第45回大会&講習会
- 講座開催:筑波技術短期大学公開講座開催
- 研修会開催:第18回聴覚障害研修会
- 研修会開催:保護者教室のご案内
- 学会開催:日本国際聾教育学会 第3回大会
- 学会開催:日本聴覚障害教育実践学会 第3回大会
- 関連領域研究会誌・学会誌 Contents
- 「耳鳴り ノイズで治療」東京新聞2003年2月24日掲載記事転載※
- 「聴覚障害でもボーカル『アツキヨ』」東京新聞2003年1月30日掲載記事転載※
- 「超指向性拡声器 その仕組みと用途を探る」産経新聞2002年5月6日掲載記事転載※
※インターネットHPへの掲載を許可されていません。
ペーパーメディアの「みみだより」をご覧下さい。
| NEXT | BACK |「みみだより」ホームページ |
今年度も認定講習情報をお待ち致しております!
学校に回覧になった開催要項をそのままファックスで送信して下さって結構です。
例年,県教委にも情報提供を依頼しておりますが,返答が遅く,申し込み期日に間に合わない場合が数多く出てしまい非常に残念に思っております。要項がお手元に届かなくとも「開催日程だけ」という情報でも結構です。どうぞ,お知らせ願います。
★今夏〜秋の講習会日程表8月22〜24日 愛媛大学公開講座「聴能学セミナー」(中級講座)
9月20〜22日 特殊教育学会(仙台市)
9月25・26日 日本聴覚医学会(東京都)
10月 7〜 9日 全日本聾教育研究大会(平塚市)
10月10〜11日 フィッティング・フォーラム(平塚市)予定
関東教育オーディオロジー研究協議会 設立趣意書聴覚に障害を持つ子どもたちにとって,聴覚の活用は大きな役割を担ってきました。聴覚活用とその支援は,聴覚障害児教育の基礎となる最も重要な専門性のひとつです。これまで,聾学校あるいは難聴学級・通級指導教室等においては,それぞれの規模・特色・地域性に応じて,子どもたちの聴覚的支援の充実に向けた取り組みがなされてきましたが,今なお,多くの課題を抱えています。特に近年,デジタル補聴器や人工内耳,あるいは赤外線補聴システム等,機器の著しい進歩がみられます。また,新生児聴覚スクリーニングやこれに伴う早期教育への対応として,乳幼児の聴覚面の評価や補聴技術の向上が求められています。その一方では,聴覚活用をめぐる価値観や教育方法が多様化し,子どもたちの聴覚活用を取り巻く状況は,急速に変わりつつあります。このような中,聾学校における聴能担当者は在籍児の補聴器フィッティングや聴覚管理のみならず,聴覚学習,保護者への支援,あるいは個別の指導計画への参画も求められています。さらに,聾学校が地域における聴覚障害児教育のセンター的役割を果たす点からも,地域への専門的サービスの還元や,医療・福祉・教育機関等との連携が重視されています。また,通常学級で学ぶ子どもたちの補聴やFM機器の活用においては,難聴学級・通級指導教室や聾学校等がそれぞれの特色を生かし,学級担任と連携を保ちながら継続的な支援を行うことが必要です。いわゆる聴覚障害児教育の基礎を支える「教育オーディオロジー」の充実と継承は,喫緊の課題であるといえます。これらの社会的要請に応えるためには,聴能に関わる教員一人一人の資質を高めることが,極めて重要です。また,聴覚障害児教育に携わる教員の理解と協力が欠かせません。このためには,聴能に関わる教員を中心としたネットワークを基軸に相互研修の機会が提供され,その知見が実践とともに教育現場に広まっていくことが必要です。このたび私たちは,聴覚障害児教育の一層の発展を願うべく,子どもたちの聴覚補償・聴覚管理・聴覚学習およびこれらに関わる教育上の支援を「教育オーディオロジー」として確立し発展させることを目的に,「関東教育オーディオロジー研究協議会」を設立いたしました。関東1都6県および長野・山梨・静岡3県において,関東地区聾学校長会のご支援ならびに関東地区難聴・言語障害教育研究協議会との連携の下,聴覚的支援とその教育の充実を目指して,研修会の開催等の活動を進める所存です。聴覚障害児教育に携わる皆様におかれましては,本会設立の趣旨と活動をご理解の上,ご賛同下さいますようお願い申し上げます。平成15年 4月12日関東教育オーディオロジー研究協議会 会員一同
設立記念講演・シンポジウムのご案内
主催:関東教育オーディオロジー研究協議会
後援:関東地区聾学校長会
関東地区難聴・言語障害教育研究協議会
私たちは,これまで4回の準備会を経て別紙の設立趣意書の通り「関東教育オーディオロジー研究協議会」を設立いたしました。この会の設立に当たり,関東地区聾学校長会をはじめ皆様から多くのご支援,励ましをいただきました。この場を借り,深く感謝申し上げます。この会の設立を記念し,関東地区聾学校長会および関東地区難聴・言語障害教育研究協議会のご後援をいただき,下記の通り記念講演・シンポジウムを開催いたしますので,多数のご参加をお願いいたします。1.日 時 2003年5月10日(土)12:30〜 受付13:00〜 第一回総会(入会希望の方はご出席下さい)13:45〜 記念講演「教育オーディオロジーの役割と課題」筑波技術短期大学学長 大 沼 直 紀 先 生15:00〜16:30シンポジウム「今,教育現場に求められる聴覚支援のあり方」コーディネータ中瀬浩一先生(筑波技術短期大学教育方法開発センター)シンポジスト富澤晃文先生(日本聾話学校,ライシャワ・クレーマ学園)三浦直久先生(神奈川県立平塚ろう学校)松本裕子先生(つくば市立竹園東小学校難聴学級)2.場 所 東京都立大塚ろう学校体育館3.参加申込 下記の申し込み用紙に記入の上,FAXにて4月30日までにお申し込み下さい。FAX:03-3918-4642 (都立大塚ろう学校 西谷裕之宛)4.入会申込 本会への入会の申し込みは,当日会場受け付けにて承ります。なお,入会希望の方は,13:00からの総会にご出席下さい。5.そ の 他 手話通訳をご希望の方は申込用紙の当該欄に○印を付けて下さい。6.照 会 先 都立葛飾ろう学校 間根山まで TEL:03-3606-0121
関東教育オーディオロジー研究協議会 設立記念講演・シンポジウム 参加申込用紙
氏 名 手話通訳( 要 ・ 不要 ) 所属学校名 連 絡 先 TEL FAX
販売します補聴器用 カラフル カバー
もう日中,暑くなる日が多くなりました。夏→汗→補聴器の故障と連想される方も多いはず。補聴器の汗対策については,今まで色々と取り上げてきました。やはり最終的にはいかに乾燥させるかということが最も重要。汗対策,シリカゲルの入手法などは,414号,418号,437号をご覧下さい。http://www.normanet.ne.jp/~mimi/mimi414.html#ASE
http://www.normanet.ne.jp/~mimi/mimi418.html#GOODS
http://www.normanet.ne.jp/~mimi/mimi437.html#NATSUKITARUさて,補聴器がカラフルになって,すてきな補聴器になったにもかかわらず,補聴器カバーはネズミ色・・・ということでは残念。そこで,カラフルな補聴器カバーを分けてくれることになりました。色は24色,脱落防止にゴムが入っていて,上部が閉まるようになっています。サイズも,SS/S/M/ML/L/人工内耳用と5サイズ&1用途の6つがあります。価格は2枚一組で350円。製造元は・・・実は,鹿児島の難聴児のお母さん。ご購入は,メール,ファックスで下記を記入して依頼して下さい。1)お名前,2)郵便番号&住所,3)連絡先電話&ファックス4)サイズ&使用している補聴器の器種名 5)色 6)注文数注文先=sakura66@triton.ocn.ne.jp FAX:0996-84-2338※発色の関係で実際の色と異なることがあります。
機器開発ドイツ MAICO社がスクリーニング用機器開発
ドイツMAICO社はABRの原理を用いた新生児用聴力スクリーング検査器を開発した。
ホームページによれば・・・新たに開発されたBERAphoneは,音刺激と脳波検査のための電極,マイクが一緒になっているもの。使用にあたり接触面に1滴,ゲルを塗布するだけで済み,皮膚への影響も少なく,かつ使い捨ての部品がないために,使用にあたりコストの心配をしなくとも良いという。スクリーニングに必要な検査時間は20秒,結果はPASS/REFERで示される。他に閾値検査用として10〜70dBの刺激音での検査でき(検査時間は40秒),ABR情報も表示されるという。日本への輸入も検討されている。
研究会開催電子情報通信学会 福祉情報工学研究会 例会
1.日 時 2003年6月13日(金)2.テーマ 福祉と言語処理, 一般3.場 所 NHK放送技術研究所(〒157-8510 東京都世田谷区砧1-10-14.内 容(聴覚障害関連のみ抜粋)午前前半(9:00〜10:30)3)盲聾者のためのコミュニケーションエイドの開発久保田竜介・北島律之・竹田仰(長崎総科大)午後前半(13:30〜15:30)7)聴取補助機能を備えたラジオの開発今井篤・都木徹(NHK)・蓬田弘志・武石浩幸(日本ビクター)8)音声認識を利用した聴覚障害学生学習保障システムについて立入哉(愛媛大)※思考と言語研究会 (TL)・言語理解とコミュニケーション研究会 (NLC)と共催
機器開発アメリカ Starkey社がFMシュー「LEXIS」開発
補聴器用FMアダプタ「LEXIS」は,ホナックが販売しているMicroLinkと同様の製品で,耳かけ形補聴器のオーディオシューに直結できるタイプのFM受信機。補聴器内蔵マイクのみ/FMのみ/内蔵マイク+FMの3つのモード切替が可能。特徴的なのは14dBの範囲でFMの利得調整ができること。使用するFMマイクも優れた製品で4つのアレーマイクが内蔵され,超指向性,指向性,全指向性の3つのモードが切り替えられる(同様の考え方は,Extend-Earのマイクロホンでも開発されたているが,日本では市販されていない)。FMマイクは乾電池でも充電池でも使用でき,外部入力端子まで備える他,電池寿命がLCD表示されるなど極めて優れた設計。使用する周波数は,173-175,181-185,208-217MHz帯であり,そのままでは日本の電波法の規制のために使用できない(個人輸入して使用する分にはそれほど実質的な影響は少ないが・・・)。補聴器メーカー9社は2001年11月に「モザイク」共同体を結成している。加盟しているメーカーは,Audibel, Bernafon, Micro-Tech, Nu-Ear, Omni, Oticon, Phonic Ear, Qualitone, Starkeyの各社。この組織は,ワイヤレス機器の使用にあたって,メーカーを越えて相互に利用できることを保証するために共通のプロトコルを利用することを声明している。http://www.mosaic-consortium.orgスターキー社はAVR社と共にスターキー耳かけ形補聴器A13Pに適合するFMアダプタを発売したが,AVR社側からの問題で関係が破綻し,それ以後,FMアダプタは販売していない。
機器開発アメリカ E.R.社が指向性アダプタ「Link It」開発
写真1:Link It 本体
写真2:Link It 装着例アメリカ,エティモティックリサーチ社は今まで使用している補聴器を指向性補聴器にする後付指向性マイクシステム「Link It」を開発した。PR48電池を使用し,指向性マイクで集音した音を磁気誘導によって補聴器のTコイルに放射するようになっている。つまり,シルエットインダクタと指向性マイクをセットにしたものと考えればよい。メガネのツルのように出た部分には3つのマイクロホンアレーがあり,指向性を実現する。Tコイル内蔵の耳かけ形補聴器,平面方向に配置されているTコイルをオプションで内蔵させた耳あな形補聴器で使用可能。未確認だが,外部出力端子を利用して人工内耳とも併用できるとも言う。定価675$。日本未発売。こうした日本では紹介されていない補聴援助システムは,Harc Mercantile社のサイトから,個人輸入できる。手続きは至って簡単なので,今お持ちの補聴器に指向性が欲しい・・・という人は取り寄せることができる。
実は,こうした指向性アダプタは「Radiant」という商品があり,アメリカのニュースネットABCでも取り上げられている。これはタイループと指向性マイクを融合したような商品である(写真3)。http://www.hearingpoint.com
写真3:Radiant
M:マイク(6つのマイクを内蔵している)
C:コントロールボタン
AJ:オーディオジャック(外部入力用ジャック)
運 動デ シ ベ ル ダ ウ ン 運 動
第9回全国中途失聴者・難聴者福祉大会が10月5〜7日の間,成田市で開催されました。この大会には,初めて「dBダウン分科会」が設けられました。この分科会の参加報告が名難聴会報「声」111号に掲載されましたので,転載をお願いしたところ許可をいただけましたので,転載致します。補聴器の必要な難聴児の問題は,成人の問題だけではなく,特にことばの獲得期にある子どもたちにとって,より切実な問題です。にも係わらず,聴覚障害関連諸団体は余りこの問題に真剣に取り組んできませんでした。今回の全難聴の動きが様々なところでの運動に広がることを期待しています。★以前,私が「ひとこと」に書いた関連の話題も読んでみて下さい。
「dBダウン分科会に参加して」高木富生この分科会は,全難聴始まって以来,本格的な取組みではなかっただろうか。座長は佐野副理事長,パネラーは国立特殊教育総合研究所の佐藤正幸先生,日本聴能言語福祉学院の桜木西山先生,(株)アンプリライブの今井浩詞社長,横浜中途失聴・難聴者協会市橋圭子さんでした。まず座長の佐野副理事長から挨拶とオリエンテーション,その後パネラーの自己紹介,パネラーからデシベルダウンへ運動や今後の取組に関する意見や提案の発表があった。その後,会場からパネラーに対する質問や提案,意見などがあり,パネラーから感想や総括そして,座長のまとめという内容で行われた。この分科会では,名難聴の参加も多かったので,他の参加者からの報告と重複すると思われるので,私の方からは割愛させて頂く。まとめて言えば,デシベルダウンの分科会なのだが,補聴器の分科会と似通った内容が多かったのではないかと思う。個人的には,デシベルダウン運動するには,どのように進めたらよいのか?ということを期待していたのですが,良い補聴器は高いとか,聞こえる補聴器を作って欲しいとか,軽度難聴者・手帳非保持者は難聴者協会に入れない,または入っても一緒にいづらいという内容であった。そういう事実があるというのは悲しいことである。そういった意見がある以上,手帳有無にかかわらず,門戸を広げて欲しいと願う。また,障害者手帳があるのは,日本と韓国のみだが,手帳を交付するときに標準聴力検査のみだけで判断をしているところが多い。語音聴力検査も行ってこそ適正な判断といえることと思う。全難聴では,設立以来デシベルダウンの要望はしてきました。「手帳を持っていない人に対しても,補聴器を給付して欲しい。」というのが要望の主旨ですが,なぜこのような運動を起こしたかというと以前から身体障害者手帳の基準が「70dB」では高いすぎるため,その底辺にある50〜60dBの人たちが生活に不自由している,コミュニケーションに困ると言います。また補聴器だけではありません。文字放送デコーダ,パトライトなど,日常生活用具が給付されますが,70dB以下の人は対象になりません。しかし,聞こえなくて生活に不自由があるのは同じなので,基準を下げて欲しいという運動をしてきました。「dB(デシベル)」といえば,ろう者と難聴者を区別するのに,数字を使用して区別してきましたが「あなたは70dBだから難聴者。90dBだからろう者。」というのは,これは誰が考えてもおかしいと感じるのは明白でしょう。また,今年の1月に耳鼻咽喉科領域の障害に関する専門検討会から出された報告では,労災保険の障害認定は,昭和50年9月以前は70dB以上を障害の対象とし,両耳にかかる障害等級は7級以上,片耳では11級以上であったが,昭和50年9月以降は新しく40dB以上を対象としている。労災では,40dBで対応しているのに,一般では対応していないのはいかがなものか? やはり,労災保険の認定と同じく,40dB以上を身体障害者として,認めるべきではないだろうか?と思う。全難聴として,これを機会にもっとデシベルダウンの取組みを活発化して欲しいと願っています。
なお,2002年2月10日には全難聴が中心となり「難聴者のきこえと生活についての実態シンポジウム」との会が開催されている。この際の資料では,手帳を持たない難聴者の生活場面での不自由度についての調査が報告されており,聴覚障害者として福祉の必要性が述べられている。資料の発行元は,全難聴 FAX:03-3354-0046。
教員採用東京都が特殊枠に推薦制度を開始
盲・聾・養護学校におけるそれぞれの免許状の保有率を高めることが施策的に求められていることを受け,各都道府県は様々な対策をして,保有率の向上結果を文部科学省に報告することが求められている。こうした動きを受け,東京都はそれぞれの免許状を出すことができる大学に対し,教員採用試験に於ける推薦制度を設けた。特殊免取得見込みの学生にとっては魅力的な制度となるであろう。今後,一層,免許保有見込み学生を早めに自県に取り込み,免許保有率を上げると言った積極的施策が講じられることを期待したい。平成16年度東京都公立学校教員採用候補者選考に伴う
盲・ろう・養護学校教員推薦選考の実施について1.実施方針盲・ろう・養護学校免許状取得のための課程認定を受けている大学若しくは短期大学(以下「大学等」という。)を卒業もしくは修了見込みの者で,別添要綱の基準により大学等が推薦する者1名に対し,第1次選考を免除する。2.提出期限平成15年5月12日(月)(消印有効)3.詳細の照会等推薦基準・申込手続等の詳細については,「平成16年度東京都公立学校教員採用候補者選考 盲・ろう・養護学校教員推薦選考実施要綱」を参照すること。照会先:東京都教育庁人事部選考課選考係 石戸様ご担当〒163-8001 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号 FAX:03-5388-1729
研究会開催アメリカ教育オーディオロジー協会 夏のフォーラム
EAAアメリカ教育オーディロジー協会が夏のフォーラムを開催します。このフォーラムでは新生児聴力スクリーングから教室に於けるFM,両親へのカウンセリングなど教育オーディオロジーに関する様々な話題が提議されます。ご参加をされたい方は,編集部までご一報下さい。開催側にご連絡など手配をさせていただきます。
研究会開催ろう教育科学会第45回大会&講習会
1.ろう教育科学会第45回大会会 期:2003年8月4日(月),5日(火)
会 場:東大阪大学(束大阪市西提学園町3−1−1)
【大会テーマ】「ろう教育科学45年をふりかえり,これからの聴覚障害教育を展望する」
【記念講演】「今後の特別支援教育の在り方と聴覚障害教育」(仮題)藤本裕人先生(文部科学省特殊教育調査官)
【ショートレクチャー】人工内耳装用児への指導,手話教材研究,進路指導問題,重複障害児教育等の実践報告ならびにろう教育科学誌45年を集大成する特別報告を予定しています。
【講演】「子ども学をめぐって」(仮題)平野久美子先生(東大阪大学子ども学部学部長)
※4日(月)午後の日程終了後,懇親会があります。
※大会参加費5000円(学生2000円)
※非会員の方は,資料代(500円程度)が別途必要となります。
※研究発表について@研究発表資格:会員であること
A発表申込締切日:2003年5月13日(火)
B別紙「発表申込用紙」に演題・氏名等を記入の上,下記にお申し込みください。
2.講習会について期 日:2003年8月6日(水)
会 場:東大阪大学(東大阪市西提学園町3−1−1)
会 費:5000円
題 目:「発音指導について」
講 師:石井衷先生(兵庫県立こばと聾学校)
大会・講習会に関する連絡先および研究発表申込先:〒591−8034 堺市百舌鳥陵南町1丁 大阪府立堺聾学校内
ろう教育科学会大会・講習会事務局 中野茂彦宛
TEL:072−257−5471 FAX:072−257−3310
講座開催筑波技術短期大学公開講座開催
筑波技術短期大学では,聾学校,難聴学級,通級指導教室等で聴覚障害教育に携わっておられる先生方を対象として,昨年に続いて下記の二つの公開講座を開くことになりました。先生方の夏の研修計画の中に加えていただきたく,ご案内いたします。募集要項は5月下旬に全国の各教育機関あてにお送りします。
「現代聴覚障害教育研修講座」1 期 日 2003年7月28日(月)29日(火)30日(水)
2 会 場 筑波技術短期大学聴覚部3 内 容 講義や実習の形で,聴覚障害教育全般にわたる基本的な考え方,具体的な指導の方法,コミュニケーションのあり方,新しい知見,今後の方向性等を提示します。4 受講料 8200円
5 募集人数 30名6 照会先 筑波技術短期大学聴覚部一般教育等 根本匡文
TEL/FAX:029-858-9340 E-mail:nemoto@a.tsukuba-tech.ac.jp
「補聴器のフィッティング(基礎コース)」1 期 日 2003年7月31日(木)8月1日(金)2日(土)
2 会 場 筑波技術短期大学聴覚部3 内 容 補聴機器の選択・調整法,聴覚補償のガイダンスとカウンセリンの技法,聴覚活用の教育方法などについて,基礎的な内容をコースに分かれて演習します。(応用コースは2004年2月6日(金)7日(土)8日(日)に行う予定です。)4 受講料 9200円
5 募集人数 45名6 照会先 筑波技術短期大学聴覚部教育方法開発センター 中浩一
TEL/FAX:029-858-9407 E-mail:nakase@a.tsukuba-tech.ac.jp
研修会開催第18回 聴 覚 障 害 研 修 会
1.日時 2003年6月21日(土)9:45〜16:002.内容午前:講演「聴覚障害児を理解し,豊かな力を育てていくために」−保育,教育の中での配慮ととりくみ−講師:廣田栄子先生(国際医療福祉大学)午後:分科会@保育所・幼稚園/A小学校/B中学校・高校/C早期発見/D発達
の遅れを併せ持つ子どもの各分科会に分かれて意見交換,質疑を行いま
す(分科会は参加者の状況によって変更される場合があります)。3.参加費:1000円(当日,受付でお支払い下さい)4.会 場:福山市役所 3階自家用車でお越しの方は,西小学校グランドをご利用下さい。5.参加申込:郵便あるいはファックスにて5月16日(金)までにお知らせ下さい。6.照会先:難聴幼児通園施設「ゼノ」こばと園 FAX:084-987-3457〒720-0311 広島県沼隈郡沼隈町大字草深1852-1
所 属 先 氏 名 参加日程 難聴児
経験年数こばと園関連で担
当している児童名全日程 午前のみ 午後のみ (全日程 午前のみ 午後のみ) 年 (全日程 午前のみ 午後のみ) 年 (全日程 午前のみ 午後のみ) 年
研修会開催保 護 者 教 室 の ご 案 内
1.日 時:2003年6月22日(日)10:00〜12:00(受付 9:30〜)2.場 所:沼隈町役場4F大会議室3.テーマ:『聴覚障害児の豊かなコミュニケーションの力を育てるために』講師:廣田栄子先生(国際医療福祉大学)4.バ ス:福山駅裏発 9:00 沼隈町役場発 12:10(事前申込制)バス利用希望の方は,あらかじめご連絡下さい。5.照会先:「ゼノ」こばと園 FAX:084-987-3457
学会開催日本国際聾教育学会 第3回大会
1.会 期 2003年5月24日 (土)13:00〜17:002.会 場 桜華会館 別館2階 富士桜(名古屋市中区三の丸1−7−2)交通:名城線市役所駅(5番出口)下車,西へ徒歩7分3.内 容13:20〜15:20 研究発表13:20 聾教育と異文化理解教育加藤三保子(豊橋技術科学大学)14:00 米国高等教育機関における障害学生支援の現状田中貞子・都築繁幸(愛知教育大学)14:40 カナダの多文化主義社会と聾教育伊藤素子(岐阜聖徳学園)・都築繁幸(愛知教育大学)15:30〜16:40特別報告「スペインの障害者支援と聾教育の現状」報告者:伊藤三千代(筑波技術短期大学)16:40〜17:00 総会4.ご案内受 付 午後1時から始めます。当日受付です。参加費 会員1000円,非会員2000円(当日入会可能)(参加費には大会論文集代が含まれております)会員証 受付で名札をお渡し致します。会期中は,必ずお付け下さい。通 訳 大会期間中,手話通訳がつきます。要約筆記の支援は行いません。飲食等 会館内のレストラン等をご利用下さい。駐車場 ありません。公共交通機関をご利用下さい。懇親会 今回は,諸般の事情で行いません。宿 泊 宿泊の斡旋は行いません。学会入会の手続き:必要事項を記入した申込書を事務局にファックス又は郵送し, 同封の振り込み用紙を使って,年度会費を振り込んで下さい。学会・大会・入会 問い合わせ先〒448-8542 刈谷市井ケ谷町広沢1 愛知教育大学教育学部障害児教育講座内日本国際聾教育学会 第3回大会準備委員会(事務局)都築繁幸Fax:0566−26−2381
学会開催日本聴覚障害教育実践学会 第3回大会
1.会 期 2003年5月25日 (日) 9:00〜16:002.会 場 桜華会館 別館2階 富士桜(名古屋市中区三の丸1−7−2)交通:名城線市役所駅(5番出口)下車,西へ徒歩7分3.内 容9:30〜13:00 研究発表9:30 授業分析から見た聾学校中学部授業における手話通訳士の支援今尾貴美子・都築繁幸(愛知教育大学)10:00 小学校低学年における学校生活支援員の支援中岡優子・高橋信雄(愛媛大学)10:30 難聴学級・聾学校等における授業分析田邊勝彦・井坂行男(大阪教育大学)11:00 聴覚障害幼児に対する音楽指導場面での手遊び歌の有効性太田富雄・原崎美香・柚木麻里(福岡教育大学)11:30 聾学校高等部生徒の作文学習指導事例柳瀬尚子・井坂行男(大阪教育大学)12:00 聾学校における人工内耳装用児の実態(2)稲荷邦仁・高橋信雄(愛媛大学)12:30 人工内耳手術前のきこえに対する聴覚障害児と保護者の評価加藤哲則(兵庫教育大学大学院)・星名信昭(上越教育大学)14:00〜15:30 講演「聾教育の再興と発展のために」講師:市橋詮司(愛知県立岡崎聾学校校長)15:30〜16:00 総会4.ご案内受 付 午前9時から始めます。当日,受付です。参加費 会員2000円,非会員3000円(当日入会可能)(参加費には大会論文集代が含まれております)(会員証,通訳,飲食等,駐車場,懇親会,宿泊は前ページと同じ)学会・大会・入会 問い合わせ先〒448-8542 刈谷市井ケ谷町広沢1 愛知教育大学教育学部障害児教育講座内日本聴覚障害教育実践学会 第3回大会準備委員会(事務局) 都築繁幸Fax:0566−26−2381 E-mail:stsuzuki@auecc.aichi-edu.ac.jp
関連領域研究会誌・学会誌 Contents
★EAR and HEARING 23(5)2002「Audibility-Index Functions for the Connected Speech Test」Robert L. Sherbecoe and Gerald A. Studebaker 385-398「Effects of Sensorineural Hearing Loss on Cortical Event-Related Potential and BehavioralMeasures of Speech-Sound Processing」Peggy A. Oates, Diane Kurtzberg, and David R. Stapells 399-415「Tympanometric Norms for Chinese Young Adults」Imelda K. K. Wan, and Lena L N. Wong 416-421「A Comparison of Two Measures of Hearing Aid Satisfaction in a Group of Elderly HearingAid Wearers」Larry E.Humes, Dana L.Wilson, Lauren Humes, N.N.Barlow,C.B.Garner,and N.Amos 422-427「Longitudinal Changes in Hearing Aid Satisfaction and Usage in the Elderly Over a Period ofOne or Two Years After Hearing Aid Delivery」Larry E.Humes, Dana L.Wilson, Lauren Humes, N.N.Barlow,C.B.Garner,and N.Amos 428-438「Auditory-Visual Speech Perception and Aging」Kathleen M. Cienkowski and Arlene Earley Carney 439-449「Recognition of Lexically Controlled Words and Sentences by Children with Normal Hearingand Children with Cochlear Implants」Laurie S.Eisenberg, Amy S.Martinez, Suzanne R.Holowecky, and S.Pogorelsky 450-462「Effects of Stimulation Rate with the Nucleus 24 Ace Speech Coding Strategy」Laura K.Holden, Margaret W.Skinner, Timothy A. Holden, and Marilyn E. Demorest 463-476「Evaluation of Electroacoustic Test Signals I: Comparison with Amplified Speech」Susan D. Scollie and Richard C. Seewald 477-487「Evaluation of Electroacoustic Test Signals II: Development and Cross-Validation of CorrectionFactors」Susan D. Scollie, M. Jane Steinberg, and Richard C. Seewald 488-498★EAR and HEARING 23(6)2002「Neurophysiology of Cochlear Implant Users I: Effects of Stimulus Current Level and ElectrodeSite on the Electrical ABR, MLR, and N1-P2 Response」Jill B. Firszt, Ron D. Chambers, Nina Kraus, and Ruth M. Reeder 502-515「Neurophysiology of Cochlear Implant Users II: Comparison Among Speech Perception,Dynamic Range,and Physiological Measures」Jill B. Firszt, Ron D. Chambers, and Nina Kraus 516-531「A Sensitive Period for the Development of the Central Auditory System in Children withCochlear Implants: Implications for Age of Implantation」Anu Sharma, Michael F. Dorman, and Anthony J. Spahr532-539「Speech Understanding in Noise with a Med-EI COMBI 40+ Cochlear Implant Using ReducedChannel Sets」Carolyn Garnham, Martin O'Driscoll, Richard Ramsden, and Shakeel Saeed 540-552★THE HEARING JOURNAL 56(1)2003「PAGE TEN: Central auditory plasticity: Implications for rehabilitation A review of recentresearch findings on the changeable nature of the auditory sytem,plus insight on how thesefinding may help audiologists provide more individualized,hence more effective, care tohearing aid and cochlear implant users 」Kelly L. Tremblay 10-25「VIEWPOINT: The AuD: It's a key to independence」Susan Benn Paarlberg, Kenneth L Lowder, Robert M. Gippln, and Travis F. Jackson 28-33「An auditory training technique to improve dichotic listening A study of children with deficitsin dichotic listening sklls suggests that providing auditory input only to the left ear may beuseful in "training" the auditory cortex in the right hemisphere to process auditory input moreaccurately and efficiently.」Kris English, Jennifer Martonik, and Laura Moir 34-39「Speech-in-noise tests: Including them in your basic test battery A practical guide to usingspeech-in-noise tests to identify patients with greater SNR loss. Obtaining this informationhelps clinicians counsel such patients effectively and make selection,fitting,and rehabilitationdecisions that will maximize the benefit they get from hearing aids.」Brian Taylor 40-47★International Journal of Audiology 41(8)2002「Opting for two hearing aids: a predictor of long-term use among adult patients fitted afterscreening」Loanis Gianopoulos and Dafydd Stephens 518-526「Tinnitus in cochlear implant patients - a comparison with other hearing-impaired patients」Birger Mo, Sten Harris and Morten Lindboek 527-534「Measuring disability-specific patient benefit in cochlear implant programs: developing a shortform of the Glasgow Health Status Inventory, the Hearing Participation Scale」Graeme Hawthorne and Anthony Hogan 535-544「Hypersensitivity to sound (hyperacusis): a prevalence study conducted via the internet andpost」 Gerhard Andersson, Nina Lindvall, Timo Hursti and Per Carlbring 545-554「Intra- and intersubject comparison of cochlear implant systems using the Esprit and theTempo+ behind-the-ear speech processor」Martin Kompis,Martin Jenk,Mattheus W.Vischer, Eberhard Seifert and Rudolf Hausler 555-562★International Journal of Audiology 42(1)2003「Prevalence of hearing impairment in a population in Sweden」Magnus S. K. Johansson and Stig D. Arlinger 18-28「Evaluation of the noise reduction system in a commercial digital hearing aid」Jose I. Alcdntara, Brian C. J. Moore, Volker Kuhnel and Stefan Launer 34-42「Analysis of programming maps and its application for balancing multichannelcochlear implants」Manuel Sainz, Angel de la Torre, Cristina Roldan, Jose M. Ruiz and Jose L. Vargas 43-51「Misconceptions when estimating the directivity index for directional microphone systems on a
manikin」Andrew Burke Dittberner 52-54「Misconceptions when estimating the directivity index for directional microphone systems on amanikin. Response to Dittberner」Henrik L. Olsen and Bjorn Hagerman 55★Journal of Deaf Studies and Deaf Education 8(1)2003「Education of Deaf Children and the Politics of Recognition」Stein Erik Ohna 5-10「From Screening to Early Identification and Intervention: Discovering Predictors to SuccessfulOutcomes for Children With Significant Hearing Loss」Christine Yoshinaga-Itano 11-30「The Use of Visual-Tactile Communication Strategies by Deaf and Hearing Fathers and Mothersof Deaf Infants」Gerrit Loots and Isabel Devise 31-42「Assessing Intentional Communication in Deaf Toddlers」Guido F. Lichtert 43-56「Influences of Student and Family Factors on Academic Outcomes of Mainstream SecondarySchool Deaf Students」Stephen Powers 57-78
【目次】 | NEXT | BACK |「みみだより」ホームページ