1998年6月22日発行(第2・4月曜日発行)
聴能情報誌 みみだより 第3巻 第348号 通巻433号
編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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立入 哉 :h-tachi@ma4.justnet.ne.jp
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【目次】第348号
- 講座ご紹介:愛媛大学公開講座「聴能学基礎セミナー」
- 講座ご紹介:愛媛大学公開講座「聴能学セミナー」
- お知らせ:ボランティア・アクティビティ・ネットライン概要
- 海外雑誌要約:補聴援助システムの新しい潮流と製品
- 編集部追記:Phonak社の「マイクロリンク」
- 認定講習会開催情報
- 字幕付き映画:「プライド 運命の瞬間」
- ミニ・ニュース
- 学会誌・研究会誌紹介
- お知らせ:手話解説付き日本舞踊公演
- 「みみだより」ホームページ作成協力者求む!
- 聾学校FAX番号変更
- 番組紹介:ハローウィンドウ・みみ[730#]
- 説明会開催:筑波技術短期大学説明会開催
- 字幕付き映画:「風の歌が聴きたい」上映日程
- ボランティア募集:字幕入力のお手伝いを探しています
- お知らせ:全国難聴者福祉大会(静岡大会)
- 映画紹介:「ビヨンド・サイレンス」上映日程
- シンポ開催:全国聴覚障害者教職員シンポジウム
- 研修会開催:全難言夏期全国研修会 はじめのいっぽ '98
- 交流会開催:第3回 ろう教育実践交流会
- 研究会開催:トータルコミュニケーション研究会大会
- 大嶋 功 元日本聾話学校長先生 訃報
- フィッティング・フォーラム'98開催予告
- 「言語聴覚士」をめぐる状況について
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講座ご紹介愛媛大学公開講座 「聴能学基礎セミナー」
聴覚障害の教育においては、早期からの教育と聴覚の補償が重要であり、また、補聴器を装用した後に聴覚をいかに使い込んでいくかも大きな課題と言われています。
近年、Educational Audiology=「教育聴能学」の整理が行われつつあります。この講座は、聴覚補償を学問として系統化した「聴能学」の基礎的内容について、学習を援助する内容を用意しています。講義「聴覚障害児にとって『きく』ことの意味」、実習を通した少人数体験学習などの場を提供したいと考えています。少人数体験学習では、音と電気の物理、きこえと発声の関係、難聴疑似体験、聴力測定の方法、補聴器の分解など基本的事項をていねいに取り上げたいと思っています。
また、8月に開講される「聴能学セミナー」公開講座、11月に開講の「教育オーディオロジー実習」講習会、冬に開講される「重度聴覚障害児の聴覚補償」公開講座など、Educational Audiology「教育聴能学」を学習するための一貫セミナーの入門的講座とも位置付けています。
この春から、新たに聴覚障害の専門職に就いた方、Educational Audiologyを基礎から学び直したい方のご参加をお待ち申し上げます。
開講日時 1998年7月24日(金)13時〜26日(日)15時 会 場 愛媛大学教育学部聴覚言語障害研究室
〒790−8577 松山市文京町3番地(電話 089-927-9514)対 象 聴覚障害の教育およびリハビリテーション、その他関連領域にかかわる
学校・学級・施設等の教職員・専門職員の新任者、比較的初心者定 員 50人(参加者多数の場合、同一施設からの参加を1名に限定することがあります) 申込方法 1998年7月17日(金)までに、現金書留で必要事項を記入した受講申込書
と、80円切手および受講料6,400円(国庫納付金)を添えて、教育学部学務係
(〒790-8577 松山市文京町3 電話:089-927-9377)にお申し込みください。
内容(講師の都合により一部変更になる場合があります)
24日(金) 13:00-13:10 ガイダンス 13:10-14:40 講義「聴覚障害児が学ぶ道筋と『きく』こと」
澤田道夫(広島市山彦園)15:00-16:30 講義「聴覚障害児にとって『きく』ことの意味」
吉野公喜(筑波大学心身障害学系)
25日(土) 9:00-10:30 講義「難聴学級の役割と経営」長安康憲(阿知須町立井関小学校) 10:45-12:15 少人数体験学習 八田徳高(福岡県立久留米聾学校)
川口浩二(川崎市立聾学校)・山路 栄(愛知県立一宮聾学校)13:30-15:00 ディスカッション「教育オーディオロジーをめぐって」
中瀬浩一(大阪市立聾学校)・立入 哉(愛媛大学教育学部)15:15-16:45 少人数体験学習 ┐
26日(日) │八田徳高・川口浩二・山路 栄・長安康憲 9:00-10:30 少人数体験学習 │中瀬浩一・高橋信雄・立入 哉 10:45-12:15 少人数体験学習 ┘ 13:30-15:00 講義「教育オーディオロジーの展望」高橋信雄(愛媛大学教育学部) ご不明な点は、愛媛大学教育学部聴覚言語障害研究室
立入 哉(TEL:089-927-9513、FAX兼用)へお尋ね下さい。
1998年度愛媛大学教育学部公開講座受講申込書
愛媛大学教育学部長殿 1998年 月 日
1998年度公開講座「聴能学基礎セミナー」(7月)を受講したいので、受講料6,400円を添えて、下記により申し込みます。
申込者氏名 性別 年齢 現住所 〒 電話 FAX 勤務先 電話 勤務先所在地 〒 期待する内容、情報補償(手話通訳等)の要・不要について、お書き願います。
講座ご紹介愛媛大学公開講座 「聴能学セミナー」
聴覚障害の教育においては、早期からの教育と聴覚の補償が重要であり、また、補聴器を装用した後に聴覚をいかに使い込んでいくかも大きな課題と言われています。
これら諸問題の解決を指向して、講座名を「補聴器とその活用」「きこえとその活用」と変えつつ、今年で11年目の開講を迎えることができました。この11年間の歩みの中で、Educational Audiology=「教育聴能学」の整理を行うことができたと自負いたしております。
この講座は、「教育聴能学」の内容について、幅広い知識と現場で生かせる技能が学習できる内容を用意しています。講義「Educational Audiologyの指向」、講義「人工耳の医療と教育の展望」の他、Educational Audiologyに包含される内容を少人数での実習で学べる場を提供します。少人数実習では、補聴器のフィッティングと装用状態の評価、イヤモールドの評価、実耳での評価、人工内耳のマッピングとリハビリテーション、児童福祉法の解釈、早期発見・聴力健診、手話の併用など幅広い事項を取り上げたいと思っています。
本講座は、11月に開講のアドバンス講座「教育オーディオロジー実習」講習会につながる中級的講座とも位置付けています。
新たに聴能専門職に就いた方、Educational Audiologyを自分の専門領域とするために学び直したい方のご参加をお待ち申し上げます。
開講日時 1998年8月22日(土)13時〜24日(月)15時 会 場 愛媛大学教育学部聴覚言語障害研究室
〒790−8577 松山市文京町3番地(電話 089-927-9514)対 象 聴覚障害の教育およびリハビリテーション、その他関連領域にかかわる
学校・学級・施設等の教職員・専門職員
※聴力測定の基本的技能を身につけた者が望ましい定 員 50人(参加者多数の場合、同一施設からの参加を1名に限定することがあります) 申込方法 1998年8月7日(金)までに、現金書留で必要事項を記入した受講申込書
と、80円切手および受講料6,400円(国庫納付金)を添えて、教育学部学務係
(〒790-8577 松山市文京町3 電話:089-927-9377)にお申し込みください。
内容(講師の都合により一部変更になる場合があります)
22日(土) 13:00-13:10 ガイダンス 13:10-14:40 講義「Educational Audiologyの指向」
大沼直紀(筑波技術短期大学聴覚部長)15:00-16:30 講義「人工耳の医療と教育の展望」
佐藤英光(愛媛大学医学部耳鼻咽喉科)
23日(日) 9:00-10:30 少人数実習&少人数講義 ┐ 本庄良一・中井弘征・中瀬浩一 10:45-12:15 少人数実習&少人数講義 ┘ 三反田多香子・高橋信雄・立入 哉
平島ユイ子(福岡市立西長住小学校)13:30-15:00 ディスカッション「教育オーディオロジーの課題」
本庄良一(京都府立山城高等学校)・中瀬浩一(大阪市立聾学校)
中井弘征(奈良県立ろう学校) ・立入 哉(愛媛大学教育学部)15:15-16:45 少人数実習&少人数講義
24日(月) 9:00-10:30 少人数実習&少人数講義 10:45-12:15 少人数実習&少人数講義 13:30-15:00 ディスカッション「教育現場における人工内耳をめぐる諸課題」
三反田多香子(和歌山県立ろう学校)・高橋信雄(愛媛大学教育学部)ご不明な点は、愛媛大学教育学部聴覚言語障害研究室
立入 哉(TEL:089-927-9513、FAX兼用)へお尋ね下さい。
1998年度愛媛大学教育学部公開講座受講申込書
愛媛大学教育学部長殿 1998年 月 日
1998年度公開講座「聴能学セミナー」(8月)を受講したいので、受講料6,400円を添えて、下記により申し込みます。
申込者氏名 性別 年齢 現住所 〒 電話 FAX 勤務先 電話 勤務先所在地 〒 期待する内容、情報補償(手話通訳等)の要・不要について、お書き願います。
ボランティア活動の情報提供・なんでも相談
ボランティア・アクティビティ・ネットライン概要
お知らせ
■『ボランティア・アクティビテイ・ホットライン』は、@協賛企業各社の社員のボランティア活動を支援するとともに、A広く一般の方々にもボランティア文化のすそ野を広げることを目指して1993年5月にスタートしました。協賛企業の社員および一般利用者を対象として、ボランティアに関するあらゆる問い合わせや相談に電話でお答えする無料の電話相談サービスです。
■『ボランティア・アクティビティ・ホットライン』では、既存のボランティアセンターや自治体に登録されているボランティア政体の情報に加え、従来の“ボランティア=福祉”というイメージにとらわれず、様々な分野で活躍しているグループや団体の活動情報を収集し、横断的な情報提供を行っています。「興味はあるけれど何から始めればいいのかわからない」「何か役にたつことがしたい」等々ニーズにあわせて情報提供とアドバイスを行います。
■いま、多くの人が仕事だけでもなく、遊びだけでもない何かを求めてボランティア活動に興味を持ち始めています。また、行政・企業・学校がボランティア活動を積極的に推進していこうという動きが盛んになっています。このような動きのなかで、電話情報サービス『ボランティア・アクティビテイ・ホットライン』は活動への1つのきっかけとなり、ボランティア文化の醸成に寄与することを目指しています。
●ボランティアを募っている団体・グループ・施設等からの情報をお寄せ下さい。
[ボランティアを募集するグループ、団体の登録専用電話番号](登録料無料)
TEL:03−3478−8866 FAX:03−5412−1626●ボランティアをしたい側の照会先=TEL:03−3423−0011
●受付時間 月曜〜金曜(祝祭日、年末年始は除く)10:00〜16:00
※土・日および祝祭日、時間外はテープサービス●協賛企業 NTTデータ通信梶A東京ガス梶A日本IBM梶Aアコム
●登録データ数 約4,500団体(96年現在)
●情報提供内容
・国際交流、環境保護、リサイクル、福祉、医療、スポーツ・レクリエーション、
地域づくりの情報、ボランティア関連のイベント情報・研修・講座情報●活動 <イベント>交通ボランティア育成講座「Let's おでかけ協力隊」などの実施
<小冊子作成>「やさしいサポーターになるハンドブック」発行
<テーマテレホン>「バレンタイン・ギフトでボランティア」開設ダイヤル・サービス(株)
〒107-8610 港区南青山4-20-19 TEL:03-3478-8020 FAX:03-3478-1102
ALD update : New trends and products in assistive technology
The Hearing Journal 51(2)17-21,1998
補聴援助システムの最新
補聴援助システムの新しい潮流と製品(要約)ギャロ−デット大学のCynthia Compotonは、ALD(補聴援助システム)について、以下のように話しています。「ALDは、コンパクトで簡単に操作でき、融通がきくものが良いのではないか。従来の製品は、毎日使うものとの視点から外れ、よりクリアに聞こえることを重視した製品が多い。現在、ALDの製造メーカーは150社以上にのぼっています。オーディオロジストはこのような会社や取扱業者とコンタクトをとり、情報を集める必要があるでしょう。」
FM音場増幅装置
音場での増幅は、教育オーディオロジーの中で注目を集めています。その教育的効果は、難聴児だけにでなく、すべての子どもたちに有効であると言われており、「2005年までに、アメリカのすべての学校に入る」と言われるほどです。FM音場増幅器は、音場での増幅装置をコンパクトにしたものです。先生が小型のFMマイクをつけ、個人用のFM補聴器と異なり、増幅された先生の声がスピーカから出るようになっています。全体でS/N比を10〜20dBあげることができます。聴覚障害児(中耳炎、耳垢、人工内耳、軽・中等度、中枢性)、言語障害、LD(学習障害)、情緒障害児、注意欠陥児、帰国子女と様々な対象児が考えられるでしょう。「適切な音環境は教育の成果と関わる」と、FM音場増幅装置の効果は、教育現場でも認められつつあります。代表機器として、Telex Communications社の Class Mate AllHear Ceiling Sound Field Systemがあります。これは、5つのスピーカ、アンプ(ボリュームコントロール、トーンコントロール)で構成されています。オプションとして、チームティチング用に、2つのマイクの切り替え装置を付け加えられます。他に、Phonic Ear社のEasy Listener sound-field systemがあります。これも、ワイヤレスマイク・ラペルマイクと、アンプ内蔵スピーカで構成されています。
写真は、Williams Sound社の「Sound Focus :Classroom Amplification System CFM1000E」
R7-600 受信機内蔵アンプの標準価格は $499.00。FCC(連邦コミュニケーション委員会)が、1996年7月に216−217MHzバンドを聴覚援助機器用に与えました。この周波数領域には、他に小電力の送信機の使用が含まれていました。アメリカ海軍の領域監視システムに使っているクリアなチャンネルを聴覚障害児のために許可したのです。ASHAによれば、聴覚援助機器のための72-76MHzバンドは、ハイパワ−のページャー(ポケベル)により混雑しており、自動車に搭載されている小電力の発信器による影響があり、深刻な問題になっています。ASHAは、ADA(American With Disabilities)、IDEA(Individuals with Disabilities Education Act)、Tech Act Amendmentは、教育に使う聴覚援助機器がよりよい音声を送れるようことを保障しているとの主張を拡げました。ALDの使用者は、あらゆる環境に邪魔されず、また低価格であること、さらに美観も大切にして欲しいと望んでいます。
ハイテク個人用システム
Phonak社は、FCCが新たに認めた新周波数帯対応の製品を作りました。1/4インチ平方の回路で構成される「マイクロリンク」は、耳かけ形補聴器にカップリングできるFM受信器です。ポケット形受信機を使用しないため、見た目と受信性能が改善されています。Solarisは、耳かけ形補聴器、人工内耳、TELEXのいくつかの器種に使えるポケット形FM受信機です。この長所は、タイループとオーディオインプットを選べることです。今後、個人用リスニング機器として、Foldetteが発売されます。コンサート、劇場、家庭でテレビを観るときに使用できます。Foldetteは、FM、赤外線の送信システムを備えている公共施設で使え、電池で動きます。家庭で使用するときは、トランプケースの大きさの送信機にマイクかオーディオコードでつないで使用します。Foldetteは、軽くてメガネケースに入る大きさなので携帯に便利です。また、入力信号の種類によって、受信回路を自動的に切り替える機能が備わっています。
まとめ
ALDは、大きく、補聴器/コミュニケーション機器/警報機器とに分けられます。補聴器は、最も多く使われている携帯用の機器です。聞こえとスピーチの理解を改善します。また、有線、無線システムを併用することができ、音質を改善できます。有線システムは、テレビや小グループでの話し合いでの使用に適しているが、コードのために行動が制限されます。無線システムは、ループ、赤外線、FM(受信機が必要)があります。コミュニケーション機器としては、主として電話があげられます。音声を増幅する方法としては、受話器にゴムバンドでとめる携帯用増幅器と、アンプが組み込んである受話器を使用する方法があります。他に、TDD/TYYと呼ばれる文字電話もあります。警報機器は、電話、チャイム、火災警報機の音を、視覚的(パトライトなど)、聴覚的(増幅、聞こえやすい周波数へ変換)、振動に変えます。
アメリカには、このような機器を試しに使用できる施設があります。ニューヨークから北に20マイルの所にあり、そこには様々な援助機器があります。5人のオーディオロジストがいて、実際の使用方法についての説明や相談を受け付けています。
(訳・要約 松川雅一)
編集部追記 Phonak社の「マイクロリンク」
すでに「みみだより」でも数回、紹介したが、Phonak社は、耳かけ形補聴器にアダプタのように取り付けることが可能な、FM受信機「マイクロリンク」を開発した。2月に開催された International Forum'98でも、講師の Dr.Johnsonが紹介したが、非常に簡便に普通の耳かけ形補聴器をFM化できることから、世界中から注目されている。この「マイクロリンク」は、左に紹介したとおり、FCCが新たに認可した周波数帯 216−217MHz帯を利用している。この周波数帯はすでに65カ国が、その利用を認めており、「新世界標準」になりつつある。
「マイクロリンク」の特徴は、Phonak社の従来の多くの耳かけ形補聴器に適合できるという点にある。今までのPhonakの補聴器ユーザーは、FM受信アダプタとFMマイクの追加購入のみでFM化することができる。また、新たにFM補聴器を考えている場合も、様々な機能(デジタルプログラマブルを含む)、いくつかの大きさ、パワーなど多くのPhonak補聴器のバリエーションの中から、まず最も適合する補聴器を選び、それをFM化する手順を踏むことができる。
非常に残念な事ながら、日本国内では、このままの仕様では合法的使用は困難である。補聴器ではないので輸入に問題はない。問題は輸入後、使用する際に発せられるFMマイク側の電波の強さが、電波法に抵触する恐れがあることである。電波法の問題は未だ解決していない。さらに施行規則などの改正を求め続ける必要がある。非合法であることを納得して、なお使いたい場合もあるだろう。その場合は、インターネットを通じてアメリカの補聴器販売店から個人輸入することもできる。
なお、FMマイクも進化しており、従来のTX2に加え、望遠/超望遠/広角のマイク感度が選べるTX3が新発売となった。 このページの情報はインターネットや海外より取り寄せたカタログなどからのものであり、日本国内の代理店は関係ございません。また、国内の事情とは異なることがあります。
認定講習会開催情報 追加分 ★は読者からの情報提供
大分県 「聴覚障害心理概論U」8月17〜19日 30名(7月1日締切)
教育庁教職員第一課企画免許係 TEL:0975-36-1111(5516)東京都 ★「教育の本質及び目標に関する科目」8月3・4日
「社会的、制度的又は経営的な事項に関する科目」8月6・7日
「心理、生理及び病理に関する科目」7月29日・8月18・20・21日
「教育課程及び指導法に関する科目」7月27・28日・30日、8月19日
教育庁人事部選考課免許係 〒163-8001 新宿区西新宿2-8-1 TEL:03-5320-6788
定員40名。都内教員に限る。6月24日締切。秋田県 ★「聾心理」7月28〜31日 60名
「聾教育」7月28〜31日 60名高知県 「聾教育」7月30〜31日 50名(6月15日締切)
教育委員会教職員課総務班 TEL:0888-21-4731静岡県 ★「聴覚音声生理及び病理」8月10・11日 60名(6月4日締切)
「聾心理」8月12・13日 60名(6月4日締切)
教育委員会特殊教育課 TEL:054-221-2141 FAX:054-221-3362愛知県 「聾教育の本質及び目標に関する科目」7月28〜31日 80名
愛知県内の教員に限る(他県教員受け入れせず)
教育委員会事務局特殊教育課指導担当 TEL:052-961-2111(3932)大阪府 「聴覚障害教育U」7月21〜24日 70名(6月30日締切)
「聴覚障害心理」7月28〜31日 70名(6月30日締切)
大阪府教育委員会養護教育課 TEL:06-941-0351(4733) FAX:06-944-6890茨城県 「聴覚音声生理及び病理」7月21〜24日(6月15日締切)
教育庁指導課 〒310-8588 水戸市三の丸1−5−38新潟県 「心身に障害のある幼児、児童又は生徒の教育課程及び指導法に関する科目」
8月24〜26日 30名(6月12日締切)
教育庁義務教育課免許助成係 TEL:025-285-5511(3854)埼玉県 「ろう教育」7月20〜21・24・26日 80名
教育局指導部特殊教育課 TEL:048-830-6888 FAX:048-830-4960以上の他に、兵庫県が、昨年、聾学校教諭免許に関する認定講習を行っています。
今年も開催する可能性が高いと思われますので、各自でお問い合わせ下さい。
字幕付き映画「 プ ラ イ ド 運 命 の 瞬 間 」
「プライド運命の瞬岡」は戦後日本の進路を決定付けたともいえる東京裁判の全貌を描くとともに、裁判を通して戦い抜いたA級戦犯・東条英機にスポットを当てた重厚な歴史的映画。
上 映 劇 場 上映日程 電話番号 FAX番号 丸の内東映 6/27(土)・28(日) 03(3535)4741 03(3563)1777 豊 橋 東 映 6/27(土)・28(日) 0532(53)0515 0532(53)0515 神戸三宮東映 6/26(金)・27(土) 078(391)6757 078(391)6758 広 島 東 映 7/1(水)・2(木) 082(221)0965 082(221)0966
尚,身体障害者手帳をご持参の方は,ご優待料金にてご入場いただけます。
(大人・高校生以上 1000円、中学生・小人 800円 付添1名まで1000円にて入場可)。
お問い合わせ先 東映(株)映画営業部 飯塚様 TEL:03(3535)7179 FAX:03(3535)7186
ミニ・ニュース
★ 米国ホナック社は、人工内耳ユーザーのためのFM送受信セットを発売中。
製品名は「Micro Vox」。 コクレァ社、クラリオン社、メドゥエル社製の人工内耳に適応可能とのこと。照会先=Phonak,Inc. P.O.,BOX 3017 Naperville,IL 60566 U.S.A.。
なお、日本国内では、日本コクレァ社が松下製のパナガイドのセットを斡旋している。これは、300MHz帯を使った国内電波法適合のFM送受信装置である。
★ 補聴援助システム(ALD)通信販売、受け付けます。
WEITBRECHT社は、インターネットを通じて、自社製品の紹介をしている。振動式時計、FM送受信機、聴覚障害者用煙感知器などなど多彩。
インターネットアドレス= http://www.weitbrechtcom.com
なお、別の会社名にはなっているがミラーサイトがある。
インターネットアドレス= http://www.potomactech.com
学会誌・研究会誌紹介
★「視覚と聴覚の接点」 積山 薫、日本音響学会誌 54(6)450-456,1998
お知らせ手話解説付き 日本舞踊公演のご紹介
日 時 : 7月24日(金)〜26日(日) 会 場 : 北品川六行会ホール(東京都品川区北品川2−32−3) 入場料 : 親子チケット(大人と子どもペア)¥3500
大人(一般)¥2500/小人(中学生以下)¥1500
※障害者、団体割引有り公演時間: 24日(金)午後3時開演
25日(土)午後2時/午後6時開演
26日(日)午後2時開演照会先 : e-mail:nishino@unbalance.co.jp
TEL:03−3473−0375(アナザーカンパニー 松本 幸龍)
「みみだより」ホームページ 作成協力者 求む!
「みみだより」は、より多くの聴覚障害関係者に、より多くの情報を早く提供することを常に考えて発信しています。この目的に合致する情報提供手段は、インターネットホームページです。現在、ホームページは、児玉良一先生に作成をお手伝い願っていますが、最近の情報量の増大に伴い、限界に近づいています。そこで・・・・、
ホームページの作成をお手伝いいただける方を募集します。
各号の編集が終わり次第、ファイルを通信で流しますので、それをもとにHTMLファイルの作成をお願いします。必要なソフト・通信費などは当方で負担します。
なお、パソコン通信「みみだより」の会員も募集しています(費用無料)。ご自分のe-mailアドレスを上記編集部e-mailアドレスに流して下さい。各号を、一太郎8形式のファイルで送信します。なお、会員掌握のため、ペーパーメディア登録者に限ります。
聾学校FAX番号変更
兵庫県立淡路聾学校 0799−25−2288 福島聾学校会津分校 0242−22−1286 岩手県立盛岡聾学校 019−696−5952 長野県立松本聾学校 0263−85−1411 富山県立高岡聾学校 0766−63−5884
番組紹介ハローウィンドウ・みみ[730#]
(株)日本文字放送(NHK文字放送)は、阪神大震災以来、文字放送の役割がクローズアップされているため、耳の不自由な人達を対象にした新番組「ハローウィンドウ・みみ」を制作、96年4月からスタートさせていた。スタート当時は、関東・甲信越ローカルで放送されていたが、今年の4月から全国で見られることになった。
視聴のためには、文字放送デコーダが必要。まず、NHK総合テレビを選局し、「文字放送」に切り替える。リモコンなどで、「730#」と押せば、メニュー画面(右)が出る。
番組では、聴力障害者とその家族、関係者などを対象に“見ないと損する耳よりな情報”“分かっているようで分かっていない情報のワンポイント解説”“イベントのレポート”“体験談”など単なる「催しもの・イベントの事前お知らせ」にとどまらない構成を用意しているという。
内容は、2週間に1回の更新で[イベント・セミナ−・講習会情報][障害者団体情報][ボランティア情報][福祉機器情報][聴力障害者行政]などを盛り込んでいく方針で、日頃、情報量の少ない障害者にとっては大きな情報の窓となりそうだ。
詳しくは、(株)日本文字放送(テレモ日本)
〒150-0042 渋谷区宇田川町7-13 第2共同ビル TEL:03-5489-3800 FAX:03-3481-1704
スポンサーの提供を受けて放送するテレモ日本の放送の他に、NHK本体でも、文字放送を流している。この中にも聴覚障害者関連の情報を満載しているページがある。
こちらは公共放送の枠内なので、スポンサーによるコマーシャルが入らない。
視聴のためには、文字放送デコーダが必要。まず、NHK総合テレビを選局し、「文字放送」に切り替える。リモコンなどで、「991#」と押せば、情報画面となる(上)が出る。
説明会開催筑波技術短期大学説明会開催
仙台会場 日時:7月11日(土)12:30〜16:00
場所:ホテル仙台ガーデンパレス(仙台市宮城野区榴岡4−1−5)
大阪会場 日時:7月25日(土)12:00〜16:00
場所:チサンホテル新大阪(大阪市淀川区西中島6−2−19)
筑波会場 日時:7月31日(金)12:00〜17:00
場所:筑波技術短期大学聴覚部(つくば市天久保4−3−15)
スケジュール(筑波会場のみ掲載)12:00 受付 筑波技術短大紹介ビデオ上映
12:30 開会
12:35 聴覚障害関係学科の教育について
12:50 一般教育等について
13:10 各学科・専攻の概要説明
14:00 各学科・専攻の会場に移動し,それぞれの説明
字幕付き映画「風の歌が聴きたい」上映日程
映画「風の歌が聴きたい」は実在する聴覚障害者の夫婦、高島夫妻をモデルに描いた作品です。高島夫妻のことは、TBSの番組を通して、あるいは本を通してご存じの方も多いかと思います。各地の聾学校や聴覚障害関連行事に講師として呼ばれていますから、お話を直接、聞かれた方もいるかと思います。映画は、7月より公開となります。
映画については、「みみだより」342号をご参照下さい。
上映劇場: テアトル梅田(梅田ロフトB1F) FAX:06-359-1081 上映日程: 7月25日(土)より上映、終映日は未定です 上映時間: 平日 10:00/12:50/15:55/19:00
土・日 9:30/12:20/15:25/18:30★身体障害者手帳提示で本人と介護人1名1000円に割引き
上映に関しての詳細、(詳細未定)の会場については上映実行委員会にご照会願います。
上映実行委員会:プライド・ワン TEL:03-5412-7777 FAX:03-5411-7778
〒107−0061 港区北青山1−4−6 第81青山ビル6F
ボランティア募集字幕入力のお手伝いを探しています
以下の映画に字幕を付けたいと考えています。字幕の入力ボランティアとしてご協力いただける方は、事務局までご連絡ください。
1.「秘祭」字幕上映
2.「アンパンマン〜てのひらを太陽に〜」字幕上映この「アンパンマン」字幕について、シナリオが手に入らない場合、音声を録音したテープより文字おこしをします。一人あたり10分のテープを担当していただく予定。文字おこしは、協力いただける方の自宅にテープを郵送して、セリフを書き取っていただき、こちらに返送していただきます。聴者でないと難しい作業ですが、協力できる方は事務局まで連絡下さい。上映時間2時間として、20名前後の協力者が必要です。
(作業の流れ) 1.試写会に行って、MDに音声を録音する。(許可要)
2.20人で分担してテープから文字おこしをする。
3.分担して文字(セリフ)をワープロ入力
4.字幕のセリフと映像があっているかチェック
5.上映当日の手伝い要員(若干)
今回の手伝いについて質問です。○をつけて下さい。
( )テープおこしのみに協力できる
( )ワープロ入力してメール送信のみ協力できる
( )テープおこしとワープロ入力の両方手伝える連絡先:「大阪で字幕付き邦画を上映する会」事務局
野下 和子 FAX:06-465-7107 e-mail:VEM12416@niftyserve.or.jp
お知らせ全国難聴者福祉大会(静岡大会) ・より良き情報保障を受けるために
・みんなで考えよう:中途失聴・難聴者の快適生活
期 日 : 10月10日(祝)〜11日(日) 会 場 : 静岡市民文化会館・静岡県総合社会福祉会館・静岡県防災センター 記念講演: 講師・川田悦子さん 『薬害エイズとたたかう龍平君を支える会』薬害エイズで、初めて実名を公表し、厚生大臣に謝罪させた龍平君を支えて闘ってこられた体験は、皆さんにも深い感動を呼び起こすでしょう。
分科会 : 難聴者とレクリエーション/難聴者協会の活性化/難聴者と防災/補聴器/人工内耳/高齢難聴者
映画紹介「ビヨンド・サイレンス」上映日程 (第10回東京国際映画祭グランプリ・最優秀脚本賞受賞作品)
★あらすじ
両親の深い愛に包まれて、幸せに暮らす少女ララ。幼いときから手話を覚え、ろうの両親の通訳を務めていた彼女が夢中になったのはクラリネット。やがて、彼女は音楽家を目指すが、父は反対し、ふたりの間に深い亀裂を生むことになってしまう・・・。実話にヒントを得て女性の自立と家族を描いている。監督は新鋭カロリーヌ・リンク。
地域 映画館 上映日程 TEL FAX 苫小牧 シネマトーラス 7/25〜 0144-37-8182 0144-37-8182 函館 シネマアイリス 8月下旬予定 0138-31-6761 0138-31-6761 青森 弘前マリオン 8/22〜28 0172-33-3365 0172-36-6269 岩手 盛岡フォーラム 8/22〜28 019-622-4703 019-622-4702 山形 山形フォーラム 8/8〜 023-632-3220 023-641-1476 宮城 仙台 秋上映予定 022-264-4519 福島 福島フォーラム 6/27 024-533-1515 024-533-2025 新潟 新潟シネウィンド 時期未定 025-243-5530 025-243-5603 長野 長野東宝グランド 8/29〜 0262-33-3415 長野 松本中劇シネサロン 9/19〜 0263-98-3900 静岡 100人劇場 8/8〜 054-273-7450 054-250-0280 三重 三重優秀映画鑑賞会 8/1 059-228-2755 059-228-2755 京都 京都朝日シネマ 9月上旬予定 075-255-6760 075-252-3583 神戸 アサヒシネマ 8/22〜9/4 078-221-0626 078-251-5988 岡山 シネマクレール 7/25〜 086-232-2281 086-221-8533 広島 サロンシネマ 7/4〜 082-241-1781 086-241-1793 山口 萩世界映画芸術祭 8/20 0838-26-6872 0838-26-6872 高松 ホールリレイユ 9/14・17 087-861-3366 087-861-3433 徳島 徳島四国電力ホール 9/18・19 松山 シネマルナティツク 7/18〜24 089-933-9230 089-933-9230 佐賀 チネチツタ 7/12 0952-26-6025 0952-26-6025 大分 シネマ 6/27 0975-36-4512 0975-35-1149 ※ただし日程の変更もありますので、こ注意<ださい。
上映に関しての照会先 潟pンドラ TEL:03-3555-3987 FAX:03-3555-8709
〒104−0041 東京都中央区新富2−5−11 正福寺ビル2F
シンポ開催全国聴覚障害者教職員シンポジウム
期 日 : 7月30日〜8月1日 会 場 : 埼玉教育会館・埼玉県県民健康センター 参加資格 : 全国の教育機関に勤務する聴覚障害を持つ教員・OBの聴覚障害教職員
健聴の教職員・ろう団体や手話関係者及び聴覚障害児を持つ父母の方々内 容 : 30日 14:00〜受付/15:00〜16:00 定期総会
16:00〜16:30 「聴覚障害児の障害認識について」森田雅子(大阪市立聾学校)
16:30〜17:00 「ろう学校の保育・授業におけるコミュニケ−ション調査から」
安田美佐子(奈良県立ろう学校)31日 10:00〜12:00 「聴覚障害児のコミュニケ-ション教育をめぐって」都築繁幸(信州大学)
13:00〜16:30 研究分科会1日 パネルディスカッション「私にとっての聴覚障害教育、そして期待・・・」 照 会 先 : 〒330-0036 大宮市植竹町2-68 大宮ろう学校内 事務局 関口正明先生
FAX:048−660−1906。参加申込期限:6月30日
研修会開催全難言夏期全国研修会 はじめのいっぽ ’98
1.日程 8月10日(月)〜12日(火) 2.会場 国立特殊教育総合研究所(神奈川県横須賀市野比5−1−1) 3.費用 講習会参加費(資料代含む)12,000円(宿泊を希望する方は +5,000円) 4.対象 難聴言語障害教育関係者(通常学級担任福祉関係者等も含む) 5.定員 100名(うち宿泊は87名) 6.内容 講座T:講義「難言教育はじめのいっぽ」
講座U:講義「子どもとの関わり方」
講座V:「卒業生から学ぶ」
講座W:演習分科会:前半・後半から、各1分科会を選択します
(下記は8分科会のうち、聴覚障害に関するもののみ抜粋)。
聴力検査:聴力検査の方法や結果の活用についての実習
聴覚学習:聴覚を生かした日常会話と言語力の育て方について
講座X:講義「ネットワークを上手に使おう」
講座Y:講義「これからの難言教育」7.参加申込 申込締切期限:6月20日(月)
参加費振込方法など指定があるので、詳しくは下記に照会願います。8.照会先 全難言協研究部 豊島区立池袋第五小学校難言教室
〒171-0014 東京都豊島区池袋4-23-8 FAX:03-5951-3904
交流会開催第3回 ろ う 教 育 実 践 交 流 会
1.期 日 : 8月1日(土)〜3日(月) 2.会 場 : 国立オリンピック記念青少年総合センター 3.内 容 : 今年度テーマ @魅力ある授業を創るには
A聴覚障害をどのようにとらえるか
[討論]「障害をどのようにとらえるか」
[報告]「バイリンガル教育は成果をあげているか?」
[全体交流会][実践報告]4.定 員 : 50名(10名程度の日帰りが可能) 5.参加費 : 12,000円(2日〜3日の一泊二日分の参加費:食事代を含む)
1日からの参加者は参加費のみ1,000円、宿泊込み5,000円プラス。6.参加申込 : 6月30日(金)。参加申込書を下記に請求し、申し込む。
開催事務局 足立ろう学校内 木島照夫先生宛 FAX:03-3860-1328
研究会開催トータルコミュニケーション研究会大会
1.期日 : 8月8日(土)・9日(日) 2.会場 : 昭和大学(東京都品川区旗の台1−5−8)
東急電鉄池上線・大井町線「旗の台」駅下車徒歩5分
3.プログラム:
8日 9:30 受付開始/10:00 挨拶/10:10〜10:30 基調報告
10:10〜12:30 講演T「幼児の手話言語発達」鳥越 隆(兵庫教育大学)
13:30〜14:50 手話による模擬授業「養訓(高等部対象)」
14:50〜17:00 「幼児教育での手話導入の理由と成果」
17:30〜20:00 交流会9日 9:00〜12:00 「幼児教育での手話導入の理由と成果」
13:30〜15:50 パネルディスカッション「聴覚障害児教育の二言語教育」4.参加費など(学生の参加費は1000円引き。但し、※は500円引き。△は割引なし)
2日間参加 1日のみ参加 交流会参加費 昼食代 会 員 一般 3000円 2000円※ 4000円△ 800円△ 非会員 一般 4000円 3000円 4000円△ 800円△
5. 参加申込方法:郵便振替口座に下記を記入の上、参加費等の総額を送金する。
@氏名、A住所、BTEL/FAX、C所属、D参加費・昼食代・交流会費・TC研会費の内訳/(TC研会費 4,000円をプラスして振り込むと会員になれる)
7月31日締切。口座番号:00150-4-40452、口座名義:トータルコミュニケ-ション研究会6. 照会先 前田芳弘:03-3884-9582、矢沢国光:048-294-6046
大嶋 功先生がお亡くなりになりました
1951年より1995年の長きに渡って、日本聾話学校長を務められた大嶋功先生が、6月19日午後2時20分、ご自宅で心不全のため、亡くなられました。91歳と伺っております。
私が初めて大嶋先生にお会いしたのは、まだ私が徳島県立聾学校の教員だったとき、日本聾話学校を見学させていただいた折りだったような記憶があります。幼稚部のプレィルームや、個別指導室を直々にご案内下さり恐縮したことを覚えています。その際、わらの草履をお履きだったような記憶と子どもが何かを投げたときに本当に優しく「ひろって」と、何度も子どもに話し掛けられておられた様子を学ばさせていただいた記憶があります。
最後に先生にお会いできたのは、昨年の秋の全日聾研期間中でした。岡本稲丸先生のご著書の出版披露パーティにご参加の先生とお話しを交わさせていただき、『「みみだより」が続くように』ということと、『教育オーディオロジーをしっかりする必要がありますね』とおっしゃられたことが最後でした。
私が拝聴できた最後のご講演は、日本聾話学校での関地研の折りの「聴覚主導の教育」とのご講演でした。「ことばは教えられるものでも教えられるものではない、生活の中でまなぶものなのだ」とのことばは忘れられません。
大嶋先生から教えていただいたのは、オーディオロジーの基本であったように思います。私がある研究会誌に「聴覚障害児にとって電波法の問題を解決する必要がある」と書いたところ、お手紙を頂戴し、幾人かの関係者を紹介して下さりました。中でもソニーの方や、british councilのご担当者からは、大嶋先生のご紹介があったために電波法改正に関することや、ヨーロッパの状況などをお教えいただくことができました。
大嶋先生からご覧になれば私など駆け出しの若造にしか映らなかったことと思います。この教育にかける情熱と意欲とを、差なく皆に与えて下さる先生のお気持ちに甘えることができた一人として、本当にありがたく思っております。
先生のご葬儀は先生がお通いになっておられた日本キリスト教団中渋谷教会で23日、執り行われると伺いました。遠地故に参列できませんが、遠方よりお祈りさせていただきたく思っております。
第11回 フィッティング・フォーラム'98 開催予告
開催日:10月17日(土) 9:00〜16:00[全日聾研福岡大会 終了翌日]
テーマ: 周波数圧縮変換型補聴器臨床検討会
補聴援助システムのすべて
内容:
周波数圧縮変換型補聴器「トランソニック」が日本で市販されてから3年が経ちます。この間、人工内耳への橋渡しの機器として、あるいは最重度難聴の機器として利用されています。しかし、適用や調整の方法、効果の実態について十分に解明されていません。今回の臨床検討会は、トランソニックを実際に使ってみた経験や適用上の問題などを交流する機会としたいと思います。
また、耳かけ形トランソニック=「インパクト」の商品化が進んでいます。今回は、「インパクト」の参考展示や信号処理の方法、聴覚障害児への適用方法について、イスラエルAVR社長 Barak Dar氏を招き、解説していただきます(交渉中)。
その他、FM・赤外線システムのほか、振動式時計、振動式呼出装置、聴覚障害者用煙探知機、パトカーサイレン視覚化装置など世界の補聴援助システムを、アメリカの業者の協力を得て(交渉中)紹介し、展示・試用できる時間を設けます。日本における補聴援助システムの広がりときっかけにしたいと考えています。
昨年に続き、Internationalなフォーラムになります。 英語での解説には、日本語への通訳が付きます。手話・要約筆記などの情報補償も予定しています(申込期限があります)。聾学校・難聴学級教員の皆様におわかりいただける内容を考えています。多くの方のご参加をお待ちいたしております。
会場・参加費などは追って「みみだより」誌面で紹介します。
「言語聴覚士」をめぐる状況について
法案や附帯決議、修正案については、「ろう教育科学」誌 Vol.40(1),1998に掲載されているので、ぜひ、お目通しをお願いしたい。
現在、養成カリキュラムなどについて検討が進められている。このうち、漏れ聞いたこと何点かをご紹介したい。法案は、言語聴覚士は一部の業務を除いて、医師の指示下に規定される資格ではないにも係わらず、詳細な医学的内容について多く含むよう医学側委員が述べている。また、成人の言語障害に係わる内容が多く、聴覚障害、中でも小児聴覚障害に関する内容はごく一部のみしか含まれていない。
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