1998年6月8日発行(第2・4月曜日発行)
News Source of Educational Audiology
聴能情報誌 みみだより 第3巻 第347号 通巻432号
編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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【目次】第347号
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日 時: |
6月12日(金)・13日(土)
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会 場: |
長野県松本文化会館(松本市大字水汲69−2)
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発 表: |
12日(金)13:00〜13:30
「発達障害乳幼児における滲出性中耳炎のスクリーニングの試み」高倉めぐみ
「1人工内耳装用児の経時的構音変化について」吉川智子
「補聴器装用に困難を示していた難聴青年に対する援助」遠藤重典
13日(土)10:40〜11:10
「聴覚障害教育を担う教職員の専門的技量向上」加藤和彦
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参加費: |
会員 8,000円、非会員 9,000円、一日会員 5,000円、学生 5,000円
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【目次】
補聴器の開発や聾学校における早期教育の充実、さらに通級指導教室の整備等にともない、地域の学校に在籍する聴覚障害児はひと昔前と比べると増加してきています。そしてそのような状況の中で近年大きく叫ばれるようになってきたことに、「聾学校のセンター的役割」があります。これからの聾学校は聾学校在籍児だけではなく、幅広く地域の幼稚園や保育所、小・中学校、高等学校に在籍する聴覚障害児をも含めて、聴覚障害児にとってのよりよい教育環境作りや卒業後の社会自立促進のために、これまで以上にその役割を果たすことが求められるようになってきています。
以上の要請を受け、本年度は、昨年度の内容に加えて学校を卒業した後の子どもたちにも視点を当ててみることにしました。卒業後の聴覚障害者の実態を知ることにより、現在私達が行っている聴覚障害教育の課題、インテグレーションの課題を見つめ直してみたいと考えました。
1.期 日: |
7月23日(木)〜24日(金)
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2.会 場: |
福岡県立久留米聾学校
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3.対 象: |
聴覚障害児が在籍する幼稚園、保育所、小学校、中学校、高等学校の教員、
及びことばの教室の教員、交流校教員、聾学校教員、その他関係者
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4.参加費: |
800円、定員:80名
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5.日 程: |
第1日目(7月23日)《聴覚障害教育基礎講座》
9:00〜 9:30 |
受付(玄関ロビー)
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9:30〜10:20 |
公開授業(幼稚部、小学部、中学部)
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10:20〜10:50 |
移動、学校紹介ビデオ上映
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10:50〜11:05 |
開講式
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11:10〜15:00 |
基礎講座(下記より選択して受講)
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11:10 |
11:50 |
12:50 |
13:30 |
13:35 |
14:15 |
14:20 |
15:00 |
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教科指導上の配慮
(英語) |
教科指導上の配慮
(社会) |
聴覚障害児のきこ
えと聴覚活用 |
昼 食 |
ことばを育てるた
めのかかわり方 |
教科指導上の配慮
(国語) |
補聴器についての
基礎知識 |
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教科指導上の配慮
(算数・数学) |
教科指導上の配慮
(音楽)
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FM補聴器の効果
的な活用の仕方 |
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発音・発語指導
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インテグレートした幼児児童生徒
に対するアフターケアの取り組み |
コミュニケーショ
ン手段 |
※講座の内容は、参加者の希望により変更することがあります。
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15:00〜16:30 |
分科会「聴覚障害児に対する指導上の配慮について」
第1分科会:幼稚園・保育所 第2分科会:小学校低学年
第3分科会:小学校高学年 第4分科会:中学校・高等学校 |
第2日目(7月24日)《第14回インテグレーション研究会》
9:00〜 9:30 |
受 付
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9:30〜 9:40 |
諸連絡
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9:40〜12:30 |
講演と報告「卒業後の子どもたちは・・・」
講 演・・・ |
福岡県聴覚障害者協会より1名
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報 告・・・ |
聾学校の卒業生1名
地域の学校の卒業生1名
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12:30〜13:30 |
昼 食
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13:30〜15:20 |
分科会「インテグレーションの諸課題について」
第1分科会:幼稚園・保育所 第2分科会:小学校低学年
第3分科会:小学校高学年 第4分科会:中学校・高等学校 |
15:20〜15:30 |
閉会行事
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6.主 催: |
福岡県立久留米聾学校、久留米市立金丸小学校ことばの教室
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7.申込方法: |
7月10日(金)までに、参加申込書をファックスで送信する。
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申込先: |
福岡県立久留米聾学校 夏期講習会係
FAX:0942-45-0139 TEL:0942-44-2304
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参加申込書
氏 名 | |
所 属 | |
住所(TEL) | |
参加希望講座
(○を付けて下さい)
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・指導上の配慮(英語) ・指導上の配慮(社会) ・きこえと聴覚活用
・ことばを育てるかかわり方 ・指導上の配慮(国語) ・補聴器の基礎知識
・指導上の配慮(算数・数学) ・指導上の配慮(音楽) ・FM補聴器
・発音発語指導 ・インテグレーション生へのアフターケア ・コミュニケーション手段
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参加希望分科会
(○を付けて下さい)
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第1分科会:幼稚園・保育所 第2分科会:小学校低学年
第3分科会:小学校高学年 第4分科会:中学校・高等学校
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昼食(800円)
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23日(注文する・注文しない) 24日(注文する・注文しない)
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【目次】
パレスチナ子どものキャンペーンが支援をしているガザのアトファルナろう学校には、現在150名の子どもが通っています。みな高度難聴ですが、同時に厳しい家庭環境の子どもがほとんどです。ガザ全体でも高い失業率、封鎖による停滞、占領の後遺症が常に話題になっています。
アトファルナに通ってくるのは、ほとんどが貧困家庭の子どもたちです。授業料や通学バス、給食の代金を払えるどころか、学用品や時には衣服まで、学校が用意しなければならないことが多々あります。
アハマド(12歳)は元気がよく、成績が悪くない男の子です。いたずらっ子で、サッカーやゲームが大好きで、とても活発にとびまわっています。ビーチ難民キャンプの中にある祖父の2間の家に、アハマドの一家(両親と7人の子ども)と叔父一家が暮らしています。家具はほとんどありません。しかも、父親は慢性の腰痛を抱え、手術をしたものの収入を得られる仕事に就くことができず、一家は年老いた祖父に養われています。ですから、食べることで精いっぱいで、子どもたちに必要なものは買えません。このため、補聴器や電池は、支給しています。
アトファルナろう学校を存続させ、子どもたちが安心して成長できるように、ご紹介したような子どもたちへの教育奨学金を始めたいと準備を進めています。子ども一人当たり年間の経費は15万円ほどになります。これは決して小さな金額ではありません。そこで、1口6万円(年間)で検討中です。この奨学金は、できればグループや会社などにお願いしたいと思っています。また、皆様のお知り合いで教育奨学金に関心をおもちの方がいらしたら、ぜひご紹介ください。
パレスチナへのスタディーツアーのご案内
今年の夏のパレスチナへのスタディーツアーには、キャンペーンが1992年以来支援をおこなっているアトファルナろう学校の子どもたちとの交流、エルサレム、ベツレヘム、へプロンなど歴史や文化の中心となった町への訪問もあります。
実施期間:1998年8月22日(土)から31日(月)事前の打ち合わせがあります。
募集人数:10名(最低催行人数6名)、参加費用:30万円
申込締切日:6月15日(先着順)、申込方法:下記に応募要綱をご請求下さい。
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パレスチナ子どものキャンペーン
【目次】
障害児教育の最近の流れから指導法や生涯教育、国際的動向など幅広いテーマで構成した講座を企画いたしました。多くの先生方のご参加をお待ちしております。障害児教育に関心のある一般の方のご参加も歓迎いたします。
1.日時: |
9月5日から10月24日までの土曜日
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2.話題 |
LD及び周辺児のコミュニケーション障害の理解と指導
自閉症研究の最近の流れと症状の解釈
最近の脳機能障害の研究から
聴覚障害児の交流教育
障害児の動作法
児童文学作品を利用した障害理解教育
障害児教育の国際的動向〜スイスを中心に〜
遊びや描画を介した精神遅滞児との関わりの実際
「生きる力」をはぐくむ 〜病弱教育から〜
障害者の高齢化と生涯教育
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3. |
開講場所:大阪教育大学天王寺キャンパス
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4. |
申込について:定員 50名、受講料 8,400円
別紙申込書が必要ですので、下記にご照会下さい。
大阪教育大学総務課総務係:〒582-2582 柏原市旭ケ丘4-698-1 TEL:0729-78-3213
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5.申込受付期間 7月27日(月)〜8月20日(木)(期間内郵送必着)
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【目次】
6月 |
男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 ・・ |
7日(日)・28日(月)ともに9時から |
学校U ・・・・・・・・・・・・・・ |
14日(日)9時から |
麦秋 ・・・・・・・・・・・・・・・ |
21日(日)9時から |
7月 |
男はつらいよ
「寅次郎ハイビスカスの花」(特別編)・・ |
5日(日)・25日(土)ともに9時から |
サラリーマン専科・・・・・・・・・・ |
12日(日)9時から |
お早よう・・・・・・・・・・・・・・ |
19日(日)9時から |
字幕入り放送へのご意見/リクエスト等は 衛星劇場編成部まで FAX:03-5250-2324
受信に関する照会は、パーフェクTV FAX:03-5802-8438か、上記衛星劇場まで。
詳しくは、〒104 中央区築地4-1-1 東劇ビル5F 衛星劇場まで。
【目次】
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高校生のみなさんへ
「聴覚障害について知る講座」 |
講座開設
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ことしの夏休みは、少し「聴覚障害」について学んだり、聴覚障害者と一緒に遊んだりする機会を持ってみませんか? きっと、楽しい時間になると思います。
日程: |
7月29日(水)〜31日(金)3日間とも10:00〜15:00
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内容: |
29日(水)午前:聴覚障害について、午後:要約筆記講習
30日(木)午前:聴覚障害者とのコミュニケーション、午後:手話講習
31日(金)聴覚障害者との交流
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対象: |
神奈川県内の高等学校の生徒で、原則として全日程参加できる方
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申込: |
氏名・住所・電話番号・性別・学校名・学年を明記のうえ、郵送またはFAX
でお申し込み下さい。[ 締切:7月11日(土)]
〒251-8533 神奈川県藤沢市藤沢933-2 神奈川県ろうあセンター
TEL:0466-27-1911 FAX:0466-27-1225
ホームページ=http://www.jrcs-kanagawa.org/roua/index.htm
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【目次】
新刊図書
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知っていますか?
聴覚障害者の暮らし 一問一答 |
聴覚障害者問題について、生活・労働・教育・手話を含めた文化・運動など幅広くいろいろなテーマを設定し、「初めての方でもだいたいのポイントがつかめるように」ということを心がけて編集された(「はじめに」より抜粋)。
25の問いに答えるという形式を取り、ろう学校や統合教育にも触れている。
草の根ろうあ者こんだん会編、稲葉通太監修。
開放出版社刊、1,000円。
【目次】
【目次】
映画「風の歌が聴きたい」は実在する聴覚障害者の夫婦、高島夫妻をモデルに描いた作品です。高島夫妻のことは、TBSの番組を通して、あるいは本を通してご存じの方も多いかと思います。各地の聾学校や聴覚障害関連行事に講師として呼ばれていますから、お話を直接、聞かれた方もいるかと思います。映画は、7月より公開となります。
映画については、「みみだより」342号をご参照下さい。
上映会参加の応募方法=往復葉書に、郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号を明記する。返信用宛名も書くこと。上映が複数地・複数日・複数時間ある場合は、希望視聴地・日・時間を明記のこと。
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協賛上映会日程
日程 | 会場 |
主催・協力 詳細告知予定
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6月28日(日) |
青森 |
RAB「風の歌が聴きたい」試写会係(詳細未定)
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7月 7日(火) |
東京 18:30〜 TOKYO FMホール(応募方法、詳細未定)
照会先:東京FM事業部 TEL:03-3221-0080 FAX:03-3221-1126
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7月10日(金) |
東京 13:30〜 |
東邦生命ホール:詳細未定 |
6月29日(月)
6月30日(火)
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名古屋 18:30〜┐
名古屋 18:30〜┘
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〒461-8680 東新町1 中部電力轄L報部まで
6月12日締切:要往復葉書。FAX:052-957-1352
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7月 2日(木) | 愛知 |
詳細未定 |
6月20日(土)
6月21日(日)
6月27日(土)
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京都 15:00〜┐
神戸@13:00〜│
A16:30〜│
大阪@13:00〜│
A16:30〜┘
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〒530-8041 大阪中央郵便局私書箱1441号
毎日放送「風の歌が聴きたい」特別試写会係宛て
6月10日消印有効で往復葉書で応募
観たい会場・時間を明記のこと
照会先=TEL:06-359-3564、FAX:06-359-3561
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6月20日(土) |
岡山@13:00〜┐
A16:30〜┘
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〒730-0013 OHK「風の歌が聴きたい」試写会係
6月8日必着、要往復葉書、TEL:086-252-3212
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7月16日(木) | 沖縄 |
詳細未定 |
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上映に関しての詳細、(詳細未定)の会場については上映実行委員会にご照会願います。
「風の歌が聴きたい」上映実行委員会:プライド・ワン
〒107-0061 港区北青山1-4-6 第81青山ビル6F
TEL:03-5412-7777 FAX:03-5411-7778
【目次】
現場の教員が聾学校教員免許状を取得するには大きく下記の方法があります。
@内地留学で大学院に入学する→修士の学位と聾学校専修免許状が取得可能
A内地留学で特別専攻科に入学する→聾学校専修免許状が取得可能
B内地留学で国立特殊教育総合研究所に入学する→聾学校免許状が取得可能
(派遣期間や既に取得している免許状によって取得免許状の種が変わる)
C認定講習会を受け、6単位を取得すると、聾学校二種免許状が取得可能
単位の追加により、一種免許状も取得可能
D特殊教育教員資格認定試験に合格する→聾学校養護訓練一種免許状が取得可能
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@からBの内地留学は教育委員会の許諾が必要ですし、大学や研究所の地理的条件によって、事情が許さない場合もあるでしょう。ですから、現場教員の意志で取得できる方法はCとDの方法となります。今年はDは言語障害の年となっていますので、聾学校の免許は取得できません。よって、Cによる講習会(受講料は無料です)を受講し、単位を取得していくのが、地道ではありますが、確実に免許を取得することができる方法なのです。
多くの都道府県が、聾学校教諭免許状を取得するための講習会を開催しています。これらの認定講習会で6単位を取得すると、聾学校教諭二種免許状が取得できます。ただし、取得可能単位を1年間に2単位までと上限を決めているため、最速でも取得までに3年間がかかります。県によっては、定員に余裕がある場合、他県の教員の受講を受け付けるので、自分の県が聾学校教諭の認定講習会を開催していない場合は、他県の講習会を受講することで、単位を取得し、聾学校教諭免許状を取得することができます。
認定講習会開催情報
今年度、初めて各都道府県教育委員会に、認定講習会の開催要項などを提供して欲しいとの文書をお送りしました。反応は今ひとつでしたが、回答があった情報を掲載します。なお、★は教育委員会からの情報ではなく、読者からの情報提供分です。
開催県/開催日程/定員/受講条件/照会先の順に記載しています。
千葉県 |
「聴覚障害教育原理」8月5〜7日 50人
「聴覚障害児の心理・生理・病理」8月19〜21日 50人
「聴覚障害教育指導法」8月26〜28日 50人
定員余裕あれば他県教員も受入可
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山梨県 |
「聾教育」8月5〜7日 50人
「聴覚障害児心理学」8月10〜12日 50人
照会先:教育庁義務教育課 TEL:0552-23-1755 FAX:0552-23-1759
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徳島県 |
四国・中国・九州の各教育委員会に案内を出しているのでそれをご参照
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山形県 |
「聾教育の指導課程及び指導法」7月27〜29日
「聾教育心理」8月3〜5日
照会先:山形県立聾学校 佐藤先生
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大阪府 |
★「聴覚障害教育T」7月21〜24日
「聴覚障害教育U」7月21〜31日のうち、4日間 70名
「聴覚障害心理」7月21〜31日のうち、4日間 70名
大阪府教育委員会養護教育課 TEL:06-941-0351(4733) FAX:06-944-6890
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長野県 |
「聴覚音声障害児指導法」平成11年1月4〜6日 20名
照会先:教育委員会事務局特殊教育課 TEL:026-235-7432 FAX:026-235-7494
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宮城県 |
★「聴覚障害児の教育」8月10〜12日 40名
★「障害児の教育課程・指導法」8月18〜20日 40名
照会先:教育庁学務係 TEL:022-211-3636
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栃木県 |
「聴覚障害児の教育と方法」8月19〜21日 30名
照会先:教育委員会義務教育課学事助成係 TEL:028-623-3387 FAX:028-623-3393
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長崎県 |
「聴覚障害教育史」7月22〜24日 50名
照会先:教育庁学校教育課特殊教育班 TEL:095-824-1111(3356) FAX:095-824-5965
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神奈川県 |
「聴覚音声生理及び実際」8月3〜5日 60名
「言語指導の理論及び実際」8月6・7・10日 60名
指導部障害児教育課 TEL:045-201-1111(7256) FAX:045-212-8339
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岩手県 |
「言語指導の理論及び実際」8月3〜5日 50名(6月18日締切)
教育委員会事務局義務教育課 TEL:019-651-3111(4252〜4253)
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島根県 |
「聴覚障害児の教育V」8月6・7日 80名(6月30日締切)
教育庁義務教育課 TEL:0852-22-5420 FAX:0852-22-6026
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福岡県 |
「聴覚障害児の教育」7月28〜30日 80名(6月16日締切)
教育庁教育企画部教職員課管理免許係 TEL:092-651-1111(内 5141)
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福島県 |
「聾心理」7月21〜23日 100名(6月10日締切)
教育庁義務教育課 TEL:024-521-7770
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高知県 |
「聾教育」7月30〜31日 50名(6月15日締切)
教育委員会教職員課総務班 TEL:0888-21-4731
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静岡県 |
★「聴覚音声生理及び病理」8月10・11日 60名(6月4日締切)
「聾心理」8月12・13日 60名(6月4日締切)
教育委員会特殊教育課 TEL:054-221-2141 FAX:054-221-3362
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秋田県 |
★「聾心理」7月28〜31日 60名
「聾教育」7月28〜31日 60名
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愛知県 |
「聾教育の本質及び目標に関する科目」7月28〜31日 80名
愛知県内の教員に限る(他県教員受け入れせず)
教育委員会事務局特殊教育課指導担当 TEL:052-961-2111(3932)
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茨城県 |
「聴覚音声生理及び病理」7月21〜24日(6月15日締切)
教育庁指導課 〒310-8588 水戸市三の丸1−5−38
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新潟県 |
「心身に障害のある幼児、児童又は生徒の教育課程及び指導法に関する科目」
8月24〜26日 30名(6月12日締切)
教育庁義務教育課免許助成係 TEL:025-285-5511(3854)
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埼玉県 |
「ろう教育」7月20〜21・24・26日 80名
教育局指導部特殊教育課 TEL:048-830-6888 FAX:048-830-4960
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以上の他に、兵庫県・東京都が、昨年、聾学校教諭免許に関する認定講習を行っています。今年も開催する可能性が高いと思われますので、各自で問い合わせることも必要かと思われます。
手続きは早め、早めに!
認定講習の参加にあたっては、所定様式の申し込みを必要とする場合があります。また、それぞれ申込期限が定められていますので、受講を希望する場合は、早めに受講申込書を取り寄せ、締切までに申し込むことが必要となります。
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【目次】
Q:補聴器周波数特性試験装置を購入したいのですが、お薦めの機種は何ですか?
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A:最近、以下の3つが課題になっています。
@ 最近のWDRC系の入力音の広い範囲でAGC処理を行う補聴器や適応型AGCの補聴器などの評価は、純音スィープによる周波数特性検査ではできません。少なくとも、多くの周波数成分を含むノイズ(例えば、コンポジットノイズ)を補聴器に入れ、出力音を FFT 変換して、表示できる機能が必要です。
A 実耳測定=鼓膜面での音圧を測定することは、補聴器、特にイヤモ−ルドの評価には必須でしょう。補聴器の周波数特性試験装置の購入に併せ、わずかな投資で(オプションで)実耳測定ができる機種を選ぶべきでしょう。
B 将来的に、多くの補聴器が、デジタル・プログラマブル補聴器か、デジタル補聴器に移行していくと思われます。その際、世界の多くのメーカーは、noah互換の補聴器設定用ソフトを供給すると思われます。noahに接続可能な、あるいは、noahでコントロールできる補聴器特性試験装置を購入することが将来に向けて価値ある選択だと思います。
機種としては、パソコンベースの機種でnoahと互換性がある装置として、DanaJapanのAurical、SiemensのUNITY、StarkeyのPFSシステム。パソコンが苦手というなら専用機を。DanaJapanのPortaRem、コルチトーン(株)が販売するFrye社のFonix 6500は選択肢に入れたいと思います。特に Fonix 6500は、内部のROMの交換で機能を新しくすることができるので、長年に渡って使える可能性があります。ROMのアップデートの状況は、下記のホームページで確認できます。
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【目次】
記事訂正
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344号掲載
理研産業:ホナック ノボフォルテ 新発売
(下と差し替えてご参照願います)
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ノボフォルテシリーズとして、当面、下の器種が発売となる(数値は2cc)。
・E3 〔中等度〜高度用 FOG=70dB SSPL=133dBSPL〕
価格は、E3が 160,000円。
【目次】
1.趣旨 |
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本研究会は、聴覚障害児の教育について互いの実践を通してより良き指導の方向を研究し、聴覚障害児教育のセンター的役割を果たしたく、当面の段階として、指導上の具体的な問題について、必要に応じて連絡・研究・協議をする。
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2.内容 |
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本年度も各校の実践に沿った個別の相談を充実させるために年2回の相談日を設け、研究と交流を深めていきたいと考えています。
なお、11月19日には共同研究会(公開授業・全体協議・分散会等)を実施する予定です。研究会詳細は後日ご案内申し上げます。
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3.相談日(第1回目はすでに終了しました[5月26日]) |
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第2回 6月23日(火) 15:30〜17:00
※)相談日当日、授業参観ができます。ご希望の方は申込書にご記入下さい。
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5.申 込 | 申込用紙で大阪府立堺聾学校か、各市町村教育委員会
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7.照会先 |
大阪府立堺聾学校小学部共同研係(桝井・杉島・福田の各先生)
〒591-8034 堺市百舌鳥陵南町1丁 TEL:0722-57-5471 FAX:0722-57-3310
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聴覚障害児教育共同研究会 申込書
参加者氏名:
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学校名:
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所在地
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電話:
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FAX:
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所属学年:
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担当教科:
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相談内容
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( )言語指導について(語彙・会話・読み書き)
( )発音学習について(発音指導の実際・サインの役割など)
( )生活指導について(対人関係・コミュニケ−ションなど)
( )中学生の指導について
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※相談されたいことをできるだけ具体的にお書き下さい。
相談日に授業参観を希望される方は、対象学年・教科をお書き下さい。
対象学年( )、教科( )
※)教科については時間割の都合上、希望通りにいかない場合があります。
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【目次】
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「幼小児のABRと純音聴力検査結果の統計的検討」米谷郁子他
聴能言語学研究 15(1)13-21,1998
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「聴覚活用と手話の社会的認知」田中美郷
手話コミュニケ−ション研究 27,18-23,1998
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★ |
「人工内耳問題考ー生命倫理からの一つの視点ー」浜野研三
手話コミュニケ−ション研究 27,37-43,1998
|
★ |
特集<聴覚活用> 聴覚障害 53(5),1998
「教育オーディオロジーの課題」立入 哉 4-8,21
「相互通話式集団補聴器及び口話教育についてのアンケート」柴田和千代 9-15
「赤外線を利用した集団補聴システム(その2)」大原良紀 16-21
「人工内耳装用児の成長」佐々木 勝 22-26
「人工内耳装用児のリハビリテ−ション」根元重勝 27-32
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照会先:
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聴能言語学研究 〒182-0026 調布市小島町3-15-2-103 日本聴能言語学会
手話コミュニケ−ション研究 〒162-0801 新宿区山吹町130-8F 日本手話研究所
聴覚障害 〒272-8560 市川市国府台2-2-1 筑波大学附属聾学校内 聾教育研究会
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【目次】
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神奈川県立
平塚ろう学校 幼稚部 聴能担
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活動拝見
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神奈川県立平塚ろう学校幼稚部では、以前より、聴能担当が年間活動計画を立て、年度末にはその反省をするという運営を行っています。聴能担当が何をするべきか、そして、どこまでできるのかを考えるために、年度始めの活動計画と、年度終わりの活動報告・反省の転載をお願いしたところ、快くご快諾いただけました。前号で、活動計画をご紹介しました。今回は、年度が終わった後の、活動報告・反省です。転載をご許可いただきました平塚ろう学校幼稚部聴能担当の先生にお礼申し上げます。
1997年度
平塚ろう学校幼稚部 聴能担当 年間活動計画
2.重点目標
(1)個々に応じた補聴器フィッティング。
- 目標達成のために努力したが、扱ったことのない補聴器の器種が増え、そういった面では難しかった。当たり前のことだが、扱ったことのない補聴器や新しい補聴器に関して勉強する時間と、じっくり調整に取り組むことができる時間が必要だった。
- 幼1は今まで扱ったことのない補聴器に関して故障が目立ったが、全般的には個々の状況に合わせながら進めた。
- 幼2は個々の状況に合わせながら進めた。現在の補聴器フィッティングを維持する段階から、より聴覚を活用していく一歩先の段階へ進みつつある子どももみられるようになってきた。
- 幼3は様々な面で個人差が大きかったが、それぞれの発達段階や状況に合わせながら進めた。
- 人工内耳の手術を受けた子どものマッピングと聴能訓練については、医療機関と連携しながら進めた。
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(2)個々に応じた母親援助。
- 目標達成のために努力した。
- 今年の母親学習会は幼1の母親を対象に、参加者に合わせて内容を検討し行なった。
- 欠席者については別に時間を設定し、行なった。
- 幼1の母親については、年度始めは聴能担当者との連絡や相談に関して、やや遠慮がちな人もみられた。その後、母親学習会や個別の面談を重ねていくうちに母親からの働きかけに積極性がみられるようになり、様々な面で早めの対応、援助ができるようになった。
- 幼2の母親については、聴能担当者との連絡や相談が必要最低限のことであったり、時間的にぎりぎりのところで連絡がきたりすることが多かった。そのためにこちらの対応や援助が遅れたり状況が難しくなったりすることもあった。また、子どもの様子が母親からの話だけではつかみにくい面もあった。こちらからの働きかけや努力がより必要だった。
- 幼3の母親については、様々な状況の変化や就学に伴う忙しさの中で母親側からの連絡や相談が少なくなった人もいれば多くなった人もいた。個々に応じて対応した。
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(3)学級担任との連携。
- 目標達成のために努力した。
- 聴検、補聴器の点検、調整等の報告はその都度行なった。
- 保育中の連携(耳型コーティングや補聴器の点検・調整のための受け取り及び返却に関連して)については、比較的スムーズに行なうことができたように思う。
- 今年度も聴検の計画を学級担任の先生方を中心に進めたが、良かった。
- 母親への連絡事項については、学級担任の先生方への連絡も行なってきたが、十分でなかった面もあった。細かい連絡事項についても共通理解した上で母親に伝えていけるようにする必要があった。
- 子どもの様子等についても、共通理解した上で対応していけるように日常的な情報交換を大切にしていきたい。
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(4)各学部聴能担当者との連携。
- 目標達成のために努力した。
- 前年度から今年度への引き継ぎを、乳幼児・小学部とそれぞれ行なった。小学部との引き継ぎについては小学部1年生の学級担任も同席した。来年度も同様に行ないたい。
- 聴能担当者連絡会を行なったことは良かった。
- 乳幼児聴能担当者連絡会は行なわず日常的な情報交換に努めた。
- 聴能準備室にいる時間が少なかったこともあって、他学部の聴能担当者と情報交換することは昨年度と同様、少なかったように感じた。聴能準備室にいる機会を増やせたほうが、連絡会の場とは別に、日常的に情報交換が行なえるようになるのではないかと感じた。来年度の組織・体制のあり方と平行して検討していきたい。
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(5)補聴環境の整備と補聴援助システムの効果的な活用。
- 目標達成のために努力した。
- 聴能研で補聴環境の整備と補聴援助システムの活用状況について取り上げ、報告と情報交換を行なった。
- 聴能担当者連絡会では幼稚部の取り組み(聴能研)の報告をしてきた。
- システムの定期的な整備、点検、調整等は業者が中心に進めた。
- 誕生会、おあつまりの会等の場で聴能担当者を中心に全職員と連携を取りながら、プレイホールにおけるシステムの活用を進めた。来年度は来年度の組織・体制のあり方と平行して進め方を検討していきたい。
- 各教室におけるシステムの活用については、様々な理由から進めるのが難しい面がみられた。
- 補聴器特性を測定する時に、マイク入力の特性に加えて誘導コイル感度も測定した。
- 体育館の補聴援助システムは小学部・中学部・高等部の始業式や終業式で活用してきた。来年度も、その効果的な活用について研修と検討を重ねていきたい。
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3.担当
*穂坂・三浦
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聴能担当が学級担任と連携しながら、幼稚部全体の聴覚補償・聴覚管理を行なう。年度始めに担当のケースを分担し、各担当が連携しながら対応する。
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(年度初め)
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幼1・7名、幼2・6名、幼3・6名
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計19名
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教育相談:4歳児・2名、卒業生3名
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計 5名
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合計24名
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(年度末)
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幼1・7名、幼2・6名、幼3・6名
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計19名
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教育相談:3歳児・1名、4歳児・2名
8歳児・1名、卒業生・3名
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計 7名
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合計26名
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- 計画に沿って担当した。
- 在籍幼児数は変わらなかったが、教育相談対象児が増えた。
- 途中から教育相談が増えたため、その分の業務が増えた。また、来校日数もその必要性から以前に比べて増えてきている。
- 子どものケースについては聴覚面のケアの他にコミュニケーションの問題全般においてケアの必要性を感じた。また、乳幼児・幼稚部在籍児と同様の母親援助とケアの必要性も感じた。
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4.活動
(1)聴覚補償・聴覚管理
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@聴力検査
A医療との連携
B補聴器フィッティング
C補聴器点検・管理
D資料管理・整備
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E機器管理・整備
F業者対応
G交付手続き
H教育相談及び転出入時の対応
I評価
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- 「聴覚補償・聴覚管理の手引き」に沿って行なった。
- 「聴覚補償・聴覚管理の手引き」は改定を予定していたが、取り組むことができなかった。来年度はその扱いを検討したい。
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(2)聴能学習会
- 昨年度までは母親学習会のみ行なってきた。今年度より聴能学習会として、母親対象の内容と父親(家族)対象の内容を取り上げ行なう予定だったが、父親(家族)対象の学習会は行なわなかった。来年度について検討したい。
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[母親学習会]
5月23日(金) |
福祉法による補聴器と修理の交付について
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5月29日(木) |
福祉法制度と集団補聴器について
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6月 日( ) |
聴覚活用とコミュニケーションについて@(個別)
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6月19日(木) |
聴覚障害と聞こえについて@
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6月30日(月) |
聴覚障害と聞こえについてA
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7月 8日(火) |
補聴器の管理について
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9月16日(火) |
聴力検査について
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10月16日(木) |
耳の病気について
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11月 日( ) |
聴覚活用とコミュニケーションについてA(個別)
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11月17日(月) |
各種機器について@
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12月 5日(金) |
各種機器についてA
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12月19日(金) |
フィッティングについて
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1月19日(月) |
1年間を振り返って
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2月 日( ) |
聴覚活用とコミュニケーションについてB(個別)
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- 計画に沿って行なった。
- 全体的には計画通りに進めることができた。
- 人数的には内容によって微妙なところだった(1年生7名)。
- 今年度の母親は昨年に比べていろいろな面で積極性が見られた。そのために様々な情報について「もっと早く知りたかった」という声が聞かれた。
- 様々なビデオテープを紹介し視聴してきた。聴覚障害はもちろん他の障害についても情報提供を行なった。その結果、母親の視野が広くなったり、子どもの見方に良い変化が見られたように感じられた。
- 幼2、幼3の母親については、個々の母親に対する援助の必要性はあった。しかし、学習会としては行なわなかった。
- 個別の学習会の時には学級担任と共に行なった。
- テキストの改定は進められなかった。来年度はその扱いを検討したい。
- 各テーマ別の記録・反省については母親学習会のファイル参照。
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(3)聴能研修会
[全職員対象の内容]
5月 |
・東海大学健康科学部 北野庸子先生を招き、人工内耳の学習会を行なった。
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6月 |
・人工内耳装用児を中心に情報交換、事例報告を行なった。
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9月 |
@夏季研修報告会を行なった。
A人工内耳とトランソニック、乳幼児と幼稚部における補聴機器の選択と実際について
情報交換を行なった。
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10月 |
・聴覚活用の実際について情報交換を行なった。
・補聴機器の選択と実際について情報交換を行なった。
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11月 |
・耳型について情報交換を行なった。
・最近行なわれた研修会について情報交換を行なった。
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1月 |
・事前にアンケートを行ない、年間反省を行なった。
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[新任・転任者対象の内容]
5月 |
@聴覚障害と聞こえについて1、A子どもへの話かけ方1
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6月 |
@子どもへの話かけ方2、 A子どもへの話かけ方3
B聴覚障害と聞こえについて2
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10月 |
・聴覚の活用と母親援助について1
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11月 |
@聴覚の活用と母親援助について2、A耳の病気について
B福祉法による補聴器と修理の交付及び福祉制度について
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12月 |
各種機器について
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1月 |
1年間を振り返って
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- 計画に沿って一部変更をしながら行なった。
- 夏期研修報告会は聴能に関する内容とその他の内容について整理し、他の内容について別の場で取り上げられたことは良かった。
- 年間反省のアンケートの結果、「情報交換ができて良かった」という声が多かった。
- 年間反省で「人工内耳については来年度も情報交換を行なっていきたい」ということで共通理解した。
- 年間反省で「聴覚活用について考えていく場合、手話との兼ね合いや日常的な部分で、子どもの聞く態勢をどのように作るかといった点について、考えていきたい」という意見があった。
- 昨年度の年間反省で「聴覚活用・聴覚学習に関しては担任が中心に進めていけるといいのではないか」という意見があった。また「個人指導や発音指導の内容について検討していく必要があるのではないか」という意見もあった。来年度、改めて検討していけたらと思う。
- 幼稚部では聴能研を行なってきたが、フィッティング研修会や、新転任者研修会に参加する中で、やはり各学部における取り組みを充実させる必要性があるのではないかと感じた。
(4)きこえ通信
- 計画に沿って発行した。
- 原則として月1回の定期発行と学期末に1回発行したが、他の活動を遅らせないために結果的に通信の発行が遅れることがたびたびあった。
- 幼稚部及び乳幼児教育相談の保護者と教職員、幼稚部教育相談の保護者と関係機関の職員、養訓指導部担当教員、他学部の教職員で希望された先生方(舎の先生方含む)等を対象に約130部前後、印刷・配布した。
- アンケートを行なう予定だったが、余裕がなく行なえなかった。
- 来年度も続けて発行していきたい。
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(5)養護・訓練指導部
- 年度始めに「養訓・聴能エリアの管理・運営の手引き」を作成し、それに沿って取り組んだ(養護・訓練指導部年間反省参照)。
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(6)幼稚部聴能担当の連携
- 計画に沿って行なった。
- 他学部の聴能担当者とも日常的に同じような話ができるようにしていけると良いのではないかと感じた。
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(7)乳幼児相談担当、学級担任との連携
@乳幼聴能担当者会
- 情報交換については随時行なった。
- 学習会については中川先生を中心に行なう学習会に参加した。来年度も、できれば参加したい。
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A幼稚部聴能担当・学級担任連絡会:ケース会〜学期1回
- 計画に沿って行なった。
- 昨年度に比べてスムーズに日程等の計画を立てることができ、また、内容的にも充実した話し合いができたと思う。来年度も行なっていきたい。
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(8)日課
- 計画に沿って行なった。
- 昨年度から業者の来校日が週に1回になり不都合な面もあったが、今年度は特に不都合な面はなかった。
- 「今日の業務」という1日の活動(業務)予定表を作成し、それに沿って活動を行なった。1日の流れを把握することができた点や、優先的な仕事から進めることができた点、ミスを少なく仕事を進めることができた点で良かった。
- 相互通話式集団補聴援助システムについては、プレイホールにおける行事の場面で使用してきた。今年度は文化祭、誕生会、おあつまりの会、始業式、終業式等におけるシステムの調整、活用に関して聴能担当者を中心に進めてきた。
- 誕生会の司会者が進行表を作成し、事前に担当者と打ち合わせを行ない、進めてきたことは良かった。他の行事での活用場面でも似たような進行表を作成し、同様に進めてきたことは良かった。他の行事の進行表についても誕生会の進行表のような書式のものがあるとさらに良かったと思う。
- 誕生会や行事については毎回反省の場があったが、課題や改善点がその後の活動に十分生かされなかった面も感じられた。来年度は生かされるように進められるといいと思う。
- システムの調整、活用に関わる業務が入る日は事前に確認し、他の活動と調整しながら業務を進めてきた。同じ日に聴検予定を入れないようにしてきたためその分予定が先送りになり、また、母親に対する聴検報告・面談、補聴器の定期点検や補聴器フィッティングのための調整等も少しずつ後ろに先送りしなければならないことが多かった。また、おあつまりの会等の関係でリハーサルや本番の音響に携わることが多かった。来年度は子どもの人数も増えるため、他の活動との兼ね合いとシステムの調整や活用に関わる担当者の検討も含めて、来年度の検討課題としたい。
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(9)引き継ぎ
@乳幼児相談担当との引き継ぎ
- 計画に沿って行なった。
- 聴能に関する学習会の参加状況等について引き継ぎを受けたが不明確な点や不十分な面を感じた。その後の幼稚部の学習会や、個別の面談で確認をしてきたが、内容によっては「知らなかった」「もっと早い時期に教えてほしかった」という母親からの声が聞かれた。今後も、幼稚部ではできる限り早い時期に個々に応じた必要な内容を取り上げ情報提供していきたい。
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A小学部聴能担当との引き継ぎ
- 計画に沿って行なった。
- 引き継ぎ後も聴能準備室等で小学部の聴能担当者から質問を受けたり経過を聞くことができた。他学部の聴能担当者と顔を合わせる機会が日常的にあることの良さや必要性を感じた。また、引き継ぎは1回のみの話し合いで終わるものではなく、その後の連携や情報交換が継続的に行なわれて、意味のあるものになっていくのではないかと感じた。
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(10)聴検室の使用について
- 年度始めに「養訓・聴能エリアの管理・運営の手引き」を作成し、その中の「聴検室使用予定表」に沿って使用した。
- 担当者によっては聴検室のシステムや使い方が違うため、使用後に使用前の状態に戻っていない(例えば、いつも通りに使おうとしても音が出なかったり、プレイが動かなかったりする)ことがあった。連絡会で使用後は使用前の状態に戻しておくように依頼し、共通理解を図った。
- スピーカから出る音がオージオメータのダイアル値と、周波数によって大きく変動することがあった。もともと換算は必要だったが聴検室の温度や湿度、オージオメータの調子等によるものと思われ、その都度騒音計でスピーカから出る音を測定する必要があった。プレイオージオメータの場合は検査音を出したままの状態にできなかったため、その都度他の担当者に換算の補助をお願いしてきた。
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(11)養訓・聴能エリアの管理・運営について
- 年度始めに「養訓・聴能エリアの管理・運営の手引き」を作成し、それに沿って管理・運営を行なった(養護・訓練指導部年間反省参照)。
- 補聴器特性検査室の特性装置が使用後に使用前の状態に戻っていないことがあった。連絡会で使用後は使用前の状態に戻しておくように依頼し、共通理解を図った。
- 毎日の電源当番を学部ごとに分担して行なってきたが、きちんと行なわれない日がたびたびあった。連絡会で報告し徹底を心掛けるように確認した。学部ごとの当番がいても、やはり、養訓・聴能エリアの管理者の必要性はあると感じた。
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転載をご許可下さった神奈川県立平塚聾学校にお礼申し上げます。
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【目次】
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特集「聴覚障害児の福祉制度」
346号6ページに誤りがありました。
差し替えをお願い申し上げます。
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記事訂正
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<誤>
[日常生活用具の給付・貸与]
対象: |
全障害等級者 窓口:福祉事務所
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内容: |
サウンドマスタ−、バイブラ−ム、パトライト、福祉電話、ファックス、文字多
重放送受信装置、見えるラジオなど、自治体によって、給付・貸与品や給付・貸与
条件が異なる。
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↓
<正>
内容: |
聴覚障害者用屋内信号装置の給付(サウンドマスタ−、パトライトなど)
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対象: |
聴覚障害2級(聴覚障害者のみの世帯及びこれに準ずる世帯で日常生活上必要と認められる世帯)
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内容: |
聴覚障害者用通信装置の給付(福祉電話、ファックス、筆記文字通信装置など)
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対象: |
聴覚障害者又は発声・発語に著しい障害を有する者であって,コミュニケ−ション、緊急連絡等の手段として必要と認められる者
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内容: |
文字放送デコーダーの給付
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対象: |
聴覚障害者のうち、必要と認められる者
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福祉に関するご質問など、お受けいたします。
どしどし、編集部までお問い合わせ願います。
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【目次】
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