1998年5月25日発行(第2・4月曜日発行)


News Source of Educational Audiology

聴能情報誌 みみだより 第3巻 第346号 通巻431号


編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
購読料照会・新規購読申込・記事内容照会などは、郵便かFAXでお問い合わせいただくか、
下記のアドレスへメールをお送り下さい。

立入 哉 :h-tachi@ma4.justnet.ne.jp


「みみだより」ホームページ
ペーパーメディアによる「みみだより」購読のお誘い


【目次】第346号

| NEXT | BACK |「みみだより」ホームページ |



特集
   聴 覚 障 害 児 の 福 祉 制 度

 主に「児」の福祉制度が中心なので、「者」の場合とは異なる場合があります。内容の責任は編集部にあります。誤りがありましたら、お知らせ願います。

 福祉の制度は、その制度ごとの法律で内容や判定基準が規定されている。そして、その判定基準は法律によって異なる。児童扶養手当などの手当関係は3段階に分かれ、JRなどの割引は2段階に分かれている。それぞれ利用する福祉制度によって、どの判定基準が適用されるかは、大まかに以下の表に分類できる。

参照する等級分類種別勘 案 さ れ る 福 祉 制 度
手当等級で規定特別児童扶養手当、障害児福祉手当などの手当
身障者手帳の等級で規定 日常生活用具の給付・貸与、所得税、市県民税
相続税、自動車取得税、(軽)自動車税など
障害種別の内容で規定 JR、私鉄、航空運賃、バスなどの交通機関

[障害の等級判定基準]
障  害  程  度手当等級 身障者手帳障害種別
 補聴器を用いても音声が識別で
きない者(=左右の 500、1k、2kHz
の聴力のすべてが100dB以上の者)
重度 2級一種
両耳の平均聴力が100dB以上一級
両耳の平均聴力が90dB以上二級 3級
両耳の平均聴力が80dB以上 手当の支
給対象外
4級二種
両耳の平均聴力が70dB以上
一側が90dB以上で他側50dB以上
6級
上 記 以 外 福祉法等による処置はない
   手当等級= 特別児童扶養手当等の支給に関する法律施行令 別表1〜3
障害児福祉手当及び特別障害者手当の障害認定基準について
   身障等級= 身体障害者福祉法15条4および別表二、身体障害者福祉法施行規則
   障害種別= 身体障害者旅客運賃割引規則 第2条

 身障者手帳2級でも、両耳の500、1k、2kHzの6箇所の聴力が1箇所でも100dB未満であれば手当等級「一級」となり、6箇所すべてが100dB以上であれば、手当等級「重度」となる。(昭和54年4月1日 社更54号)

 ABRの結果の取り扱いについては、様々であり、都道府県によって、多用な扱いとなっている。0歳代から2級判定をする県と、当初は6級判定とし、後々、等級をあげていく県もある(この場合、6級でも高度難聴用補聴器を給付している場合もある)。


注:手当等級・重度と補聴器交付について
  

 等級における重度の判定基準は、本来「補聴器を用いても音声が識別できない者」であるが、実際にこのような認定は困難なため、「左右の500、1k、2kHzの聴力のすべてが100dB以上の者」を「補聴器を用いても音声が識別できない者」とみなしている。補聴器を用いても音声が識別できない者であれば、補聴器は不要であるとの論理から、重度の判定を受けると、補聴器交付を受け付けない場合がある。しかし、ろう学校生徒に対しては、教育訓練上、補聴器を必要としている場合は、それを審査の上、障害児福祉手当の対象として認定しても良いとの通達があり、重度判定者でも補聴器の交付が受けられる。

 具体的にはろう学校の校長等による公文書で児童名をあげ、「下記の児童は、補聴器を用いても音声の識別困難であるが、教育訓練上、補聴器の装用指導を行っている」と記載し、福祉課の審査に望んでいる県がある。


厚生省社会局更正課通達(昭和51年6月28日、社更83−11)

(問) ろう学校の生徒については、教育訓練上全生徒に補聴器の使用指導がなされている実態があるが、この場合であっても、補聴器を用いていることをもって一律に福祉手当の対象としない取り扱いとしてよいか。
(答) ろう学校の生徒について、設例のような指導がなされている場合は、診断書等により補聴器を用いても音声を識別できない状態にあるか否かについて審査のうえ認定されることとされたい。なお、補聴器を用いても音声を識別できない状態にあるか否かについては、日常生活の状況について実地に調査するなどその認定に十分配慮されたい。



T.手当等級による福祉制度
                             特児=特別児童扶養手当の略
等級重度 一級二級
月あたり支給額 51,300+14,540円 51,300円 34,170円
支給手当の内訳 特児一級+障害児福祉手当 特児一級 特児二級
           参照法:特別児童扶養手当等の支給に関する法律 第4条、第18条

 重度・一級・二級という書き方は正しくない。特児と障害児福祉手当は、別々の法律で規定されているので、正確には「重度」判定を受けると、特児一級に「障害児福祉手当」の給付を受けられることになる。

 これらの給付については、所得制限があり、年間の所得が一定以上だと給付が受けられない。特児は郵便局から4カ月分がまとめて支払われ、支給月は4・8・12月(12月の支給分は手当の受給者が請求すると11月に支給を受けられる)。障害児福祉手当は本人名義の預金口座に3カ月分まとめて振り込まれ、支給月は2・5・8・11月。手当支給額は、物価水準等を勘案してほぼ毎年改正されている。


U.身障者手帳の等級による福祉制度
    一部の制度は前年度の所得がある一定以上であると対象とならない場合がある。

[医療補助(育成医療)]
   対象:全障害等級者  内容:医療給付  窓口:各保健所

[補聴器修理]
 対象:全障害等級者  窓口:福祉事務所
 内容:アンプ交換、フック交換など項目により修理基準が異なる。
耳型 6,400円、補聴器用電池の給付などがある。


[補聴器交付]  対象:全障害等級者  窓口:福祉事務所

標準型箱形  JIS C5512-1986による最大出力音圧が
140dB以下のもの。出力が125dB以上に及
ぶ場合は出力制限装置を付けること。
34,200円











標準型耳掛形 43,900円
高度難聴用箱形  最大出力音圧が140dB以上のもの。
 その他は標準型箱形及び標準型耳掛
形に準ずる。
55,800円
高度難聴用耳掛形 67,300円


レディメイド  標準型箱形及び標準型耳掛け形に準
ずる。
87,800円
オ-ダ-メイド 139,100円


箱形  IEC Pub 118-9(1985)による90dB最大
フォースレベルの表示値が110dB以上の
もの。
67,500円
メガネ形 121,900円
参照法: 児童福祉法 第21条の6、児童福祉法施行規則 第9条
補装具の種目、受託報酬の額等に関する基準
身体障害児童に対する補装具の給付について

 なお、「身体障害児童に対する補装具の給付について」の第三、4項には、「耐用年数(中略)に相当の長短が予想されるので、(中略)実情にそうよう慎重に取り扱うこと」との条項があり、必ずしも、耐用年数4年にこだわらなくても良いとの記載がある。過去の例を見ると、汗によって補聴器が著しく故障しやすくなり、修理期間を考えると、事実上使用できない状況になった場合/聴力低下が起こり、今までの補聴器では適合困難になった場合/やむ得ない理由での紛失(遺失届けを添付)などが耐用年数4年以下での交付対象となったことがある。

 補聴器の種別(高度難聴用とか標準型の判別、挿耳形の交付)は、特に法律的な判別法は定められていない。従って、これらを交付判定する医師等による判断にゆだねられている。この場合、2〜3級が高度難聴用、4級以上は標準型が目安とされている。

 「高度難聴用耳掛形でFM型を必要とする場合は、89,000円増しとすることとし、ワイヤレスマイクを必要とする場合は、修理基準の表に掲げる交換の額の範囲内で必要な額を加算すること。」

 つまり、高度難聴用耳掛形の基準交付額 67,300円※に加えて、156,300円が基準交付額となる。また、修理基準の表に掲げられたFMマイク交換の額は 42,300円。 従って、片耳で計算すると、156,300円+42,300円=198,600円。両耳の場合でFMマイク1台の場合は、156,300円×2+42,300円=354,900円の交付額となる。このように、FM両耳交付の場合、FMマイクは1台で良いのだが、過去に2台交付してしまう県があった。

 また、仕入れにかかる消費税分の考慮額として、3%が上乗せされる。

 このため、
 @「高度難聴用耳掛形、イヤモ−ルド付き、両耳」の交付の場合の受託報酬予定額は、
(67,300 +  6,400)  ×2  ×1.03  =151,822円に
高度難聴用耳掛形 イヤモ−ルド 両耳 仕入れ消費税分

 A「高度難聴用耳掛形、イヤモ−ルド付き、両耳、FM型」の受託報酬予定額は、
((67,300 + 89,000 +6,400) ×2 +42,300)  ×1.03= 378,731円となる。
高度難聴用耳掛形 FM加算 イヤモ−ルド 両耳 FMマイク分 仕入れ消費税分

その他の注記
   ※ 価格は、電池、骨導レシーバー又はヘッドバンドを含むものであること。
   ※ 身体の障害の状況により、イヤモ−ルドを必要とする場合は、修理基準の表に掲げる交換の額の範囲内で必要な額を加算すること。
   ※ ダンパー入りフックとした場合は、240円増しとすること。

 また、本来、補聴器交付は現物支給が原則で、「補聴器購入時に、その代金を補助してくれる」という制度ではない。しかし、費用の支給もやむ得ない場合には、認められる(法:身体障害児童に対する補装具の給付について 第1−3)。



基準外交付

 高度難聴用耳掛形などの基準に示された補聴器以外の補聴器(例えば、周波数圧縮補聴器)の交付を受けたい場合は「基準外交付」の制度を利用する。「身体障害児の障害の状況、その他真にやむを得ない事情により告示に示された補装具の種目、型式、価格等によりがたい場合は(中略)、厚生大臣に協議のうえ承認を得て給付することができる」。 (法:身体障害児童に対する補装具の給付について 第3−2)。基準外交付を受けたい場合は、 まず福祉の窓口と相談の上、医師の意見書(補装具交付意見書)に、その旨を書いてもらう。その上で、県は厚生大臣に「身体障害児補装具基準外給付交付申請書」を提出する。(様式は上記通達様式第4号)通常、2〜3カ月程度で認可されることが多い。詳しくは「みみみだより255号」を参照してのこと。

 過去の交付例として、周波数圧縮変換補聴器の他、低音強調耳かけ形補聴器、防水型、人工内耳使用児のFM送受信装置などが給付対象になっている。なお、この基準外交付は、児童対象の制度である。



[日常生活用具の給付・貸与]
 内容: 聴覚障害者用屋内信号装置の給付(サウンドマスタ−、パトライトなど)
 対象: 聴覚障害2級(聴覚障害者のみの世帯及びこれに準ずる世帯で日常生活上必要と認められる世帯)

 内容: 聴覚障害者用通信装置の給付(福祉電話、ファックス、筆記文字通信装置など)
 対象: 聴覚障害者又は発声・発語に著しい障害を有する者であって,コミュニケ−ション、緊急連絡等の手段として必要と認められる者

 内容: 文字放送デコーダーの給付
 対象: 聴覚障害者のうち、必要と認められる者

自己負担金(児童福祉法第56条第8項により支払を命ずる額)

 双方が聴覚障害を持つ兄弟が、同一月内に補装具等の申請をした場合、自己負担金は1人分と、2人分目の1割で良い。これは自己負担金の計算が世帯ごと、月ごとに行われるため。また、ファックス、文字多重放送受信装置とを同一月内に申請した場合も、自己負担金は1回分+2回分×0.1 となる。例えば、自己負担金が1万円の世帯の場合、4月にファックスを、5月に文字多重放送受信装置を申請すると、計2万円の支払いとなるが、4月に同時に申請すれば、1万円+1000円=11,000円で良い。補聴器交付なども同じ。



★自己負担金とイヤモ−ルド:自己負担金は請求額に係わらず一定である。つまり、前年度所得によって、8000円と規定された世帯が、FM補聴器両耳の判定で37万円相当の補聴器交付を受けても、6400円のイヤモ−ルドの修理判定を受けても、自己負担金は8000円となる。重度難聴児だと1年に1回はイヤモ−ルドを新作する必要があるが、この場合、自己負担金の額が8000円と、6400円より高く規定される世帯の場合、結局、全額の6400円を支払うことになり、実質、福祉による恩恵は0である。

★なお、一部の地方自治体では、この自己負担金を市町村が負担するという独自の制度を持っている。この場合、補聴器交付や修理の際、一切、自己負担金がかからない。この場合、上記のイヤモ−ルドや電池の交付は、いわば受け得となる(8ページ参照のこと)。



[税金]
 対象:特別障害者控除は1〜2級、障害者控除は3〜6級障害者対象
 内容:所得税・市民税・県民税・相続税について、税の控除が行われる。


[自動車物品税、取得税、自動車税、軽自動車税の控除]
減税対象者= 2級障害者の購入運転、または、18歳未満の2級障害児と生計を同一にする者がもっぱら手帳所持者のために運転する場合
税金名 免 税 内 容 手 続 き 方 法
取得税 免  税 福祉課で資格証明を受け、税務署で
自動車税 家族運転の場合2000ccまで減免
本人運転の場合 制限なく 減免
手帳、印鑑、免許証、車検証
住民票をもって福祉課へ
軽自動車税 減  免 手帳、印鑑、免許証をもって市民税課へ
注:上記の「もっぱら」とは、週に3回以上の往復のために使用する場合。通学の他、通院も週に3回以上であれば、その医院の証明で適用が受けられる。


[高速道路の割引]
 対象:本人運転は手帳6級以上、介助者運転は本人手帳2・3級のみ
  @手帳+車検証(+本人運転の場合免許証)を福祉事務所に持参
  A手帳に印を受け、「割引証」を受ける(1回60枚、通学180枚、年間720枚まで)
  B「割引証」に必要事項を書き込みの上、通行券と共に料金所に出す

[映画入場料の割引]
 対象:全手帳所持者(大人は子ども料金で鑑賞可能。子どもの場合、割引制度なし)。

[住宅資金貸付優遇]
 対象:4級以上
 内容:2級以上で面積割増、4級以上で金額の割増を受けることができる

[NHK受信料減免]
 対象:全手帳所持者
 内容:手帳所持者のいる貧困世帯で全額免除、世帯主が手帳所持者で半額免除

[その他] 市営バス・公共施設利用の割引など、各自治体が独自の制度を設けている。
誕生日に図書券配布、12月にクリスマスケーキ配布などもある。


V.障害種別よる福祉制度

[JR、私鉄運賃等の割引]
区   分割引対象乗車券 取扱区間割引率
第一種 介護人付添  普通、定期乗車券
回数乗車券、急行券
全区間5割
単 独 普通乗車券 片道100キ
ロをこえる区間
第二種 単 独
12歳未満
介護人付添
定期乗車券全区間
 手続き方法:切符購入窓口に手帳を提示する 法:身体障害者旅客運賃割引規則

 注:切符購入はJR窓口の他、旅行代理店でも受け付ける。また、介護者に発行
  する定期券は、障害児本人の定期券が通学であっても、通勤定期扱いとなり、
  通学定期とはならない。

[航空運賃の割引]
 対象: 12歳以上の第一種障害者(付添者有無不問:証明印不要)
12歳以上の第二種で聴覚4級障害者本人(証明印必要)
 内容:25%
 手続き:福祉事務所での証明印が必要な場合がある



【目次】


福祉・就学援助に関する自治体の対応の差について


1.補聴器交付の際の 自己負担金への自治体からの援助
  A市: 高額所得者以外は市が全額負担、あるいは一部負担
  B市: 「補装具等購入費自己負担金助成事業」があり、それにて補助する

2.修理基準に該当する場合の、自己負担金への自治体からの援助
  C市: 年間60個(両耳分)を給付
  D市: イヤモ−ルド代は全額、市が負担する
  E市: イヤモ−ルド代、補聴器修理代は、市が負担する
  F市: 所得制限付きで、子どもには電池を給付

3.自治体独自の扶養手当や育成手当
  G区: 都の基準をもとに区で助成し所得制限を越えても月額 17,000円支給
  H市: 市心身障害者福祉手当 月額 4,000円を支給、水道料金の一部免除
  I市: 市児童育成手当 月額 13,500円を支給

4.その他の福祉制度
  J市: 年間 3,000円のガソリン代か、福祉タクシー券交付
  K市: ガソリン代 1Lあたり50円助成、月 3,500円が限度
  L市: 年間、理髪券 6枚交付

5.教育委員会からの就学援助
  M市: 難聴学級の通級に必要な交通費の支給(子どもの交通費のみ)
  N市: 難聴学級の通級に必要な交通費の支給(親子の交通費)
  O市: FM補聴器を在籍校に貸与
  P市: FM補聴器の短期貸出
  Q市: 専門病院での診察・聴検・言語力検査が無料(市費:年1回)
  R市: 複数担任制にして、学習補助をつける
  S市: 難聴学級の先生が訪問指導をする
  T市: プール指導の時、学生アルバイトが補助に付く
  U市: 主要4教科のドリルを給付
  V市: 週2時間、市が雇用した先生によるドリル指導を受けられる

    ・・・・・・・・・・ 資料ご提供ありがとうございました。  


【目次】



講座のご案内
 きこえとことばの関係講座

 ろう学校では聴覚に障害をもつ子どもたちが学んでいます。

 「聴覚の障害」のことや「聴覚に障害を持つ人とのコミュニケ−ション」などを広く知っていただくために、本年度も『きこえとことばの関係講座』を計画しました。多くの方がお気軽にご参加下さいますよう、ご案内いたします。


と き: 5月16日〜12月5日(第1・第3土曜日、12回)14:00〜16:00
ところ: 大阪府立堺聾学校(堺市百舌鳥陵南町1丁 TEL:0722-57-5471)
JR阪和線上野芝駅下車 泉北1号線に沿い、徒歩10分
受講料: 無料(ただし、教材費として300円いただきます)
主 催: 大阪府立堺聾学校

講座内容: 5月16日  開講式:聴力について、聴覚障害児教育について
5月30日  聴力の測定について
6月 6日  きこえとことば、手話の歴史
6月20日  指文字と手話、ことばを育てる
7月 4日 手話の練習
8月29日  要約筆記について、要約筆記の練習
9月 5日  手話の練習、補聴器について
9月19日  補聴器の付け方・使い方、手話の練習
10月 3日  手話の練習、老人の難聴について
10月17日  手話の練習
11月 7日  豊かな会話を目指して
11月21日  聴覚障害者と福祉事業、手話の練習
12月 5日  手話の練習、疑問に応える、閉講式

申込方法:  受講を希望される方は、下記まで、お名前・ご住所・年齢・性別・電話番号を明記の上、ハガキまたはFAXでお申し込み願います。お急ぎの場合、電話での受付もします。
 なお、応募者多数(100名以上)の場合、受講をお断りすることがあります。

問い合わせ先: 堺聾学校学校開放講座係宛、FAX:0722−57−3310
〒591−8034 堺市百舌鳥陵南町1丁 TEL:0722-57-5471


編集部注)  ろう学校の技術・経験などを社会に還元することは、社会の聴覚障害児者への啓蒙活動として注目できる。社会を変えていくことは、今、目の前の子どもの将来にとっても有益なことだ。長期的視点をもった、このような取り組みをもっと多くのろう学校が試みても良いのではないだろうか?

【目次】



ご案内
 聴覚障害を持つ子供達のための
           音と動きのワークショップ

 耳が聴こえる子供も聴こえない子供も、自分を表現するチャンネルはいろいろあってよいのではないでしょうか? 絵を描くこと、文章を書くこと、ダンスをすることと同じように、音楽で創造的に自分を表現することも可能です。子供に聴こえやすい音、体に振動の伝わりやすい音を使って、リズムを学んだり、自分のイメージを音で表していきます。それは必ずしもみんなと同じように何かができることではなく、他の誰でもない自分らしさを大切にすることです。自分の声やボディパーカッションを用いた音も発見しながら、物語を使った新しい音楽を一人一人のアイデアを生かしながらつくっていきます。


日時  6月13日(土)PM 3:30〜PM5:30
会場  中野養護学校体育館
講師  飯塚暁子    国立音楽大学卒業後、渡欧。オーストリア国立音楽芸術大学モーツァルテウム『カール・オルフ研究所』で音と動きの教育を学ぶ。その後、オーストリアの聴覚障害児の研究所やろうあ者劇団で働き、今年帰国。

 参加を希望される方は、お電話もしくはFAXでお申し込みの上、1週間以内に下記に参加費(1,000円)をお振り込みください。ただし、定員 15名(9歳以上)。
申し込み先/クリエイティプ・アート実行委員会事務局 ミューズ・カンパニー
    〒106 東京都港区西麻布1-6-10-101 TEL:03-3479-8535 FAX:03-3402-5438
    郵便振替先 00120-5-725206 口座名義:クリエイティブ・アート実行委員会宛


【目次】



交流会開催
 聴覚障害者公務員交流会開催

 東日本交流会のご案内(日本全国どこからでも参加できます)

 なお、同会では、11月21日(土)・22日(日)に、横浜ラポールで、第7回聴覚障害者公務員交流会を予定している。交流会への加入などの照会は、〒173−0004 板橋区板橋1−47−11−1006 越智様方までご照会を。


【目次】



補聴器新製品
 WIDEX LOGO シリ−ズなど

 デンマークWIDEX社は、LOGOシリーズにエコノミーシリーズを、評判のセ ンソには、CICタイプと高度難聴用モデルを追加した。どれも注目の製品である。


WIDEX LOGO シリーズ 1.LOGOエコノミーシリーズ

 LOGOは以前から販売されていたデジタルプログラマブル・アナログ補聴器。このシリーズに、エコノミーシリーズが追加された。従来のLOGOは周波数特性のメモリを2つ持っていたが、エコノミーシリーズでは、1つになっている。プログラムが選択できる補聴器を使っている人でも、プログラムを変えることはあまりない。そこで、プログラムを1つにしたという製品。デジタルプログラマブルならではの5つの調整装置、また、1つひとつの調整幅も広いという特徴はそのままなので、手元にプログラマがあれば価格的にも性能的にも利用しやすいシリーズになった。もっともパワーの強い耳かけ形 L32Eが 130,000円。その他、L12E 88,000円、L8E 88,000円、L6E 78,000円。耳あな形 LXE 148,000円。L32Eは、FOG 54dB、SSPL90 <147dBSPL(共にPeek・擬似耳値)。


WIDEX センソP38 2.センソに新機種

 WIDEX のフル・デジタル補聴器センソは、そのデジタルならではの騒音処理ゆえに多くの支持者を集めている。センソは、すでに耳あな形、耳かけ形 C8、C9、C18のラインをもっていたが、今回、それに高度難聴用2器種と、指向性マイクを持つ1器種、さらにCIC1器種が追加された。フルデジタル補聴器がCICサイズに収まるという技術の進歩にはただ驚くのみである。

 指向性の器種はC19。従来のC18の機能はそのままで、指向性マイクが付いている。

 高度難聴用の器種はP37とP38。P37は2チャンネル、P38は3チャンネルのDSP回路を持ち、サウンドスタビライザーと名付けた音声の明瞭性とダイナミックレンジについて音環境に即応できる回路、デジタルボリュームなどの機能が積まれている。製品の効果をぜひぜひ感じてみたい器種である。P37・P38とも SSPL90 139dBSPL(peek)であり、70dB以上、110〜120dB程度までを推奨適合範囲としている。聾学校の子どもも十分使えそうだ。


 LOGO・センソCICの照会先:日本補聴器販売(株)Fax:03-3561-3088
 製品の情報は、アメリカWIDEX社のHPからも入手可能。http://www.widexusa.com/


【目次】


  神奈川県立
  平塚ろう学校
  幼稚部 聴能担当

活動拝見

 神奈川県立平塚ろう学校幼稚部では、以前より、聴能担当が年間活動計画を立て、年度末にはその反省をするという運営を行っています。聴能担当が何をするべきか、そして、どこまでできるのかを考えるために、年度始めの活動計画と、年度終わりの活動報告・反省の転載をお願いしたところ、快く、ご快諾いただけました。誌面都合で、活動報告・反省は次号に掲載します。今回は、活動計画のみご紹介します。次号の活動報告・反省を想像しながら、お読み下さい。

 転載をご許可いただきました平塚ろう学校幼稚部聴能担当の先生にお礼申し上げます。




  1997年度 平塚ろう学校幼稚部 聴能担当 年間活動計画

1.目標
   聴覚に障害のある幼児に対して、その障害による種々の困難を改善、克服していくために聴覚補償・聴覚管理を行ない、聴覚を活用する幼児を育てる。

2.重点目標
(1)個々に応じた補聴器フィッティング。
(2)個々に応じた母親援助。
(3)学級担任との連携。
(4)各学部聴能担当者との連携。
(5)補聴環境の整備と補聴援助システムの効果的な活用。
(6)活動内容の精選と効率的な業務推進。

3.担当(穂坂・三浦)
   (幼1・7名、幼2・6名、幼3・6名、教育相談・5名、計24名)
 聴能担当が学級担任と連携しながら、幼稚部全体の聴覚補償・聴覚管理を行なう。年度始めに担当のケースを分担し、各担当が連携しながら対応する。

4.活動内容
(1)聴覚補償・聴覚管理=聴覚補償・聴覚管理の手引き参照(改定予定)。
  @聴力検査
  A医療との連携
  B補聴器フィッティング
  C補聴器点検・管理
  D資料管理・整備
  E機器管理・整備
  F業者対応
  G交付手続き
  H教育相談及び転出入時の対応
  I評価

(2)聴能学習会
  ・昨年度までは母親学習会のみ実施してきた。
   今年度より聴能学習会として母親対象の内容と父親(家族)対象の内容を行なう。

  [母親学習会]
 5月  福祉法と補聴器交付・福祉手当てについて
 相互通話式集団補聴援助システムについて
 聴覚活用とコミュニケーションについて@(個別)
 6月  聴覚障害と聞こえについて@
 聴覚障害と聞こえについてA
 7月  補聴器の管理について
 9月  聴力検査について
10月  耳の病気について
 聴覚活用とコミュニケーションについてA(個別)
11月  各種機器について
12月  フィッティングについて
 1月  聴覚活用とコミュニケーションについてB(個別)
 1年間を振り返って
  • 幼1の母親を対象に行なう。
  • 幼2・幼3で必要な内容があれば随時取り上げて行なう。
  • 聴能担当が中心に計画・実施する。
  • 必要に応じて学級担任も参加する。
  • 実施日は、学部会で検討する。
  • 実施時間は原則として10:00〜11:30とする。
  • 前年度の聴能担当、乳幼児担当者との引き継ぎを行ない、内容を検討する。
  • 個人差や聞こえに障害をもつ母親への配慮などを考慮し、少人数制で行なう。
  • 前年度までの「聴覚の活用について@(個別)A(全体)」は今年度より「聴覚活用とコミュニケーションについて@AB」として学級担任と共に学期に1回行なう。
  • 学級担任と連携しながら、ビデオの視聴や講演会・研修会等の情報提供を行なう。
  • 幼稚部主事、学級担任との情報交換に努める。
  • 欠席者や途中入学者については、別に時間を設定し対応する。
  • 実施にあたっては、毎回事前にアンケートを行ない、内容検討を行なう。その上で計画を作成し、基本的には一斉に、場合によっては個別で行なう。
  • 計画及び資料等は幼稚部主事、学級担任、母親へ事前に配布する。また、報告を作成、幼稚部職員に配布し、また、必要に応じて口頭で話をする。
  • テキスト及び資料は「子どものきこえと補聴器」や、聴能担当が作成した資料を使用する。また、テキストは改訂も進めていく。
  • 聴能に関する情報収集に努める。
  • 必要に応じて感想用紙を作成・配布する。
  [父親(家族)学習会]
  • 父親または家族を対象に行なう。
  • 聴能担当が幼稚部主事、学級担任と連携しながら計画・実施する。
  • その他、内容、日程など詳細は今後検討予定。
(3)聴能研修会
  ・全職員対象の内容と新転任者及び希望者対象の内容を取り上げ行なう。

  [全職員対象の内容]
  5月 学習会
  6月 情報交換・事例報告会
  9月 夏期研修報告会
  10月 情報交換・事例報告会
  11月 情報交換・事例報告会
   1月 年間反省
  • 学習会は人工内耳について東海大学助教授の北野庸子先生を招いて行なう。
  • 情報交換はきこえやコミュニケーションに関する内容を取り上げ行なう。
  • 事例報告会は補聴器、人工内耳、聴覚活用・聴覚学習に関連してケースを取り上げる。
  • 事例報告については乳幼児教育相談・指導担当及び学級担任に協力依頼し、進める。
  • 夏期研修報告会では事前にアンケートを行ない、報告者を検討・依頼し、聴能に関する内容を中心に取り上げ行なう。
  • 他学部における相互通話式集団補聴援助システムの使用状況等については、聴能担当者連絡会などで情報交換を行ない、幼稚部でも情報提供を行なう。

  [新任・転任者対象の内容]
  5月  聴覚障害と聞こえについて
 子どもへの話しかけ方
  10月  聴覚の活用と母親援助について
 耳の病気について
  6月  補聴器のしくみと機能
 補聴器の取扱いと管理
  11月  福祉法と補聴器交付について
 各種機器について
  9月  聴力検査について
 フィッティングについて
   1月  1年間を振り返って
  • 新任、転任者対象の聴能研は基本的な内容を取り上げ、年間計画に沿って行なう。
  • 新任、転任者対象の聴能研の内容が新任研の内容と重なった場合は、調整する。
  • 希望者の先生方も参加できるように事前に連絡する
  • その他、聴能に関する情報提供を随時行なう。

(4)きこえ通信
  • 聴能担当が作成し、発行する。
  • 原則として月1回の定期発行と学期末に1回発行する。
  • 内容は新しい情報や必要と思われる事柄を取り上げ掲載する。
  • 幼稚部及び乳幼児教育相談の保護者と教職員、他学部の教職員等に配布する。
  • 事前に幼稚部の職員に配布し、チェックを受ける。
  • 必要に応じて、アンケートを行なう。
(5)養護・訓練指導部
    養護・訓練指導部、聴能係の年間活動計画及び「養訓・聴能エリアの管理・運 営の手引き」参照。

(6)幼稚部聴能担当の連携

  *幼稚部聴能担当者会
   ・基本的に毎日、時間を設定し、情報交換及び話し合いを行なう。

  *幼稚部聴能担当者会の内容
   @年間活動計画:年間活動計画の作成〜年度末・年度始め随時
   A年間活動報告・反省:年間活動報告・反省の作成〜年度末・年度始め随時
   B月間活動計画:月間活動計画の作成〜月1回
   C月間活動報告・反省:月間活動報告・反省の作成〜月1回
   D週案:週間活動予定の確認〜週1回
   E聴能研修会:内容検討〜月2回
   F母親学習会:内容検討〜月2回 反省〜学習会ごとに1回
   Gきこえ通信:内容検討〜月2回 原稿作成・印刷〜随時
   Hその他
  
  • 「今日の業務」を毎日作成し、朝の職員打ち合わせの時に確認する。
  • 聴力検査、点検、フィッティング等の報告(担当者会の初めに行なう)
  • 業者、医療、行政(福祉)関連事項の確認
  • 聴能に関する情報交換
  *@Aは幼稚部教員、養護・訓練指導部担当者に印刷・配布する。
  *BCは幼稚部教員、各学部聴能担当者に印刷・配布する。



(7)乳幼児相談担当、学級担任との連携

  @乳幼聴能担当者会
  
  • 前年度までは情報交換・学習会等を月2回行なってきた。今年度は、乳幼聴 能担当者会は行なわない。
  • 情報交換については随時行なう。
  • 学習会については乳幼児で中川先生を中心に行なう学習会に可能な範囲で、 また、必要に応じて参加する。
  A幼稚部聴能担当・学級担任連絡会:ケース会〜学期1回
     1学期  6月(5月の学部会で日程検討)
     2学期 11月(10月の学部会で日程検討)
     3学期  2月(1月の学部会で日程検討)

(8)日課
    9:0010:00 12:0013:00 14:00
    聴 検 聴検記録整理
    補聴器点検・調整
    給食 補聴器点検調整
    母親対応/聴検
    聴 検 聴検記録整理
    補聴器点検・調整
    給食 補聴器点検調整
    母親対応/聴検
    聴 検
    (教育相談)
    *聴能担当者会・作業
    教育相談(随時)
    給食 資料整備・管理
    機器整備・管理
    聴 検 業者対応(10:30〜)
    聴検記録整理
    給食 補聴器点検調整
    母親対応/聴検
    聴 検 聴検記録整理
    補聴器点検・調整
    給食 補聴器点検調整
    母親対応/聴検
    聴 検 聴検記録整理
    補聴器点検・調整

    (週案)
    *・・・聴能担当者会     
    (水・金は連絡会)  
(9)引き継ぎ
 @乳幼児相談担当との引き継ぎ
  • 新年度の担当者が決定後、乳幼児相談担当、幼稚部新1年生の学級担任、聴 能担当の間で引き継ぎを行ない、個々の子どもについて話を聞く。また、乳幼児 相談指導での母親学習会の内容や、個々の母親について話を聞き、幼稚部での母 親学習会の計画を立案する。
  • 引き継ぎ終了後、以下の資料を作成すること。
    (学校用・家庭用個人ファイル、障害者手帳の写し、聴検カード等)
  • 乳幼児期の聴能に関する資料は、学校用個人ファイルに保管する。
 A小学部聴能担当との引き継ぎ
  • 新年度の担当者が決定後、小学部の聴能担当、新1年生の学級担任、幼稚部 の聴能担当の間で引き継ぎを行なう。
  • 幼稚部修了生及び教育相談児等の個人ファイルは小学部の聴能担当に引き渡 し、聴能準備室で保管する。
(10)聴検室の使用について:聴検室使用予定表参照。

(11)養訓・聴能エリアの管理・運営について:管理・運営の手引き参照。

【目次】


  聴覚障害者向け 手話でのパソコン講座のご案内
  第1回 NIFTY 体験セミナー  〜電子メール送受信編〜

講座開催

 本講座は、聴覚障害者を講師として聴覚障害者とそのご家族または、手話ボランティアの方々にパソコンで NIFTY-MANAGER(ニフティマネージャ:パソコン通信)を実際に使っていただき、電子メールの交換や会議室の開き方/閉じ方などを学び、聴覚障害者の輪を広げていけられるように願って、本講座を開催することになりました。

 ぜひ、友達との電子メールや社会の情報収集に役立つ、この講座にご参加ください。


【目次】


  人工内耳友の会
    ACITA会報   子供たちの広場特集号

新刊冊子

ACITA会報 子供たちの広場特集号

 人工内耳友の会「ACITA」は、人工内耳装用者の会である。ACITAは、今年で創立10年目を迎えた。

 ACITAでは、年に4回、会報を発行しているが、この会報は人工内耳装用者にとって、なくてはならない情報源であり、また体験談・経験談の宝庫でもある。

 会報には、人工内耳装用児に絞ったコーナーがある。この「子供たちの広場」には、人工内耳を我が子に選択した親や、装用児本人の感想、さらに教育現場からの声などが寄せられており、我が子に人工内耳を考えている家庭にとって、人工内耳を考える上で、もっとも身近な話題を提供してくれるコーナーになっている。

 今回、過去に掲載された「子供たちの広場」の総集編が1冊の冊子にまとめられ、刊行されることになった。人工内耳について、情報を集めようと思っている人、自分の子どもに人工内耳を考えている方にとって、貴重な文献となろう。

 人工内耳の説明書を付属して、1冊500円。
 なお、本冊子は書店で扱っていないので、入手の際は下記に相談していただきたい。


 ACITA事務局 〒228−0015 座間市南栗原6−8−21 小木様方
                        FAX:0462−55−0628


【目次】



人工内耳ニュース
 MRI対応型インプラント

 人工内耳装用児者の場合、送信用コイルを頭につけるための磁石が悪影響するためにMRI(磁気共鳴画像診断装置)を受けることができませんでした。新しいCI22Mでは、体内に埋め込むインプラントの磁石がはずせるようになっています。はずせるといっても、頭の皮膚の下に埋め込まれている物ですから、切開が必要となり、手術は必要です。磁石以外の電子回路も強磁界に耐えられるようになっているためにこの磁石だけを取り除けば、MRIを受けることが可能になるとのことです。インプラントがMRI対応かどうかは、レントゲン撮影をすると見ることができる文字でわかるようになっています。ないことを祈りますが、人工内耳装用児が事故にあったなど、MRIを受けるべき事態が起きた時、相談をすることが欠かせないでしょう。


【目次】



国際会議開催
Through Early Amplification
International Conference Sponsored by Phonak
October 29-31,1998,Chicago,USA
 
 

 近年の技術により、乳児の時点で聴覚障害児が正確に発見できるようになりました。効果的な早期教育を必要とする多くの聴覚障害児とその家族がいます。ホナックの提供によるこの会議では、早期補聴を実現することで、子どもの残存聴力を最大限活用することについて焦点をあてます。幼児に対する補聴に関する国際的エキスパートが、この会議の演者として参集する予定です。会議では下記の話題を取り上げます。


【目次】


小児の人工内耳シンポジウム開催

Symposium on Cochlear Implants in Children

日時・開催地  6月4〜7日 Iowa City, LA.
照会先 : University of Iowa College of Medicine,
      Otolaryngology-Head and Neck Surgery. fax 319/3353533.


【目次】



新刊図書
 聴覚障害児のコミュニケ−ション指導

聴覚障害児のコミュニケーション指導

 コミュニケ−ション・モードに関しては、現在、多くの学校で多様なモードが試みられているという実状ではないかと思う。特に、近畿以西では、聾学校の教育目標自身が変化の兆しを見せている。

 本書では、下記の構成により、多くの聾学校における多様なコミュニケ−ション指導の実践を紹介している。

 第1部 コミュニケ−ション指導の基礎
 第2部 コミュニケーション指導の実際
  4章 聴覚口話法による指導
  5章 キュードスピーチを用いた指導
  6章 人工内耳装用後の指導
  7章 同時法による指導
  8章 聴覚手話による指導
  9章 手指を利用した指導
  10章 パイリンガル教育による指導
 第3部 コミュニケーション指導の展望

【目次】


Cochlear Implant with Emphasis on the Pedagogical Follow-up for Children and Adults

新刊洋書

Cochlear Implants with
Emphasis on the Pedagogical
Follow-up for Children and Adults

17th Danavox Symposium 1997

 内容にご関心をお持ちの方は、編集部までご連絡お願い申し上げます。目次のコピー、入手の方法などご案内申し上げます。

【目次】



■ペーパーメディアによる「みみだより」購読のお誘い■

 「みみだより」は月に2回の定期出版物です。印刷体の「みみだより」を購読希望の方は、上記のfaxかe-mailでお名前、ご住所をお教え下さい。折り返し、見本誌と購読料振込用紙をお送りいたします。購読料は、月300円です。 年度締めで、各年度とも、3月までの残月数×300円を前納していただきます 。なお、著作権の関係で、ホームページで閲覧できる記事は、印刷体の「みみだより」のうち、インターネットでの公開許諾を得られた記事内容に限ります。


【目次】 | NEXT | BACK |「みみだより」ホームページ