2003年6月9日発行(第2・4月曜日発行)


News Source of Educational Audiology

聴能情報誌  みみだより 第3巻  第456号  通巻541号



編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211

購読料照会・新規購読申込・記事内容照会などは、郵便かFAXでお問い合わせいただくか、
下記のアドレスへメールをお送り下さい。

立入 哉  h-tachi@js2.so-net.ne.jp


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【目次】第456号
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記事訂正


第30回 言語・聴能教育実践夏季講座の開催日,日程欄の訂正

紹介記事の日程欄には「8月14日・15日」と書かれておりますが,
日程欄には16日と17日となっております。正しくは「8月14日・15日」です

【目次】




認定講習情報

(郵便番号のあとに住所がない場合は専用郵便番号
ですので,住所不要で宛名だけで着きます)

岩手県
障害児教育
8月5〜7日
青木成美 40名
  *定員に満たない場合は他県教員受入可
申込締切
6月6日必着
照会先
〒020-8570 岩手県教育委員会事務局教職員課管理免許係
TEL:019-629-6124 FAX:019-629-6134

秋田県
聴覚障害児の言語指導
7月29〜30日
小田候朗 50名
 
聴覚障害児の病理
7月31〜8月1日
中澤操・浅野義一
50名
*東北、北海道の教員受入可
申込締切
6月6日必着
照会先
〒010-8580 秋田県教育庁高校教育課総務班
TEL:018-860-5162 FAX:018-860-5808

山形県
聾教育
7月28〜30日
鷲尾純一90名
 
教育課程、指導法
8月5〜6日
佐藤正幸 90名
申込締切
6月19日
照会先
〒990-8570 山形県教育庁義務教育課庶務係
TEL:023-630-2868 FAX:023-630-2857

筑波大
免許法認定公開講座
8月4〜7日
8月8〜11日
詳細未定

愛知県
岩田(愛知教育大学) 45名
8月19・20日
 
 
都築(愛知教育大学) 60名
8月21・22日
 
*他県教員受入不可
照会先
〒460-8534 愛知県教委 教職員課審査免許法グループ
TEL:052-954-6772 FAX:052-954-6961

新潟県
教育課程及び指導法
8月4〜6日
星名信昭・我妻敏博
50名
 
*定員に余裕があれば他県教員受入可
申込締切
6月10日必着
照会先
〒9501-8570 新潟県教育庁義務教育課管理企画係
TEL:025-285-5511(内3848)  FAX:025-285-8087

【目次】

滋賀県
障害児教育概論
8月18〜21日
白石惠理子 80名
申込締切
5月30日必着
照会先
〒520-8577 滋賀県教育委員会事務局教職員課管理給与担当

石川県
聴覚障害児課程論
7月30〜31日
武居渡 40名
申込締切
6月16日必着
照会先
〒920-8575 石川県教育委員会事務局教職員課審査担当
TEL:076-225-1821

三重県
教育の基礎理論
8月1〜6日(午前)
荒川哲郎 40名
 
障害児の心理・生理・病理
8月1〜6日(午後)
増田佐和子他 20名
教育課程及び指導法、聴覚障害児指導法 8月7〜12日(午前) 松下淑
*定員に余裕がある場合他県教員受入可
照会先
〒514-8570 三重県教育委員会事務局人材政策チーム法令採用グループ
TEL:059-224-2957 FAX:059-224-3040

奈良県
聴覚障害指導法
8月11〜12日
玉村公二彦 30名
  *人数に余裕があれば他県教員受入可他県教員受入不可
申込締切
6月16日消印有効
照会先
〒630-8502 奈良県教育委員会事務局教職員課小中人事グループ
TEL:0742-22-1101(内5239) FAX:0742-24-7256

鳥取県
障害児教育論
7月19・20日
8月16・17日
渡部昭男 50名
  *他県教員受入不可
申込締切
5月30日
照会先
〒680-8750 鳥取県教育委員会事務局小中学校課障害児教育室
TEL:0857-26-7514 FAX:0857-21-7525

京都府
該当講座なし

徳島県
聴覚障害教育
8月5〜7日
高橋信雄 40名
  *定員に余裕がある場合のみ他都道府県教員先着順で受入可能
申込締切
6月30日,6月29日消印有効
照会先
〒770-8570 徳島県教育委員会学校教育課障害児教育指導室
TEL:088-621-3142 FAX:088-621-2883

高知県
聴覚障害教育理論
8月25〜26日
吉野公喜 50名
  聴覚音声・生理・病理 7月28〜29日 佐藤正幸 50名
申込締切
6月16日必着
照会先
〒780-8570 高知県教育委員会事務局教職員課人事企画班
TEL:088-821-4569

長崎県
障害児教育原理
8月18〜20日
長崎大学平田助教授 150名
  聴覚障害児の心理 8月25〜27日 福岡教育大学太田 ・ 
南出教授 50名
*定員に満たない場合は他県教員受入可
申込締切
6月18日
照会先
〒850-8570 長崎県教育庁学校教育課
TEL:095-824-1111(内3356) FAX:095-824-5965

【目次】




夏 来る!

「汗」対策特集

1.まずは,汗から守る・・・
1)布サック(製品・指包帯・軍手) = 綿でできたサックを補聴器をかぶせるもの。
 綿が外部からの汗を吸い取り,補聴器内部に汗が侵入するのを防ぐ。市販価2ヶで,400円。また,軍手の指を切って切り口をしぼったものを使う,あるいは,大きな薬局で売っている指包帯を使うこともできる。しかし,びちょびちょの布サックを巻いたままにするとかえって逆効果。乾燥剤にいれる際は布サックを補聴器からはずし,補聴器から汗が発散されやすいように気を使って!
図は「音・きこえのノ−ト No.155」(奈良県立ろう学校・聴能部刊)より許可を得て転載。

2)新モイスチャーガード 500円 : 取り扱い ワイデックス
 以前,モイスチャーガードの製品名で出されていた物の新製品。以前の物は,サランラップ状のものを巻き付ける感じだったが,それでは一度進入した汗がかえって出にくくなってしまうという欠点があった。今度の物は,そこそこの吸水性の割には通風性もあり,かつ,巻き付けやすい,と言ってもベトベトした粘着性のものでもないという感じでgood。
購入はワイデックス取り扱い補聴器店で。

3)耳活 3ケ 2,860円 : 取り扱い 直販
 軍手を使った汗カバーの高級品と思えばよい。軍手の指部分に糸ゴムが入っていて,補聴器にずれずに,うまくカバーをかけることができる。下記に直接,注文する。代金引換郵便での送付となり,3ケ入り1セット,品物代,送料,代金引換手数料込みで2860円

注文先:
本田企画(有)
〒810-0064 福岡市中央区地行4-14-4

TEL&FAX: 092-761-3413

4)布サック 10本入り1000円 : 取り扱い 直販
 綿でできたサックを補聴器をかぶせるもの。綿が外部からの汗を吸い取り,補聴器内部に汗が侵入するのを防ぐ。今年,福山の補聴器販売店が新たな製品を出してきた。いわゆる指包帯と同じようなもので,両端にはゴムがあり,ピシッと巻くことができる。価格は送料込みで1袋10本入り1000円。 サイズも3種類あるので,使用中の補聴器器種などのメモも忘れずに伝えること。

注文先=フクナガメディカル補聴器センター
注文先FAX:084−931−0023

こちらに必要袋数,発送先,氏名を送信すること。

5)カラフル補聴器カバー 2枚で350円
 さて,補聴器がカラフルになって,すてきな補聴器になったにもかかわらず,補聴器カバーはネズミ色・・・ということでは残念。そこで,カラフルな補聴器カバーを分けてくれることになりました。他の軍手状の織綿布に比べると布が1枚のため、補聴器本体に汗を吸った布が直接触れてしまうということがあると私は感じています。
 色は24色,脱落防止にゴムが入っていて,上部が閉まるようになっています。

サイズも, SSML人工内耳用
と5サイズ&1用途の6つがあります。
価格は2枚一組で350円
製造元は・・・実は,鹿児島の難聴児のお母さん。
ご購入は,メール,ファックスで下記を記入して依頼して下さい。

 @お名前 A郵便番号&住所 B連絡先電話&ファックス
 Cサイズ&使用している補聴器の器種名
 D色 E注文数

注文先= sakura66@triton.ocn.ne.jp  FAX:0996-84-2338

               ※色は下記のインターネットサイトで確認できます。
                 http://www.normanet.ne.jp/~mimi/sample.htm  
                 但し,発色の関係で実際の色と異なることがあります。


【目次】


カバーをいくらしたとしても・・・・
汗対策は「とにかく乾燥させること」

2.補聴器を使わないときは必ず乾燥を
補聴器にカバーするのは,汗の侵入を少なくする方法。一度入ってしまった汗には逆効果。補聴器を使わないときは,一時を惜しんで乾燥させるべし。
1)いいシリカゲルを使う
 煎餅の袋の中のものなどを使わない。青々とした良いシリカゲルを調達する(調達法は次頁参照)。十分な量(少なくとも100〜200g)をタッパの中に入れ,その上にティッシュを置き,その上に補聴器を置く。
シリカゲル 50g×260パックで 13,000円 : 取り扱い 直販

   不織布に梱包された状態での,3%混ゲル(透明に3%のコバルトブルー)
50グラム入り260パックで13,000円で購入可能。
塩化コバルトを使用していないので, 加熱時に塩素ガスが出ず,再利用時が可能です。

注文先:まちづくり福祉推進ネット 〒562-0044 箕面市半町4-2-8 
TEL 0727−24−2639  FAX 0727−24−2074

2)持ち運び用シリカゲルにはダシ袋を使う

上記の方法だと,持ち運ぶとシリカゲルがタッパの中で散ってしまう。そこで持ち運び用ケースにシリカゲルを入れる場合は,鰹節や茶葉を入れるダシ袋を使うこと。 但し,補聴器用電池は乾燥剤の中に入れないこと=電池寿命が短縮する。 そこで,乾燥容器の上に マグネットシール(板状の磁石で片面がテープになっていいる)や黒色の厚い両面テープを貼っておき,電池はそこに付けておくようにすると良い。

マグネットシールの例)
http://www.tsuriken.co.jp/tsuriken/gs/magnet-seal.htm

黒い両面テープは自動車用品店で見つけやすい。あまり粘着力が強いと電池を付けた後,取りにくい。表面が柔らかいテープを使い,補聴器用電池の空気穴側を貼り穴をふさいであげると,気持ち電池寿命が長くなる。


3)補聴器を乾燥をさせ,除菌する装置が市販開始

 エントリージャパン社から輸入販売されることになった「ドライ&ストア」は,乾燥剤だけではなく,紫外線ランプで滅菌するもの。
 紫外線ランプによる抗菌,ファンで適度した暖かい,乾燥した空気を循環し,補聴器や人工内耳ヘッドセットから水分を拡散的に出す。そこで乾燥剤によって水分を空気から吸収する。補聴器に付いている耳垢の水分も取れますので,耳垢も取れ易くなると言う。


 ★定価  18,800円

 ★乾燥剤(1年分)  定価 3,650円

  本体購入時には乾燥剤が付属するが交換用の乾燥剤
  の方が強力。


 ★全国一律800円(送料・代引き手数料共)
   が必要 (20000円以上購入の場合,不要)


      発注先:(株)エントリージャパン
 〒150-0002
 東京都渋谷区渋谷2-9-10青山台ビル902
 tel. 03-3406-6838 fax. 03-5469-1885

 
E-mail : info@entry-japan.com

 特に汗で補聴器が壊れやすいという場合や,補聴器をつけて水遊びをする幼稚部には必須アイテムか。
注文は下記をファックスで送信
http://www.entry-japan.com/j/prod/dryandstore.html
発注日                 年      月      日
注文内容
フリガナ

お名前                                 印
ドライ&ストア         台

ご住所(〒 )
専用乾燥剤       ケース

発送・代引手数料         円
電話
小計          円
ファックス
消費税         円
E-mail
合計          

【目次】




研修会開催

九州地区教育オーディオロジー初級研修会

 聴覚障害教育を担当される先生方に基礎的な知識や技能を研修していただくために,このたび,下記のような研修会を行う予定です。つきましては,ご多用のところ誠に恐縮ですが,職員及び関係者の方々にご周知いただきますよう,よろしくお願い申し上げます。

目 的
聴覚障害教育に必要な知識や技能について実践的に研修する
期 日
2003年6月28日(土)〜29日(日)
対象者
聴覚障害児・者の教育や療育に携わる者
内 容

28日
  13:30〜13:40 日程説明
  13:40〜15:00 【講演】講師:愛媛大学教育学部  立入哉先生
  15:15〜17:30 【講演】「人工内耳のリハビリテーション」
                講師:九州大学医学部附属病院耳鼻咽喉科 中川尚志先生

    ※1日目終了後,懇親会を計画しております。ぜひご参加下さい。

29日 9:30〜16:00  【少人数グループでの講義・実習】

会 場
福岡県立直方聾学校 福岡県直方市感田346-1
       筑豊本線直方駅下車タクシーまたは筑豊電鉄感田駅から東に1km
参加費
3,000円(1日のみ参加の場合は1,500円)
申込方法
照会先
下記の申込用紙にご記入の上,6月24日(火)までに,郵送でお送り下さい。

  〒822-0001 福岡県直方市感田346-1 直方聾学校 池部佳彦

・・・参加申込用紙・・・
フリガナ
氏 名


住 所
〒□□□−□□□□



自宅連絡先
TEL                         FAX
勤務先
職 名
勤務先住所
〒□□□−□□□□



勤務先連絡先
TEL                        FAX

★受講したいと思う時間に○をつけて下さい。講義,実習グループ分けの参考にさせていただきます。

28日
13:40〜15:00

15:15〜17:30
(   )講演 愛媛大学教育学部  立入 哉 先生

(   )講演 「人工内耳のリハビリテーション」
         講師 九州大学病院耳鼻咽喉科 中川尚志先生
懇親会
(参加・不参加)どちらかに○をお付け下さい。
29日
(    )おまかせコース
9:30〜11:15


12:15〜14:00


14:15〜16:00
(   )聴力検査法 (   )補聴器特性検査と補聴器の調整
(   )補聴の評価と聴覚学習

(   )補聴器特性検査と補聴器の調整 (   )補聴の評価と聴覚学習
(   )デジタル補聴器とその調整

(   )補聴の評価と聴覚学習  (   )デジタル補聴器とその調整
(   )補聴器フィッティング事例

講義・実習に関してご希望がありましたらお書き下さい。









【目次】




衛星劇場

日本語字幕入り映画放送


6月29日(日) AM 7:00〜 アイ・ラブ・フレンズ
7月 6日(日) AM 7:00〜 花のお江戸の釣りバカ日誌
   13日(日) AM 7:00〜 陽炎
   20日(日) AM 7:00〜 笑う蛙
   27日(日) AM 7:00〜 男はつらいよ 寅次郎子守唄
*字幕入り放送へのご意見/リクエスト等は 衛星劇場編成部まで FAX:03-5250-2324
*受信に関する照会は パーフェクTV FAX:03-5802-8438か,上記衛星劇場まで。

【目次】




研修会開催

岡山教育オーディオロジー研修会

目 的
聴覚障害児教育に必要な知識・技能を実践的に研修をする。
期 日
2003年7月30日(水),31日(木)
主 催
岡山県立岡山聾学校
対 象
中国・四国地区聾学校,岡山県内難聴学級の教職員
内 容
★30日(水)
9:30〜 9:50
10:00〜12:00

13:00〜15:00


15:15〜16:45
開会,オリエンテーション
記念講演  「デジタル時代の教育オーディオロジーの役割」
        志水康雄先生(広島大学大学院 教授)
小グループによる講義・実習1
       (聴力測定の基礎,発音学習,補聴器・音響特性)
小グループによる講義・実習2,聴能担当者会
       (デジタル補聴器,人工内耳)
※1日目終了後,懇親会を計画しております。
★31日(木)★
9:00〜10:30

10:45〜12:15


13:15〜15:15

15:15〜15:30
小グループによる講義・実習3
       (幼児聴力測定,コミュニケーション,人工内耳のリハビリ)
小グループによる講義・実習4
       (FM補聴器,デジタル補聴器,)
小グループによる講義・実習5
       (オーリカル,聴覚学習,中・高等部の自立活動)
閉会
※両日,補聴器及び福祉 関連機器等の展示もいたします。
資料代
1000円
定 員
40名程度
締 切
7月3日までに所定の申込用紙で申込のこと
会 場
岡山県立岡山聾学校(岡山市土田51)
照会先
〒703-8217 岡山市土田51 岡山県立岡山聾学校  国末和也

TEL:086-279-2127 FAX:086-279-8960
※講義・実習等の詳細及び参加申込は,第2次案内をご覧下さい。
※宿泊先は各自でご確保願います。

【目次】




研修会開催

大阪聴覚障害教育研究会主催 ワークショップ‘03

テーマ
「聴覚障害児のきこえと理解とことばの指導」
日 時
2003年8月30日(土) 9:45 受付開始 〜16:00
会 場
大阪市立聾学校(大阪市中央区上町1−19−31)
 地下鉄谷町線・長堀鶴見緑地線 谷町6丁目駅下車 徒歩約7分
 地下鉄谷町線・中央線 谷町4丁目駅下車 徒歩約7分
参加対象
聴覚障害児教育に関する初級的内容の研修を希望する教職員
内 容
10:00 開会式・参加者自己紹介

10:30 講演 『難聴学級で手話を取り入れた指導』
    講師 : 西村則子先生・湯川真知子先生(吹田第二小学校難聴学級)

          吹田市立吹田第二小学校は、大阪府下で数少ない複数の難聴学級を設
          置している学校で、校内に10名を超える聴覚障害児が在籍しています。
          この難聴学級で指導をする際にどのうな形で手話を用いているのか具体
          的に指導場面を紹介しつつ、お話を進めていただきます。

13:00  ワークショップ:選択講座(参加者による情報交換会をします)
参加費
本研究会2003年度会員は500円、非会員は1000円
申込方法
申込用紙を下記までFAXで送ってください。7月18日必着のこと。
照会先
大阪聴覚障害教育研究会 事務局代表 足立 貢 FAX:06-6493-6450


<参加申し込み用紙>
講演 : (参加・不参加) <いずれかに○をつけてください>

ワークショップ : 選択講座 <参加希望の講座の(   )に○をつけてください>
A(     )「授業で使う教材」
  わかりやすい授業を進めていくための教材の作成 のポイントや活用の仕方について
  解説をします。
B(     )「子どもを知るためのことばの検査や記録の方法」
  ことばや発音指導の基礎となる評価とその後の指 導への結び付け方について検査実習を通して
  学びます。
C(     )「やってみよう発音指導」
  発音指導の基礎的な内容を実習を中心に体験して いただきます。
D(     )「補聴器体験」
  実際に補聴器に触り、調整を変え、聞くことを通 して補聴器に対する理解を深めます。
氏名:                         メールアドレス:
所属:           市(町)立                                   学校
連絡先(自宅・職場):〒


TEL:               FAX:

         ※夏休み中に確実に連絡がとれるような連絡先の記入をお願いいたします。


【目次】




研究会開催

第26回 トータルコミュニケーション研究大会


大会テーマ:手話がベースのろう教育-PartU

1 期 日    2003年7月29日(火) 〜 30日(水
             9:30 受付開始

2 会 場    市川市民会館(市川市八幡4丁目2番1号  電話:047-335-1542)
             JR総武線本八幡駅から徒歩7分(山手線秋葉原駅乗換えで約30分)
             京成八幡駅から徒歩4分 都営地下鉄新宿線本八幡駅から6分

3 内 容   ★29日★ ・記念講演「手話の習得と日本語教育」 講師:正高信男(京大霊長類研究所)
                    0歳児の言葉習得研究の中で、聴こえる子どもの場合でも言葉の習得に体の動きが影響をもつことを
                    明らかにされてきた。これは手話が日本語の習得に関係していることを示唆しているように見える。
                    手話の習得が日本語の習得を妨げるとされてきたが、違うのであろうか?
                    そうした点を含めて、興味あるお話となりそうだ。

                ・手話をベースとするろう教育の実践報告
                    「ろう者の手話語りビデオ教材で進める国語の実践」 堀谷留美(大阪市立ろう)

          ★30日★ ・「人工内耳装用児のろう教育」 大城麻紀子(沖縄ろう)
                  ・「人工内耳装用児のろう教育」 加藤慶子(坂戸ろう)
                  ・講演「小児人工内耳の適切な選択とその教育」 熊川孝三(虎ノ門病院)
                  ・パネルディスカッション「人工内耳とろう教育」
                    聴覚障害の克服につながる、補聴器の延長線上のもの、ろうの否定になる・・・
                    このように人工内耳への評価、態度は様々です。人工内耳を求める考え方や、医療 面の課題、
                    教育面の課題に焦点を当てて討議します。
                    *パネリスト  熊川孝三(虎ノ門病院)、大城麻紀子(沖縄ろう)加藤慶子(坂戸ろう)、
                                尾登美鈴(保護者)、伊藤政雄(TC研)

4 参加費  
   
2日間参加
1日のみ参加
交流会参加
昼食代
会員
一般
2000円
1500円
5000円
800円
学生
1500円
1000円
5000円
800円
非会員
一般
4000円
3000円
5000円
800円
学生
3000円
2000円
5000円
800円

5 申 込    事前申し込みの締め切りは7月20日  *当日も参加受付をします。

          1)郵便振替  振替用紙の通信欄に、
                   ■氏名,■住所,■TEL/FAX,■所属,■参加費・昼食代・交流会費・TC研会費等内訳
                   を明記し郵便局から送金。
                   ロ座番号 00150-4-40452,加入者名:トータルコミュニケーション研究会

          2)メール   h-tachi@js2.so-net.ne.jp   新井孝昭

          3)FAX    03−3884−9582  前田芳弘

6 照会先     FAX : 03-3884-9582  E-mail : tcymaeda@td6.so-net.ne.jp

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研究会開催

第31回 東海四県言語・聴覚障害児教育研究大会


主 題
豊かなことばと心を育む教育をめざして
期 日
2003年8月19日(火)
会 場
名古屋市教育センター(名鉄神宮駅南側すぐ)
参加費
2500円(保護者,学生は1000円)
日 程
9:30〜10:00   受付
10:00〜10:30  全体会
11:50〜13:00  講演『よりよきコミュニケーションを目指して
                       〜インリアル・アプローチの考え方〜』

          講師 里見恵子氏(大阪府立大学社会福祉学部助教授)
13:00〜14:15  分科会打ち合わせ・四県事務局会議
14:30〜16:00  分科会
            構音障害,ことばの遅れた子の指導(学齢前),
            言葉の遅れた子の指導(学齢),吃音,聴覚障害,
            学級・教室の経営,親の会の活動
参加申込
参加申込用紙があります。参加申込用紙は大会事務局に問い合わせて取り寄せて下さい。
参加申し込み締切は6月末日です。
照会先
大会事務局 〒456-0011 熱田区花町7-33 高蔵小学校 近藤賢彦
       FAX : 052-681-6496 E-mail : takakura-e@nagoya-c.ed.jp

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ニュース

鳥取聾学校ひまわり分校に小学部設置


 日本の聾学校でもっとも新しく幼稚部だけを備えていた鳥取聾学校ひまわり分校(米子市上福原)は来年度から小学部を設置することになった。当面は隣の元皆生療護園を改修して使用するということだが,この時代,学部とは言え増になることは珍しい。
 東西に長い鳥取県は鳥取聾,松江聾があったが中西部に聾学校がなく,特別支援教育学校設置などの動きもあった。しかし,とりあえずは聾学校の校名が守られた。とはいえ,現在のひまわり分校の小学部にあがる年齢の在籍児数は少なく,今後も大都市圏以外の特殊教育の在り方という点で注目が必要か。


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シンポ開催

第12回 全国聴覚障害教職員シンポジウム


日 時
2003年8月6日(水) ・ 7日(木) ・ 8日(金)
会 場
中野区もみじ山文化センター(なかのZEROホール・小ホール)
主 催
全国聴覚障害教職員協議会
開催目的
全国の聴覚障害教職員一堂に集い,職務上のさまざまな困難や課題,成果を話し合い,
研究協議と経験交流を通して,お互いの意見や情報を交換し,視野を広げ,聴覚障害教職員としての資質を高めていくことを目的とする。
参加対象
全国の教育機関に勤務する聴覚障害を持つ教職員および健聴者の教職員,聴覚障害児の保護者,教育関係者,聴覚障害者団体会員,手話関係者,聴覚障害児教育に関心のある方
プログラム
6日  14:20〜16:00  特別講演 『私にとっての日本語と手話と・・・』 米内山明宏
     16:20〜17:00   サインマイム鑑賞
     18:30〜20:30  米内山さんを囲んで・東京の夕べ

7日   9:30〜10:00  シンポジウム開会式
     10:10〜12:30  記念講演
              『私たちろう夫婦と子どもたちとゆたかなコミュニケーションを』
                 那須英彰(ニュースキャスター)善子ご夫妻と二人のお子さま
     13:20〜16:50  研究会協議分科会
                 “幼稚部・小学部におけるコミュニケーションと手話の位づけ”
                 “中学部・高等部のコミュニケーションと教科学習”
                 “ろう学校の進路指導・職業教育,高等教育を中心に”
                 “寄宿舎の子どもたちとともに”
                 “聴覚障害教職員は語り,そして皆で話し合おう”
                 “ワークショップ・素話と読み聞かせ”
                 “ワークショップ・分かりやすい手話表現”
     18:00〜20:00   交流会

8日   9:30〜11:30   パネルディスカッション 『ろう教育によせる期待と夢』
                 パネリスト;長谷川 洋(筑波技術短期大学助教授)
                        武 居  渡(金沢大学教育学部助教授)
                 コーディネータ;浅野史行(筑波大学付属聾学校)
                 司会;市川明臣(東京都立石神井ろう学校)
     11:30〜12:00   閉会式
照会先
東京都立石神井ろう学校(事務局:03−3995−2363)まで
    参加申込締切=7月7日必着

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研修会開催

夏期全国研修会 「はじめのいっぽ2003」

日 程
2003年8月18日(月) 〜 20日(水)
会 場
独立行政法人国立特殊教育総合研究所
〒239-0841 横須賀市野比5-1-1 TEL:0468-48-4121
費 用
講習会資料代 13000円
宿舎宿泊を希望される方は宿泊関係諸費 7000円(バス・トイレ付個室)
対 象
難聴・言語障害教育関係者(原則として全日程参加できる方)
  ※難言教育の経験日数が0〜3年程度の方。通常学級担任,福祉関係者も含む。
定 員
100名(うち宿泊は87名)
内 容
難聴・言語障害教育の指導ならびに経営に関する,基礎的・基本的事項の講義および演習等。
研修内容
講座T  「ようこそはじめのいっぽへ」 国立特殊教育総合研究所
講座U  「子どもの育ちとおとなのかかわり」
        子どもの発達支援を考えるSTの会 中川信子
       ワークショップ(小グループ討論会)
講座V  指導の理論と実際(分科会)(関係のある分科会のみ抜粋)
        午前の部 聴力検査T 鈴木素子・長瀬和美
               言語発達  信国久子
               教育相談  久保山茂樹
               聴力検査U 鈴木素子・長瀬和美
               言語発達  牧野泰美
        午後の部 聴覚学習  信国久子
               言語発達  古谷充
               聴覚学習  出井幸代
               通常学級との連携  豊田弘巳
講座W  「卒業生に学ぶ」
講座X  「まとめ」  松村勘由
参加申込
専用の参加申込書 兼 払込用紙があり,各種注意事項もあるので,開催要項を下記に請求
の上,申し込んで下さい。
参加締切
6月30日(月)
なお例年,定員を超える応募があるので,参加希望の方はお早めにお手続きをお願いします。
参加費の払い込みをもって参加申込とし,ファックス・電話での申込は受け付けておりません。
照会先
全難言協研究部 荒川区立第三峡田小学校 難言教室
〒116-0002 東京都荒川区荒川1-43-1  FAX:03-3801-9813


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講習会開催

第19回  補聴講習会

期 日
2003年12月18日(木) 〜 20日(土)
  9:00受付開始          16:00終了予定
場 所
独立行政法人国立特殊教育総合研究所
  京浜急行電鉄京急久里浜駅下車またはJR横須賀線久里浜駅下車
  バス「国立久里浜病院」行または「野比海岸」行またはタクシーで10分
対 象
聾学校・通級指導教室・難聴・言語障害学級担当教師   聴覚障害にかかわる施設等の職員
内 容
・聴力検査の理論と実際  ・聴力検査の応用  ・補聴器フィッティングの理論と実際
・聴力検査実習  ・補聴器フィッティング実習1  ・補聴器フィッティング実習2
・ パネルディスカッション「補聴器・聴覚活用・コミュニケーション」
参加費
受講料:18000円   宿泊費:8500円(希望者のみ)食事別
申込方法
申込書に所定の事項をご記入の上,返信用封筒を同封して下記住所あてにお送り下さい。
また返信用封筒には,宛名を記入し80円切手をはって下さい。折り返し受講承諾書,受講に
あたってのアンケート用紙
をお送りします。その際,併せて受講料及び宿泊費の納入方法についてご連絡致します(受講申込の際は,送金しないで下さい)。
受講料及び宿泊費納入後の返金は致しません(ただし,代理出席を認めます)。
申込締切
9月26日(金)  定員50名に達した場合は締め切ることがあります。
送付先
〒239-0841 横須賀市野比5-1-1 独立行政法人国立特殊教育総合研究所内
     財団法人障害児教育財団第2研究部(TEL:046-848-4121:内線312)
備 考
@実習に使用しますので補聴器,騒音計(有る方)をご持参下さい。
A遠方者は17日も宿泊可能。夕食後,午後9時までにお入り下さい。
B講習内容及び情報保障等についての照会は申込書送付先までどうぞ。


参加申込用紙
フリガナ
氏 名
 
自宅連絡先
〒□□□−□□□□


TEL                       FAX

フリガナ
勤務先
 
勤務先連絡先
〒□□□−□□□□



TEL                       FAX

宿泊希望( あり・なし )   前泊希望( あり・なし )   性別( 男 ・ 女 )

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全国大会開催

全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会全国大会

日 程
7月30日(水) 〜 8月1日(金)
会 場
伊香保温泉『ホテル木暮』  http://www.hotel-kogure.com/
  北群馬郡伊香保町大字伊香保135 TEL:0279-72-2701
  新宿駅からの直通バスがあります
大会主題
豊かなコミュニケーションを支えるきこえとことばの教育のあり方
内 容
31日  11:00〜11:40  全難言協総会
      11:50〜12:30  大会開会行事
      13:15〜14:45  記念講演 『21世紀の子ども達へ』
                   山崎晃資 東海大学教育研究所教授
      15:00〜17:00  分科会A
                   ・口蓋裂児の指導における医療機関や学校担任との連携
                   ・ 吃音児と 親への支援そのはじめ・おわりを考えてみよう
                   ・ 聴覚活用とコミュニケーションの指導
                   ・ ことばが育つということその考え方と実践
                   ・ 楽しい体験の共有で育まれたコミュニケーション
                   ・ 知的障害養護学校における音声言語のないのンの指導事例
                   ・ 親の会の歩みと今後の課題
                   ・ 足利市における通級システムについて
                   ・ 身体リズム運動を取り入れた構音指導
      18:30〜20:30  交流会

1日    9:30〜11:30  分科会B
                   ・ 行動受容を通して吃音の改善を
                   ・ 聴覚障害児の学校生活への参加保障を考える
                   ・ 聴覚認知に弱さがある子のと支援
                   ・ 言語発達課題とADHD傾向を持つ子の指導
                   ・ 子ども同士のコミュニケーションを支える
                   ・ ことばの指導教室を支える親の会
                   ・ 人と人とのつながりを大切にした教室経営
      13:00〜15:00  ワークショップ
                   ・ 難聴 ・構音障害 ・吃音 ・言語発達遅滞 ・教材の作成
                   ・学習障害 ・ヴェルボトナル法
参加費
5000円
照会先
伊勢崎市立北小学校子ども発達相談室(担当:長沼秀明)
      〒372-0055 群馬県伊勢崎市曲輪町28-24 TEL/FAX:0270-25-4455
参加にあたっては,専用申込書,交通機関,宿泊の予約等々がありますので,開催要項を照会先までご請求下さい。 なお,ホテル木暮,旧木暮旅館は全日本ろうあ連盟発足するために昭和22年5月25日に約100名のろうあ者が集まり,仮委員長に藤本敏文を選出して「全日本聾唖連盟結成準備会」という協議をした由来のある場所です。

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中間まとめ

東京都心身障害教育改善検討委員会
これからの東京都の心身障害教育 の在り方について

 東京都がとりまとめを行っている「これからの東京都の心身障害教育の在り方について」の「中間ま
とめ」が発表された。東京都のこういた動きは地方にも影響を与えることが多い。またすでに新聞報道
されている障害児二重籍を事実上容認する「副籍」という概念を持ちだしている第4章の部分のみを抜粋して報告する。

 なお全容は下記のホームページから閲覧可能。
          http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/gakumu/sinsyoken/tyukan.htm

目次  第1章  東京都における心身障害教育の現状と課題
     第2章  今後の東京都の「特別支援教育」の展開に向けた改善の方向
     第3章  個に応じた魅力ある「特別支援教育」の推進
     第4章  「特別支援教育」への展開に向けた都と区市町村との連携と支援
     第5章  学校の専門性の向上・教員の専門性の向上
     第6章  児童・生徒の多様な教育ニーズに対応した教育環境の整備
     第7章  一人一人のニーズに応じた教育展開をめざして
        第4章 「特別支援教育」への展開に向けた都と区市町村との連携と支援

◎都と区市町村は小・中学校の通常の学級に在籍するLD等の特別な支援を要する児童・生徒への教育的対応を図るため、地域における支援体制を整備し、連携・協力して「特別支援教育」を推進する必要がある。

◎小・中学校の特別な教育的支援を要する児童・生徒のニーズに応じた教育の場として、モデル地域を指定して、特別支援教室(仮称)の設置について検討するとともに校内体制の整備を推進する必要がある。

◎乳幼児期から学齢期までの支援ネットワークでは、保護者を中心とした子育て相談・支援とも言うべき就学支援計画の作成が求められる。その際、これまで連携を困難にしてきた原因のひとつである個人情報の共有と管理に十分注意を払う必要がある。

◎盲・ろう・養護学校に就学し、籍を置く児童・生徒について、「継続的かつ密接な地域との関係を保つ」観点から、居住地域の小・中学校を「地域指定校」とし「副籍」を置くなどして継続的な地域の教育や福祉の支援を受けられるような新たなシステムを導入するため、モデル地域を指定して検討する必要がある。

◎学校卒業後の社会参加・自立を目指した教育を充実するために、福祉、労働等の関係機関と連携・協力して、「個別移行支援計画」を作成し、ライフステージに応じた「個別の支援計画」の一つとして、他の支援計画との連続性や一貫性を持たせる。

◎盲・ろう・養護学校のセンター機能を支援するとともに、小・中学校における「特別支授教育」を推進するために、研修・研究・相談・教育情報の提供など,都の「特別支援教育」に関するセンター的役割として、特別支援教育センターの設置を検討する必要がある。


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ミニ・ニュ−ス



★江東ろう学校,放課後チューター配置事業に指定
    文部科学省は,本年度から「確かな学力」向上のための施策として「学力向上アクションプラン」
   を実施,その一環として放課後に子ども一人ひとりに対応したきめ細かな指導を行うために,
   教員を目指す大学生や大学院生を小・中学校に配置する事業を試行的に行っている。
   この「放課後学習チューター配置事業」の調査研究指定校として,284校が指定された。
    この中で聾学校関連では江東ろう学校中学部が指定され,派遣元として,東京学芸大学
   指定された。 なお指定期間は2年間。学生が放課後に個別指導したり,相談に乗ったりすること
   養う意味でメリッ トがあると考えられている。
    その他,特殊関係では千葉市立第二養護学校(派遣元:千葉大学),派遣元が教員養成系
   大学ではないので不思議なペアになっている延岡市立一ケ岡小学校(派遣元:九州保健福
   祉
大学)がある。
    本省公表のリストには派遣先学級まで書かれていない。難聴学級などが指定されている学校
   があればぜひお教えいただきたい。

★文部科学省が「特別支援教育」の紹介用ホームページを立ち上げ
       http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/index.htm

★WIDEX社情報誌「WIDEX CLUB」でドライエイドプレゼント中
    日本WIDEX社が刊行している冊子「WIDEX CLUB」の第10巻(4月発行分)11ページに
  「知って得する福耳専科!」というページがある。この記事の中で,補聴器用乾燥容器ドライエ
  イ
ドの耳かけ形補聴器用「大」,耳あな形補聴器用「小」それぞれ5個づつ10名様分のプレゼ
   ントを行って いる。
   応募要領は「WIDEX CLUB」第10巻「読者プレゼント」の欄に。
   同誌は聾学校,WIDEX補聴器取り扱い店にはあるので,ご参考に。


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関連学会誌,研究会誌 Contens


★筑波大学附属聾学校紀要 (25)2003
「乳幼児の補聴器タイプの選択について−装用上の問題に関する考察−」庄司和史 2-12

★心身障害学研究(27)2003
「聴覚障害乳幼児における補聴効果の検証手順について−インサートイヤホンを使用した
visual reinforcement audiometryの応用−」  富沢晃文・加藤靖佳 113-122

★Otology Japan 12(5)2002
「未補聴で発見された両側中等度難聴伝音性難聴児の3例
 −治療前後の言語性IQの変化−」  千原康裕,狩野章太郎,加我君孝 581-585
「乳幼児難聴精密聴検時の医師の両親への対応に関するアンケート調査」
 新生由紀子,加我君孝 568-574

★筑波大学附属聾学校紀要 (25)2003
「乳幼児の補聴器タイプの選択について−装用上の問題に関する考察−」  庄司和史 2-12

★聴覚言語障害 31(2)2002
「熊本県における言語通級指導教室の現状と課題」  小野美和子,吉田弘子 49-56
「雑音負荷音場語音検査での測定方法に関する文献的考察」  中瀬浩一 79-87
「聴覚障害理解のための授業教材んも現状と課題」  中瀬浩一 57-66

★AUDIOLOGY JAPAN 46(2)2003
「長期人工内耳装用症例のアンケート調査」
 西山信宏,河野淳,清水朝子,冨澤文子,池谷淳,鈴木衛 135-144
「人内耳手術後1年以上経過して発生する中耳炎や器具露出の聴覚能に及影響」
 枝松秀雄,三須俊弘,渡辺健介,熊川孝三 145-150
「当科における人工内耳装用児の術後言語成績」
 瀬野悟史,間三千夫,硲田猛真,斉藤優子,十河英世,池田浩己ほか 151-156

★看護教育 10(43)9,2002
「身体表現を通して自己を知る」  南村千里 771-774

★演劇と教育 7(546),2002
「What is コミュニティーダンス?」  南村千里 2-6

★日本音響学会誌 (59)6,2003
「聴覚補償から情報保障へ」  大沼直紀(筑波技術短大学長)353-354

★電子情報通信学会誌 (86)6,2003
「音が立体的に聞こえるメカニズム」  小宮山摂 437−438

★未来 2002,8(431)
「コミュニティダンスへの道」  南村千里 8-13

★JSLHR 45(6)2002
「Presbyacusis and the Auditory Brainstem Response」Flint A. Boettcher 1249-1261
「Across-Frequency Comparison of Temporal Speech Information by Listeners With Normal and Impaired
  Hearing」Eric W. Healy and Sid P. Bacon 1262-1275
「Influence of Hearing Loss on the Perceptual Strategies of Children and Adults」Andrea L.  Pittman,
  Patricia G. Stelmachowicz, Dawna E. Lewis, and Brenda M. Hoover 1276-1284
「Temporal Integration of Sinusoidal Increments in the Absence of Absolute Energy Cues」
 C. Formby, M. G. Heinz, and I. V. Aleksandrovsky 1285-1296
「Spectral Contributions to the Benefit From Spatial Separation of Speech and Noise」
 Judy R. Dubno, Jayne B. Ahlstrom, and Amy R. Horwitz 1297-1310

★EAR and HEARING 24(1)2003
「Reliability and Validity of Judgments of Sound Quality in Elderly Hearing Aid Wearers」
 M. Mini Narendran and Larry E. Hurms 4-11
「Comparison of Speech Processing Strategies Used in the Clarion Implant Processor」
 Philipos C. Loizou, Ginger Stickney, Lakshmi Mishra, and Peter Assmann 12-19
「Distortion Product Otoacoustic Emission Response Characteristics in Older Adults」
 Peter Torre, III, Karen J. Cruickshanks, David M. Nondahl, and Terry L. Wiley 20-29
「Effects of Aging on Speech Sound Discrimination in the Mongolian Gerbil」
 Joan M. Sinnott, and Susannah B. Mosqueda 30-37
「Hearing Levels in Infants and Young Children in Relation to Testing Technique, Age Group,
 and the Presence or Absence of Middle-Ear Effusion」
 Diane L Sabo, Jack L. Paradise, Marcia Kurs-Lasky, and Clyde G. Smith 38-47
「Longitudinal Changes in Children's Speech and Voice Physiology after Cochlear
 Implantation」Maureen B. Higgins, Elizabeth A. McCleary, Arlene Eari&y Carney, and Laura Schulte
 48-70
「Audibility-Index Predictions of Normal-Hearing and Hearing-impaired Listeners' Performance on the
 Connected Speech Test」
 Robert L. Sherbecoe and Gerald A. Studebaker 71-88
「Trends in Age of Identification and Interventiqn in Infants with Hearing Loss」
 Melody Harrison, Jackson Roush, and Jennifer Wallace 89-95

★THE HEARING JOURNAL 56(3)2003
「PAGE TEN : It's not recruihnent-gasp! It's softness imperception It's long been accepted
 that hearing-impaired people experience abnormally rapid loudness growth, i.e., recruit-ment.
 However, the author says, the accepted wisdom was based on a misinterpretation of the data and
 she explains what the data really show.」Mary Florentine 10-27
「Proprietary fitting algorithms compared with one another and with generic formulas
 Compared with generic hearing aid fitting prescriptions, much less information is available
 about proprietary algorithms developed by manufacturers for their hearing aids. After
 studying several widely used proprietary prescriptions, the authors report on how they
 differ from or are similar to each other and to the leading generic procedures.」
 Gitte Keidser, Christopher Brew, andAndrea Peck 28-38

★VOLTA VOICES 10(2)2003
「Preparing Future Professionals for Deaf Education: The Seven Habits of Highly Effective Cooperating
 Teachers」
 Cheryl Broekelmann, M.A., PegJones, M.S., and Susan Lenihan, Ph.D. 10-12
「Biomedical Engineering and Bioengineering:Accomplishments by People Who Are Deaf or Hard of
Hearing」 Robert M. Raphael, Ph.D., and j. Tilak Ratnanather, D.Phil. 22-28
「Parent Advocacy Training (PAT) - From Grass Roots to the Hilltops」
 Carol McGrath, Deputy Executive Director of Programs 29
「A Great Opportunity for Collaboration: New York Lions Club To Help Students Who Are Deaf or Hard
 of Hearing」Jim Reisler 30-34
「The Maryland Hearing Aid Leaner Bank: Bridging the Gap To Communication」
 Paul K. Farrell, M.S., CCC-A 35

★International Journal of Audiology 42(2)2003
「Hearing loss induced by noise,ear infection,and head injuries:result from the Nord-Trondelag Hearing」
  Kristian Tambs,Howard J.Hoffman,Hans M.Borchgrvink,Jostein Holmen and Sven O.Samuelsen
  89-105
「Prevalence of hearing impairment in a population in Sweden」
 Magnuss S.K.Johansson and Stig D.Arlinger 116

★AUDIOLOGY 11(2)2002
「Background Noise Levels and Reverberation Times in Unoccupied Classrooms: Predictions and
Measurements」
 Heather A. Knecht, Peggy B. Nelson, Gail M. Whitelaw, and Lawrence L. Feth 65-71
「A Parental Questionnaire to Evaluate Children's Auditory Behavior in Everyday Life(ABEL)」
 Suzanne C, Purdy, Denise R, Farrington, Carolyn A. Moran, Linda L. Chard, and  Shirley-Anne
 Hodgson 72-82
「Hearing Loss-and Hearing Aid-Related Stigma: Perceptions of Women With Age-Normal Hearing」
 Susan F. Erler and Dean C. Garstecki 83-91
「Introduction to AJA Implantable Hearing Device Symposium Supplement」 Craig W, Newman and
 Sharon A.Sandridge 94-95
「Evolving Applications in the Use of Bone-Anchored Hearing Aids」 Jaclyn B. Spitzer, Soha N.
 Ghossaini, and Jack J. Wazen 96-103
「Middle Ear Implantable Hearing Devices」Jonathan H. Spindel 104-113
「Pediatric Cochlear Implants」Christopher M. Discolo and Keiko Hirose 114-118

★THE HEARING JOURNAL 56(4)2003
「PAGE TEN: What's new in directional-microphone systems? Now that the efficacy of directionality in
  hearing aids has been shown, manufacturers are developing many variations and innovations to
  this area of technology.」Andrew B. Dittberner 10-29
「Sound quality comparisons of advanced hearing aids. An NAL study of the sound quality provided by
  several digital instruments finds that results vary depending on the type of sound and the acoustic
  environment, among other factors.」Harvey Dillon, Gitte Keidser, Anna O 'Brien, and Heidi Silberstein
  30-40
「Real-time system offers advantages for controlling feedback. The author examines the causes and
  nature of acoustic feedback and reviews strategies for managing it, including a real-time cancellation
  approach.」Donald Hayes 41-47
「Technologically, cochlear implants have taken giant strides.」John Florian 48-55
「Directionality and the head-shadow effect」Cherish Oberzut and Laurel Olson 56-65

★EAR and HEARING 24(2)2003
「Deriving the Real-Ear SPL of Audiometric Data Using the “Coupler to Dial Difference" and the“Real
 Ear to Coupler Difference"」K. J. Munro and J. Davis 100-110
「An Abbreviated Word Recognition Protocol Based on Item Difficulty」
 Raymond M. Hurley and Janet P. Sells 111-118
「Hearing Aid Users Benefit from Induction Loop When Using Digital Cellular Phones」
 Martti Sorri, Peeta Piiparinen, Kerttu Huttunen, Mikko Haho, Emily Tobey, Linda
 Thibodeau, and Kristi Buckley 119-132
「Identifying Dead Regions in the Cochlea: Psychophysical Tuning Curves and Tone Detection in
 Threshold-Equalizing Noise」Van Summers, Michelle R. Molis, Hannes Musch, Brian E. Walden,
 Rauna K. Surr, and Mary T. Cord 133-142
「Electrophysiological Correlates of Azimuth and Elevation Cues for Sound Localization in Human
 Middle Latency Auditory Evoked Potentials」Andrey Polyakov and Hillel Pratt 143-156
「An Investigation of Input Level Range for the Nucleus 24 Cochlear Implant System: Speech Perception
 Performance, Program Preference, and Loudness Comfort Ratings」
 Chris J.James, Margaret W. Skinner, Lois F. A. Martin, Laura K. Holden, Karyn L. Galvin, Timothy A.
 Holden, and Lesley Whitford 157-174
「Tolerable Hearing Aid Delays. III. Effects on Speech Production and Perception of Across-Frequency
 Variation in Delay」Michael A. Stone and Brian C. J. Moore 175-183
「Electrically Evoked Auditory Brain Stem Responses for Lateral and Medial Placement of the Clarion
 HiFocus Electrode」Jill B. Firszt, Phillip A. Wackym, Wolfgang Gaggl,Linda S. Burg, and Ruth M. Reeder
 184-190
 
★JSLHR 46(2)2003
「Parent-Reported Language Skills in Relation to Otitis Media During the First3 Years of Life」
 Heidi M. Feldman, Christine A. Dollaghan, Thomas F. Campbell, D. Kathleen Colborn,
 Janine Janosky, Marcia Kurs-Lasky, Howard E. Rockette, Philip S. Dale, and Jack L.Paradise 261-272
「Beginning to Communicate After Cochlear Implantation:Oral Language Development in a Young Child」
 Davit J.Ertmer,Lynett M.Strong,and Neeraja Sadagopan 328-340

★International Journal of Audiology 42(3)2003
「Societal effects of hearing aid fitting among the moderately hearing impaired」
 Manuela A. Joore, Danielle E. M. Brunenberg, Michelene N. Chenault and Lucien J. C. Anteunis 152-
 160

★Seminars in Hearing 24(1)2003
「Telephone across the Life Span: An Issue for All」
 Elaine Mormer, M.A., and Allison Mack, B.A. 1-16
「Hearing Aid Compatible Telephones: History and Current Status」
 Linda Kozma-Spytek, M.A. 17-28
「Telecoils: Principles, Pitfalls, Fixes, and the Future」
 Jerry L. Yanz, Ph.D., and David Preves, Ph.D. 29-42
「Hearing Aids and Digital Wireless Telephones」David Preves, Ph. D. 43-62
「Quantifying Telecoil Performance: Understanding Historical and Current ANSI Standards」
 Harry Teder 63-70
「Quantifying Telecoil Performance in the Ear: Common Practices and a New Protocol」
 Jerry L. Yanz,Ph.D., and James Pehringer 71-80
「Induction Loop Assistive Listening Systems: A Venerable Technology Meets the New Millennium」
 Norman Lederman, M. S., and Paula Hendricks, M.A. 81-92

【目次】




新刊図書紹介

難聴児の子育ての記録 「言葉は心を育てる」

 東京大学耳鼻咽喉科叢書1との副題も付く本書は吉田直己君(現在18歳)のお母さん吉田由紀子さんに東京大学医学部耳鼻咽喉科の加我君孝教授の要請で執筆した本である。

 目次は序章,第一章「誕生から今までの歩み」,第二章「難聴のために苦労・工夫したこと」という章組み。

 第一章は小学校から中学校にかけて高知から江戸まで夏休みを使って歩いた記録に多くのページを割いている。これを読むと,子どもの興味や関心を深めること,トコトン子どもの心につき合うこと,ひとつ一つ言葉で考え,覚えていくこと等々,まさに聴覚障害児の言語指導法のセオリーを貫きながら,それらがごく自然に親子の関係の中で実現されていることが本当に良くわかる。「私には東海道を歩いていくことなんかできない」と読む向きもあろう。しかし,東海道を歩き抜くこと以外にも,子どもが関心を持ちトコトン取り組める何かを見つけ,トコトン付き合うことは,まさに子育ての基本なのだと読んで欲しい。結果,表紙にもなっているような夢のある緻密な絵を描き,いくつもの賞を獲得している。この緻密さ=見る力,見ようとする力と心,想像力をはぐくんだ基礎は,共に見て,共に歩いたという親の関係の中で醸成されたと考えたい。

 第二章では水泳教室のこと,アルバイトのことなど,生活の中での苦しみも描かれている。きっと同じような経験をし,悩む親子の救いになるだろうとも思う。

 久しくこうした親の体験記が出版されなくなった。努力して,努力して・・・という感じの体験記は余りにも自分と世界が違いすぎると思ってしまうこともある。努力することが忌避される世界になっているようにも感じるが,そうではなく,本書を読むと難聴児の子育ては楽しいことなのだと思えるようになってくる。本当は楽しいことなのだと納得できるようになってくる。





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