編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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【目次】第447号
- 規格変更:自由音場下の基準聴力限界
- 教官公募:筑波技術短期大学で聴覚障害補償教育の教官公募
- ホームページ紹介など
- 「産科施設の26%実施」朝日新聞記事転載※
- 「新生児聴覚検査:療育体制の充実不可欠」朝日新聞記事転載※
- 「電話リレーサービス拡大」讀賣新聞記事転載※
- 「早口なニュース 高齢者聞き取れないと不満の声」讀賣新聞記事転載※
- 「館山聾学校 人数減り集団経験不足」讀賣新聞記事転載※
- 「障害児の学童保育 豊かな放課後へ実践例」山陽新聞記事転載※
- 「障害児を普通校へ 保護者アンケート」琉球新聞記事転載※
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規格変更自由音場下の基準聴力限界
今まで「ISO R226」として親しまれてきた自由音場での最小可聴閾値の値が変更された。数年前から改訂のために多くの実験がなされてきたが,それらの実験結果を受け,あらたに「ISO 389-7」となり,公表されている。ISO 389-7自体は著作権の関係で本誌に転載できないので,入手希望の場合は,サイト[http://www.jsa.or.jp]を読み込み,[ISO規格]をクリック,さらに[ISO検索]で,[規格番号]欄に[389−7]と入力すると,ダウンロードか冊子を郵送で入手化の選択ができ,購入することができる。★ISO226との違いは?0dBHL相当のdBSPL値の比較は下記の通り(両耳・自由音場・純音)。
250Hz 500Hz 1kHz 2kHz 3kHz 4kHz ISO226
ISO389-711
116
44
21
−1.5−3
−6−4
−6.5
ご覧のように差は大きくて3dB内である。もちろん,装用閾値など片耳による測定の場合,上記に3dBを加えた値がSPL→HL換算値になる。
250Hz 500Hz 1kHz 2kHz 3kHz 4kHz 両耳下
片耳下11
144
72
5−1.5
3.5−6
−3−6.5
−3.5
従って,片耳測定時 1kHz 60dBSPLの音が閾値であったとすると,上記の表より[0dBHL=5dBSPL]との関係式を読みとり,[5dBを引けばdBSPLがdBHLに変換できると解釈し],55dBHLとしてオージオグラムに記載すればよい。
今後は,新しい規格での較正が主流になって行くであろうが,当分の間は,混乱を回避するためにも,装用閾値を表記した場合,新ISOによる較正によるのであれば,[新ISO389-7で較正]との表記をした方が親切かも知れない。
その他,オージオメータ[JIS T 1201-1およびJIS T 1201-2],補聴器[JIS C 5512]のJISが改訂されている。これらについても上記の日本規格協会[http://www.jsa.or.jp]から購入できる。また,本誌でも相違点,現場での対応などについて,後日,紹介する。
教官公募筑波技術短期大学で聴覚障害補償教育の教官公募
筑波技術短期大学教育方法開発センター(聴覚障害系)の教官を下記のとおり公募し
ています。1 職名・人員 助教授又は講師 1名2 専門分野 聴覚障害補償教育3 担当科目 コミュニケーション指導,聴覚障害学,聴覚補償工学4 応募資格 短期大学設置基準に規定する助教授又は講師の資格を有する者で,
次の条件に該当する者(1)言語聴覚士の資格を有し,補聴器及び聴覚管理の能力を有する者(2)聴覚補償の教育・支援に関する教育現場での豊かな経験と十分な研究業績がある者(3)手話教育・研究を含めたトータルなコミュニケーション指導能力および教育工学的開発
・支援の能力を有する者(4)おおむね40歳以下の者5 採用予定日 平成15年4月1日6 応募締切日 平成15年2月25日(火)(必着)7 提出書類 (1)履歴書(別紙様式による。)(2)主要業績目録等(別紙様式による。)(3)全業績リスト一覧(適宜の書式による。)(4)主要論文別刷(5編,コピー可)(5)研究・教育計画書(適宜の様式による。)(研究・教育についての将来の抱負を含む)8 送 付 先 〒305−0005 茨城県つくば市天久保4−3−15筑波技術短期大学 庶務課人事係 TEL:029(858)9308封筒に「教育方法開発センター(聴覚障害系)教官公募書類在中」と朱書し書
留郵便で送付してください。なお,応募書類は返却しませんので,ご承知おき下さい。9 照会連絡先 筑波技術短期大学 教育方法開発センター主任 小林正幸電話 029(858)9409 ファックス 029(858)9411E-mail:masayuki@a.tsukuba-tech.ac.jp 照会はなるべくE-mailでお願いします。10 そ の 他 本学は聴覚障害者及び視覚障害者のための3年制の国立短期大学です。
本センターは聴覚障害者の障害補償・情報保障の教育・支援に関する
全国高等教育機関のセンター的機能をもつことが期待されています。
ホームページ紹介など
★ネット上での補聴器買替専門店,登場通常,補聴器の価格には,調整費用も含まれていると考えて良いが,「補聴器の調整はもう既に決まっている」「予備の補聴器」「補聴器の調整だけを依頼できる場所がある」という場合は,補聴器自体の価格のみで購入することができても良いようにも思える。そうしたニーズに応えるためにネット上に補聴器買替専門店が登場した。「買替専門」なので,補聴器の取扱説明や調整は行わない。HP上でも「はじめて購入する際は信頼ある補聴器専門店へどうぞ!!」と書いてある。HP上に掲載されていない補聴器は照会して欲しいとのこと。補聴器用電池も取り扱う。補聴器買替専門店 http://www.hochokiya.com照会先:(担当:菅野) E-mail:info@hochokiya.com FAX:03-5911-1051
★補聴器用電池のデフレ(?)進む補聴器用電池通販の市場価格は10パック以上の注文で1パックあたり500円(税込み&送料込み)にまで下がってきている。(株)アイソニック東京では東芝製またはメーカーパッケージ各種電池を取り扱う。675sp,人工内耳用電池は要交渉。注文は,電池サイズ:希望パック数:送付先:氏名:連絡先を明記の上,FAX:0422−42−3346まで。なお,返品は受け付けないので,電池サイズの指定は慎重に!。
★電話機の受話音拡大装置「きこえてる」電話機の受話音を大きくする機器の接続は専門知識が必要な場合が多いが,「きこえてる TA-11」はほとんどの電話機に対応する「結線識別設定機能」を持っているので簡単に取り付けができる。「きこえてる」にはイヤホンジャックがあり,ループが接続できる。ボリュームも電源スイッチと独立したロータリー式などで扱いやすい。また,ACアダプター方式なので電池交換が不要であることもポイント。12,500円。http://www.246.ne.jp/~bigcity/TA-11/index.html同様の商品は,ソニーからも市販されている。
★日本聴覚医学会がホームページを開設
★オーストラリア,ゴールド・コーストのデフ・クラブ「日本語版もあります」とのこと。
第41回リハビリテーション懸賞作品募集
課題【地域に住む障害者の生活について】
施設から在宅へという大きな流れの中で生活する障害者が増えています。いま,その地域で障害者が安心して生活ができているのでしょうか。否,それは,いまだ十分とはいえないように思います。そこで,地域に住む障害者たちが安心して生活ができるようにするにはどのようにしたらよいか,あなたの意見や提言を募集します。1.応募要領:福祉に関心のある方(過去優勝者は除きます)。400字詰用紙10枚。
縦書き。1人1編。未発表のもの。別紙にタイトル,住所,氏名(フリガナ),性
別,職業,年齢,電話番号,障害のある方は障害状況・等級を記載のこと。なお,著
作権は当協会に帰属し,応募原稿は返却しません。また,匿名はお断りします。
2.締切:2003年5月31日(当日消印有効)。入選発表=同年10月下旬
3.賞金:1位10万円(1篇),2位5万円(1篇),3位3万円(2篇)
4.照会・原稿送付先:〒102-0083 千代田区麹町5-1 弘済会館9階
(社)鉄道身障者福祉協会 Fax:03-3264-4824 e-mail:tessinkyo@kousaikai.or.jp
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