2001年12月10日発行(第2・4月曜日発行)
News Source of Educational Audiology
聴能情報誌
みみだより
第3巻
第424号
通巻509号
編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
購読料照会・新規購読申込・記事内容照会などは、郵便かFAXでお問い合わせいただくか、
下記のアドレスへメールをお送り下さい。
立入 哉 :h-tachi@ma4.justnet.ne.jp
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【目次】第424号
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International Forum2002 お申し込みの先生方へ
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一部,大阪会場の開始時間を 9:00開場,9:30開始 とお伝えしましたが, 開始時間が遅れることで終了時間が遅れますと11日中に帰ることができない先生がおられることをご指摘いただき,下記のように改めますのでお間違いないようおいで願います。
「変更後の時間 大阪会場のみ 9:00 開場 9:15 開始」
【目次】
第5回 International Forum 開催のお知らせ(第2報)
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「補聴に関する国際フォーラム(International Forum)」は、聴覚障害児の補聴器装用・人工内耳・聴能など Educational Audiologyに関して外国人講師を招き、世界の実践を紹介する研究会です。2年に1回の開催を続けており、第1回目は1994年、 Mark Ross氏を迎えて、FM補聴器の問題を取り上げ、第2回目は1996年、ロチェスター聾学校の Educational Audiologistである Chris 氏を迎えて、Educational Audiologyの具体的中身を紹介して参りました。第3回目は、Cheryl DeConde Johnson教育学博士をお招きしました。彼女は21年間に渡り、コロラド州のグレーリー学校区の Educational Audiologistとして、0歳から21歳の聴覚障害児のケァに携わり、現在はコロラド州教育省オーディオロジー・コンサルタントとして活躍されておられます。1997年には、この領域のまさに座右の書となるEducational Audiology Handbookを著しています。第4回目は,アメリカEducational Audiology協会の会長Barbara Richard Murphy氏を招き,米国のオーディオロジーの現状を細かくご報告いただきました。
今回の第5回目は,1998年に一度招聘したCheryl DeConde Johnson教育学博士を再度,招聘することにいたしました。彼女はアメリカ マリオン・ダウンズ全米聴力スクリーニングセンターで新生児聴力スクリーニング検査に携わり,主に新生児で聴覚障害を指摘された家族へのサポートや,その後の補聴や教育について指導的立場で携わっています。厚生労働省は3年後に新生児聴力スクリーニング検査を全国的に実施できるよう準備を進めています。モデル事業としていくつかの県では,新生児聴力スクリーニング検査が始まり,4カ月児など0歳児への対応が迫られています。これら聴覚障害新生児への対応は,日本では未開の領域です。今回,Cheryl女史から新生児聴力スクリーニング検査に対応した家族へのサポートのあり方,補聴や教育のあり方を学びたいと思っております。ぜひ、ご参加をお待ち申し上げております。
期日・場所:
2002年 2月 9日(土)「主婦会館プラザエフ」JR四谷駅(麹町口前)より徒歩1分
2002年 2月11日(月・祝)「大阪市立総合医療センター:さくらホール」
谷町線都島駅A出口より徒歩3分 または JR桜ノ宮駅東出口より徒歩7分
講演:新生児聴覚障害児の発見,カウンセリング,補聴と教育
講師:C.D.Johnson教育学博士
プログラム:(プログラムは諸事情で変更することがあります)
東京会場 8:45 開場,9:00〜12:30 Johnson先生講演,
13:30〜14:30 スポンサータイム,15:00〜17:00 ディスカッション
大阪会場 9:00 開場,9:15〜12:45 Johnson先生講演,
13:45〜14:45 スポンサータイム,15:15〜17:15 ディスカッション
参加費:3,500円(予約)[ 当日 4,000円,学生証呈示者は無料(事前申込不要) ]
予約参加券お求め希望の方は下記までご連絡をお願い申し上げます。
ご照会:実行委員会事務局:愛媛大学教育学部 立入 哉 〒790-8577(住所不要)
東京会場:〒102-0085 東京都千代田区六番町15 TEL:03-3265-8111
(専用駐車場はありますが,収容台数が少なく,限りがあります)
大阪会場:大阪市立総合医療センター 〒534-0021 大阪市都島区都島本通2丁目13-22
【目次】
日 時:2002年3月9日(土)午前10時〜午後5時
場 所:大阪桐杏学園(大阪駅前第3ビル17階)
大阪市北区梅田1-1-3-1700(tel:06-6344-0205)
定 員:50名(定員に達し次第締め切ります)
対 象:聾学校・難聴幼児通園施設・難聴学級・通級指導教室等の教職員
日 程:
9:30〜 受付
10:00〜10:20 「デジタル補聴器概説」立入 哉
11:00〜12:30 「スーパーパワーの概要とフィッティング」
シーメンス・ヒヤリング・インスツルメンツ
(後半には少人数でのグループ研究を含む予定)
12:30〜13:30 昼食・休憩
13:30〜16:00 事例報告
聾学校でプリズマのフィッティングを行っておら
れる先生にご登壇いただき,フィッティングの事例
をご報告いただきます。
16:00〜16:30 諸連絡
16:30 終了
参加費:無料
申込み:別途申込用紙に必要事項を記入の上,ファックスにて送信してください。
FAX:089−946−5211
付 記:実習ではPRISMAスーパーパワー(PRISMA 2 SP+)を用いての実習を予定し
ていますのでお持ちの方はノートパソコンをご持参下さい。フィッティング用
ソフトCONNEXXをインストールされていない場合は,会場でインストールしま
すので,CD-ROMドライブもあわせてご持参ください。パソコン持ち込みの方
はお早めに会場においで願います。
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プリズマ事例研究会参加申込書 送信先FAX=089−946−5211
氏 名: |
所 属: |
連絡先住所:〒□□□−□□□□
電話 fax |
持参機器等の有無:(該当するものに○をつけてください)
ノートパソコン : 持参可 ・ 不可
ハイプロ : 持参可 ・ 不可 |
アンケート(該当するものに○をつけてください)
PRISMA 2 SP+のフィッティング経験の有無: 有 ・ 無
デジタル補聴器のフィッティングの有無: 有 ・ 無 |
【目次】
研究会開催
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大阪聴覚障害教育研究会 第17回研究会
障 害 の 認 識
地域の中学校から入学した生徒の変容 |
大阪市立聾学校高等部には地域の中学校から毎年多くの聴覚障害児が受験・入学してきます。最近は入学者の半数以上を占めるときもあります。これらの生徒は幼稚部は大阪市立聾学校で教育を受け、小・中学校は地域の学校に通学していた、いわゆる「Uターン」生や他の聾学校幼稚部出身者など多岐にわたっています。
4月には聾学校中学部からの進学者と地域の中学校から入学してきた生徒が混ざり合って高等部1年がスタートします。高等部入学までの「育ち方」「環境」が異なった生徒たちの間にはいろいろな「ぶつかり合い」「せめぎ合い」が生じます。特に、地域の中学校からの入学者にとっては、身近に同じ耳の聞こえない・聞こえにくい仲間がいなかったことから、かなりの「世界観」の転換が求められることになります。
第17回研究会では、このあたりの生徒の様子や高等部教師の対応、さらには生徒の変容について、現在、大阪市立聾学校高等部主事の和歌崎信夫先生に様々なエピソードを交えてお話しいただくこととなりました。
現在中学校で聴覚障害児を担当されている方だけでなく、小学校の先生にとっても、担当する子どもたちの「近い将来」を見つめていくよい機会になると思います。多くの先生方の参加をお待ちしています。
日 時:2002年2月2日(土)午後2時30分〜
会 場:大阪市立南小学校(大阪市中央区東心斎橋1-14-29)
地下鉄御堂筋線心斎橋駅下車 D号E号出口より東へ約200m
地下鉄長堀鶴見緑地線心斎橋駅下車 クリスタ長堀を東へ、南5出口から南へ30m
地下鉄長堀鶴見緑地線長堀橋駅下車 クリスタ長堀を西へ、南4出口から南へ30m
地下鉄堺筋線 長堀橋駅下車 F号出口より西へ約150m
講 師:和歌崎 信夫 先生(大阪市立聾学校 高等部 教諭)
会 費:2001年度会員無料、非会員500円。
参加対象:教員(事前申し込みは不要です)
※本会についての問い合わせは、
大阪聴覚障害教育研究会 事務局代表 中瀬 浩一
(勤務先:大阪市立聾学校 TEL:06-6761-1419 FAX:06-6762-1800)
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【目次】
研究会開催
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競輪公益資金補助事業社会適応講座
ろう者たちの手話 −手話は進化・変化していく− |
手話について考えるシリーズの第1回目は『聴覚障害児にとって手話とは何か −言葉の獲得のために何が必要なのか−』という講演会,第2回目は『日本手話と日本語対応手話(シムコム)について』という演題でお話を聞く機会をもうけました。
第3回目にあたる今回のテーマは『ろう者たちの手話 −手話は進化・変化していく−』という演題でお話を聞きたいと思います。聞こえにくい子どもを持つ親として,また障害を持つ本人として手話についての正しい知識を持つ必要があると考えます。今回も岡田篤樹さんをお招きして,わかりやすい内容でお話ししていただく予定です。聴覚に障害を持っ直接の関係者として,是非この機会に手話についての正しい知識を学んでいただきたいと思います。会員以外の方でも参加して頂けますので,お知り合いの方もお誘いの上,多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。
日時 2月3日(日)午後2時〜4時
場所 ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)5階第2大会議室
■大阪市中央区大手前1-3-49 TEL:06-6910-8500 FAX:06-6910-8624
■交通京阪天満橋駅,地下鉄谷町線天満橋駅1番出入口から東へ徒歩約5分。
JR東西線大阪城北詰駅2号出入口から西へ徒歩約8分。
内容 『ろう者たちの手話 −手話は進化・変化していく−』
講師 岡田篤樹さん(親の会41年生)
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☆内容が少し難しいので,子どもさんの参加は中学1年生以上とします。
☆駐車場が少なく料金がいりますので電車でお越し下さい。
☆手話通訳・パソコン字幕は準備します。
☆保育は承れません。
主催
大阪難聴児親の会
大阪市都島区東野田町4-19-3-403
TEL&FAX:06-6353-8460
【目次】
新刊図書紹介
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やさしい発音・発語指導(上・中・下) |
元川崎市立聾学校の柳生浩先生が新刊本を出された。「やさしい発音・発語指導」と名打たれた本書は,カラーイラストが多用されていて,実にわかりやすい。
このところ,発音・発語指導などに目を向ける聾学校の先生はほとんどいなくなってしまった。そのためか,本人が意識し,発音を学びたいと思っても,教えてくれる先生がいないという状況になっている。
「とりあえずやってみる」。それで少しでも自分に自信が持てるようになれば良い。「どうせ,わかってもらえねぇ」と諦めさせる前に,もっと教育として,ニーズに対応できる技術を持っていて欲しいと思っている。本書は,柳生先生の教材をカラーで見ることができる。1つ1つの教材に,目的,動機付け,配慮事項など細かい目が光る。カラーコピーが手軽に利用できる今だからこそ,各ページのカラーの絵カードも利用できる。聾学校教師だけではなく保護者の方々,難聴ではないが発音・発語に障害がある子どもの指導者等々にお勧めできる三冊である。
なお,対象はおよそ「ひらがなが読める前後から」と設定されている。しかし,上巻の最初は[息をゆっくりと長く吐く練習][きれいな声を出す練習]に始まる。これが発音・発語の基礎の基礎なのだが,こんなことさえもやっていない聾学校が多い。[練習]とは言っても,実際は耳が聞こえる子どももする遊びであり,その遊びをどう価値付けるかという点にもっと着目してもらいたいと思っている。そんなことも考えてしまう構成にもなっている。
上・中・下巻とも一冊2500円+税125円。湘南出版社刊。
上:4-88209-024-4,中:4-88209-025-2,下:4-88209-026-X
※書店での注文の際は「地方小出版流通センター扱い」と伝えてください。
なお,著者のご高配で,@初版50冊目までは3巻セットで送料込み6300円で,Aそれ以後は,6冊以上ご注文の場合は送料サービスで購入できる。お申し込みは,下の注文票にて。
目次構成
(上巻)
はじめに
1.発音器官と、舌の部分の名前
2.息をゆっくりと、長く吐く練習(呼吸練習)
3.きれいな声を出す練習(発音練習)
4.母音の練習
5.母音の全体練習
6.パ行音の練習
7.タ・ト・テ音の練習
8.バ行音とダ ド デ音の練習
(中巻) (下巻)
9.マ行音の練習 21.ガ行音の練習
10.ナ・ノ・ヌ・ネ音の練習 22.促音(そくおん=ツ音)の練習
11.ニ音の練習 23.サ・ソ・ス・セ音の練習
12.ツ・チ音の練習 24.シ音の練習
13.ズ・ジ音の練習 25.ザ行音の練習
14.ヤ行音の練習 26.ラ行音の練習
15.ワ音の練習 27.拗音(ようおん)の練習
16.撥音(はつおん=ン音)の練習 28.明瞭に話すための練習
17.フ・ホ音の練習
18.ハ・ヘ音の練習
19.ヒ音の練習
20.カ行音の練習
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「やさしい発音・発語指導」購入申込書 送信先FAX=0467−22−2004
氏 名: |
所 属: |
連絡先住所:〒□□□−□□□□
電話 fax |
「やさしい発音・発語指導」上巻 ( )冊
「やさしい発音・発語指導」中巻 ( )冊
「やさしい発音・発語指導」下巻 ( )冊
合計6冊以上で送料無料 |
【目次】
1.日 時 2月3日(日)受付開始8:30〜,9:00〜16:30
2.会 場 宮城県立ろう学校(仙台市太白区八本松2−7−29)
3.参加費 前売 一般2000円,大学生・専門学校・専攻科生徒1500円
中学生・高校生1000円,保育児童・幼児500円(弁当・資料無し)
(前売りの場合,弁当代が含まれます)
当日 一般2000円,大学生・専門学校・専攻科生徒1500円
中学生・高校生1000円,(保育児童・幼児の保育は受け付けない)
(当日売りは資料のみ弁当は含まれません)
4.内 容 9:00〜 9:30 開会式
9:30〜10:30 講演1「ろう者と共に歩んだ教員人生」
伊東雋祐(全国手話通訳問題研究会運営委員長)
10:40〜11:40 講演2「ろう者としての教員人生」
伊藤政雄(トータルコミュニケーション研究会会長)
11:40〜12:00 質疑応答
13:00〜16:00○分科会1「ろう重複の子どもの卒業後を考える」
助言者:細野浩一(ゆいの里福祉会 ディケアゆいの里)
○分科会2「聴者がろう者の支援をするためには」
伊東雋祐(パネルディスカッション)
○分科会3「ことわざ・短歌を表現してみよう!」
伊藤政雄(ワークショップ)
16:00〜16:30 全体会・閉会式
5.申込方法 下記照会先にファックスにて申込(前売購入期限:1月26日)
参加申込書
名前: 住所:□□□−□□□□
障害(聴覚障害・重複障害・健聴) 希望分科会(第1分科会・第2分科会・第3分科会)
所属団体:
連絡先:TEL FAX e-mail
託児希望:名前( , 歳)(男・女),障害(有・無)
コメント( )
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【目次】
1.日 時 2月22日(金)受付開始10:50〜,11:20〜16:50
2.会 場 京都市立二条城北小学校(京都市上京区浄福寺通下立売下ル中務町487)
交通:JR二条駅,市営地下鉄二条駅から徒歩10分
市バス10,93,202,204系統 丸太町智恵光院下車 徒歩3分
市バス6,46,201,206系統 千本丸太町下車 徒歩5分
3.参加費 2500円
4.内 容 11:20〜12:05 難聴学級公開授業
学級活動「6年生を送る会をしよう」
12:05〜13:30 昼食・休憩・アトラクション
13:45〜14:30 交流学習公開授業
単元「友達と心をつなごう」
単元「人と出会おう 〜聴覚障害から学ぶ〜」
14:40〜16:50 全体会・記念講演
記念講演「難聴児のための聴覚補償と情報保障の環境」
講師:大沼直紀(筑波技術短期大学聴覚部長)
5.申込方法 申込締切 2月19日(火)
下記照会先から参加費の振込方法など指示を受けて下さい。
6.照会先 京都市立二条城北小学校
京都市上京区浄福寺通下立売下ル中務町487
TEL:075-841-8684,FAX:075-841-8685
7.その他 昼食申込 1000円(事前申込のみ)
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【目次】
情報処理振興事業協会,コンピュータ教育方法開発センターのホームページ
ここには約11000点の教育用画像素材が収められている。
学校等教育機関の利用であれば利用料は無料・
複製,加工,二次利用ができる著作権処理済みの画像が入手できます。
【目次】
聾学校教員免許状をとろう!
現場の教員が聾学校教員免許状を取得するには大きく下記の方法があります。
@内地留学で大学院に入学する→修士の学位と聾学校専修免許状が取得可能
(大学によっては取得できない場合もあるので大学選びが必要)
A内地留学で大学特別専攻科に入学する→聾学校一種または聾学校専修免許状が取得可能
(大学によっては取得できない場合もあるので大学選びが必要)
B内地留学で国立特殊教育総合研究所に入学する→聾学校免許状が取得可能
(派遣期間や既に取得している免許状によって取得免許状の種が変わる)
C認定講習会を受け、6単位を取得すると、聾学校二種免許状が取得可能
さらに6単位の追加と聾学校経験3年以上で、一種免許状も取得可能
D特殊教育教員資格認定試験に合格する→聾学校養護訓練一種免許状が取得可能
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今回は、A「特別専攻科」の例として、愛媛大学の募集要項(抜粋)をお届けします。現職の先生の場合は、当該所属長の承認が必要で、承認書と推薦書の提出が求められます。受験をお考えの先生方は、お早めに所属長とご相談下さい。
平成14年度愛媛大学特殊教育特別専攻科
言語障害教育専攻 学生募集要項の抜粋
本文は抜粋ですので、応募にあたっては、必ず、早めに募集要項を請求して下さい。
本特殊教育特別専攻科言語障害教育専攻は,聴覚言語障害教育の充実に資するため,主として現職教員を対象として,充実した特殊教育に関する専門教育を施し,これら特殊分野における教育を担当し得る教員の養成を目的とします。専攻科の修業年限は1年です。基礎免として,小学校,中学校,高等学校または幼稚園の教諭の普通免許状(一種,二を問わず)を所持していれば,1年で,聾学校教諭専修免許状を受けることができます。1年間の履修で聾0免→聾専修まで取得できるコースは全国唯一です。このため,聾免を所持していない現職教員の内地留学先としても利用されています。
募集要項の請求は,自己のあて先を記入し,270円切手をはった返信用封筒(角形2号:33cm×24cm)を同封して,「特専募集要項請求」と明記の上,下記に申し込んでください。〒790-8577 松山市文京町3 愛媛大学教育学部学務係 TEL:089-927-9377
T.募集人員:言語障害教育専攻15人(ここ数年の受験倍率は1を切っています)
U.出願資格:小学校,中学校,高等学校又は幼稚園の教諭の普通免許状を
有するもの及び平成14年3月において取得見込みの者とします。
V.願書受付期間 2月7〜14日、入学選抜検査 2月26日、発表 3月7日
なお身体に障害がある者は1月28日までに受験上,修学上の事前相談を要します。
【目次】
新製品情報
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受話音量アンプ SONY TL-A10 |
以前から聴覚障害者が電話を用いる際のグッズというのはいくつかの製品が存在している。受話器にかぶせて使用する「カプラ」,聴覚障害者用の電話機といったものである。カプラは持ち運びできる利点はあるが,増幅量が弱く,音質も良くない。聴覚障害者用電話機は電話機ごと購入せねばならず,既にファックスを使用している場合などは購入に至らなかった。
このSONYの受話音量アンプは,下記の図のように電話機本体と受話器の間に挟む接続で使用する。図中では電話機になっているが,既に所持しているファックスでも良く,ファックスの受話器を増幅することができる。
実は同様の製品は欧米で十年前以上から発売されていたが,日本の電話機やファックスは受話器と電話機本体との相性が一定ではなく,欧米の製品を輸入しても,そのままで使用できないことが多かった。
そこで,本製品には右下のように相性を合わせるスイッチが付いている。これによって,いくつかの製品に対応させようと言うのが,本製品の決定的に優れた点である。
音量の増幅程度も十分に満足できるし,2段階であるとはいえ,「聴きやすさ」スイッチとして高音の強調機能も付いている。電源として単4のアルカリ電池を2本使用する。1日15分使用で半年間も使用できる。欧米の製品は電話機本体から給電させるものが多いが,本製品の方が音質が良く,送話の際のレベル低下も防げてGOOD。
もちろん受話器自体を変えるわけではないので,補聴器の磁気コイルには対応できないが,中等度まで程度の難聴であれば,本器だけでも聞くことができるだろうし,補聴器と併せて使用すれば,重度難聴程度でも使用できるのではないかと思う。
照会先:0570−00−3311(携帯からの電話不可)。
【目次】
今回は,宮城教育大学教授坂本幸先生をお迎えして,書記日本語を身につけるための方法などについてお話しを伺う予定です。「文章を書く力・読む力」をしっかりと身につけることは,子供たちの考える力を育む上で欠かすことができません。どうすれば子供たちの日本語の力がもっと伸びるのかを考える絶好の機会かと思います。多数の参加をお待ちしております。
なお,勉強会終了後に,坂本幸先生を囲んでお話をする会も予定しています。こちらへもご家族での参加をお待ちしております。
1.テーマ 「正しい暮記日本語を身につけるためには」
2.講 師 宮城教育大学教授坂本幸先生
3.日 時 2月2日(土)
勉強会:午後2時から午後4時まで(受付は午後1時30分から)
囲む会:勉強会終了後(一時間程度)
4.場 所 仙台市八本松市民センター(仙台市太白区八本松2−4−20)
TEL:022−246−2426
駐車場あり 仙台市地下鉄「長町一丁目」から徒歩約20分
5.参加費 勉強会=会員:無料,非会員:500円(ただし,学生は無料)
囲む会=(有志)大人:500円,学生・子供:無料
6.情報保障 手話通訳または要約筆記が必要な場合対応しますので,参加中し込
みの際にお申し出ください。
7.託 児 同所内別室において無料で託児を行います。
8.参加申込 1月28日(月)までに,@参加者名,A会員・非会員の別,B連絡
先(TEL/FAX),C所属(非会員の方について,差し支えない範囲で記
載してください。)D情報保障が必要な場合,手話通訳・要約筆記の別,
E託児を希望する場合,子どもの氏名,年齢を明記してファクシミリ
または郵送で申し込んでください。(様式は任意)
9.申込み 〒981−8007 仙台市泉区虹の丘3−5−23
宮城県難聴児を持つ親の会 菅原様まで
TEL・FAX:022−372−0349
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講師紹介:坂本 幸(さかもとゆき) 出身:北海道札幌市
東北大学文学部哲学科心理学専攻,カリフォルニア州立大学修士課程ろう教育行政専攻(NLTP)を修了。現在,宮城教育大学障害児教育講座教授
専門領域:聴覚障害児・者の言語とコミュニケーション。聴覚障害教育。
【目次】
近年,子どもの「心の問題」が大きな社会問題となっています。耳鼻咽喉科領域においても心因性難聴をはじめとして心因性疾患が注目されてきています。
学校の定期健康診断においては聴力検査が行われて,子どもの難聴の発見に役立っていることはよく知られたことです。しかし聴力の検査の結果がストレスを受けた子どもの心の状態を映し出すことがあるということはほとんど知られていません。心因性難聴というのは耳に原因となる病気がなく,心が原因でおこる難聴です。心因性難聴には耳の自覚症状がなく,日常生活でも気づかず定期健康診断ではじめて疑われるものと,「耳がきこえない」とか「耳の中で音がする」などの症状があって耳鼻科を受診して診断されるものとがあります。
この両方をあわせて小学生では10000人に8人くらい,中学生では10000人に5人くらいおり,男子よりも女子に多く,年齢的には6歳〜12歳に多くみられます。この小冊子は,学校保健の立場での心因性難聴への対応をいかにすべきか,Q&A方式で解説してあります。
類似の冊子は他になく,それだけに貴重かつ重要な一冊です。
発行:日本学校保健会
入手は通常の書店では扱っていないので,発行元に直接,注文する形となる。
発行元:日本学校保健会 〒105-0001 港区虎ノ門2-3-17 虎ノ門タワー6階
TEL:03-3501-0968 FAX:03-3592-3898
一冊150円,送料別途(1冊であれば160円)
なお,各県の教育委員会には無償で配布した。
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【目次】
★福祉定期貯金 1年延長 延長時も 4.15%の金利 を保障
2年前に他の金融商品とのバランスが取れないとの理由で廃止が決まり,1年限りで延長が決まった「福祉定期貯金」の,さらに1年廃止繰り延べが決定した。「福祉定期貯金」は身体障害者手帳を有する者や高齢者のみが預けられる貯金。金利は4.15%!。貯金限度額300万円。今時,この金利は考えられないほど高く,市場との不整合が指摘されている。
★長野県教委は全特殊教育諸学校に「学校運営サポート員」の配置を決定
長野県教委は国の緊急雇用交付金を利用して,県内16の全特殊教育諸学校各校に1〜4人,合計53人を配置し,各校内で校外学習時の教員の補助などにあたらせることにした。本年度経費として1570万円を確保。2002年から2月から2005年の3月までの期間で継続して短期の一時的な雇用を続ける。学校ごとに募集し,校長が面接,採用する。
★山口県でろう者4名が船舶操縦士の免許を取得
尾道海技学院,マリンテクノ(船舶職員の養成機関)主催の四級小型船舶操縦士講習会が山口県聴覚障害情報センター内で開催された。センター内の学科講習の他,実技講習が行われ,ろう者4名が四級小型船舶操縦士の□を取得した。
★講演会予告:早瀬久美さん,3月31日,山口県で講演
聴覚障害者として初めて薬剤師の免許を取得した早瀬久美さんが,山口県聴覚障害情報センター主催の教養講座の特別講演講師として,3月31日に講演を行う。
★PEDIATRIC WORKSHOP Aug.22-24,2002 Nov.7-9,2002 at Vanderbilt University
Program Features :
OAEs in diagnostic pediatric audiology
Behavioral assessment of hearing in infants and children
Probe-mic measurements in children
PreSelection of hearing aid characteristics
Lectures and demonstrations of RECD measurements in children
Lectures and demonstrations of the Desired Sensation Lever (DSL) Approach
Programmable, digital and directional amplification for children
Diagnosis and management of auditory neuropathy
For more information to
FAX : +1-615-936-5013 e-mail : VBWC.INFO@MAMAIL.VANDERBILT.EDU
【目次】
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