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【目次】第440号
- 学生募集:筑波技術短期大学 入試実施日程
- 研究会開催:聴覚障害者に優しい宿泊施設
- 研究会開催:第12回 ろう教育フォーラムin東京
- 研究会開催:国際放送バリアフリーシンポ
- 学会開催:第2回国際聾教育学会など
- サービス開始:聴覚障害者向けロードサービス
- 進む組織化:聴導犬育成・使用者の組織結成
- 研究会開催:Auditory-Verval法 ワークショップ
- 冊子紹介:A Sound Foundation Through Early Amplification 2001
- ニュース:95年ミスアメリカ ヘザーが人工内耳装用者に
- 訃報:元京都府立聾学校教諭中西喜久司先生がお亡くなりになりました
- 「聴覚障害者と高等教育」フォーラム報告:GRAPENVINE No.38から転載※
- 「超音波ヘッドホン」日本経済新聞社2002年6月15日掲載記事転載※
- 「ヘッドホン型の拡聴器」日本経済新聞社2002年7月23日掲載記事転載※
- 「鳥取聾学校が写真甲子園へ」中国新聞2002年7月17日掲載記事転載※
- 「補聴器電池取り換え簡単に」朝日新聞2002年8月14日掲載記事転載※
- 「PDAに手話アニメ配信」日刊工業新聞2002年9月24日掲載記事転載※
- 「パソコンで入力できるソフト登場」毎日新聞2002年7月6日掲載記事転載※
- 「聴覚障害者の要望 耳を傾ける企業」東京新聞2002年8月24日掲載記事転載※
- 「見直そう 聞くコミュニケーション」産経新聞2002年8月23日掲載記事転載※
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「教育オーディオロジー実習」上級講座の開催について
例年実施しておりました標記の講座は今年度は2003年2月初旬に筑波技術短期大学で開催したいと考えております。教育オーディオロジーに関係する諸先生方のご参加をお待ちしております。
学生募集筑波技術短期大学 入試実施日程
来年度4月入学分の入試日程が公開された。一時は筑波大学との統合の計画も出されたが,諸機関からの反対意見も相次ぎ,とりあえず統合計画は休止しているかのように聞いている。統合計画の有無にかかわらず,現状の筑波技術短期大学が継続されることは間違いない。受験を考えている人は安心して欲しい。また,社会人入試が注目されている。聾学校を卒業したが,もっと何かを学びたいという人に向けた特別枠である。ぜひ卒業生にご紹介いただきたい。各科とはデザイン学科,機械工学科,建築工学科,電子情報学科電子工学専攻 電子情報学科情報工学専攻の筑波技術短期大学設置各科。
1.社会人特別選抜出願期間 2002年11月1日(金)〜8日(金)入試期日 2002年11月23日(土・祝)(学力検査免除,面接,書類審査及び実技・適性検査等のみ)合否通知 2002年12月2日(月)募集人員 各科とも若干名受験資格 社会人の経験を1年以上有し,2003年4月1日で22歳に達している者。2.推薦入学試験出願期間 2002年11月1日(金)〜8日(金)入試期日 2002年11月23日(土・祝)(学力検査免除,書類審査,面接,小論文及び実技・適性検査等のみ)合否通知 2002年年12月2日(月)募集人員 各科6名(原則:聾学校から3名,高等学校から3名)受験資格 2003年3月卒業見込み,聾学校長又は高等学校長の推薦がある者。3.一般入学試験出願期間 2003年1月6日(月)〜10日(金)入試期日 2003年2月1日(土)〜2日(日)合否通知 2003年2月12日(水)募集人員 各科4名(一部の科,専攻間で第2志望を認める)照会先:〒300-0005 茨城県つくば市天久保4-3-15筑波技術短期大学教務第一課教務係 TEL:0298-58-9328 FAX:0298-58-9335募集要項の請求 240円分の切手を貼り,住所・氏名を明記した返信用封筒(角形2号・A4版サイズのもの)を同封の上,上記問い合わせ先に請求してください。なお,ホームページ(http://www.tsukuba-tech.ac.jp/)からも請求ができる。
研究会開催聴覚障害者に優しい宿泊施設
7月に百貨店や劇場などにバリアフリー対策を義務付ける「ハートビル法(高齢者,身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律)の一部を改正する法律案」が成立しました。ですが,音声情報を感知できない聴覚障害者のことは,依然としてほとんど触れられていません。聴覚障害者の宿泊にあたっては,次のようなことが必要と思われます。1)通路,ロビーなどは災害,緊急時の「音(声)情報」を光,音増幅で知らせると共に案内やお知らせは文字表示すること。2)昇降機は内外の様子が分かるようにするためにもガラス窓を,また,緊急連絡用に難聴者用音量増幅装置付のテレビ電話などを。3)屋内では,ドアノック,ドアチャイム,電話/ファックス,モーニングコール,非常ベルなどの「音(声)情報」を光,音増幅,振動で知らせると共に,屋内テレビは「字幕・文字放送デコーダ内蔵型テレビ」などを。聴覚障害者にも,他の人々と同じく,「公平に」配慮をお願いしたいことです。今回の勉強会では聴覚障害者も快適なホテルライフを楽しむための方法を皆様と共に勉強していきたいと思い,ご案内いたしました。趣旨をご理解いただき,この勉強会にご参加いただければ嬉しく存じます。
時 期 10月18日(金曜日),13時から16時半まで会 場 東京都生協連会館・C会議室(JR・地下鉄東西線中野駅下車7分)(会場地図はhttp://www.bcs33.comに掲載)内 容問題提起「ホテル等利用に対する聴覚障害者側の要求とホテル等の意識について」相良啓子(聴覚障害者)問題提起「国土交通省観光部におけるバリアフリー施策について」国土交通省総合政策局・専門官・狩野公伸問題提起「聴覚障害宿泊に関する旅行各社の取り組み」JTB・バリアフリープラザ・奥泉浩美(聴覚障害者)日本旅行・宿ぷらざチーム・田澤龍太郎(聴覚障害者)事例紹介「ホテルにおける聴覚障害者の配慮について」京成ホテル・営業企画部長・秋元昭臣参考発表「聴覚障害者,ホテル用機器のデモンストレーション」株式会社国際企画 小野 功ほか参加費 5000円( 当日払いは余席のある場合のみ6000円),資料代込み参加申込 FAX:03-3382-6565照会先 ベター・コミュニケーション研究会(「いくお〜る」編集部 )〒164-0001 中野区中野3-33-3-5F E-mail: seminar@bcs33.com
研究会開催第12回 ろう教育フォーラムin東京
1.日 時 10月26日(土)午前10時〜午後5時《9時15分:受付開始》2.会 場 都立品川ろう学校(JR京浜東北線・東急大井町線「大井町」下車)3.内 容午前@基調報告 東京の聴覚障害教育を考える会会長 本多忠雅A記念講演 「ろう児の夢をこわさないで」早瀬久美さん午後:第一分科会「手話によるろう教育へのとりくみ」・ 伊東靖雄(都立品川ろう学校教諭)・ 芦野総子(田中美郷教育研究所)・ 伊藤房子(大田ろう学校ろう児を持つ親)第二分科会「ろう教育をめぐって―あるべき姿と統廃合問題―」4.参加費 1000円(当日受付でお支払い下さい)5.昼 食 弁当手配なし(会場周辺ですませるか,可能な限り各自で用意)6.定 員 150名(定員に達した時点で受付終了)7.申込方法 10月24日までに下記の参加申込書をE-mailかFAXで送信8.保 育 保育費=500円(事前申し込みが必要)9.照会先 東京の聴覚障害教育を考える会事務局〒150-0011 渋谷区東1-23-3 東京聴覚障害者自立支援センター3階社団法人 東京都聴覚障害者連盟内Fax 03-5464-6057 E-mail : savicon@t3.rim.or.jp(本多忠雅)参加申込書
氏 名 所 属 障 害 聴覚障害者・健聴者 住 所
連絡先 FAX TEL 分科会 第一分科会 ・ 第二分科会 保育希望 (「あり」の場合,下記に記入を)
子供の名前 子供の年齢( )歳
配慮してほしいこと
研究会開催国際放送バリアフリーシンポ
聴覚障害者のための国際放送バリアフリーシンポジウム2002
日本では,毎年,財団法人全日本ろうあ連盟と社団法人全日本難聴者中途失聴者団体連合会が共催して,主に手話と字幕の付加をテーマとする「放送バリアフリーシンポジウム」を取り組んできました。本年度はこれを国際的なシンンポジウムに発展させ,全世界の障害者,とりわけ聴覚障害者専門の放送制作にあたっている関係者の研究と交流の場として国際放送バリアフリーシンポジウム2002として開催します。この会議では,日本と各国で,聴覚障害を中心とした障害者の放送バリアフリー化のために取り組んでいる放送局や障害者団体及びその関係者が集まり,作品を上映しながらその経験と課題などについて交流します。会場では,日本語,英語,日本手話,国際手話,日本語字幕での通訳をおこないます。
1,日程 10月26日(土)シンポジウム(10:00〜17:00) 会場 「ピアザ淡海」交流パーティー(18:00〜) 会場「ボストンプラザ草津」10月27日(日)海外代表者を中心としたワークショップ(10:00~14:00)会場「京都市聴覚言語障害センター」(京都市)※「ピアザ淡海」交通 JR大津駅から京阪近江バスなぎさ公園線8分 ピアザ淡海下車JR膳所駅から徒歩12分 または 京阪電車石場駅から徒歩5分2.参加費 一般 2,000円放送局,企業 10,000円(2名まで3名からは1人5,000円増し)交流パーティー 7,000円展示出展料 30,000円 (1区画)3,参加申込氏名,年齢,連絡先(住所・FAX・E-mail),所属団体・会社名をご記入のうえ,下記照会先までFAXまたはE-mailでお送りください。申込期日 10月10日(木)先着順で定員の200人になり次第,締め切らせていただきます。4,申し込み,照会先特定非営利活動法人 CS障害者放送統一機構 担当:専務理事 大嶋雄三〒530-0044 大阪市北区東天満2-7-12 スターポートe-mail:oshima@media1.astem-co.co.jp TEL:06-6242-6501 FAX:06-6242-6502
学会開催第2回 国際聾教育学会など
1.第2回国際聾教育学会日 時:11月23日(土) 13時30分から17時30分会 場:名古屋市民会館(〒460-0022 名古屋市中区金山1-5-1)内 容:1)研究発表2)シンポ「日米の高等教育機関における聴覚障害学生への支援」2.第2回聴覚障害児教育実践学会日 時:11月24日(日) 9時30分から15時00分会 場:名古屋市民会館(〒460-0022 名古屋市中区金山1-5-1)内 容:1)研究発表2)その他
サービス開始聴覚障害者向けロードサービス
特定非営利活動法人(NPO法人)CS障害者放送統一機構は,聴覚障害者向け「アイドラネットロードサービス」を開始した。詳しくは,携帯電話から下記にアクセスすること。
http://www.medekiku.jp/
進む組織化聴導犬育成・使用者の組織結成
聴導犬育成諸団体は6月に「全日本聴導犬(ヒアリングドッグ)育成協会協議会」を発足させた。厚生労働省は聴導犬育成に補助金を支給する予定であるが,現在の育成団体が小規模であることから,関係諸法の調整が必要とされているなど育成団体同士の連携のもとで対処すべき問題が山積していた。さらに9月には日本聴導犬協会(長野県上伊那郡宮田村:有馬もと会長)から聴導犬を貸与されている使用者らが中心となって「全日本聴導犬ユーザーの会」を発足させた。当面の代表は,大西滋氏(愛知県岡崎市:日本ヒアリングドッグ協会代表)が就任した。
研究会開催難聴児のためのAuditory-Verbal法ワークショップ
難聴児のためのAuditory-Verbal法ワークショップ
−聴くことを学ぶために−
日時 10月19日(土)9:30〜16:30(受付開始9:00〜)会場 長崎新聞文化ホール アストピア(別紙会場案内をご参照ください)〒852-8104 長崎市茂里町3-1 TEL:095-844-2111 FAX:095-848-5700交通:市電&バス茂里町から徒歩2分 JR浦上駅から徒歩3分長崎駅からタクシー5分駐車場あり(50台収容)
申込締切 2002年10月7日(月)今回のワークショップは,病院の言語聴覚士,ろう学校の先生,難聴児をお持ちの保護者の方を対象としております関係上,磁気ループなどの情報保障はございません。ご了承ください。申し込みの受付は先着順とさせていただきます。定員に達した際にのみこちらからご連絡させていただきます。会場準備のため,参加ご希望の方は,必ず事前にお申し込みください。当日託児はできかねますのでご了承ください。お申し込み・お問い合わせ(株)日本コクレア クリニカルサービス課 井相田美紀(いそだみき)〒113-0033 東京都文京区本郷2-3-7お茶の水元町ビル4FTEL:03-3817-0241 FAX:03-3817-0245 E-mail:MIsoda@cochlear.co.jp
*お問い合わせはなるべくFAXまたはE-mailでお願いいたします。参加申込書:この申込書を10月7日(月)迄に上記ファックスまで送信して下さい。
ご氏名: ご住所: ご連絡先:電話 FAX 人工内耳装用児の保護者の方のみ
人工内耳装用者名:
人工内耳手術病院:聴覚ご担当の先生方のみ ご所属:
冊子紹介A Sound Foundation Through Early Amplification 2001
ホナック社により昨年シカゴで行なわれました Second Phonak International Pediatric Conferenceの論文集(英語)ができあがり,一般販売を行うとのことです。理研産業で取次ぎをしていただけることになりました。この論文集には下記の目次のように,子どもの補聴に関する多数の研究が含まれ,貴重な冊子だと思います。価格:¥1800(消費税込,送料別)購入方法:理研産業(株)本社営業部へFAX,はがきで直接ご注文。
振込用紙と本をお送りいたします。注文先:理研産業株式会社本社営業部 FAX:052−263−6000
〒460-0011 名古屋市中区大須四丁目10−20
Section I.Auditory Development1.Representing the Acoustic World within the Brain2.Development of Binaural Audition and Predictions for Real-World Environments3.Developmental Psychoacoustics: Science to PracticeSection II. Assessment Strategies for Hearing Instrument Fitting4.Some Factors that May Influence the Accuracy of Auditory Brainstem Response Estimates ofHearing Loss5.Possible Roles for the Auditory Steady-State Responses in Fitting Hearing Aids6.Growth of Loudness Assessment in Children using Cross-Modality Matching (CMM)7.Potential Pitfalls in the Audiological Assessment of Infants and Young ChildrenSection III.Pediatric Hearing Instrument Fitting8.An Amplification Protocol for Infants9.Signal Processing for Severe-to-Profound Hearing Loss10.Electroacoustic Verification Measures with Modern Hearing Instrument TechnologySection IV.Current Issues in High-Frequency Amplification for Infants and Children11.Do Children Require More High-Frequency Audibility than Adults with Similar Hearing Losses?12.Dead Regions in the Cochlea: Implications for the Choice of High-Frequency Amplification13.The Importance of High-Frequency Amplification for Young ChildrenSectionV.Special Populations14.Children with Mild and Unilateral Hearing Impairment15.Changing Considerations for Cochlear Implant Candidacy16.Should Children Who Wear a Cochlear Implant in One Ear Use a Hearing Aid in the Opposite Ear?17.Optimization of Amplification for Deaf-Blind ChildrenSectionVI. Management and Service Delivery Considerations18.Provision and Fitting of New Technology Hearing Aids19.The Social-Emotional Ramifications of Universal Newborn Hearing Screening, Early Identificationand Intervention of Children who are Deaf or Hard of Hearing20.Information for Families with Young Deaf and Hard of Hearing Children21.Looking for the Hearing-Impaired Child: Past, Present and Future
ニュース95年ミスアメリカ ヘザーが人工内耳装用者に
1995年にミス・アメリカに選ばれた最重度難聴であり,補聴器を装用していたヘザー・ホワイトストン・マッカラムは2002年8月7日に人工内耳の装用手術を受けた。彼女は,アメリカ,ダラスで行われた第7回AAA(米国オーディオロジー学会)では基調講演も行ったほど,オーディオロジストの中では人気がある。彼女は彼女に第1子が生まれたとき,自分の子どもの泣き声が聞こえなかったという経験から,人工内耳を試すことを決めた。彼女の手術はバルチモアにあるジョン・ホプキンズ病院の耳科外科医ジョン・ニパルコ氏によって行われた。彼女の人工内耳は9月19日に音入れされ,調整が行われる予定である。ヘザーは世界では55000人,アメリカでは22000人の人工内耳ユーザーの一人になった。彼女に手術前に行われたダグ・べックとのインタビューが読みたいなら、下記のウェブサイトを見ていただきたい。
< http://www.audiology.org/news/ > (2002年8月14日受信)インタビューはかなり長く,宗教的なので要点のみ以下に掲載する。
最初はミスアメリカ当時のことを振り返って忙しかったことなどを,次に今の夫との出会いと結婚,出産について語っている。さらに,自分自身の聴覚障害について,発見当時のこと,両親の対応などを詳しく話している。その頃,手話を学んだこと,メインストリーミングに向けて学校を選んだこと。当時,ポケット形FM補聴器を装用していて,教師の声は良く聞こえたが,避難訓練の時のサイレンが聞こえなかったという経験。小学校3年生か4年生の時に耳かけ形補聴器に変えたことなどを話している。(ミスアメリカコンテストの際はAVR社のExtend-Earを装用していたが),受賞後は,ホナック社のFM補聴器を装用し,あらゆる場で助かったこと,その後はスターキーのシークエル補聴器に変更した。補聴器によって電話もできたし,サイレンや多くの環境音を聞くこともできた。そうした経験から補聴器で歩んでいくことを好み,人工内耳を疑っていたこと。しかし,自分に子どもが産まれ,私は「子どもの声をすべて聞きたい」と願うようになった。さらに,ある日,子どもが庭で穴に落ち,泣いている声を聞くことができず,助けに行くことができなかったという経験もした。現在,補聴器を左耳に装用している。そして人工内耳は右耳に受けるつもりである。手術後も必要によって左耳に補聴器を付けていきたいと思っているからだ。子どもたちにも出会うすべての人には「神はすべての人に道を与えてくれる」と言っている。いろいろな不安もあるが,数ヶ月後,人工内耳による聞こえについて,再度インタビューを受け,人工内耳装用が成功したと言える夢が実現することを楽しみにしている。
元京都府立聾学校教諭,中西喜久司先生がお亡くなりになりました。
9月12日午後10時37分にお亡くなりになったとのことです。聴覚障害英語教育研究会会長を務めるなど,英語教育の推進に努められたほか,ご退職後には「聴覚障害と英語教育」の上・下巻の大作となるご高著,さらに「ナチス・ドイツと聴覚障害者」の発刊予定と伺っておりました。これから,さらにご活躍とご指導をと思っておりましたときだけに残念です。
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