2002年3月25日発行(第2・4月曜日発行)

News Source of Educational Audiology

聴能情報誌  みみだより  第3巻  第430号  通巻515号


編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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立入 哉 :h-tachi@ma4.justnet.ne.jp


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【目次】第430号

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今年も 認定講習会 の情報を集めています。情報お寄せ願います。
各県からの情報をお待ちいたしております!。

県教委の開催要項をFAXでお送り願います。送信先FAX=089-946-5211。



新社会人に
 FAX利用のリレーサービスの老舗,まごころコミュニケーションが
 携帯メールからのリレーサービスを無料で提供

ダイヤル・サービス(株)は1987年から「NECまごころコミュニケーション」と称して,聴覚障害者を対象として,メッセージを本人に代わって電話で伝え,先方の返事をFAXで返信する「リレーサービス(伝言サービス)」を実施しています。「みみだより」でも何度も紹介していますので,ご存じの方も多いと思います。ダイヤル・サービス社によれば,現在の500名の聴覚障害者の登録があると公表しています。
このたび,ダイヤル・サービス(株)は携帯電話・パソコンを利用したリレーサービスのモニタリングを行いました。聴覚障害者のユーザーからは,「どこにいても依頼ができ,返事も受けられるので大変便利」との評価を得られましているとのこと。そこで,下記の要領でリレーサービスの利用登録を受け付けています。
現在は,日本電気(株)のサポートにより運営を行っており,登録料・利用料とも無料です。今春から社会に出る方,一人住まいを始める聴覚障害者にとって,利用時間帯に制限があるものの,困ったときに役立つサービスかもしれません。この機会に利用を登録されてみたらいかがでしょうか?

サービス概要
名 称:NECまごころサービス
内 容:聴覚障害者対象/伝言サービス
    (FAX,携帯電話,パソコン利用が可能),登録制
日 時:月〜金 10:00〜16:00
料金等:登録,利用ともに無料

資料請求,お問い合わせ先:
NECまごころコミュニケーション
FAX:03-3475-0005 TEL:03-3475-6788
E-mail:magocom@mvh.biglobe.ne.jp

リレーサービス実例:
例えば,保健所に赤ちゃんの予防接種の日程と聞きたいとします。保健所の連絡先として電話番号しか書いてありません。こうしたときに,上記のサービス受付先に,@先方の電話番号,A先方の名前,Bメッセージ「赤ちゃんの予防接種の日にちを教えてください」を送ります。NECまごころサービスの方で保健所に電話をし,FAX番号などがわかれば,FAX番号を通知してくれます。あるいは,先方の返事をFAXなどで連絡してくれます。

【目次】



新社会人に
 「マイレスキュー」のサービス機能を聴覚障害者に無料で提供
 携帯メールからの「緊急」リレーサービスを無料で提供

1.「マイレスキュー」とは?
「マイレスキュー」は,「災害情報携帯配信サービス」とも呼ばれ,特定の地域の気象や大災害に関する情報を即時に携帯電話にメール配信するサービスのこと。
このサービスは(株)レスキューナウ・ドット・ネットが運営するもので,月額200円の有料サービスの「マイレスキュー」と,広告が入り一部機能制限があるが,利用料無料の「マイレスキュー・ライト」の2種類のサービスを提供している。

この「マイレスキュー」に加入することで,以下の「緊急リレーサービス」が利用できるようになる。なお,聴覚障害者の「マイレスキュー」利用料は無料となっている。

2.「緊急リレーサービス」とは?
「緊急リレーサービス」は,携帯電話の電子メールを利用して発信されたSOSメッセージを,レスキューナウのオペレーションセンターで音声に変え,事前登録した緊急連絡先に音声で連絡を取るというサービス。

★リレーメッセージの流れ
1)各聴覚障害者の携帯からレスキューナウ社に緊急メールを送ります。
2)レスキューナウ社で受信・ユーザーの特定作業を行います。
3)ご希望の連絡先へ音声により電話連絡します。
4)連絡が取れたことをユーザーの携帯に伝達します。

3.「緊急リレーサービス」の申込方法
1)団体申込
各種聴覚障害関連団体等に「団体申込」の用紙が届いているかと思います。
この場合,各団体で聴覚障害者であることの確認を受けます。
2)個人での申込
ホームページ,http://www.myrescue.net/ から申込ができます。
緊急リレーサービス1  ← ここでさらに詳しい説明を読むことができます。
緊急リレーサービス2  ←新規登録はここをクリック。

新規登録場面で緊急時連絡先5カ所を登録します。なお,個人での申込の場合, 聴覚障害者であることの確認のために聴力レベルなどの記入が必要になる場合があります。

【目次】



国会情報
 現在開会中の国会で下記のような法律案が審議中

1.身体障害者補助犬法
 身体に障害がある人を補助する犬(盲導犬,介助犬,聴導犬)に関する訓練事業者・利用者の義務を定め,公共の場での同伴利用促進を図る「身体障害者補助犬法案」が国会で審議中。「聴導犬」の規定などが法律の文面になるとこうなるのだと読むとおもしろい。
 補助犬利用の円滑化を図るには,訓練方法などを統一して一定の質を確保する必要がかることから,法案では訓練事業者の義務として,医療を提供する者・獣医などとの連携の確保などを盛り込んだ。また,「国・地方公共団体などは,その管理する施設・事業所・住宅において,補助犬同伴を拒んではならない」とした。
 
第一章 総則(第一条・第二条)
第二条 この法律において「身体障害者補助犬」とは,盲導犬,介助犬及び聴導犬をいう。
4 この法律において「聴導犬」とは,聴覚障害により日常生活に著しい支障がある身体障害者のために,ブザー音,電話の呼出音,その者を呼ぶ声,危険を意味する音等を聞き分け,その者に必要な情報を伝え,及び必要に応じ音源への誘導を行う犬であって,第十六条第一項の認定を受けているものをいう。
第二章 身体障害者補助犬の訓練(第三条―第五条)
第三章 身体障害者補助犬の使用に係る適格性(第六条)
第四章 施設等における身体障害者補助犬の同伴等(第七条―第十四条)
第五章 身体障害者補助犬に関する認定等(第十五条―第二十条)
第六章 身体障害者補助犬の衛生の確保等(第二十一条―第二十四条)
第七章 罰則(第二十五条)
 
 
2.聴覚障害者の利便の増進に資する字幕番組の提供の促進のための放送法及び有線テレビジョン放送法の一部を改正する法律案
 なかなか進まないテレビ放送への字幕挿入。本法律案は,放送事業者に字幕を入れることを計画させ,達成状況を監視すると共に,政府による支援を定めたもの。
 
第一条 放送法(昭和二十五年法律第百三十二号)の一部を次のように改正する。
第五十三条の九の二 放送事業者は,政令で定める基準に従い,字幕番組(テレビジョン放送において送られる音声その他の音響を聴覚障害者に対して説明するための文字又は図形を見ることができる放送番組をいう。以下この条において同じ。)の提供に関する計画を策定し,これを総務大臣に提出しなければならない。当該計画を変更した場合も,同様とする。
2 政府は,字幕番組の提供の状況,字幕番組の制作及び提供に係る技術の動向その他の社会経済情勢の変化を勘案し,少なくとも五年ごとに,前項に規定する政令で定める基準を見直し,必要な措置を講じなければならない。
3 放送事業者は,総務省令で定めるところにより,毎年,第一項の規定により策定した計画(当該計画の変更があつた場合には,その変更後の計画)の達成状況を,総務大臣に報告しなければならない。
4 総務大臣は,前項の報告を受けたときは,その内容を公表しなければならない。
5 総務大臣は,第三項の報告を受けた計画の達成状況に基づき,字幕番組の提供を促進するため必要があると認めるときは,放送事業者に対して必要な勧告をすることができる。
6 政府は,放送事業者による字幕番組の提供を促進するため,放送事業者並びに字幕番組の制作及び提供に係る技術に携わる者への支援に資する財政上及び税制上の措置を講ずるものとする。
 
 
3.教育職員免許法の一部を改正する法律案
 中央教育審議会で議論された教員免許の緩和策の一環。中学校,高等学校教諭が小学校で教えることができるようになる。
 
第十六条の五 中学校又は高等学校の教諭の免許状を有する者は,第三条第一項から第三項までの規定にかかわらず,それぞれその免許状に係る教科に相当する教科その他教科に関する事項で文部科学省令で定めるものの教授又は実習を担任する小学校の教諭若しくは講師又は盲学校,聾学校若しくは養護学校の小学部の教諭若しくは講師となることができる。ただし,盲学校,聾学校又は養護学校の小学部の教諭又は講師となる場合は,それぞれの学校の教員の免許状を有する者でなければならない。
 
 
4.学校教育法の一部を改正する法律案要綱
 小学校,中学校,高等学校等において,いじめや不登校等の問題等に対応するとともに,児童,生徒等が適切な職業選択その他の進路決定を行うための指導ができるようにするため,専門的知識をもって,教諭,養護教諭等と連携して,児童,生徒等の心理相談又は進路相談に応じ,指導及び助言を行うため,「専門相談員」を置くことになった。
 
第二 改正の内容
 一 専門相談員の配置
   小学校,中学校,高等学校等に専門相談員を置くことができるものとすること。
  (第二十八条第二項,第五十条第二項,第五十八条第二項,第七十条の七第二項関係)
 二 職務の内容
   専門相談員は,専門的な知識をもって,教諭,養護教諭等と連携して,児童又は生徒等の  心理相談又は進路相談に応じ,指導及び助言を行うものとすること。
  (第二十八条第九項関係,第五十一条,第七十条,第七十条の十関係)
 三 その他
   その他所要の規定の整備を行うものとすること。
 四 施行期日
   この法律は,平成十四年四月一日から施行するものとすること。

【目次】



全日聾
 第36回全日本聾教育研究大会 北海道大会

1.大会主題  「豊かな心とたくましく生きる力を育てよう」
2.日  程   2002年10月8日(火)〜10日(木)
  8日 午前:公開授業・指定授業
        (高等部及び高等部専攻科 北海道高等聾学校)
        (乳幼相談室、幼稚部、小学部、中学部 北海道札幌聾学校)
        授業研究分科会
     午後:アトラクション、開会式、講演(小樽市民会館)
  9日 研究発表分科会(北海道高等聾学校・小樽市民会館・北海道小樽聾学校)
        1.基本問題1        11.自立活動(聴能・補償工学) 
        2.基本間題2       12.交流教育          
        3.国語科          13.生徒指導・生活指導     
        4.算数・数学       14.進路指導          
        5.理科(生活科を含む)  15.早期教育(3歳未満)・教育相談
        6.社会科(生活科を含む) 16.早期教育(幼稚部)     
        7.芸術・表現教育     17.重複障害教育        
        8.情報教育        18.職業教育・歯科技工科
        9.総合的な学習の時間   19.健康教育          
        10.自立活動(言語他)   20.寄宿舎教育         
        ○「家庭教育を考える部会」(幼・小)(中・高・専)
  10日 午前:シンポジウム、閉会式
3.照会先 全日本聾教育研究会北海道大会事務局
      北海道高等聾学校内
      〒047-0261 北海道小樽市銭函1丁自5番1号 
      TEL:0134-62-2624 FAX:0134-62-2625 (熊谷・日下)
4.参加費等
  1)大会参加費 会員 4000円,会員外 5500円
  2)研究収録費 1部 4000円 (事後集録、送料を含む)

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全難言協
 第31回全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会 苫小牧大会

1.研究主題
『言語障害児の教育的診断に基づく指導はどうあるべきか』
 研究の柱1「どのように情報収集をし,問題の仮説を設定するのか」
 研究の柱2「指導仮説・指導方針をどのように設定し,指導を進めるのか」
 研究の柱3「どのように指導の見直しを進め,仮説や方針の修正を図るのか」
2.期 日  2002年10月9日(水)〜11日(金)
3.照会先  苫小牧市立苫小牧東小学校 言語障害通級指導教室
       〒053-0018 北海道苫小牧市旭町3丁自3番4号 
       TEL:0144-34-8445 FAX:0144-32-6232

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全日聾
 第37回全日本聾教育研究大会 神奈川大会

1.大会主題 「新しい時代の中で主体的に学び自分らしく生きる力を育てよう」
2.期 日   2003年10月7日(火)〜10月9日(金) 
3.会 場   神奈川県立平塚ろう学校 平塚市民センター等
4.主 管 校   神奈川県立平塚ろう学校,川崎市立川崎聾学校
        横浜市立横浜聾学校,横須賀市立横須賀ろう学校

【目次】



ミニ・ニュース

★県立坂戸ろう学校などのPTA,給食調理を民間業者に委託撤回を求めて陳情書を提出
県立坂戸ろう学校と同川越養護学校のPTAがこのほど,障害児学校の給食調理を民間業者に委託する県教委の方針の撤回と自校方式の存続を求める決議を行い,土屋知事や県教委特別支援教育課に陳情書を出した。
県教委特別支援教育課によると,民間委託は行財政改革の一環として職員定数を削減するために実施。栄養士が献立を考え給食室で作るのは同じだが,調理は民間業者が行うことになる。
保護者らは「学校や県には民間調理員への人事権がなく,命令,指導が困難。導入した自治体では,調理ミスや異物混入が起きている」と主張。賛同者の署名を集め,撤回を求めていく。

★宮城県立ろう学校小牛田校がホームページを開設しました。
http://rkogota.myswan.ne.jp

★今夏〜秋の講習会日程表
  8月 5・ 6日  ろう教育科学会(大阪市),7日に講習会
     3〜 7日  アジア太平洋聾問題会議(台湾,台北市)
     9〜11日  筑波技術短期大学公開講座「補聴器のフィッティング」
    23〜25日  愛媛大学公開講座「聴能学セミナー」(中級講座)
 10月 3・ 4日  日本聴覚医学会(仙台市)
     8〜10日  全日本聾教育研究大会(小樽市)
       11日  フィッティング・フォーラム(札幌市):予定
 11月22〜24日  教育オーディオロジー実習講座(上級講座)会場未定

【目次】



新刊図書紹介
 進 路 の 選 択 [中学生編]

進路の選択
進路の節目というと,幼稚部から小学部への節目が注目されることが多い。しかし,近年「わかる授業」を求めて,聾学校に戻る傾向も強くなっている。このように節目,節目での決定は親子にとって大きなものであろう。
本書は,中学生になるという節目を迎える親子さんにとって,大きな指針となる一冊である。構成は,1)現役の聴覚障害中学生の考え・意見,2)支えた親の考え,さらに,3)伊藤さんの就学に関して,本人,親,中学校担任,聾学校担任の声などである。私は伊藤さんにお会いしたことがあるのだが,彼女が自分で行きたい学校を考え,選んだこと。聾学校で自分を発揮できる喜びを感じている様子が伺え,本当にうれしく思った。
今春,徳聾時代の教え子が普通校から聾学校高等部に転校した。「わかる授業」を求めて・・・。失礼ながら,やっと戻ることができる高等部になったのだといううれしさと,やはり聾学校で学ぶことに良さを見つけられた彼女の選択に「そうなんだ,そうなんだ」と納得した。聾学校よ!,当然のこととしての普通科設置,進学の機会の保障,英語教育の充実など「選択される」聾学校になるべく,さらにさらに努力して欲しい。


1冊1200円+送料実費。書店での購入不可。下記にてお申し込みをお願い申し上げます。
送信先 FAX=03-3203-9938 「漢字表」「指文字絵カード」は432号で紹介します。

氏 名:
送付先住所:〒□□□−□□□□

      電話              fax
 トライアングル文庫8「進路の選択−中学生編−」 (      )冊×1200円
 「小学一年生 漢字手話表」           (      )冊×1000円
 「指文字絵カード」               (      )冊×2000円

【目次】



関連領域新刊図書紹介

★小児耳鼻咽喉科疾患
高橋姿担当編集委員 メジカルビュー社 10000円 4-7583-0851-9
★音のふしぎ百科1
日本音響学会編著 樹立社 3000円 4-901769-02-2
★音のふしぎ百科2
日本音響学会編著 樹立社 3000円 4-901769-03-0
★耳鼻咽喉科外傷
森山寛担当編集委員 メジカルビュー社 9000円 4-7583-0850-0
★医師のための紹介状・返信の正しい書き方
加我君孝監修 金原出版 3400円 4-307-00430-2
★21世紀耳鼻咽喉科領域の臨床 CLIENT21 別巻:総索引・総目次
野村恭也総編集 中山書店 22000円 4-521-59221-X
★乳幼児の言語・行動発達:機能連関的研究
村井潤一編著 風間書房 15000円 4-7599-1304-1
★NHKきらっといきるいのち輝く障害者たちの物語 1 バリアフリーをめざす人たち
NHKきらっと生きる制作班編 汐文社 1500円 4-8113-7431-2
★NHKきらっといきるいのち輝く障害者たちの物語 2 コミュニケーションをひろげる人たち
NHKきらっと生きる制作班編 汐文社 1500円 4-8113-7432-0
★NHKきらっといきるいのち輝く障害者たちの物語 3 生きる喜びを見つける人たち
NHKきらっと生きる制作班編 汐文社 1500円 4-8113-7433-9
★NHKきらっといきるいのち輝く障害者たちの物語 4 元気の輪をひろげる人たち
NHKきらっと生きる制作班編 汐文社 1500円 4-8113-7434-7
★NHKきらっといきるいのち輝く障害者たちの物語 5 芸術・音楽をめざす人たち
NHKきらっと生きる制作班編 汐文社 1500円 4-8113-7435-5
★目でみる「心」のバリアフリー百科 障害と福祉 1 美の世界をもとめて
花田春兆監修 日本図書センター 4400円 4-8205-6817-5
★目でみる「心」のバリアフリー百科 障害と福祉 2 心で音楽をかなでる
花田春兆監修 日本図書センター 4400円 4-8205-6818-3
★目でみる「心」のバリアフリー百科 障害と福祉 3 舞台に生きる
花田春兆監修 日本図書センター 4400円 4-8205-6819-1
★目でみる「心」のバリアフリー百科 障害と福祉 4 言葉は障害をこえて
花田春兆監修 日本図書センター 4400円 4-8205-6820-5
★目でみる「心」のバリアフリー百科 障害と福祉 5 文化の輪をひろげよう
花田春兆監修 日本図書センター 4400円 4-8205-6821-3
★社長、バリアに挑む ハンディキャップを武器にして
中園秀喜著 同友館 1500円 4-496-03296-1
★学習障害児の内発的動機づけ:その支援方略を求めて
川村秀忠著 東北大学出版会 2500円 4-925085-49-2
★障害者と家族のためのインターネット入門
伊藤英一編 全国障害者問題研究会出版部 1500円 4-88134-031-X
★障害保健福祉六法:平成14年版
障害者福祉研究会監修 中央法規出版 5400円 4-8058-4392-6
★福祉用具の選び方使い方:高齢者・障害者・介護する人の豊かな生活のために
三橋恒政著 一橋出版 1400円 4-8348-0336-8
★自閉症児の発語プログラム:無発語からの33ステップ
石井聖著 学苑社 2800円 4-7614-0201-6
★点訳のてびき
全国視覚障害者情報提供施設協会編集 大活字 1000円 4-86055-013-7
★初めての点訳
全国視覚障害者情報提供施設協会編集 大活字 600円 4-86055-014-5
★韓国の社会福祉
韓国社会科学研究所社会福祉研究室著 新幹社 2000円 4-88400-022-6
★絵でわかる言語障害:言葉のメカニズムから対応まで
毛束真知子著 学研 1800円 4-05-152114-1
★高機能自閉症・アスペルガー症候群入門:正しい理解と対応のために
内山登紀夫編 中央法規出版 2000円 4-8058-2185-X
★日本文学のなかの障害者像:近・現代篇
花田春兆編著 明石書店 3800円 4-7503-1534-6
★雲へのぼる坂道:車イスからみた昭和史
花田春兆著 中央法規出版 1800円 4-8058-1936-7
★福祉ミックスの設計 「第三の道」を求めて
加藤寛・丸尾直美 有斐閣 3200円 4-641-07650-2
★インクルージョン教育への道
ピーター・ミットラー著・山口薫訳 東京大学出版会 3600円 4-13-051304-4
★現代医療福祉概論
児島美都子・成清美治編 学文社 2600円 4-7620-1105-3
★「共用品ビジネス」を進めるための本 バリアフリー時代を切り拓く
共用品推進機構編著 日刊工業新聞社 1600円 4-526-04918-2
★僕が15で社長になった理由(わけ)
家本賢太郎著 ソフトバンクパブリッシング 1400円 4-7973-1812-0

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関連文献紹介

★AUDIOLOGY JAPAN 45(1)2002
IA法則はどのように説明されてきたか?−日本聴覚医学会編「聴覚検査の実際(南山堂)」の場合−」
 磯貝 豊,44
「耳音響放射を用いた新生児乳児聴覚スクリーニング検査」
 斉藤優子,硲田猛真,間三千夫,池田浩己,瀬野悟史,藤村 聡,嶽 良博,榎本雅夫,67-74
補聴器耳型採取時の耳科副損傷一第2報−」
 杉内智子,調所康之,75-81
「DPOAEを用いた新生児聴覚スクリーニングの検討」
 高橋真理子,関谷芳正,松田太志,村上信五,82-88
補聴効果評価のための質問紙の作成」
 鈴木恵子,岡本牧人,原 由紀,松平登志正,佐野 肇,岡本朗子,89-101
新生児および3か月児聴覚スクリーニングー検査機種および検査時期の検討−」
 森田訓子,更級則夫,山口 暁,102-108
最近発行された関連する国内・国際規格−JIS・ISO対応委員会
 担当理事・石神寛通,委員長・松平登志正
 委員・伊丹永一郎,上島好雄,福山邦彦,中村賢二,渡辺浩一,109-113
 
★日本音響学会誌 58(2)2002
≪小特集−なぜ耳は二つあるか?−≫
「「なぜ耳は二つあるか?」小特集にあたって」 柏野牧夫,180-183
「両時聴の神経機構」 アラン R.パーマー他,184-192
「両耳処理の進化生物学」 小田 亮,193-198
「両耳処理と独立成分解析」 池田思朗,199-204
「ロボットの耳は二つで十分か」 奥乃 博,中臺一博,205-210
 
★リハビリテーション 441,2002
「松本医療プロジェクトの取り組みから」 平沢まさ美,28-31
 松本聴覚障害者協会と松本手話サークルの共同組織「松本医療プロジェクト」は平成7年4月から
翌年10月までトヨタ財団の市民活動助成を受けて「聴覚障害者が安心して医療を受けられる環境づ
くり」に取り組んだ。本稿ではアンケート調査等で把握できた問題を「聴覚障害者」「医師」「手話
通訳者」の三つに分けて整理し、改善方法や問題点、課題を述べるている。
 
★働く広場 294 2002.3.
「『歯科技工』は聴覚障害者に向いています」 三好博文,2-3
 
★日本音響学会 聴覚研究会資料32(1),2002
「タクタイルエイドの研究開発プロジェクト−触覚刺激方式の検討−」
 本間健,井野秀一,網島博道,伊福部達,17-24
「IECフィッティング:提案,システム開発,評価,そして今後の聴覚障害補償研究に向 けて」
 大崎美穂,高木英行,藤井成清,坂本真一,森田憲昌,渡辺正博,25-32
 
 
★Journal of Deaf Studies and Deaf Education 7(1) 2002
Predictors of Parental Stress in Mothers of Young Children With Hearing Loss」
 Sandra Pipp-Siegel, Allison L. Sedey, and Christine Yoshinaga-Itano 1-17
 
★Journal of Speech, Language, and Hearing Research 44(3) 2001
「The Effects of Change in Hearing Status in Cochlear Implant Users on the Acoustic Vowel
Space and CV Coarticulation」
 Harlan lane, Melanie Matthies, Joseph Perkell, jennell Vick, and Majid Zandipour 552-563
「Effects of Frequency-Shifted Auditory Feedback on Fundamental Frequency of Long Stressed
and Unstressed Syllables」
 Ulrich Natke and Karl Theodor Kalveram 557-584
 
★THE HEARING JOURNAL 54(11),2001
「Study probes impact on hearing aid benefit of earlier involvement by significant other」
 Lisa M. Hoover-Steinwart, Kris English, and James E. Hanley,56-59
 
★THE HEARING JOURNAL 55(7) 2002
「It's deja vu all over again」
 H.Guatav Mueller and Ruth A.Bentler 10-34
「Using digital signal processing to enhance the performance of dual microphones
 Francis K.Kuk, Lars Baekgaard, and Carl Ludvigsen 35-45
「NUT & BOLTS : Warning! Impression blow-bys can be hazardous to your patients' health」
 Robert L. Martin 52-54
 
★BRITISH JOURNAL OF AUDIOLOGY 35(6)2001
「Assessing service quality in paediatric audiology and early deaf education」
 J.Bamford et al. ,329-338
「Comparison of three procedures for initial fitting of compression hearing aids」
 B.C.J.Moore et al. ,339-354
「Measurement of first- and second-order modulation detection thresholds in listeners with
cochlear hearing loss」
 S. Tandetnik et al. ,355-364
「Effects of slow- and fast-acting compression on the detection of gaps in narrow bands of noise」
 B.C.J.Moore et al. ,365-374
 
★International Journal of Audiology 41(1),2002
「Translations of the International Outcome Inventory for Hearing Aids(IOI-HA)」
 Robyn M.Cox, Dafydd Stephens and Sophia E. Kramer,3-26
「Extending the IOI to significant others and to non-hearing-aid-based interventions」
 William Noble,27-29
「The International Outcome Inventory for Hearing Aids(IOI-HA):psychometric properties of the
English version」
 Robyn M.Cox and Genevieve C. Alexander,30-35
「International Outcome Inventory for Hearing Aids(IOI-HA):results from The Netherlands」
 Sophia E. Kramer, S. Theo Goverts, Wouter A. Dreschler, M. Boymans and J.M.Festen,36-41
「The International Outcome Inventory for Hearing Aids(IOI-HA)and its rerationship to the
Client-orientedScale of Improvement(COSI)」
 Dafydd Stephens,42-47
Directivity of different hearing aid microphone locations」
 Henrik L. Olsen and Bjorn Hagerman,48-56
Unilateral sensorineural hearing impairment in childhood : analysis of 31 consecutive cases」
 Christiane Kiese-Hagerman,57-63
 
★International Journal of Audiology 41(2)2002
「Relationship of intraoperative electrically evoked stapedius reflex thresholds to maximum 
comfortable loudness levels of children with cochlear implants」
 J.H.J.Allum, R Greisiger and R. Probst,93-99
「Evaluation of an adaptive, directional-microphone hearing aid
 Todd Ricketts and Paula Henry,100-112
「Occupational exposure to noise decreases otoacoustic emission efferent suppression」
 Mariola Sliwinska-Kowalska and Piotr Kotylo,113-119
「Connexin 26 preverbal hearing impairment: mutation prevalence and heterozygosity in a  
selected population」
 Eva Orzan, Alessandra Murgia, Roberta Polli, Maddalena Marietta, Alberto Mazza, Franco   
Zacchello and Gregorio Babighian,120-124
「Exploring the perceived world of the deaf-blind: on the development of an instrument」
 Jerker Ronnberg, Eva Samuelsson and Erik Borg,136-143
「Effect of efferent-induced changes on acoustical reflex」
 Ajith Kumar and Animesh Barman,144-147
 
★American Journal of Audiology 10(2),2001
「Personal and Social Conditions Potentially Influencing Women's Hearing Loss Management」
 Dean C. Garstecki and Susan F. Erler,78-90
「Verifying Loudness Perception After Hearing Aid Fitting」
 Robyn M. Cox and Ginger A. Gray,91-98
「The Hearing Handicap Inventory for the Elderly Screening Version Adapted for Use With
Elderly Chinese American Individuals」
 Tina Jupiter and Cara L. Palagonia,99-103
A Longitudial Investigation of Infant Auditory Sensitivity
 Anne Marie Tharpe and Daniel H. Ashmead,104-112
Universal Newborn Hearing Loss:Screening, Identification, Intervention
 Gray P. Jacobson,52
「The Human Auditory Brainstem Response to High Click Rates:Aging Effects」
 Robert F. Burkard and Donald Sims,53-61
The Evidence for Universal Newborn Hearing Screening
 Christie Yoshinaga-Itano and Judith S. Gravel, 62-64
Evidence in Support of a Different Model of Universal Newborn Hearing Loss Identification
 Paul R.Kileny and Marci M. Lesperance,65-67
 
★Journal of the American Academy of Audiology 13(1)2002
「Benefits of Syllabic Input Compression for Users of Cochlear Implants」
 HughJ. McDermott, KatharineR. Henshall, andColetteM. McKay,14-24
「Observations on the Relations among Occlusion Effect, Compliance, and Vent Size」
 RobertaCarle, S0renLaugesen,andClausNielsen,25-37
「A Test to Measure Subjective and Objective Speech Intelligibility」
 GabrielleH. SaundersandKathleenM. Cienkowski,38-49
 
★AMERICAN ANNALS OF THE DEAF 146,2001
「A Rationale and Recommendations for Sexuality Education in Schools for Students Who Are Deaf」
 Yvette Q. Getch et al. ,401-108
「A "Consumer" Survey of Educational Provision for Deaf and Hard of Hearing Students」
 Linda J.Byrnes et al. ,409-419
「Successful Students Who Are Deaf in General Education Settings」
 John L. Luckner et al. ,435-446
 
参考:文献入手の方法
ここで紹介した文献の入手ですが,海外の文献はホームページからダウンロードできるものが多くなっていますので,とりあえずそれぞれの雑誌名で「海外Yahoo!」検索をかけてください。もし,それで見つからない場合,または国内の文献の場合は,下記の「総合目録データベースWWW検索サービス」でどの図書館に蔵書があるかを調べます。
総合目録データベースWWW検索サービス http://webcat.nii.ac.jp/
国内図書館OPACリスト http://ss.cc.affrc.go.jp/ric/opac/opaclist.html
国内大学図書館関係WWWサーバ http://www.libra.titech.ac.jp/libraries_Japan.html
もしお近くの図書館にあった場合は、そこで複写を受けることができます(図書館によっては閲覧や複写ができる人を制限している場合があります)。「遠方の図書館にある」という場合は、有料で複写を取り寄せるサービスを受けることができる場合もあります(取り寄せ)。図書館によって文献複写サービスの利用対象者や料金が異なる場合もあるので,所蔵図書館リストを頼りにいくつかの図書館のホームページで文献複写の申込方法などを読み,一番良いものを選びましょう。

【目次】



新テレビ紹介
 文字放送チューナ内蔵テレビ復活!

文字放送チューナー内蔵テレビ
本誌4ページで紹介の通り,文字放送,字幕入り番組を増やすようにとの諸団体からの要請を受け,政府としても達成目標の策定,助成金増などの施策を出してきている。しかし,それを見るためのテレビには良いものがない。機能盛りだくさんの大型テレビは高価,置き場所がない,録画ができない。文字放送チューナも接続が面倒等々という事情がある。そうした状況の中,東芝の21R30Mという文字放送チューナ内蔵テレビは使い勝手が良く(「字幕オン」にセットしておくと,字幕放送が始まると勝手に字幕が出てくる),ビデオへの録画もできるという願ってもない機種であった。しかし,一昨年,製造中止となり,後継機種の発売が待たれていた。
21ZM5(JANコード:4904550499191)は,旧機種の機能を受け継ぎ,フラットCRT,CATV対応など新機能も充実されている。
製品についての詳細は下記のホームページで確認して欲しい。
http://www.toshiba.co.jp/webcata/ctv/21zm5.htm
なお,本製品は福祉法対応なので購入の際,補助が受けられる。通常の電気店では事情がわからない場合が多いので,福祉法の取り扱いに慣れている補聴器販売店などで相談してみることも良いかもしれない。

★注意
本製品はメーカー小売価格が決められていない「オープン価格」商品です。したがって,原則的には販売価格を販売店で決定できます。このため,一部の業者は聴覚障害者に対して,通常より高い自店通常価格を示し,それよりも10%〜20%安い期限限定の「特別価格」を提示した広告をしているようです。購入に際してはインターネットで市場価格を良く確認してから購入するようにしてください。およそ,市場価格は 53300〜60000円です。なお福祉法での購入の場合は算出が異なる場合があります。
例)http://www.daiichi-mottainai.com/cgi-bin/database/database.cgi?cmd=dp&DataNum=3873

なお,チューナは東芝TT-X3(市場価 28700円),SONYのTXT-1が市販中。どちらもインターネットオークションで良品が見つけられることが多いので,購入検討時は要チェック。

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