1998年11月23日発行(第2・4月曜日発行)
News Source of Educational Audiology
聴能情報誌 みみだより 第3巻 第357号 通巻442号
編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
購読料照会・新規購読申込・記事内容照会などは、郵便かFAXでお問い合わせいただくか、
下記のアドレスへメールをお送り下さい。
立入 哉 :h-tachi@ma4.justnet.ne.jp
「みみだより」ホームページ
ペーパーメディアによる「みみだより」購読のお誘い
【目次】第357号
| NEXT | BACK |「みみだより」ホームページ |
既に本誌346号11ページで紹介したように WIDEX社は、デジタル補聴器「センソ」のハイパワー耳かけ形補聴器であるP37・P38の2器種を発売した。この2器種とも高出力タイプであり、メーカーは120dBHL程度までの重度難聴に適用できる可能性があるとしている。P38は従来のセンソシリーズと同様3チャンネルであり、フィードバック・マネージメント機能が付いている。また適用型AGCとなったことで、従来のセンソCシリーズに比べ、強大音が短い時はリリースタイムも短くなり、音がぼやつくという問題が改善された。P38は、ボリューム付きオプションが選ぶことができ、ユーザーが環境に応じて、音量設定することができるようになった。P37は、ハイレベルコンプレッション回路により、従来のリニア補聴器のような設定が可能な2チャンネル補聴器である。P37は、ユーザーが音量設定をすることができるボリュームがついている器種のみである。P38のボリューム付き(P38-V)は298,000円、ボリュームなし(P38-S)は288,000円、P37は255,000円である。
なお、重度難聴用ということで従来のセンソグラムの機能が使えなくなった。このためプログラマLP2には、オ−ジオグラムのデータを入力することになった。P37の場合は2チャンネルであるため、midの欄は空白となる。その他、プログラマーの操作上で従来のCシリーズとは異なる点が多々ある(例えば、最大音響利得を測定することができる機能が用意された)ので、詳しくはメーカーの説明書を見ていただきたい。LP2プログラマのROMバージョンも上がり、P37・P38を操作するためには、Ver.5以上が必要となる。加えて、「コンパス」と呼ぶWindows 95/98上のnoahで動く設定用ソフトウェアもリリースされる。LP2プログラマでは視覚的に見ることができなかった様々な特性、特にI/O特性なども画面表示され、調整機能それぞれの機能を把握しながらフィッティングを進めることができるようになった。補聴器ケースは8色から選べるようになっており、これは主に子どもを対象として考えられている。
P37:OSPL90 146dBSPL(peek)・137dBSPL(1600Hz)、FOG60 73dB(1600Hz)、PR44使用
P38:OSPL90 146dBSPL(peek)・137dBSPL(1600Hz)、FOG60 71dB(1600Hz)、PR44使用
「これほどのデジタル補聴器が重度難聴児に使用できる時代が来たのだ!」と感嘆していまう2台であることに間違いない。
【目次】
補聴器新製品
|
SONY |
イヤホン外装/耳かけ形 2チャンネル/ノンリニア |
TE−B75N |
|
バイノーラル補聴器などユニークな補聴器の開発・販売で知られているソニーが、また新しい補聴器を発売した。従来の補聴器のイヤホンはそのほとんどがアメリカのノーリス社が製造したものを使っている。音を出力するイヤホンは、補聴器全体の音を決定する重要な部品であるにもかかわらず、あまり開発の手が十分には行き届いていなかった。今回、ソニーが採用した方法は、イヤホンを補聴器の中に内蔵せず、ちょうどベビー形補聴器のように外装イヤホンをつけた耳かけ形補聴器となっている。 スタイルとしては、Extend-Earの LRR200SPを思い浮かべていただければよい。従来の耳かけ形補聴器ではイヤホンから耳に音が届くまでに、イヤホンチューブやフックを経由することになる。このことで不要なピークが生まれてしまうという問題があった。
今回、ソニーが新開発したイヤホンシステムは、NSCS方式と名前付けされているが、クラスDアンプ内蔵の高感度イヤホンを採用することで、より自然な音声を出力することが可能となっている。また今回、外部入力用オーディオアダプタが標準でつき、テクニカルインフォメーションには、赤外線補聴援助システムや、指向性マイクロホン、テレホンレコーディングアダプタの使用による電話音声の直接受信の接続方法が説明されており、これからの補聴器の活用方法について意欲的な取り組み・設計方針を見ることができる。
SSPL90 136dBSPL(PEEK)、FOG60 60dB±5dBの仕様であり、メーカーは90dB程度を推奨範囲としている。非常に残念ながら、低音部の利得が十分に取れないので、重度の子どもには使えないかもしれない。外装イヤホンを使うなど音響的には優れた補聴器だけに、記憶しておきたい一台である。特殊なイヤホンを使うことから、イヤモールドを利用する際には専用のアダプターが必要となる。価格 135,000円。
【目次】
補聴器新製品
|
Starkey |
2チャンネル/プログラマブル A13 シークエル 耳かけ形補聴器 |
|
スターキーのA13シリーズ、中でもA13Kなどを50〜90dB程度の子どもに選択しておられる先生は多いことだろう。スターキー社の耳かけ形補聴器と言えば、A675のシークエルも音の良さで、また、シークエルAV(オーディオビジョン)も人によってはうまく作用する。
さて、このスターキー社よりA13シークエルが市販されているが、このたび、この器種のプログラマブル版が市販となった。
シークエルシリーズは、その音の良さが際だつアンプを持っているが、従来の器種は低音部のゲインを十分にとることができず、子ども向きではなかった。今回、プログラマブルになったことで、250Hz〜2kHzぐらいまでフラットに50dBのゲインを取ることができるようになった。また、音質L(GL)・音質H(GH)・出力制限(AO)・ニーポイント調整(TK)・チャンネル分離周波数(CF)・サブボリューム(GC)の調整装置が付き、幅広い調整変更が可能になっている。OSPL90 120dBSPL(peek)、FOG60 62dB(peek)という性能から、メーカー推奨適合範囲は90dBHLとなっている。
もちろん、プログラマブル補聴器だけにnoahやHiPROなどが必要だが、大きな調整変更幅は、子どもの補聴器の性能として魅力的な事項であり、低音部からのフラットなゲイン、音質の良さなど、食指を動かしたい1台である。168,000円。
照会先:スターキージャパン社 〒224-0041 横浜市都筑区仲町台 5-2-20
TEL:045−942−7226 FAX:045−942−7158
【目次】
「O−CAP(大阪キャプショナーズ)」は、大阪市内とその近郊でPC通訳ボランティアを行っているグループです。PC通訳の「PC」とは、パソコンやワープロのこと、「通 訳」とは、この場合、聴覚に障害のある方々のために音声情報を文字情報にして伝えることです。つまり、PC入力を利用して生字幕を作成してしまおうというわけです。
【目次】
カウンター形磁気誘導無線システム HS−10S は、官公庁や金融機関などの窓口に来た補聴器装用者に対して、より良いコミュニケ−ションを提供するための機器であり、パネル式ループアンテナを中心に800MHz帯のFMワイヤレスマイク1本や1chFM受信機、スタンド式有線マイクと磁気ループ受信機がセットになっている。従来ループアンテナは床に敷設する必要性があったが、本システムでは聴覚障害者が座る位置から2m以内にパネル上のループのアンテナをおくだけで良く、一度敷設すると簡単には移動できないというループの問題点を解決している。ループアンテナが「見える」ことから、磁気誘導システムの説明や、補聴器販売店の店頭では、デモと実用を兼ねて使うことができるだろう。上記の5点セットの標準価格は288000円。
なお、このカウンター型磁気誘導無線システム以外にも、携帯用磁気誘導無線アンプHS−60も販売している。HS−60は、20mのループアンテナ(ドラム式)がセットになっており、屋内屋外を問わず移動式ループシステムとして使用できる。
その他、設置用のHSR−60Nもある。左右隣室の磁気誘導漏れが問題とならない会場であれば、十分に性能を発揮できる可能性がある。
製造元(株)ソナール、販売元は浅沼商会。照会は、同社特機事業部へ。
特機事業部:〒102-0093 千代田区平河町 2-3-7
TEL:03−3264−5171、FAX:03−3265−0746
〒550-0015 大阪市西区南堀江 2-7-7、TEL:06-538-3114 FAX:06-538-3115
【目次】
NHK教育テレビで来年の1月4日から字幕放送が始まります。NHKに問い合わせたところ,現時点で以下の5番組の字幕放送が始まることが決まっているそうです。
(小学校3年理科)『ふしぎのたまご』
( 火 ) 9:45〜10:00/( 木 )11:30〜11:45
(小学校3年社会)『このまちだいすき』
( 火 )11:30〜11:45/( 木 ) 9:30〜9:45
『きょうの健康』(月〜金)20:30〜20:45/(月〜金)13:45〜14:00
『テレビ体操』 (毎日)6:30〜 6:40/NHK総合 14:50〜15:00
『中学生日記』(木)18:50〜19:20/NHK総合(日)13:00〜13:30
1月から始まる教育テレビの字幕放送は4時間56分ということです。2年後までに、これを約8時間にしたいとのことでした。教育テレビでは,たくさんの学校放送番組ガ放映されていて,子どもたちの学校でも利用しているところが多いようです。実際に字幕放送を見るためには,文字放送デコーダをテレビと接続しなければなりません。
字幕が付くととてもわかりやすくなることは,皆さんも実感されていると思います。教育テレビで字幕放送が始まることは,子どもたちにとってたいへんうれしいことです。
小学部(校)、特に3年生の教室では、文字放送が受信できますか?
購入を検討する場合は、「みみだより」355号7ページをご参照下さい。
※記事訂正:松下製のデコーダは製造中止ではなく、現在も購入できます。
文字放送番組を見た感想などを、どしどしNHKに送りましょう。
[〒150−8001 NHK放送センター]で郵便が届きます。
札幌市難聴児を持つ親の会会報「おたより」108号掲載の情報より、許可を得て、再編成した
【目次】
手話通訳付き劇公演 「森のおくりもの」
日 時:1月 9日(土)@11:00〜、A14:30〜
10日(日)@11:00〜、A14:30〜
会 場:サンプラザホール(北区北24条西5丁目)
鑑賞券:前売 2000円(大人・子ども共通:子どもは3歳以上)
照会先:幌北小学校難聴学級 TEL:011−747−6797 FAX:011−716−0944
【目次】
みみだより355号(10月26日発行)7ページに訂正があります。
1.文字放送デコーダの紹介記事で、
「松下 TU−TXl00 79000円
TU−TX80 55000円は、製造中止になった。」
と書かれていますが、従前通り、製造・販売されている と言うことです。
ご訂正お願い申し上げます。
【目次】
12月 |
「幸福の黄色いハンカチ」 ・・・・・・・
息子 「息子」には聴覚障害者が登場します
釣りバカ日誌8 ・・・・・・・・・・・・
SADA・・・・・・・・・・・・・・・・
|
13日(日)9時から
20日(日)9時から
27日(日)9時から
31日(木)9時から
|
1月 |
ラブ・レター ・・・・・・・・・・・・・
釣りバカ日誌9 ・・・・・・・・・・・・
醜(スキャンダル)聞 ・・・・・・・・・・
北斎漫画 ・・・・・・・・・・・・・・・
|
3日(日)・30日(土)9時から
10日(日)9時から
17日(日)9時から
24日(日)9時から
|
2月上映予定作品
|
「男はつらいよ:柴又より愛をこめて」
「釣りバカ日誌」「遙かなる走路」
|
字幕入り放送へのご意見/リクエスト等は 衛星劇場編成部まで FAX:03-5250-2324
受信に関する照会は、パーフェクTV FAX:03-5802-8438か、上記衛星劇場まで。
詳しくは、〒104-0045 中央区築地4-1-1 東劇ビル5F 衛星劇場まで。
【目次】
携帯形筆記文字通信装置「ライトーク」の開発元として知られている 株式会社鈴木製作所は、「株式会社エスエスケー」へ社名を変更した。商品の解説などは、下のホームページで閲覧できる。
http://www.ssk.co.jp/
【目次】
「本当にいいアニメなんです!」とオススメしたい作品。配給会社によれば、主題は、@教育の問題としてのいじめ、A環境の問題、B心のホタルを飛ばし続けること、だそうだ。しかし、私は、どうしても普通校で学ぶ障害児の教育環境とオーバーラップさせて見てしまう。こんな映画をもっともっとみんなに見てもらいたい。
映画に関する照会先:〒160−0023 新宿区西新宿7-7-7 ハイライフ西新宿502
「ピピとべないホタル」配給委員会 TEL:03-3365-4320 FAX:03-3371-0788
日 時: |
1月23日(土)13:30開場
24日(日)13:30開場
|
14:00〜15:30
@14:00〜15:30
A16:30〜18:00
|
会 場: |
札幌市教育文化会館 講堂(4F)
中央区北1条13丁目
|
鑑賞券: |
一般・学生大人 1500円(前売 1200円)
3歳以上小学生まで 1000円(前売 800円)
|
照会先: |
幌北小学校難聴学級 TEL:011−747−6797 FAX:011−716−0944
|
【目次】
日 時:1999年2月14日(日)
10:30,13:30,16:30の3回上映
(開場はそれぞれ上映開始 30分前)
会 場:品川区総合区民会館「きゅりあん」1F小ホール
鑑賞券:大人 1200円(前売 1000円)、高校生以下 800円(前売600円)
前売券の購入は、TEL&FAX:03−3203−9938、トランアングルまで
【目次】
「電動車いすに乗った人と、盲導犬を連れた人、そして口話のわかる耳の不自由な人3人が助け合って旅にでた!」という書き出しで始まる絵本。パリ祭に出かける3人組のストーリー。障害に関する部分に限れば、電動車いすでの旅についての記述が多く、また、触覚でわかる触地図、聴覚障害者が使えそうな「どこでも会話帳」が付いている。
電動車いすや触地図など、聴覚以外の障害の疑似体験や共用品は実にわかりやすく描き、提示できる。比べて、聴覚障害は・・・。なにか良い方法はないのだろうかと考えてしまう。
おそどまさこ 文、エム ナマエ 絵、自由国民社刊、1,800円、ISBN:4-426-89300-3
【目次】
本書はTBSの番組で有名になった聴覚障害のトライアスロン・ランナー、高島良宏氏と久美子氏の思い出記である。私個人は聴覚障害だからといってトライアスロンができないと言うわけではないから、マスコミが「聴覚障害を克服して、トライアスロンを制覇」と新聞に見出しを付けることに抵抗を感じている。しかし、本書で出てくる高島氏は、卓越した旺盛な社会参加への意欲を持ち合わせていることを感じ、これこそ「生きる力」だと納得することができた。自分のしたいことをトコトンするという意欲とそれを認め、援助できる環境のあり方には学ぶものがある。ここにこそ本書の意義がある。子どもが育つにあたって、学力以外に何があるか、まさに「生きる力」こそ、身につけるものなのである。
高島良宏著、ダイナミックセラーズ出版刊、1200円、ISBN:4-88493-276-5
【目次】
新刊図書
|
ノーマライゼーションをめざして
いっしょにあるこう |
|
本書は1995年に厚生省が策定した障害者プランについて、わかりやすく説明したものである。障害者プランの具体的な7つの施策【T:地域で共に生活するために、U:社会的自立をするために、V:バリアフリー化を促進するために、W:生活の質(QOL)の向上を目指して、X:安全な暮らしを確保するために、Y:心のバリアを取り除くために、Z:我が国にふさわしい国際協力・国際交流を】について、フクシ君とそのお姉さんが説明をしていくという構成になっている。多くの内容を取り込もうとしたために、字がたくさんあるという感じがするが、わかりやすいイラストが豊富であり、また漢字にはふりがなふってあるので小学生高学年から読むことができるであろう。とかく難解なお役所の文書を、ここまで書き砕いた努力は敬意に値する。
監修:厚生省大臣官房障害保健福祉部企画課、厚有出版:ISBN:4-906618-11-1 1600円
【目次】
全日本聾唖連盟連盟長、同名誉連盟長を務められた大家善一郎氏の著作・講演録・対談を集めたもの。戦中・戦後の聴覚障害者が生きた道が文 鮮やかに蘇ってくる感じがする。
日本聴力障害新聞の歩みや、全日本ろうあ連盟の生い立ちなど、現在のろう者組織が形成されてきた歴史を読むことができる。それだけではなく、そうした歴史を大家氏が築いてきた背景、つまりは大家氏がろう者として生き、同じろう者と共に生きようとする生き様を読みとることができる。
今の組織は昔からあったのではない。誰かが呼びかけ、誰かが広げ、誰かが形作ってきたのである。今に満足することなく、作ってきた人の努力と精力と人間性に学ぶべきものが、確かにある。
全日本ろうあ連盟編、全日本ろうあ連盟刊、1500円、ISBN:4-915675-44-0。
【目次】
「音あそび」という用語で、聴覚障害児向けの本だと早合点してはいけない。本書は、聴覚障害のない子どもを対象にした音遊びを紹介している。
本書で紹介されているゲームの中には、そのまま聴覚障害児に適用することは難しいものも含まれているが、ゲームのエキスというか、方法は参考になるものが多い。また、著者がイギリス人ということで、「日本の文化ではないなぁ」と思われるゲームもあるが、訳者が注釈を付けている。
少人数化しつつある幼稚部では、ゲーム自身が成り立たなくなっているかもしれない。あるいは、聴覚なねらい重視で、本来の「ゲームを楽しむ」という楽しさに詰まっている場合もあるかもしれない。そんな時、本書は役立つだろう。 なお、本書は 2巻構成 になっている。
トレヴァー・ウィシャート著、坪能由紀子・若尾裕共訳、音楽之友社
第1巻 ISBN:4-276-31311-2、1165円 第2巻 ISBN:4-276-31312-0、1359円
【目次】
今年8月に行われた長崎県参議院議員選挙に出馬し、24万票を獲得したものの、小差で破れた 光野有次氏の著書。
この選挙でのキャッチフレーズは「違うことこそすばらしい」であったという。「ともに生き、どもに支えあう社会を」との訴えが、本書では繰り返し主張されている。福祉を最低限の生活保護として位置づけるのではなく、豊かな生活保障と位置づけるという、「与えられる福祉」から「権利として福祉」の確立を目指している。
本書では、運動障害に対するバリアフリーについて、ページのほとんどが割かれている。具体的な方法論ではなく、思想を学ぶ一冊である。こういう著者が参議院議員になったらなぁと思ってしまう。岩波新書、660円、ISBN:4-00-430572-1。
【目次】
★学習場面で使う手話 −国語・数学・社会・理科・英語−
東峰出版 監修:中野善達 根本匡文・細田和久・四日市章編 2500円 4-88592-044-2
教科学習の場における手話の活用の仕方と、基本的な用語・文例の手話表現を示す。
★言語聴覚士指定講習会テキスト
医歯薬出版 監修:医療研修推進財団 3500円 4-263-21757-8
言語聴覚士の養成カリキュラムをもとにまとめたテキスト。
★魚類の聴覚生理 魚の音感知能力を探る
添田秀男ほか編集 恒星社厚生閣 6000円 4-7699-0870-9
1.魚類の聴側線器の構造と機能 2.音刺激と聴覚器官の物理特性
3.各種聴覚能力と測定方法 4.魚類の聴覚能力 5.音波による魚類の行動制御
★発達障害白書 1999「支え合う社会」
日本知的障害福祉連盟編 日本文化科学社 4000円 4-8210-7301-3
発達障害関係の様々なデータを収録した白書。
★知っていますか? 精神障害者問題一問一答
同編集委員会編 解放出版社 1000円 4-7592-8223-8
精神障害者の人権に関する問題・疑問にQ&Aでやさしく答える。第2版。
★自立と共生を求めて 障害者からの提言
楠 敏雄編著 解放出版社 1600円 4-7592-6107-9
自立や働く権利、医療・リハビリなどについて、障害者側からの提言を収録。
★障害受容 意味論からの問い
南雲直二著 荘道社 1500円 4-915878-16-3
家族や社会的孤立の問題など、障害者の援助論から障害の受容とケアシステムを問う。
★すぐ覚えられる手話 語源で覚える、形で覚える
主婦と生活社編 主婦と生活社 1400円 4-391-12299-5
様々な手話を豊富な文例でわかりやすく紹介。
★障害を知る本 子どものためのバリアフリーブック 7 自閉症の子どもたち
大月書店 監修:茂木俊彦 1800円 4-272-40287-0
自閉症児の行動の特徴と接し方を、わかりやすく解説する。
★障害を知る本 子どものためのバリアフリーブック 8 LD(学習障害)の子どもたち
大月書店 監修:茂木俊彦 1800円 4-272-40288-9
なぜLDという状態になるのか、診断のポイントなどを分かりやすく説明。
★脳が言葉を取り戻すとき 失語症のカルテから
佐野洋子・加藤正弘著 日本放送出版協会 1070円 4-14-001845-3
失語症の回復過程から脳の働きの不思議に迫り、人と言葉と社会の関係を問う。
★LD児の認知発達と教育 つまずきの理解から指導・援助の手だてへ
高山佳子著 川島書店 1800円 4-7610-0653-6
教育的援助という観点から、LD児の発達の偏りを認知心理学視点から解説。
★嚥下障害:その病態とリハビリテーション
Michael E.Groher編 藤島一郎監訳 医歯薬出版 5300円 4-263-21921-X
嚥下障害の疾患と病態、評価と診断、リハビリテーション、治療法などを記述する。
★脳卒中の摂食・嚥下障害
藤島一郎著 医歯薬出版 4600円 4-263-21920-1
脳卒中の摂食について、嚥下のメカニズムなどの章で解説。
★知的障害をもつ子とともに:手織りの仲間たち
親子工芸教室編 晶文社 1900円 4-7949-6374-2
知的障害児に生きがいをもたせようと始めた手織り教室活動15年の歩みを紹介。
★精神障害者と家族のための生活・医療・福祉制度のすべてQ&A
ゆうゆう編集部・田中英樹編 萌文社 2000円 4-938631-78-4
精神障害者とその家族が利用できる福祉制度をQ&A形式で解説する。
★発達障害療育訓練ハンドブック 第4集 やさしい指導法・療育技法
日本知的障害福祉連盟編 星雲社 1500円 4-7952-6535-6 1986年刊 復刻版
★車椅子の視点 :ヘッド・スティックで伝える私の言葉
茉本亜沙子著 メヂカルフレンド社 1800円 4-8392-0757-7
事故で四肢運動障害者となった著者が、リハビリや友人、社会に対する思いを綴る。
★発達に遅れがある子どもの日常生活指導 段階式 3 排泄指導編
鉄道弘済会総合福祉センター弘済学園著 学研 2500円 4-05-400931-X
排泄指導と援助技術について解説し、様々な事例を挙げて指導の必要を説く。
★地域リハビリテーション白書
沢村誠志監修・編集 三輪書店 7000円 4-89590-090-8
地域リハビリテーションの21世紀に向けての課題と展望を描く。
★ふくしの家の物語:授産施設〈もぐらの家〉の30年
小久保晴行著 イースト・プレス 1400円4-87257-154-1
全国でも数少ない職・住一体型の障害者施設における日々の実践記録。
★ケアマネジメントのための福祉用具アセスメント・マニュアル
市川洌ほか編集 中央法規出版 4000円 4-8058-1751-8
生活支援という視点から、適切な福祉用具につなげるためのプロセスをマニュアル化。
★知的障害児・者の生活と援助 援助者へのアドバイス
手塚直樹・青山和子著 一橋出版 1000円 4-8348-0200-0
知的障害者への援助の基本や実際の具体的方法を示す。
【目次】
アメリカのろう教育の基礎を作ったギャローデットの業績を讃えるために、毎年、彼の誕生月である12月にアメリカ各地の聾学校でイベントを企画しています。
日本でも、大学同窓会日本支部がほぼ毎年、開催しています。今年のギャローデット・デーのプログラムは主に講演会で、テーマは「私が学んだギャローデット大学」です。今年の夏までダスキン障害者海外研修制度で1年間、ギャローデット大学で学んだ若いろう者を二人招いて、それぞれどんな体験をしたか、学んだ大学はどういうものだったかなど、お話ししていただく予定です。質疑応答の時間もありますので、留学に興味のある方はいろいろ質問することもできるでしょう。販売コーナーもあり、交流会も計画されています。ふるってご参加ください。
テーマ :「私が学んだギャローデット大学」
日 時 :12月20日(日) 13:30〜16:30
場 所 :飯田橋セントラルプラザ(6階講習室A)
前売券 :1,000円(但し、60名定員)当日参加申し込み不可
申込方法:12月12日まで下記あてお申し込みください。定員になり次第に締切。
【目次】
「特殊教育とは何か。それぞれの障害、それぞれの子どもに合わせた柔軟な教育・指導とは何か。早期対応、親子援助、学習意欲、個別指導、地域との連携など、特殊教育の課題を検討することは、そのまま、学校教育のさまざまな問題を解決する糸口ともなる」との趣旨での企画。
主たる目次は、以下の通り。
座談会「特殊教育の現状と課題」
療育内容とその実践(障害別に各論)
特殊教育の周辺(進路・就労・教員など)
「こころの科学 81」9月1日発行分、日本評論社、1238円、ISBN:4-535-13981-4
【目次】
★Audiology Japan 41(4).1998
「外耳道型補聴器(CIC)の臨床的検討−DeepCanal型補聴器について−」
猿谷昌司,小寺一興,村井瑞雪,塚腰優且、255−260
「67−S語表に対する広帯域雑音のマスキング効果」
松平登志正,竹内義夫、277−282
「三歳児聴覚健診の実態と評価 第一報,健診実施検査項目の有効性について」
森田訓子,平岩幹男、283−286
「周波数割り振り変更による語音聴取能の検討 −Nucleus22人工内耳装用者を対象として−」
吉川智子,富澤文子,河野 淳,鈴木 衞、287−295
「重度聴覚障害児に対する電話コミュニケーション指導(1)指導に影響を与える要因の検討」
佐藤紀代子,岡本途也,大気誠道,杉内智子,吉野公喜,洲崎春海、314−322
「乳幼児聴力検査の適応年齢」
福田章一郎,問田直美,福島邦博,中島智子,増田游,瓦井博子、323−333
★音声言語医学 39(4).1998
「訂正方略に対する聴覚障害幼児の応答」
三浦 哲 363−368
「聴覚障害児における格助詞の誤用−言語学的説明の試み−」
伊藤友彦 369−377
「重度聴覚障害者の補聴器適合について」
吉川智子,石原保志,大沼直紀,永渕正昭 421−427
「聴覚障害を有する重度脳障害児の難聴診断と対策」
田中美郷,針谷しげ子 428−441
委員会報告
「聴覚障害児の言語評価−各種検査法の適応とその問題点−」
日本音声言語医学会言語委員会聴覚障害小委員会報告、477−482
「聴覚障害児の言語評価についての研究−評価項目の検討とその問題点−」
日本音声言語医学会言語委員会聴覚障害小委員会、483−487
「小児人工内耳の現状と課題−聴覚障害小委員会の活動をふまえて−」
日本音声言語医学会言語委員会聴覚障害小委員会、488−494
★ろう教育科学、40(3).1998
「人工内耳を装用した先天性ろう児の聞き取り能力の変化(2)」
北野庸子,内藤 明,石田克紀,坂井 真、115−119
「聴覚障害者のための遠隔地でのキーボードの連弾入力によるリアルタイム字幕提示システム」
小林正幸,石原保志,西川 俊、121−130
「聴覚障害生徒にとっての「は」および「=」の理解に関する一考察」
脇中起余子、131−146
「米国TRIPODの実践の意義−1年間の研修からの考察−」
相良啓子、147−153
「聾学校児童生徒の「生き物」に関する概念の階層構造の獲得について(その5)」
井坂行男,大窪信康,本橋源己,我妻敏博,星名信昭、155−173
★日本音響学会誌、54(12).1998
「親密度と音韻バランスを考慮した単語了解度試験用リストの構築」
坂本修一,鈴木陽一,天野成昭,小澤賢司,近藤公久,曽根敏夫、842−849
「耳から音が出てくる!一耳音響放射一」
和田 仁、864−867
「人工内耳−そして先天聾乳幼児への応用」
舩坂宗太郎、879−886
【目次】
6月 5・ 6日 全国要約筆記問題研究集会 高松市
6月25・26日 日本聴能言語学会学術講演会 北とぴあ(東京都北区)
7月28〜30日 全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会全国大会(東京大会)
10月19〜21日 全日本聾教育研究大会(愛媛大会:主管校=松山聾学校)
10月22日(金) フィッティング・フォーラム(会場:愛媛大学)[予定]
11月11・12日 日本音声言語医学会総会・学術講演会
【目次】
■ペーパーメディアによる「みみだより」購読のお誘い■
「みみだより」は月に2回の定期出版物です。印刷体の「みみだより」を購読希望の方は、上記のfaxかe-mailでお名前、ご住所をお教え下さい。折り返し、見本誌と購読料振込用紙をお送りいたします。購読料は、月300円です。
年度締めで、各年度とも、3月までの残月数×300円を前納していただきます
。なお、著作権の関係で、ホームページで閲覧できる記事は、印刷体の「みみだより」のうち、インターネットでの公開許諾を得られた記事内容に限ります。
【目次】 | NEXT | BACK |「みみだより」ホームページ