1998年5月11日発行(第2・4月曜日発行)
聴能情報誌 みみだより 第3巻 第345号 通巻430号
編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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【目次】第345号
- 研究会開催:補聴と聴覚活用を語る サマーフォーラム in 湯河原
- ご案内:日本聾話学校チャリティ映画会のお知らせ
- 映画紹介:「ビヨンド・サイレンス」上映日程
- 字幕付きビデオ:松竹映画日本語字幕版
- 新刊図書:障害者福祉六法
- 研究会開催:27回補聴器勉強会
- 学会誌目次:Audiology Japan Vol.41, No.1, 1998
- リレーサービス:NECまごころコミュニケーション」
- 朝日新聞より転載記事「聴導犬で再出発」(※)
- 「べる」が100号達成
- 新刊冊子:聴覚障害児の理解のために 第25集 就労の現状と課題
- 新刊図書:聴覚と言語の世界
- 新刊図書:世界の特殊教育の新動向
- 新刊図書:「はじめてのボランティア」シリーズ
- 衛星劇場:聴覚障害者向け字幕入り放送
- 学会誌目次:日本音響学会誌 Vol.54, No.5, 1998
- システム紹介:字幕配信システムヘの参加について
- 隊員募集:青年海外協力隊の隊員を募集中
- 研究会開催:ろう教育科学会第40回大会
- 講習会開催:ろう教育科学会講習会 「人工内耳」
- 補聴器新製品:bernafon フル・デジタル補聴器
- 紹介:アメリカ GLOBAL社の補聴援助機器と通信販売
※インターネットホームページへの掲載が許可されていません。
朝日新聞1998年4月22日版か、ペーパーメディアの「みみだより」を
ご覧下さい。| NEXT | BACK |「みみだより」ホームページ |
研究会開催補聴と聴覚活用を語る サマーフォーラム in 湯河原
サマーフォーラムは、聴覚障害を巡る多様な議論の中にあって、もう一度、聴覚障害児・者にとって「補聴とは」「聴覚活用とは」を考え、語り合うことが必要ではとの思いから発足した自由参加の研究会です。また他の研究会にはあまり見られないフリートーク(放談)を大切にし、参加した皆さんが主役となり、ゆったりした時間の中でディスカッションを深めていきたいと考えるのも,この会の特徴と言えます。第1回目の昨年は,80名余の参加者があり,無事スタートすることができました。2回目を迎える今回は,場所を温泉地に移し,昨年度の皆様からのアンケートをもとに『もっとゆっくり』を心がけて計画してみました。
また記念講演には,京都大学医学部の内藤泰先生をお迎えして,脳における聴覚機能の発達と可塑性について,最新の脳機能画像の手法によって得られた聴皮質の発達と可塑性に関する知見を中心にお話ししていただく予定です。
研究発表については,別記のテーマで募集いたします。実践発表など,気楽にご発表ください。発表の内容別にコメンテーターをお願いする予定です。
神奈川の奥座敷,湯河原温泉は,海と山と自然に恵まれた地です。また会場となる湯河原厚生年金会館は3年前に開館したばかりで,宿泊室,会議室とも設備の充実したリゾートホテル風の施設です。温泉で日頃の疲れを癒し,また日頃気になっている問題についてゆっくり語り合える良い機会になることを信じております。多くの方々のご参加を,そしてご発表をお待ちしております。
実行委員代表 舞薗恭子(横浜市立共進中学校難聴通級教室)
日時: 1998年7月24日(金)午前10時〜 25日(土)午後3時 会場: 湯河原厚生年金会館 Tel:0465-63-3721 Fax:0465-63-6401 交通: JR湯河原駅下車 バス10分、あるいはタクシー5分
東京から東海道線快速で85分。新幹線なら42分,熱海乗り換えJR5分
大阪からは新幹線ひかりで2時間30分、熱海乗り換えJR5分プログラム: 7月24日(金)午前10時 受付
10:30〜 レクチャー「人工内耳のリハビリテーション」講師交渉中
13:00〜 記念講演『聴皮質の発達と可塑性』
講師:内藤泰先生(京都大学大学院医学研究科 聴覚・言語病態学領域講師)
《講演内容〜講師の先生からのコメント》
15:30〜16:30 研究発表1
音は内耳で聴神経の神経活動に変換され、その信号は聴覚路を上行して大脳の聴皮質に
到達し、音として認知される。この神経機構は生下時に完全な形で存在するのではなく、
生後の頻繁な音刺激によって発達していくものであるが、例えば難聴など、外部からの情
報入力に障害があると十分な発達が得られなかったり、一旦獲得した神経機構が影響を受
けて変化する事になる。本講演では、主に脳機能画像の手法によって得られた聴皮質の発
達と可塑性に関する知見を、我々のデータを含めて概括する。
18:00〜 懇親会
20:00〜 フリートーク(放談会)
25日(土)
9:00〜12:00 研究発表2
13:00〜15:00 オープンパネルデイスカッション(パネラー交渉中)
『これからの重・高度難聴児の聴覚活用をめぐって』
費用: 1万9千円(1泊3食,研究会,懇親会,資料代含む)
研究会のみの参加の場合: 9千円定員: 宿泊を伴う参加者 50名, 研究会のみの参加者 20名
※定員になり次第締め切り。原則として,宿泊を伴う参加者を優先します。申込方法: 申込書を下記事務局宛にファックスで、6月30日までに送信してください。
同時に参加費用を,下記の郵便振替口座にご入金ください。
郵便振替先:00200-7-79360 加入者名「サマーフォーラム事務局」
申込書送付先:〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-2
横浜国立大学 教育人間科学部 中川辰雄宛 Tel&Fax:045-339-3441
★ 研究・実践発表を募集いたします。参加申込用紙にテーマをお書きになりお送りください。申し込み締切は5月22日(金)です。多くの方のご発表をお待ちしております。
・補聴器のフィッティングに関して/・FM補聴器の活用に関して/・聴覚活用に関して(人工内耳装着後のリハビリ含む)/・重複障害児の指導に関して/・フリーペーパー
お名前 所属機関
連絡先 ( )勤務先 ( )自宅 〒
TEL: FAX:
費 用 ( )研究会参加(宿泊と懇親会を含む)
( )研究会のみ参加(宿泊無し)19,000円
9,000円( ) 月 日に振り込みました。
( ) 月 日に振り込む予定です。
研究・実践発表 ( )する ( )しない
「する」の場合、
発表テーマ:
(仮題でも結構です)
フリートークで話したい内容
その他
ご案内日本聾話学校チャリティ映画会のお知らせ
日 時 6月12日(金)開場 18:00 開演 18:30 会 場 国立教育会館 虎ノ門ホール
地下鉄銀座線虎ノ門駅徒歩1分
日比谷線・千代田線・丸の内線霞ヶ関駅徒歩7分入場料 指定席 2,000円 自由席 1,600円
チケットは、日本聾話学校へ電話またはファクスで申し込んで下さい。
Tel:0427-35-2361 Fax:0427-34-8292
「グース」上映の前に、本校児童生徒の紹介ビデオをご覧いただきます。
多くの皆様のご来場をお待ちしております。
−パンフレットより−
大空を鳥たちと一緒に思うがままに飛んでみたい−誰もが一度は憧れるそんな夢を実現した親子がいた。これは16羽の可愛いグースたちの”ママ”になった少女と、彼らを連れて500マイルの渡りの旅に出ることを思いついた親子のロマンあふれるファンタスティックな物語。
「ビヨンド・サイレンス」上映日程
(あらすじは、みみだより344号15ページ参照)
映画紹介
・5月23日(土)〜6月5日(金)「シネテリエ天神」
福岡市中央区天神3丁目(TEL:092-781-5508)・5月30日(土)〜6月5日(金)11:55/2:10/4:25/6:40
テアトル梅田(梅田ロフトB1) FAX:06-359-1081・6月6日(土)〜6月26(金)11:35/1:55/4:15/6:35
シネ・ヌーヴォ(地下鉄九条駅下車徒歩2分)FAX:06-582-1420・6月27日(土)〜1週間か2週間 モーニングロードショーの予定
シネ・ヌーヴォ(地下鉄九条駅下車徒歩2分)FAX:06-582-1420料金は前売 1,500円 当日一般 1,800 大・高 1,500 中・小・シニア 1,000円
関西での上映は、「大阪で字幕付き邦画を上映する会」事務局 (FAX:06-465-7107) より情報提供
字幕付きビデオご案内松竹映画日本語字幕版
SHV松竹ホームビデオでは、耳の不自由な方にも日本映画の面白さを知って頂くために、日本語字幕入りのホームビデオを発売しています。発売作品は下記の通りです。
・男はつらいよシリーズ
『男はつらいよ』、『続・男はつらいよ』、その他『男はつらいよ』の下記シリーズ
『純情篇/柴又慕情/寅次郎忘れな草/寅次郎子守歌/花も嵐も寅次郎/知床慕情/
寅次郎の告白/寅次郎の青春/寅次郎の縁談/拝啓車寅次郎様/寅次郎紅の花』・釣りバカシリーズ
『釣りパカ日誌』、その他『釣りパカ日誌』の 2〜8、S(スペシャル)。・山田洋次監督作品 『なつかしい風来坊』『故郷』『息子』『キネマの天地』『学校』
・小津安二郎監督作品『父ありき』『麦秋』『東京物語』『彼岸花』『秋日和』
・木下惠介監督作品 『二十四の瞳』『野菊の如き君なりき』
・名作 『醜聞(スキャンダル)』『砂の器』『薄化粧』『蒲田行進曲』『復活の朝』
『事件』『宮澤賢治−その愛−』『遠き落日』『スペインからの手紙』・コメディー映画 『サラリーマン専科』『サラリーマン専科/単身赴任』『祝辞』
・青春映画 『つぐみ』『シュート』『愛と平成の色男』『時の輝き』
・時代劇 『利休』『忠臣蔵外伝/四谷怪談』『鬼平犯料帳(劇場版)』『北斎漫画』
・アニメ 『ブラック・ジャック(劇場版)』
上記商品の料金は3,990円(税込)です。
ただし「シュート」 5,040円(税込)、「鬼平犯科帳 劇場版」16,800円(税込)です。
FAX・電話で申し込んで頂ければ、送料サービスでお送り致します。商品は代金と引き換えになります。また、以上のビデオは、業務用として全国の図書館向けにも発売しています。ご覧になりたい方は、最寄りの図書館にお問い合わせ・リクエストして下さい。
照会先:松竹(株)ビデオ事業部 FAX:03-5550-1651 TEL:0120-242-343
新刊図書障害者福祉六法
「障害者福祉六法 平成10年版」が刊行となった。様々な福祉制度はそのすべてが法律が根拠となっている。福祉について相談を受ける立場のかたは、必携の一冊。
中央法規出版刊
監修:厚生省大臣官房障害保健福祉部
5200円
ISBN:4-8058-4134-6
研究会開催第27回補聴器勉強会
第27回補聴器勉強会を下記要項で開催することになりましたので御案内申し上げます。皆様お誘い合わせの上、多数ご参加下さいますよう御案内申し上げます。
第27回補聴器勉強会幹事 高木二郎、細井裕司、林 治博、大岩 徹
金森純和、広瀬宜礼、村上晴恍、高岡養三
日 時 6月27日(土)14時15分〜17時30分
6月28日(日)9時30分〜17時会 場 三和化学研究所大阪メディカルホール
大阪市淀川区宮原4−3−5(TEL:06−394−3831)会 費 5,000円(弁当を必要とする方は別途 1,000円申し受けます) 協 賛 全国補聴器販売店協会近畿支部
プログラム
6月27日(土)13:30 受付開始 14:15 開会あいさつ 14:30 メーカーによる最新補聴器の紹介−その1− 15:00 講演『聴覚活用の現状と課題』
大沼直紀先生(筑波技術短期大学教育方法開発センター教授)17:30 終了
6月28日(日) 9:00受付開始 9:30 メーカーによる最新補聴器の紹介−その2− 10:00 講演『聴覚の形成と音声知覚』
今泉 敏先生(東京大学医学部音声研究所助教授)12:30 昼食 13:30 メーカーによる最新補聴器の紹介−その3− 14:00 パネルデイスカツション『聴覚障害のリハビリテーション』
座長 服部 浩先生(神戸大学医学部名誉教授)16:30 まとめ 高木二郎先生(高木耳鼻咽喉科医院院長)
次回幹事あいさつ17:00 閉会
参加申し込み
● 郵便振替払込票(口座番号 00900-4-118448 加入者名:第27回補聴器勉強会)をもって、
参加申込書とします。
郵便振替払込票には、内訳として、【会費( )人分、弁当( )人分】 と、
住所・所属・氏名(フルネーム)をお書き下さい。
● 連名で申し込まれても結構ですが、必ずそれぞれの方の住所・所属・氏名(フルネーム)を
お書き下さい。書き切れない場合は、別途封筒、はがき、FAX等でご連絡ください.
● 会費の払込を確認しましたら参加証を送付いたしますので、当日ご持参下さい。
● 領収書は振込用紙の領収書をもってかえさせていただきます。
正式な領収書が必要な方は当日受付に申し出て下さい。
● 会場の関係で参加者多数の時は参加できないことがありますので、ご了承下さい。
申し込み締切 5月31日
(振り込み後、振込通知書が届くまで1週間ほどかかります。早めにお申し込み下さい)問い合わせ先
第27回補聴器勉強会事務局
〒530-0001 大阪市北区梅田2-5-5 横山ビル5階 リオン補聴相談室内
TEL:06-344-4133 FAX:06-344-1400
注意事項
- 参加の取り消しは6月20日までにお願いいたします。その場合、送料自己負担で会費を返金いたします。
- 駐車場はありません。電車等をご利用下さい。
- 宿泊等は各自で手配お願いいたします。
- 会場付近に飲食店が少ないため、弁当を参加申込と同時に申し込んで下さい。会費と合わせて 6,000円となります。
- プログラムの内容等一部変更になることもありますので、あらかじめご了承下さい。
- 販売店協会会員の方については、必ず受講証をご持参下さい。
学会誌目次 Audiology Japan Vol.41, No.1, 1998
●人工内耳装用者の聴覚現象
−純音を用いた周波数,時間分解能およぴDLSI検査と語音聴取能−
内藤 明,北野庸子,飯田政弘,石田克紀,坂井 真,古賀慶次郎
●乳幼児健康診査における聴覚スクリーニング
佐藤直子,堀富美子,沖津卓二,高橋由起子
●日本語会話における単音節の出現頻度−語音明瞭度検査の語表構成の検討
小寺一興,平石光俊
リレーサービス「NECまごころコミュニケーション」
「NECまごころコミュニケーション」は、聴覚言語障害者のためのリレーサービスとして、多くの聴覚言語障害者に利用されてきました。今まで有料制でしたが、今年から無料となり、一層、公共性が増したリレーサービスとして利用される環境が整いました。サービスは、電話番号しか記載がない相手に、オペレータがFAXの有無を聞き、@相手がFAXを持っている場合は、FAXを転送する。A相手がFAXを持っていない場合は、音声で内容を伝え、返答をFAXで送り返してくれる、という2つのサービスを行ってくれます。ホテルの予約、通信販売の利用など多くの利用場面が想像できます。聾学校生徒などにも、ぜひ利用を薦めたいサービスです。以下に、NECまごころコミュニケーションの、リレーサービス(FAX転送サービス)ご利用案内を掲載しますので、ご利用下さい。
NECまごころコミュニケーション
リレーサービス(FAX転送サービス)ご利用案内
●開設日:1987年12月9日(障害者の日)
●対象者:全国の耳や言葉の不自由な方
●内 容: 1.FAXの転送
希望する相手の方に、オペレータが電話でFAX番号をお尋ねし、そのメッセージを
FAX転送させていただくよう依頼します。なるべく相手の方と直接連絡をとれるように
サポートいたします。FAXを転送したかどうか返事はいつごろいただけるのか、などの
結果については、FAXでお知らせいたします。
2.音声でのお返事をFAXでお知らせします。
先方にFAXがない場合には、電話でお返事を聞き取り、FAXで返答します。
●受付時間: @サービス時間/月〜金曜日の午前10時〜午後4時
AFAX受付時間/平日は24時間受付
(金曜の午後4時から月曜の午前10時までは受け付けていません)
@Aいずれも土・日曜日、祝祭日、年末年始はお休みです。
※なるべく、サービス時間の間にFAXをお送りください。
●登録方法: 『NECまごころ』は登録制(登録料無料)です。
@登録したい方は、FAXで申し込んでください。
Aご利用案内・登録用紙をFAXで送付いたします。
B必要事項を記入して、登録用紙をFAXでご返送ください。
『NECまごころ』で受け取り次第、専用のリレーサービス送付用紙(A)と
連絡のための用紙(B)を郵送いたします。この用紙がお手元に届いてからご利
用ください。
●利用方法: @『NECまごころ』から郵送した専用の送付用紙類は、再発行できませんので、
ご自分でコピーをしてお使いください。
Aサービスをご利用の際は、必ずリレーサービス送付用紙(A)を1枚目につけて、
2枚目の用紙(B)にメッセージ内容を記入して2枚セットで、『NECまごこ
ろ』へ送信してください。※2枚目の用紙(B)は市販のものでも良い。
B(B)の用紙は、相手先に電話で連絡した後、このままFAX転送いたします。
相手先の電話番号は必ずお書きください。電話番号が分からない時には「NTTF
AX1O4」(FAX:0120−000104)でお調べください。
Cカタログ請求や注文、出前の際にはご自分のご住所も忘れずに記入して下さい。
DFAXの転送や伝言の結果はご連絡メモでお知らせいたします。先方にFAXが
ない場合は、FAXに代わる連絡方法を確認し、ご回答します。
Eすでに記入してあるFAX番号以外に返信をご希望される時は、その返信先FAX
番号とその場所(「勤務先」「友人宅」等)とをお書きください。
F相手先のFAX番号をお知りになりたい時にもご利用ください。
G相手先からのFAXの返事を催促したい時には、送信した日時、宛先、FAX番号
を具体的にお書きください。FAXが届いているかどうか相手先にお尋ねいたします。
H『NECまごころ』の判断で、サービスをお断りする場合もあります。
●お問い合わせ先:ダイヤル・サービス株式会社『NECまごころコミュニケーション』
〒107-8610 東京都港区南青山4-20-19 FAX:03-3475-0005 TEL:03-3475-6788
編集部注 : アメリカでは、NTTなどの電話通信会社が、TDD・TTYなどの文字電話が普及しています。この文字電話と音声電話とのリレーサービスは、各電話会社が24時間、無料サービスをしなくてはならないと法律で定められています。日本においても、『NECまごころ』のようなリレーサービスが24時間・無料で行われることが望まれます。それまでの間、私企業NECのサービス提供に甘えざる得ないのが実状でしょう。NECに拍手!
「べる」が100号達成、
聴覚障害児の理解のために 第25集 就労の現状と課題
新刊冊子
(全国)難聴児を持つ親の会の機関誌「べる」が発行100号目を迎えた。「べる」は、1962年の難聴学級設置促進会「会報」にルーツを持つ。その後、会誌は「なんちょう」に発展、1973年より季刊「べる」となった。
お母さんの子育て記や、各地で開催された講演会などの記録、親の会の活動などが紹介されている。
年間購読は、会員の資格などによって下記のように分類されているので、購読申込の際は、事務局に購読形態を連絡すること。
個人会費(難聴児の親)2,000円
購読会費(難聴児の親以外の関係者)2,000円
団体購読費(親以外の関係者で2部以上を送る場合)1,000円購読依頼先:東京事務局 松永宏子様 TEL&FAX:0425-72-1263
また、難聴児を持つ親の会では、1972年より年に1冊「聴覚障害児の理解のために」という冊子を発行し続けている。様々なテーマを取り上げ、入手しやすい価格であることから、どのシリーズも専門書としては、ベストセラーとなっている。
第25集は、「就労の現状と課題」というテーマで、執筆・監修を筑波技術短期大学の川口博先生が務めている。
今号では、聴覚障害者の就労について、川口先生の調査をもとに、座談会の様子が報告されている。就労にあたって必要とされることなどが、簡潔にまとめられている。ぜひお目通しを。
入手は下記にご相談下さい。1冊300円。
難聴児を持つ親の会(全国)事務幹事 岡橋裕子様 FAX:03-3488-1236。
新刊図書聴覚と言語の世界 永渕正昭著
永渕先生をご存じではない方はいないであろう。東北大学教育学部で聴覚・言語障害について長年に渡り教鞭をとられた先生である。
先生は昨年、退官された。同じ年、東北大学出版会が組織され、その出版会からの第一号出版本が、本書である。
本書は永渕先生の「講義ノート」として紹介されているが、まさに聴覚・言語障害分野について幅広く、今までの知見がまとめられている。構成は、音の性質、耳の仕組み、発声・発語の仕組み、人の脳、健常児の言語発達、言語発達の条件、聴覚障害、失語、吃音の9章である。
2,381円、東北大学出版会。
新刊図書世 界 の 特 殊 教 育 の 新 動 向
「教育のシステムは、その国の文化を示している」とも言い切れよう。それだけに、多くの他国が教育に何を望み、どのようなシステムで運用していこうと考えているかを知ることは興味深い。本書では、アメリカ、イギリス、カナダ、韓国、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、フランスの特殊教育の実状を紹介している。
特に本書では、各国の統合教育の紹介に多くのページを割いている。「統合教育」にも、各国のとらえ方があり、それに各国の政策が対応して、様々な法律や行政システムが機能していることが良くわかる。この底辺にある障害児者に対する意識の国民性や、国民の行政に対する意識の違いなど様々な文化的背景が見えてきておもしろい。
日本精神薄弱者福祉連盟発行、落合俊郎監修。なお、本書は書店で扱っていないので、入手は下記に照会のこと。日本精神薄弱者福祉連盟 FAX:03-5275-1205。
新刊図書「はじめてのボランティア」シリーズ
同友館から「はじめてのボランティア」シリーズとして、数冊の手話関係書籍が刊行されている。現在、シリーズには9巻があり、そのうち、手話関係の巻は、Aこれだけ手話、C続・これだけ手話、Dなれたらいいな 手話ボランティア、Fできたらいいな 手話介護の4冊。
全巻とも、漢字にルビがふってあり、また巻末にはゲームやカードなどが用意されている。ボランティア入門という感じの本であり、おそらく小学校4〜6年生対象ではないかと思われる。
同友館刊、田中ひろし企画・著、@は 1,165円、その他は 1,200円。
衛星劇場聴覚障害者向け字幕入り放送
5月 釣りバカ日誌8 ・・・・・・・・・・ 17日(日)9時から 男はつらいよ「寅次郎と殿様」・・・・ 31日(土)9時から 6月 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 ・・ 7日(日)・28日(月)ともに9時から 学校U ・・・・・・・・・・・・・・ 14日(日)9時から 麦秋 ・・・・・・・・・・・・・・・ 21日(日)9時から 7月は、『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(特別篇)』
『新サラリーマン専科』『お早よう』を放送予定
字幕入り放送へのご意見/リクエスト等は 衛星劇場編成部までFAX:03-5250-2324
受信に関する照会は、パーフェクTV FAX:03-5802-8438か、上記衛星劇場まで。
詳しくは、〒104 中央区築地4-1-1 東劇ビル5F 衛星劇場まで。
学会誌目次 日本音響学会誌 Vol.54, No.5, 1998
●小特集:バリアフリーと音響技術
「きめ細やかな補聴技術」 伊藤憲三 399-405
システム紹介字幕配信システムヘの参加について
全要研=全国要約筆記問題研究会は、全国の要約筆記・筆記通訳に携わる方々の研究会です。要約筆記・筆記通訳とは、主に聴覚障害者のために、講演者の話をOHPに文字として映し出させたり、日本映画に字幕を付ける活動などを進めています。この研究会では、飯田電子設計という会社が開発したレンタルビデオの字幕挿入を行う機器の開発に協力することを計画しています。今回、全要研ニュースより、この動きについて紹介記事が掲載されましたので紹介します。
飯田電子設計の字幕配信システムヘの参加について
全要研事務局より
1.システムの概要と著作権処理東京の飯田電子設計株式会社という会社が、聴覚障害者のための字幕配信システムを商業ベースで開発中です。このシステムは、以下のようなものです。
日本映画のビデオなどを字幕付きで見たい人は、通常のレンタルショップでビデオテープを借りてきます。健聴者の場合は、これをそのままビデオデッキにセットして再生し、テレビで見ることになりますが、通常のビデオテープには、字幕は挿入されていません。そこで、聴覚障害者が視聴する場合には、字幕だけを電話回線を介して配信し、家庭のテレビで字幕を合成させようというのがシステムの大枠です。
このシステムでは、レンタルされているビデオテープに対応した字幕を、飯田電子設計がサーバと呼ばれるコンピュータ上に用意し、字幕挿入用の機械(文字放送デコーダの機能も含まれる予定)を購入した聴覚障害者が、各ビデオテープ毎に予め決められた番号を入力すると、電話回線を介して字幕の情報のみサーバーから各家庭の機械に転送し、ビデオテープの再生を開始すると、その場で映像に字幕を挿入してテレビに映し出すというものです。システムの概略構成を図に示します。
映像と字幕のタイミングは自動的に合わされます。字幕を電話回線を介して取り出すのに要する時間は3分以内、費用は全国どこからでも300円程度が予定されています。このシステムが実現すれば、聴覚障害者や聞こえの低下した高齢者などでも、レンタルショップから借りたビデオテープに字幕が付いた状態で視聴する事ができるようになります。
このシステムの特徴は、字幕とビデオ画面の合成か各家庭で行れれるということです。つまり、著作権上の問題はほとんどクリアできます。つまり、字幕が挿入された映像自体をレンタルしたり、販売するということは行わず、字幕のみ配信する訳です。問題となる映画音声を文字化する点については、文化庁とも相談の上、脚本家協会などと契約を結ぶことで解決しました。従って、この飯田電子設計のシステムについては、著作権上の制約は一切ありません。もちろん、字幕の挿入が各家庭で行われるとしても、挿入された映像をビデオに録画することはできますが、これを販売することは、著作権上許されません。
このシステムは商業ベースですから、字幕の配信を受けるためには、費用が必要です。飯田電子では、アダプタを、ファックスや文字放送アダプタ同様、日常生活用具の給付事業の対象に含めてもらうことで普及を図り、他方字幕については、1本あたり300円程度で提供したいと考えています。著作権処理についても、既に脚本家協会などと調整を進めており、事業としてのめどをたてつつあるとのことです。
このシステムを稼働させる上で一番の問題となるのは、ホストコンピュータにほとんどすべての邦画の字幕を用意するという点でしょう。レンタルショップで借りてきたビデオについて、字幕がほとんどないという状況では普及は困難だからです。飯田電子は、事業の開始時に約300本、その後毎年60本程度の字幕を製作したいと考えており、この字幕制作について、全要研に協力をお願いできないかと打診がありました。
この提案に対して、全要研では、先の代議員会で話し合い、聴覚障害者の情報保障の点から望ましい事業であり、一定の協力をしていくという結論を出しました。そこで、さらに字幕制作に全要研として関わりを持とうとしている点、および全国の関心のある方々がどのように参加してゆくかという点について補足します。
2.字幕制作の実際字幕を制作する場合の作業は、次のようになると想定されます。
(1)字幕を付ける作品の選定
まず字幕を付ける作品が選定されます。アニメ 25%、ドキュメンタリー 25%、その他(劇映画なと)50%程度を考えているようです。今のところ、アダルトビデオなどは考えていないとのことです。作品は、著作権処理を容易にするため、当面、脚本家協会のリストにあがっているものから選択することになると思われます。(2)テープ起こし
字幕が選定されると、飯田電子設計から該当するビデオテープが送られてきます。このビデオテープを字幕制作を担当する方にお送りし、一定期間にテープお起しをしてもらいます。テープ起こしといっても、どの程度の音まで拾うのか、台詞が速い場合、要約はするのかなどの問題かあります。そこで、その基準は、全要研側で作成したいと思います。当然、聴覚障害者の意見を尊重しなければなりませんが、字幕に対する要求は、聴覚障害の程度や年齢などによっても異なりますので、場合によっては同じビデオに要約版と全文版といった2種類の字幕を用意することも考えられます。また、児童向けのビデオの場合には、漢字を制限した字幕なども必要になるかも知れません。従って、当初は、テープ起こししていただく場合には、全文字幕を想定して作成頂き、全要研側のスタッフが要約などの責任を負う形にしたいと思います。そこで、ある程度、経験を蓄積し、聴覚障害者の意見を集めてから、要約の手法などを整理します。その上で、要約の手法などの講座を開き、テープ起こしを担当する人にも学んで頂くという進め方が現実的と考えます。(3)字幕の挿入タイミングの設定
字幕ができあがったあと、ビデオとタイミングを合わせる作業が必要になります。このタイミング設定の作業には、専用のソフトとハードウェアが必要になります。このハードウェアと専用ソフトは、飯田電子設計から全要研に貸与される予定です。字幕ができあがった後で、この装置を使ってタイミング合わせを行い、字幕とタイミングのデータを飯田電子設計に納品します。
3.費用の問題今回のシステムは、商業ベースで事業を組み立てており、字幕製作については一定の金額を支払うという前提です。飯田電子設計は、字幕作成の費用として1本当たり3万円程度を予定して事業計画を立てています。この費用は、テープ起こしの担当者と仕上げの処理および手配を行なう全要研とで、分け合う形になります。テープ起こしの担当者には、1〜2万円程度支払えるのではないかと考えています。仮に15,000円として、年間10本製作すれば15万になります。全国でこうした情報保障の取り組みをしているグループの活動費として検討に値するのではないでしょうか。全要研側の費用は、字幕制作の手配を行う人を配置する費用、およびテープ起こししたものの要約を行ったり、字幕の挿入タイミングを決定したりする工程に対応する費用となります。また、字幕製作者のための講座を開く場合の費用の一部にも充当されることになるでしょう。
飯田電子設計では、今秋までに、少なくとも100本を越えるビデオの字幕を用意したい意向です(事業を順調に立ち上げるには300本程度、本当は用意したいとのことですが、全要研としては、時間的にこれは少し難しいのではないかと考えています)。
4.担当者の募集飯田電子設計のシステムは、以上の通りですが、飯田電子設計は、概に資金の手当も済ませ、実現に向けて精力的に事業活動を進めています。こうした事業に協力する形ではありますが、結果的にはこれは聴覚障害者の情報保障につながる動きだと考えています。ボランティアペースではなく、商業ベースで、著作権などの問題も解決した上で、情報保障が実現することは、むしろ望ましいこととも言えます。
現在、ビデオのテープ起こしを担当して下さる方を募集しています。
担当したいという方は、全要研事務局・下出までこ連絡下さい。連絡先=FAX:052−565−9161
「全要研ニュース 163号・165号より、許可を得て再編集の上、転載」
隊員募集青年海外協力隊の隊員を募集中
今年度春募集の青年海外協力隊の隊員として、下記の隊員が募集されている。5月31日消印有効で専用の申込用紙で応募のこと。詳細は下記に照会して下さい。
〒151−8558 渋谷区代々木2−1−1 新宿マインズタワー6F
国際協力事業団 青年海外協力隊事務局 国内第二課募集班 TEL:03-5352-7261
ポリヴィアキリスト教聾唖センタ− 配属先は聴覚障害児の教育を実施するNGOである。隊員は教育スタッフ・生徒への聴能訓練の計画・立案・実施につき指導する。同施設では聴覚障害教育の視点からすれば具体的機能訓練は困難な状況にあり、補聴システムなどへの取り組みが期待されている。言語療法士、学校での聴能訓練経験3年。
ソロモソ諸島国立中央病院リハビリセンター 現在国内で施療されているのは、理学・作業の2療法のみである。今後同センターは言語療法科を開設する予定である。隊員は同科の設立・運営・後進の育成等全てのことを任されることになる。言語療法に関して豊富な実務経験を有することが望まれる。言語療法士、実務経験3年。
スリ・ランカ社会事業省社会事業局 障害児幼推園の巡回指導において、教師達および保護者への助言を行う。直接子供への指導も行うほか、教師達の勉強会にも参加し講義を行う等指導内容の充実を図る。聴力検査、補聴器管理の知識のほか、肢体不自由児に対する機能訓練の知識も必要とされる。
スリ・ランカ社会事業省社会事業局ナワジーワナ 障害児幼稚園の教師に対して、子供の対応、授業運営、教材造り等について指導を行う。各教室の巡回のほか、父母会、地域の講習会へも参加し教育方法等の助言を行う。様々な障害を持つ子供が在籍しているため、幅広い知識と経験が必要。
スリ・ランカ北西部州政府社会事業局長事務所 聴覚障害児の早期教育を推進している同局で教師養成コースの授業を担当し、全国の同種幼稚園の巡回指導と開設に関する支援を行う。また、教師や保護者に対する助言も行う。聴覚口話法での幼児指導の経験と、聴力検査、補聴器調整技術がある事が望ましい。
タイ普通教育局トゥンマハメーク聴覚障害学校 幼稚部から高等部までの難聴者のための学校で、タイ人教諭とともに、小学校低学年の児童を対象に聴覚活用・言語訓練を行う。対象者の約半数の聴力は90dB以上である。補聴器はかなり普及し、聴能室、ループシステム教室もある。
タイ教育省チョンブリ聾学校 〈聴覚障害〉主に中・高等部の手工芸・陶芸・木工等の作業学習の教科の検討・準備・指導を通じて、生徒の教育・職業訓練を行う。聴覚障害児教育に関する全般的な知識と経験、特に作業学習の指導経験が必要。聴覚口話法の指導経験があればなお良い。
タイ普通教育局ターク聾学校 〈聴覚障害〉聴覚障害児教育の伝統校で、主に中高等部の発声練習・一般教科・職業訓練料などの指導方法の検討・準備や教材紹介などを通じて生徒の能力開発・職業訓練を行う。聴覚障害児教育に関する全般的な知識と経験が必要。
研究会開催ろう教育科学会第40回大会
1.大会テーマ:『聴覚障害教育を振り返り、これからを展望する』 今年は、わが国において公教育として聴覚障害教育が始まってから120年目にあたります。西洋に約1世紀遅れてのスタートであり、紆余曲折もあったとはいえ、今日のわが国の聴覚障害教育は国際的にも一定の水準に達しているといえます。しかし、現在の聴覚障害教育は新たな矛盾も抱えています。補聴器の進歩で聴覚口話法による話し言葉の獲得は一段と進み、人工内耳も注目され、その一方で手話が社会的は広がりにともない、教育の中に公認されはじめ、教育的インテグレーションの広がりで聴覚障害児の学ぶ場は広がり、それぞれ選択肢が増える中で新たな課題が生じています。これらの課題の解決を求めつつ教育を進めることは、21世紀の聴覚障害児教育のあり方の方向性を見いだすことにつながると考えます。
大きな曲がり角の中で、多くの関係者の方々と、聴覚障害児教育のこれまでの歴史を振り返り、これからのあり方を共に考え、討論していきたいと考えています。
2.大会の概要(講演題目等は仮題です) 会 期: 1998年8月5日(水)・6日(木) 会 場: 大阪教育大学柏原キャンパス(大阪府柏原市旭ヶ丘4−698−1) 日 程:
午 前 午 後 5日(水) 研究発表 特別報告・講演 6日(木) ショートレクチャー 総会・シンポジウム
※シンポジウム: 太田富雄先生・伊東雋祐先生・中瀬浩一先生をシンポジストに招き、「言語聴覚士・教員養成・教育オーディオロジー・手話の導入」等の新しい流れについて報告していただき、討議していきます。
※講演:「聴覚障害教育のあり方−特殊教育の改善・充実について−」 筑波技術短期大学名誉教授 渡辺 研先生
※ショートレクチャー: 「古河太四郎の言語教育観」 元京都府立聾学校 岡本稲丸先生 「ベトナムのろう教育」 京都府立向日が丘養護学校 藤井克美先生 「北欧のバイリンガル教育に学ぶ」 豊橋技術科学大学助教授 加藤美保子先生
※特別報告: 「聴覚障害教育を振り返り、これからを展望する」
−ろう教育120年、義務制50年− 東大阪短期大学教授 石原佳敏先生
※研究発表を受け付けている。締切5月20日。会員のみ。
詳細は、下記事務局まで照会を。
ろう教育科学会 大会・講習会 事務局
〒591−8034 堺市百舌鳥陵南町1 堺聾学校 福田 暉彦先生
FAX:0722−57−3310
講習会開催ろう教育科学会講習会 「人工内耳」
会 期: 1998年8月7日(金) 会 場: 大阪教育大学柏原キャンパス(大阪府柏原市旭ヶ丘4−698−1) 会 費: 5,000円 テーマ: 「人工内耳」 講 師: 国際医療福祉大学保健学部言語聴覚障害学科助教授 城間将江先生
埼玉県立大宮ろう学校幼稚部 加藤慶子先生・城 律子先生照会先: ろう教育科学会 大会・講習会 事務局
〒591−8034 堺市百舌鳥陵南町1 堺聾学校 福田 暉彦先生
FAX:0722−57−3310
補聴器新製品bernafon フル・デジタル補聴器
センソ・デジフォーカスに続いて、バーナフォンから、フル・デジタル補聴器が発売されることになった。
回路は、2チャンネルDSPであり、明瞭性とラウドネスにあわせた調整が可能だという。
調整装置としては、チャンネルの分割位置(クロスオーバー周波数)の変更、ニーポイント、圧縮比、MPOの他、特徴的なのは、補聴器本体のボリュームの動作を、設定位置からどの幅で可変可能とするかの設定ができる(右図参照)。今までの補聴器フィッティング技法が活かせるデジタル補聴器として使い勝手は良さそうだ。
器種としては、耳かけ形=デュアライン100DSPと、耳あな形=デュアライン200DSPが用意されている。耳かけ形は、SSPL90 120dBSPL、FOG40 69dBSPL(共にpeek、疑似耳)。おおよそ85dBHL程度までが推奨適合範囲である。
照会先=バーナフォン(株)〒101-0054 千代田区神田錦町1-17-4-2F FAX:03-3295-8905
紹介アメリカ GLOBAL社の補聴援助機器と通信販売
アメリカ GLOBAL ASSISTIVE DEVICES 社が インターネット ホームページを開設。この会社の振動式時計には定評がある。特に、L'IL BEN の振動子は他社製品に比べ、強力なので有名。ホームページに通信販売のコーナーもあるので、クレジットカードがあれば直接購入することも可能。今まで、気に入った振動式目覚まし時計に出会えなかった方はぜひお試しいただきたい。http://www.globalassistive.comにアクセスを。なお、購入にあたっては製品代金に荷造+送料、輸入時に税金がかかります。
以下、ホームページより製品を紹介します。
"VibraSOUND" 特大音目覚まし時計
目覚まし音が高/低の2音から選択可能
特大音まで音量調節可能
音と振動/別々など選択可能
見やすい緑液晶、スヌーズ機能
1年保証、
振動子(L'IL BEN)接続可能(オプション)
50-60Hz切替SW付き、$ 34.95
"L'IL BEN" ベッド用振動子
強力なモーターによる強力な振動
heavy sleeperも起きることができます
5年保証、$ 34.95
"VibraLITE" 振動式腕時計
2つのアラームのセットが可能
カウンドダウンタイマー
海外旅行に便利なタイムゾーンに対応
ストップウォッチ、振動か音か選択可能
12時間/24時間表示選択可能
毎時時報がオプション、青く光るEL液晶
30m防水、2年保証、$ 34.95
その他、"DOOR BEACON"=ドアのノック音を光で知らせる装置なども販売している。なお購入にあたっては、編集部は責任を持ちかねますので、各自の責任で購入して下さい。
販売元: 4950 North Dixie Highway, Suite #121,
Fort Lauderdale Florida USA 33334-3947
Tel : 001-1-(954) 784-0035. Fax : 001-1-(954) 784-0047 .
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