1997年7月28日発行(第2・4月曜日発行)
聴能情報誌 みみだより 第3巻 第327号 通巻412号
編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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【目次】第327号
- 第10回フィッティング・フォーラム開催案内
- 講習会案内「補聴器活用実践コース」
- 協議会開催「FM補聴システム用電波の使い方」
- 研修会開催「学力を語る特別研修会」
- 講習会開催「第16回補聴講習会」
- 8月以降の主な学会・研究会・講習会開催日程表
- 連続企画:聾学校教員免許状をとろう!
- ミニ ニュース
- アイディア紹介:椅子の脚にテニスボール
- 朝日新聞転載記事「盲ろう者の助教授講義」(※)
- 字幕付き映画「どんぐりの家」いよいよ公開へ
- ADCOが、新カタログ制作
- Siemens社 MUSICシリーズ・167D発表
- Starkey社 B13耳かけ形補聴器発表
- インタ−ネットアクセス情報
※インターネット上では公開できないため、朝日新聞(7月13日)をご参照願います。| NEXT | BACK |「みみだより」ホームページ |
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研究会開催
━━━━━━第10回
フィッティング・フォーラム '97 in 京都メインテーマ「人工内耳、良く知り、良く使う」
日時:10月18日(土)9:00〜16:00、会場:京都市内参加申込書: フィッティング・フォーラム'97に参加します。送信先FAX:089-946-5211
お名前: ご所属: 情報補償: 不要 ・ 必要(FM・赤外線・手話通訳・要約筆記・その他[ ]) 24時間連絡可能なFAX番号:
当日参加は定員に余裕がある場合のみ、お受けいたしますが、できるだけ事前にお申し込み願います。
情報補償を必要とされる場合は、通訳者の派遣依頼の都合上、9月20日までにはお申し込み願います。
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講習会開催
━━━━━指導力強化セミナー '97
補聴器活用実践コース
日 時: 8月2日(土) 会 場: 中野サンプラザ(東京都中野区) 定 員: 90名 主 催: 障害児教育方法研究会 講 師: 筑波技術短期大学 教授 大沼直紀 受講料: 10,800円(テキスト代込み)、下記テキスト所持者は 8,000円
テキスト=「親と教師のための補聴器活用ガイド:大沼直紀著」コレール社申込先: コレール社(TEL:0422-34-6081、FAX:0422-34-6082)
受講日まで日がありませんので、上記にお名前・勤務先などをお伝え願います。
第1講【講義】聴覚障害と補聴器活用聴覚障害児における補聴器の重要性、および補聴器活用のための研修プログラムについて講義します。第2講【演習】補聴器の機能とフィッティング実際に補聴器を用いて、その機能、適応のための聴力検査の方法、およびフィッティングの実際について演習します。第3講【演習】補聴器活用による学習活動教育現場においては,子どもの学習支援に有効に用いられなければなりません。そのための聴能の評価法、および教授−学習活動の実際について演習します。第4講【講義】聴覚補償・聴覚活用聴覚障害児教育の未来のために,聴覚補償の現状と聴覚活用の課題について考えます。質疑応答(30分)
受講申込書
氏名 勤務先 自 宅 住 所(〒 )
TEL: FAX:補聴器活用実践コース テキスト希望→(有・無) ※受講理由(または講師に尋ねたいこと)
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協議会開催
━━━━━━FM補聴システム用電波の使い方 FM補聴システムのための電波=補聴援助用電波は、電波法施行規則の改正について郵政省が6月9日に省令告示をしたことで正式なものとなりました。これに従い、各メーカーは、今秋を目指して、技術基準に適合した新製品を開発中です。そこで、その適切な使い方、従来の補聴システムとの併用法など、教育現場には新たな疑問や課題が生まれてきていると思われます。各メーカーの開発状況を含め、今後の対応について話し合う機会を設けましたので、ご参加下さい。
日 時:8月2日(土)15:30〜17:00
会 場:中野サンプラザ 8階研修室(東京都中野区)
講 師:筑波技術短期大学 教授 大沼直紀
会 費:無料
連絡先:コレール社(TEL:0422-34-6081、FAX:0422-34-6082)
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研修会開催
━━━━━━学力を語る特別研修会
日 時: 9月13日(土)9:30〜15:30 会 場: 都立大塚ろう学校体育館(JR巣鴨駅からとげぬき地蔵方向に徒歩10分) 主 催: 財団法人 聴覚障害者教育福祉協会 司会・講師: 筑波大学 教授 草薙進郎 答え手: 井上亮一(筑波大学附属聾学校を卒業し、元筑波技術短期大学教授)
米山良一(江東ろう学校を卒業し、現構造計画研究所勤務)聞き手: 中里英雄(元東京都立江東ろう学校教諭)
大平圭子(東京都立大塚ろう学校PTA会長)受講料: 無料 申込先: ハガキに氏名・住所・電話番号・所属を書き、下記に郵送する。
締切=9月5日
郵送先=〒162 新宿区西早稲田2−2−8
全国心障児福祉財団ビル5F 聴覚障害者教育福祉協会み係内 容: 受付=9:00〜9:30
9:30〜12:00 聞き手・司会者からの問いかけに答え手が答える
13:00〜14:30 参加者・司会者からの問いかけに答え手が答える
14:30〜15:30 講演「基礎学力の向上を図るには」:講師=草薙進郎教授
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講習会開催
━━━━━━第16回 補聴講習会
日 時: 11月25日(火)〜27日(木) 会 場: 国立特殊教育総合研究所(神奈川県横須賀市) 主 催: 財団法人 心身障害児教育財団 定 員: 50名 受講料: 15,000円、宿泊費:4,000円(希望者のみ) 講 師: 安永敏明(横浜市立聾学校)
三浦直久(平塚聾学校)
新宮絹子(横浜市立戸塚小学校)
後藤知恵子(横浜市立八景小学校)
中井弘征(奈良県立ろう学校)
中川辰雄(横浜国立大学)
国立特殊教育総合研究所 聴覚・言語障害教育研究部スタッフ
内 容: 25日 9:00〜10:00 受付とオリエンテーション
10:00〜12:00 聴力検査の基礎(菅原廣一)
13:00〜15:00 補聴器フィッティングの理論(鷲尾純一)
15:20〜17:00 補聴器フィッティングの実際(佐藤正幸)26日 9:00〜12:00 聴力検査実習
13:00〜14:30 最新の補聴器展示
14:30〜17:00 補聴器フィッティング実習T27日 9:00〜12:00 補聴器フィッティング実習U
13:00〜16:00 補聴器フィッティング事例検討会申込先: 下記の申込用紙と共に、80円切手を貼付した返信用封筒を下記に郵送する。
折り返し、受講承諾書・受講料納入方法・アンケート等の連絡が来る。
受講料・宿泊料の納入後の返金はしないが、代理参加は認める。
締切=9月22日(定員に達し次第、締め切りますので早めにお申し込みを)
郵送先=〒239 横須賀市野比5−1−1
国立特殊教育総合研究所内 (財)心身障害児教育財団 第2研究部
受講申込書※11月24日(月・祝)は遠方の方に限り、宿泊ができます。夕食後、9時までにお入り下さい。
ふりがな
氏名 (男・女)ふりがな
勤務先自 宅 住所(〒 )
TEL:勤務先住所(〒 )
TEL:宿泊の希望(無・有)→※「有」の場合、前日11月24日の宿泊希望(無・有)
8月以降の主な学会・研究会・講習会開催日程表
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━秋以降に開催される会がありましたら、お知らせ願います。
8月5日 聴覚障害教育基礎実践研修会(愛知県立千種聾学校) 8月5・6日 ろう教育科学会(つくば市:筑波大学) 8月6〜8日 全難言夏期全国研修会「はじめのいっぽ'97」(特総研) 8月7日 ろう教育科学会講習会:聴覚障害児の学習指導(筑波大学) 8月8〜10日 ろう教育の明日を考える全国討論集会(福岡市) 8月11〜13日 言語・聴能教育実践夏季講座(東京都 国立教育会館) 8月19・20日 東海四県言語・聴覚障害児教育研究大会(岐阜県) 8月22日 第1回 トライアングル早期教育公開シンポジウム(国立教育会館) 8月22〜24日 全国手話通訳問題研究集会(岩手県民会館) 8月24・25日 愛媛大学公開講座「聴能学セミナー」(松山市) 8月26日 難聴・言語障害教育研究研修大会(奈良県文化会館) 8月31〜9月4日 国際リハビリテ−ション医学会(国立京都国際会館) 9月13日 学力を語る特別研修会(東京都立大塚ろう学校) 9月13〜14日 全国要約筆記問題研究集会(国立教育会館) 10月10〜12日 日本特殊教育学会(熊本大学) 10月15〜17日 全日本聾教育研究大会(京都府立聾学校) 10月15〜17日 日本聴覚医学会(東京都) 10月18日(土) フィッティング・フォーラム'97 in 京都
メインテーマ「人工内耳、良く知り、良く使う」(京都市内)11月13・14日 中国・四国地区聾教育研究大会(岡山聾学校) 11月13・14日 東北聾教育研究会 小低部研(八戸聾学校) 11月13・14日 東北聾教育研究会 高等部研(盛岡聾学校) 11月19・20日 東北聾教育研究会 幼稚部研(山形聾学校) 11月19・20日 東北聾教育研究会 小高部・中学部研(福島聾学校) 11月20・21日 日本音声言語医学会(神戸市) 11月22日 電子情報通信学会 教育工学(ET)「障害児・者、特殊教育」(長野市) 11月25〜27日 補聴講習会(国立特殊教育総合研究所) 11月29・30日 愛媛大学公開講座「聴覚障害児の教育とそのアプローチ」(松山市)
98年の予定 1月24・25日 愛媛大学公開講座「最重度難聴児の聴覚補償」(松山市) 1月25〜27日(予定) 実習主体の「補聴器フィッティング」講習会(松山市) 2月8日(日) 第3回 International Forum(横浜会場) 2月11日(水・祝) 第3回 International Forum(大阪会場) 10月14〜16日 全日本聾教育研究大会(福岡県立福岡聾学校・福岡高等聾学校) 99年10月19〜21日 全日本聾教育研究大会(愛媛県立松山聾学校) 2000年 全日本聾教育研究大会(福島県) ※第3回 International Forumは、Educational Aspects from Clinical Audiologyで計画中
連続企画 聾学校教員免許状をとろう!
現場の教員が聾学校教員免許状を取得するには大きく下記の方法があります。
@内地留学で大学院に入学する→修士の学位と聾学校専修免許状が取得可能
A内地留学で特別専攻科に入学する→聾学校専修免許状が取得可能
B内地留学で国立特殊教育総合研究所に入学する→聾学校免許状が取得可能
(派遣期間や既に取得している免許状によって取得免許状の種が変わる)
C認定講習会を受け、6単位を取得すると、聾学校二種免許状が取得可能
単位の追加により、一種免許状も取得可能
D特殊教育教員資格認定試験に合格する→聾学校養護訓練一種免許状が取得可能
今回は、@「大学院修士課程」の例として、愛媛大学の募集要項(抜粋)をお届けします。現職の先生の場合は、当該所属長の承認が必要で、承認書と推薦書の提出が求められます。受験をお考えの先生方は、お早めに所属長とご相談下さい。
愛媛大学の他、広島大学・筑波大学・大阪教育大学・福岡教育大学・金沢大学・東京学芸大学・上越教育大学・愛知教育大学などでも、聾学校専修免許状の取得が可能です。しかし、聾教育と言っても、様々な領域があります。例えば、補聴器のこととか、言語のこと、あるいは臨床をやりたいなどの希望があるかと思います。大学を選ぶ際は、そうした希望領域を学べるかどうかなどの検討も必要だと思います。
平成10年度愛媛大学教育研究科 学生募集要項の抜粋
本文は抜粋ですので、詳細の照会、応募にあたっては、必ず、募集要項を請求して下さい。
大学院修士課程の修業年限は2年です。しかし、現職教員(3年以上勤務した者)が修学する場合は、特例措置として、第1年次は勤務を離れて大学院に専念し、第2年次は在職校に勤務復帰しながら週1回以上定期的に通学し、単位取得と修士論文作成にあたることができます。
履修単位数によって、聾学校教諭専修免許状を取得することができます。
願書の請求は,自己のあて先を記入し,270円切手をはった返信用封筒(角形2号:33cm×24cm)を同封して,「大学院教育学研究科募集要項請求」と明記の上,出願書類提出先あてに申し込んでください。
T.募集人員:教育研究科障害児教育専攻 5人
U.出願資格:大学を卒業した者、98年3月に卒業見込みの者など
V.出願手続
1.願書受付期間
1997年8月28日(木)から9月3日(水)まで。なお,持参する場合は,土・日曜日及び祝日を除く毎日午前9時から午後5時までとし,郵送の場合も9月3日(水)必着とします。
2.出願書類提出先愛媛大学教育学部学務係 〒790-77 愛媛県松山市文京町3番 電話(089)927-9377
W.入学者選抜
入学者の選抜は,英語・専門科目(障害児教育、障害児心理・病理)・口述試験で行われます。なお、現職教員の場合は、研究業績書および論文・研究報告等を提出することで、英語または専門科目のうちの選択科目1科目と代替することができます。
(1)日時:1997年9月18日(木)
(2)場所:愛媛大学教育学部X.合格発表
1997年10月1日(水)に掲示するとともに,本人に通知します。
Y.入学手続
1.入学料及び授業料:入学料275,000円:授業料前期分234,600円〔年額469,200円〕
2.入学料・授業料の免除制度・奨学制度があります。
ミニ ニュース
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★ハンザトーン補聴器 46HP-PC 発売
福祉法対応・高度難聴用耳かけ形補聴器として、Hansatone 46HP-PCが加わった。詳しくは、テスト後に紹介予定。
★難聴の犬に、補聴器を
アメリカで、エスキモー犬 Sassyが難聴であることがわかり、アメリカStarkey社が特製の補聴器を製作、両耳装用に成功した。補聴器をつけた Sassyは、家族の言うことがわかるようになったと言う。
★アメリカ コクレァ社が子ども用ソフトを出した
アメリカ コクレァ社では、IBMベースの子ども用ソフトを開発した。 このソフトには、聞くことや、話すこと、言語などの事項について学べる3つのソフトが含まれている。
★理研産業が防音用・水泳用の耳栓を販売中
イヤモ−ルドの製造技術を生かして、耳に合わせて作る耳栓が、防音用耳栓「サウンドモ−ルド」。また、水泳などの時のために防水を考えた耳栓が「スイムプラグ」です。どちらも理研産業のネットワーク店で注文を受け付けています。
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アイディア紹介
━━━━━━━━教室の音響対策=椅子の脚にテニスボール
これは、数年前久留米聾学校の幼稚部を卒業して小学校にインテグレーションした子どものお母さんが考えられたアイディアです。ひとクラスに30人〜40人も子どもがいれば、椅子が動くたびに聞こえる「ガタガタ」という音は結構うるさいものです。聴覚障害児にとっては、授業中の友達や先生の発言をかき消してしまう騒音にもなりかねません。そこで、頭のいいお母さんが、子どもたち全員の椅子の脚に古くなったテニスボールをはめてみることを考えられたわけです。見た目にもかわいいし、なによりも教室が静かになったととても好評です。それ以来、この方法はインテグレートした聴覚障害児のいる多くの学校で採用されるようになっています。
【作り方】
1. テニスボールにカッターナイフで十字に切り込みを入れる(右写真)。
※この際、切り込みを大きく入れすぎると、脚にはかせた時にボールがずれることがあるので、押し込んでやっと入るぐらいの切り込みにする。2. 切り込みを入れたボールを、椅子の脚にはめこむ。
筑後地区きこえと補聴に関する研究会会報 No.4より許可を得て転載。
なお、掲載にあたり、(作り方)と写真の追加をお願いした。
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字幕付き映画
━━━━━━━「どんぐりの家」いよいよ公開へ 山本おさむ氏原作の「どんぐりの家」が映画化されていたが、いよいよ公開の段取りと進んだ。
映画の製作に当たっては、各地に1口10万円での基金拠出運動や、市民の募金などが使われた。なお、すべての映画フィルムに日本語字幕が付く。
上映にあたっては、下記の製作委員会に照会すれば、各地の上映日程などを教えてくれる。1口10万円を拠出した団体などは有利な条件で上映ができる。あるいはそうした団体に連絡をとり、自主的な上映会等を企画していただきたい。
詳しくは、製作委員会へ。
TEL:03-5385-2216、FAX:03-5385-2299
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海外通信販売
━━━━━━━ADCOが、新カタログ制作 アメリカの ADCO Hearing Products,Inc.は、通信販売カタログ Vol.6を制作、希望者に郵送している。 従来、ADCO社は、イヤモ−ルド関連の商品が多く、以前から私もイヤモ−ルドの素材や印象剤などを入手し、国内で入手可能なものと比べたりしたことがある。
今回のカタログでは、イヤモ−ルド関連の商品だけではなく、多くのALD(補聴援助システム)が紹介されている。特に難聴者用電話機(ワイヤレス難聴者用電話機)・TTY・FM関連装置・振動式腕時計($19.50)なども掲載されている。
クレジットカードでの決済が可能。なお、購入は500$以上の購入から(海外通販のみ)。照会は FAX:1-303-290-0405へ。カタログ請求の方法などは、「聴覚障害児の理解のために第24集:補聴援助システム」を参照して下さい。
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補聴器新製品
━━━━━━━Siemens MUSICシリーズ発表 FDRC(フル・ダイナミックレンジ・コンプレッション)回路を搭載した2チャンネル補聴器。
入力音を2チャンネル(低音域帯・高音域帯)に分割し、FDRC回路を通すデジタル・プログラマブル・アナログアンプ補聴器。CICの大きさでも同じ回路を組み込めるという。
調整装置は、L/Hの帯域のクロスオーバー周波数、L/Hの利得バランス、L/Hの両帯域についてのコンプレッション動作開始音圧レベル、L/Hの両帯域について圧縮比の設定、L帯域のリカバリータイムが調整できるものがついている。調整は、PMCプログラマか、Connexxが必要。
価格は、CIC 26万円、カナル 24万円、フルシェル 24万円、耳かけ形 198,000円。
照会は、下記のシーメンス・ヒヤリング・インスツルメンツ社へ。
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補聴器新製品
━━━━━━━Siemens ポケット形 167D発表 お年寄りなど、耳かけ形補聴器や耳あな形補聴器を装着上の問題や操作の問題で、選べない場合、ポケット形補聴器を選ばざるを得ない場合がある。最近、ソニーからもデジタルという形でポケット形補聴器が新発売されているが、ポケット形補聴器は、その豊かな音質ゆえに好まれる傾向もある。
今回、シーメンス社が発表したポケット形補聴器167Dは、イヤホンにダイナミック型を採用し、音質を重視した発想で作られている。
また、テレビ・FM装置などと接続できる外部入力端子や、Tコイルも内蔵され、ポケット形に珍しく拡張性もある。単3電池使用で世界最小クラスの大きさ 65.6×41.0×18.0mm、約24g。
軽度〜中等度難聴用。定価 46,000円。
照会は、シーメンス・ヒヤリング・インスツルメンツ社へ。
〒228 相模原市相模大野5−29−15 TEL:0427-40-0033,FAX:0427-65-5603
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補聴器新製品
━━━━━━━Starkey 耳かけ形 B13シリーズ発表 スターキー社からB13シリーズ耳かけ形補聴器3器種が発売となった。3器種とも、軽度〜中等度難聴用で、圧縮回路の違いと高音強調タイプに分かれている。
3器種とも、TONEとPCあるいはAGCの2つの連続可変トリマが付く。B13PCはFOG60 49dB(peek)、SSPL90 122dB(peek)。
PC回路は、B13PCで、58,000円
AGC回路は、B13AGCで、68,000円
B13AGCの高音強調は、B13AGCHで、68,000円。なお、スターキー社では、イヤモ−ルドの製造も始めている。UVルーサイト、スターフレックス、プロシールの3つの材質から選べる。中でも、プロシールは、アメリカでは一定の評価を得ていると聞いているが、私自身は試してみたことがない。近日中に、他社のイヤモ−ルドとの比較などを含めて改めて紹介する予定。
詳細は、スターキージャパン社に照会を。
〒224 横浜市都筑区仲町台5-2-20 TEL:045-942-7226,FAX:045-942-7158
インタ−ネットアクセス情報
━━━━━━━━━━━━補聴器関連(国内)
ソニー http://www.sony.co.jp/CorporateCruise/News/96-09-05.html
ニコン http://nikon.topica.ne.jp/op_j/acousticon/index.htm海外サイト(英語)
ゼンハイザー http://www.sennheiserusa.com
Independent Aid Information http://www.earinfo.com
イヤモ−ルド・ALD関係通信販売 Microsonic社 http://www.earmolds.comインターネット花盛り。検索で「補聴器」を指定したら、500件を越すリストが挙がってくる。情報過多の時代、得られた情報から自分に必要な情報を選ぶこと、間違った情報に翻弄されないことなど、受信側の能力が問われているのかと思う。
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