1997年8月11日発行(第2・4月曜日発行)
聴能情報誌 みみだより 第3巻 第328号 通巻413号
編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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【目次】第328号
- 第10回フィッティング・フォーラム開催案内
- 東京都公立学校教員採用試験でコミュニケ−ション保障
- 補聴器新製品:ミミーME-142、ミラベルME-141
- ニュース:字幕挿入機器・「シネフロント」で佐原さん紹介
- 特集:イヤモ−ルドや耳あな形補聴器のシェルの技術と音響(※)
- 9月のご案内
- 新刊図書紹介「言葉の学習指導」
- 新刊図書紹介「サカリャンスキー先生と子どもたち」
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研究会開催
━━━━━第10回
フィッティング・フォーラム'97 in 京都メインテーマ「人工内耳、良く知り、良く使う」人工内耳装用児に対して「教育」という立場から、何ができるか?。そんな質問に答えるべく、今回の研究会を企画いたしました。午前中は、人工内耳のマッピングなど、人工内耳を知るための講習会(お持ちの知識に合わせて2コースを予定)、午後はハビリテ−ションを中心に講演とパネルディスカッションを企画しております。どうぞ、ご参加下さい。
日 時: 10月18日(土)9:00〜16:00 会 場: ルビノ京都堀川(京都市上京区東堀川通下長者下る7−3)
交通=地下鉄丸太町駅下車徒歩10分定 員: 150人(先着順:混み合いますのでお早めにお申し込み願います) 参加費: 2,000円(協賛各会の会員は1,500円)(資料代を別途、申し受ける場合があります) 内 容: AM=講習会 ・人工内耳のマッピング(補聴器フィッティングの視点から)
・最先端の人工内耳PM=講演「人工内耳ハビリテ−ション」 外国人講師交渉中 PM=パネルディスカッション「医療と教育とハビリテ−ション」 コーディネータ: 大沼直紀先生(筑波技術短期大学教授)
高橋信雄先生(愛媛大学教育学部教授)パネラー: 井脇貴子先生(大阪大学医学部耳鼻咽喉科)
加藤慶子先生(埼玉県立大宮聾学校)
田中多賀子先生(人工内耳装用児のお母様)参加申込方法: 下記の参加申込書に記入の上、FAXで送信して下さい。 主 催: フィッティング・フォーラム'97実行委員会、みみだより編集部 共 催: 日本聴覚障害・教育工学研究会、京都聴覚障害研究会
照会先: フィッティング・フォーラム'97実行委員会事務局
立入 哉(FAX:089-946-5211:ご照会はFAXでお願い申しあげます)
参加申込書: フィッティング・フォーラム'97に参加します。送信先FAX:089-946-5211
お名前: ご所属: 情報補償: 不要 ・ 必要(FM・赤外線・手話通訳・要約筆記・その他[ ]) 24時間連絡可能なFAX番号:
情報補償を必要とされる場合は、通訳者の派遣依頼の都合上、9月10日までにはお申し込み願います。
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ニュース
━━━━東京都公立学校教員採用試験でコミュニケ−ション保障 来年度採用分の東京都公立学校教員採用候補者選考実施要領に、以下の文が加わった。点字による受験・・(中略)・・、口話又は手話によるコミュニケ−ションを希望する者は、・・(中略)・・は、「口話・手話」欄に○印を記入(朱書)し、受付窓口で申し出て下さい。
教員採用試験要領でこうした表記は初めて見受けた。とにかく、受験機会の公平が保障されているような印象を受けた。ところで、以前より気になっていたことだが、東京都には、聾学校教員の採用枠が無い。小学校、中学校、高等学校、養護学校小学部、養護学校中学部・高等部、幼稚園の枠組みしかない。盲・聾は、どの枠からの採用になるのであろうか?と疑問を持ってしまう。せめて、「養護」→「特殊」にしたらどうだろうか?。
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補聴器新製品
━━━━━━ミミー ME-142、ミラベル ME-141 ![]()
パンフレットによれば、「従来にはなかった、音質調整もできる画期的な新方式の補聴器」だそうだが、従来のポケット形補聴器と特に大きな違いはない。しいて特徴をあげれば、安価であること。カタログには、「大和田博士40年の研究成果」であるそうだが、この成果とは、「自分で特性を調整できる技術を新たに開発」したことらしい?。従来の補聴器でも、補聴器装用者がマイクロドライバーを持ち、自分で自分の補聴器の特性を変えている人が多い。このことと、この補聴器の成果との違いは私には理解できなかった。
音質調整を積極的に補聴器ユーザーが操作できる補聴器としては、ダナボックスのサウンド・フォーカスがあった。むしろ、こちらの方が、積極的な機能であったように思うのだが・・・。軽度・中等度難聴者用、ME-142 19,800円、ME-141 33,900円。カタログからは、ME-142とME-141との違いはわからなかった。
発売元:(株)リブアンドラブ 川口市朝日1-10-1 TEL:048-225-5669、FAX:225-5664
News
━━━━★字幕挿入機器に新機種が登場
パソコンベースで字幕挿入できる装置がまた1器種増えた。パソコンベースの字幕挿入機器は字幕を使い慣れたワープロで作り、作った字幕文書を字幕挿入機器に流すことができるので、作業を進めやすい。
(株)コンパルでは、「すーぱー・てろっぱー」を発売した。これは、ビデオ・エンコーダ機能を用い、パソコン上の画面をスーパーインポースさせることで、字幕挿入を実現させている。68,800円。照会は。TEL:0120−505770。なお、同様の機器は、(株)システックが以前より販売している。こちらは、手話を挿入できる機能が付くデジタルエフェクト付きが69,800円、字幕挿入だけならば、「PCスタジオ」49,800円が利用できる。
★「シネ・フロント」で佐原郁代さんが紹介される
佐原郁代さんは、映画「とべないホタルPiPi」に日本語字幕を付けるように監督に手紙を書いた。これがもとで全国的に映画に日本語字幕が付くことになったが、この経緯から、字幕付き映画の上映が全国に拡がるに至った今までを紹介している。「シネ・フロント」入手は下記に冊子代500円+税15円+送料76円を送金する。
発行元:シネフロント社 〒102 千代田区九段南4-3-3 シルキーハイツ九段南2号館104号
9月のご案内
━━━━━━━━━★衛生劇場で聴覚障害者向け日本語字幕入り映画を放送
ケーブルテレビ・パーフェクトTVで配信されている衛生劇場で、聴覚障害者向けに日本語字幕が入った映画が放送されている。衛生劇場の視聴料は有料だが、ケーブルテレビでの受信であれば割安で受信可能。
9月7・27日 AM9:00〜「男はつらいよ:寅二郎の告白」 14日 AM9:00〜「遙かなる走路」 21日 AM9:00〜「晩春」 なお、映画によっては、手話による映画解説も放送される。
受信契約等に関する照会は、衛生劇場 FAX:03-5250-2324に、
字幕入り放送に関する照会は、衛生劇場の編成部(FAX番号は上記と同一)まで。★アメリカから聴導犬センター指導者来日、講演会開催
ヒアリングドッグを育てる会では、アメリカ・コロラド州の国際聴導犬センターの所長であるマーサ・フォス女史を迎えて講演会を開催する。入場料は前売が1,000円、当日は1,200円。チケットは、下記の育てる会に、入場料とチケット郵送用の80円切手を現金書留に入れて郵送することで入手できる。
9月19日(金) 18:30〜: 甲山会館(愛知県岡崎市:岡崎市民会館となり) 9月21日(日) 13:30〜: 東別院会館(愛知県名古屋市中区橘2丁目8−45) 9月23日(火) 13:30〜: 半田市福祉文化会館(愛知県半田市雁宿町1-22-1) なお、21・23日は20名までの託児を受け付けるとのこと。
照会先:ヒアリングドックを育てる会 FAX:0564−46−3431。★電子情報通信学会 ソサエティ大会
パネル討論「福祉工学とヒューマンコミュニケ−ション」
日時: 9月4日(水)13:00〜16:00 会場: 早稲田大学理工学部56号館101教室(新宿区大久保3−4−1) 座長: 鎌田一雄(宇都宮大学) パネリスト:伊福部達・笠井浩・脇田修躬・奥英久・長岡英司・猪木誠二 その他、下記の講演がある。
日時:9月3日(水)10:30〜11:45 会場:早稲田大学理工学部53号館202教室
「World Wide Webにおける手話電子辞書システム」亀井了他
「手の動きの3D-CG作成ツールと手話アニメーションへの応用」俵石泰樹他
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新刊図書紹介
━━━━━━言葉の学習指導 柳生浩著 ![]()
「だれでもできる発音・発語指導」「わかりやすい言語指導」を著した柳生浩先生の最新著。今回の「言葉の学習指導」は、絵を中心とした教材となっている。50音順に語頭音・語中音・語尾音を含む1080単語(例えば、「あ」ならば、「あひる」「ぴあの」「どあ」)を挙げ、各単語について、平易な文とやや難しい単文がつけられている。
これらの単語・文リストの使い方は、本書の「はじめに」に丁寧に書かれているが、これを参考にいろいろな応用的使い方を考えることもできるだろう。
言語学習を進めるにあたって、素材探しに苦労することも多い。本書はそうした先生方にはもちろん、家庭でも使用できる書であろう。湘南出版社刊。2000円(税別)。
なお、ペーパーメディア購読者のみ、湘南出版社の特別のお計らいで読者割引購入を受け付ける。期限=9月12日。
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新刊図書紹介
━━━━━━サカリャンスキー先生と子どもたち ![]()
山梨大学の広瀬信雄先生の編訳による旧ロシア時代の盲・ろう重複障害児教育の記録。広瀬先生は、新読書社から「きこえない人ときこえる人」という、やはり旧ロシア〜ソ連時代の聴覚障害児教育に関する本を訳出・出版されておられる。
本書では、サカリャンスキー先生(1889-1960)を中心に、盲・ろう重複障害児の生活・教育・労働などについて書かれている。内容は、確かに歴史を感じさせる部分も少なくないが、綴られている内容=つまり、そこにいる障害児は歴史を通り越して存在する訳で、そうした意味では、盲・ろうという数少ない実践報告に加えるに値する書であると考えた。
湘南出版社。2000円。
なお、ペーパーメディア購読者のみ、湘南出版社の特別のお計らいで読者割引購入を受け付ける。期限=9月12日。
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