1997年5月12日発行(第2・4月曜日発行)


News Source of Educational Audiology

聴能情報誌 みみだより 第3巻 第322号 通巻407号


編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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立入 哉 h-tachi@ma4.justnet.ne.jp


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【目次】第322号

※原典の著作者にインターネット上での公開について許諾を求めていませんので、公開できません。
ペーパーメディア版「みみだより」をご請求下さるか、下記の原典をご照会願います。

1)人工内耳友の会会報「ACITA」No.36 p.38からの転載記事
2)「難聴児と共に」No.31からの転載記事

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「電話お願い手帳」が新しくなりました

「電話お願い手帳」

 NTTが配布している「電話お願い手帳」が新しくなりました。これは、聴覚障害者や言語障害者が、音声電話がかけられない時のために作られたもの。「私のかわりに電話してください」「110番に電話してください」といったカードの他、「今、何が起こっているのですか?」といったカードも用意されている。ミニスケジュールも入っていて、手帳として利用できる。


【目次】


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NEWS
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★東京都営ファックスインフォメーションサービス
 FAX:03−5600−3900
★研究会速報:日本音響学会:聴覚研究会
 主テーマ「聴覚障害」  会場:北海道大学

【目次】


・・・ ひとこと ・・・

 FMについて様々な取り組みや意見が出されている。ようやく、FMにライトが照らされるようになったと思うと感慨深いものがある。

 さて、その中で、相変わらず、集団補聴に固執する気風がある。聾学校の少人数化の中で、特殊学校の存在意義は、集団の教育ではなく、個々の能力に併せた多様化の教育をどのように提供すべきかを模索する時代になっている。一斉に同じことを聞かせ、聞く側に同調・同聴を求める集団補聴発想は、もはや時代にそぐわない。

 障害児者が地域で育ち・学び・生きていこうとする、地域リハビリテーション(CBR:Citizen Based Rehabiritation)が実践されつつある。その「地域」での補聴を考えるならば、これはまさに集団補聴発想に逆行する。

 今さら、集団補聴の発想を新しいシステムに持ち込む意義は何だろうか。教育システムは十年の計をもって開発・導入されなくてはならない。集団補聴システムを購入決定する側の明日の教育・福祉のあり方に対する見通しの薄さも弾劾されるべきだろうが、「今、売れているから明日も作ろう」という意識ではなく、「明後日、役に立つであろう機器の開発」を目指す姿勢があって欲しいとも思う。

 私は、地域や家庭で、その子、その人のライフスタイルにあった個人ベースの補聴をより確かにするために、FMを活用して欲しいと願っている。


【目次】


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新刊資料
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   「資料・日本の聾学校T」
「資料・日本の聾学校T」

 元平塚聾学校長の島正三先生が、昭和23年から平成7年までの膨大な資料を1冊にまとめられた。今回は、Tとして、北海道・東北・関東が含まれており、来年にはUとして、西日本編が公刊される。1学級あたりの生徒の人数の変化、聾学校教員の免許状保有率などが県別に整理されており、貴重な教育統計資料となっている。おそらく、文部省をはじめ、他機関や他障害分野で、ここまで整理された、細かな資料を出すに至ってはいないだろう。

 今回、資料として整理されているデータは、聾唖学校学校数・生徒数/盲・聾・養護学校数/聾学校生徒数・学級数・教員数/聾学校教諭免許状取得者の状況/聾学校教員の通算教育経験年数/聾学校での教育経験年数などである。

 ぜひ、各都道府県の教育委員会人事担当の方などにお贈りし、聾学校教員の人事異動について、思慮の材料としてお使いいただきたい資料である。


入手法:島正三先生に直接、注文する。1冊、1,900円(送料込み)
〒254 平塚市平塚4−15−20 FAX:0463−35−6668

【目次】


「養護訓練教諭一種免許状(聴覚障害教育)」の認定試験

 現在、教員免許状をお持ちでない先生、あるいは聾学校教員免許状をお持ちでない先生、またまた、自分の専門性をよりはっきりさせたいと考えておられる先生!。

 ・・・・ 今年度は、[聴覚障害]の養護訓練教諭の免許状認定試験が行われます。

まずは、受験願書を請求しましょう。

@まず、返信用封筒(角2封筒)を用意し、返信先を明記し、190円切手を貼ります。
Aこの返信用封筒を折り、請求用封筒の表に、「特殊教育教員資格認定試験願書請求」と朱記した封筒にいれます。
B〒112 東京都文京区大塚3−29−1 筑波大学学校教育事務部教務課に郵送します。

 受験願書は6月初旬から配布を始め、受験願書受付は6月下旬から始まります。

 もし、「教員免許状を手に入れたい」とお思いの先生は、今からご準備を!。


【目次】


苦労して収集しました・・・・・聴覚障害関連WWWサ−バ−

補聴器関連
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  • 国内補聴器メーカーのホームページ

    パナト−ンhttp://www.panasonic.co.jp/mci/panatone
    ソニー http://www.sony.co.jp/ProductsPark/Consumer/index-j.html(工事中)

  • 補聴器メーカーの海外ホームページ(英語)

    http://www.usa.com/magnatone
    UNITRON:ユニトロンhttp://www.unitron.com
    STARKEY:スタ−キーhttp://www.starkey.com(メンバー登録必要)
    OTICON:オ−ティコンhttp://www.oticon.com または、http://www.oticonus.com
    SIEMENS:シーメンスhttp://www.siemens-hearing.com
    DANAVOX:ダナボックスhttp://www.danavox.com
    Etymotic Research,Inc.http://www.tec1.com:80/etymotic/index.htm
    American Earhttp://www.americaea@aol.com
    Genie Audio, Inc.http://www.mtl.net/genieaudio/home.html
    Gennum Corp.http://www.gennum.com
    Magnatone


    大学関係
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    筑波技術短期大学http://www.tsukuba-tech.ac.jp
    愛媛大学教育学部障害児教育講座http://www.ed.ehime-u.ac.jp/~edhandi
    大阪教育大学障害教育講座http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~shougai
    金沢大学障害児教育教員養成講座http://www.ed.kanazawa-u.ac.jp/cources.html
    福岡教育大学 障害児教育科http://133.81.134. 6/index-j.html
    宮城教育大学 障害児教育教員養成課程http://www.miyakyo-u.ac.jp/hp/outline/page 4.html
    ギャローデット大学http://www.gallaudet.edu(英語)


    協会・組織など
    ━━━━━━━━
    文部省http://www.monbu.go.jp
    国立特殊教育総合研究所http://www.nise.go.jp/index.html
    特殊教育情報センターhttp://www.nise.go.jp/center/index.html
    国立身障者リハセンターhttp://www.rehab.go.jp/index.html
    日本聴能言語士協会http://www.fuji-mt.or.jp/~stkyokai
    耳鼻咽喉科の部屋http://www.venus.dtinet.or.jp/~memikami/index.html
    日本耳鼻咽喉科医会連合会http://www.justnet.or.jp/home/iren/WELCOME.HTM
    Auditory Verval Internationalhttp://www.auditory-verbal.org(英語)
    アレキサンダー・グラハム・ベル協会http://www.agbell.org(英語)
    CID(Central Institute for the Deaf)http://cidmac.wustl.edu
    販売オージオロジスト協会http://www.audiologist.org
    販売オージオロジー協会に関する情報 http://www.hear4u.com
    アメリカ auditory 協会http://www.boystown.aas

    以下に紹介するWWWサ−バーはすべて英語で提供されています。

    補聴援助システム+書籍などの情報と通信販売(オススメ)
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    HARC Mercantilehttp://www.harcmercantile.com
    Harris Communications,Inc. http://www.harriscomm.com


    イヤモ−ルド
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    Westone Laboratories,Inc. http://www.earmold.com


    ALD(補聴援助システム)
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    PHONIC EAR:ホニックイヤhttp://www.phonicear.com(FM)(工事中)
    COMTEK, Inc.http://www.comtek-wireless.com(FM)
    Custom All Hear Systemshttp://www.customallhear.com(FM)
    General Technologieshttp://www.thegrid.net/gentech(FM)
    Base Resource,Inc.http://www.shakeawake.com(振動式時計)
    HITEC Group International,Inc. http://www.hitec.com(有線ALD)
    Ameriphonehttp:/www.ameriphoneinc.com(電話機)


    オージオメータ・補聴器特性器
    ━━━━━━━━━━━━━━━━
    Frye Electronics:フライhttp://www.frye.com
    Interacoustics A/S:インタ-アコ-スティック http://www.interacoustics.dk
    Decibel Instruments Inc.http://www.decibel.com
    American Electromedics Corp.http://www.american-electro.com
    Biocoustics Instruments,Inc.http://www.biocoustics.com
    Genie Audio, Inc.http://www.mtl.net/genieaudio/home.html
    Handtronix http://www.handtronix.com
    HTL Acousticshttp://www.scvnet.com/~peterd


    フィッティングシステムに関する情報
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    University Of Western Ontario http://www.uwo.ca/hhcru(DSLについて)
    HIMSA Americahttp://www.himsa.com(noahシステムについて)

    雑誌・出版
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    Hearing Healthhttp://www.hearinghealthmag.com
    Hearing Journal http://www.wwilkins.com


    人工内耳関連
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    Cochlear Corp.:コクレァ http://www.cochlear.com
    CLARION Corp.:クラリオン http://www.cochlearimplant.com


    サ−バ−リスト:関連団体の多くは、この両者のリンクから飛ぶことができる
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    【目次】


  • 字幕放送関係者各位

    全日本難聴者・中途失聴者団体連合会  高岡 正  

     3月11日に全難聴に郵政省から電話がありました。熊本の字幕シンポにもお出で頂いた郵政省放送行政局放送政策課福島健郎放送ソフト振興室長から、字幕放送の免許の法改正案を本日出すというものです。その日の内に閣議決定され、政府提出法案として国会にかけられます。

     これは、一般テレビ放送の免許を持っていれば、文字放送の内、字幕放送に限っては放送できるようになるものです。従って、今まで、免許を持っていないために東京タワーから字幕入りの電波を中継してしまうと字幕放送が流れてしまうのを防ぐために、わざわざマイクロネットやフロッピーで字幕データを免許局に渡していたということがなくなるわけです。

     ただ、完全に字幕放送を放送するためには、各ローカル局にも若干の設備が必要らしいので、これを早急に設置するように要望することが必要です。

     これは請願署名の3項目目でしたが、1項目目の義務付けには、「極力字幕放送を実施すること」という表現で完全な義務付けにはなっていません。民放連の強い反対があったものですが。できるだけということですから、できる範囲をせばめられないように放送局にも要望が必要です。

     アメリカも昨年に字幕放送の義務化がされましたが、その実施にあたって、FCCがローカル放送業界などに協力を求めたぐらいですので、すぐには義務化にならないと思いますが、私たちの声次第で早くも遅くもなると思います。

     この法律は、4月16日に衆議院で可決され、5月連休明けにも参議院で可決される見通しです。

     それにしても、郵政省から施策の進展一つ一つ私たちに連絡が来るようになったのは、大きな変化です。皆さんの署名の力と思います。

     もう一つ、聴力障害者情報文化センターにある字幕制作共同機構では、東芝と共同開発でパソコンによる字幕制作を実施するシステムを開発し、現在、調整中で、キャプション・オペレーターを養成中です。これはこれまで、ビデオテープを聞いて文字に書き起こしていたものを直接パソコンで入力して、制作時間とコストを下げるために開発されたものです。

     パソコンで字幕制作するシステムは、すでに北日本放送でLSIジャパンという会社が開発していますが、今回のとどう違うのか分かりませんが、高額な専用機を買わなくてもよいのがメリットです。4月から実際の現場で使用するそうです。そうしたら見学に行けます。

     もう一つ、NHKは4月から字幕番組を増やしますが、クイズ番組(「クイズ 日本人の質問」)が入っています。クイズ番組は制作日数が短くても字幕化がしやすいと思っていました。「やらせ」が多いみたいだし。最近のクイズ番組は回答などがテロップでよくでますね。クイズ番組の字幕は日本で初めてです(後述)。

     4月9日、通信放送機構で「視聴覚障害者向け放送ソフト制作技術の研究開発に関する連絡会」が行われました。これは、昨年予算化されたもので、年2億円で平成8年度から5カ年、平成13年3月末まで継続されるものです。その席上で「視聴覚障害者向け放送ソフト制作技術研究開発プロジェクト研究開発実施計画」が報告されました。これは、テレビのニュースの電子原稿があるものにだけ絞って、字幕の自動制作、送出のシステムを開発することが目標になっています。

     この内容については、私は専門的にはコメントできませんが、機械が要約した文章が聞こえない人が読んでわかるかどうか、いろいろな聞こえの人もいるので早く評価の場を作ってほしいと言ってあります。会議後のデモンストレーションでは、アナウンサーが話しをするのと同時に、字幕スーパーが表示されていました。おおーっと思いましたが、普通のスーパーです。1行の字数が18字くらいありますし、どの電波に乗せるのか聞くと文字放送の字幕に乗せると言っていましたが、1行15文字で原則として2行までとか、そういう字幕放送の規格を知らない人が開発しています。

     このシステムの完成は4年後ですから、もうデジタル放送が始まっているはずなので、もっと高精度な字幕が見られるでしょうし、全文、要約1、要約2とか選べるかも知れない。

     このデモは上記の三つのセクションで分かれて進めているうちの最後の部分でした。このデモは事前に作成した字幕をスピーチを認識して自動送出するというものです。こうした、音声を認識して字幕を送出する試みは世界でも初めてです。アメリカでもイギリスでも皆字幕のリアルタイム入力か事前原稿のマニュアル送出(人間がタイミングを指定する)です。

     ちなみに、このシステムは中にビデオを含んでいますので、リアルタイムに字幕はできないそうです。また、音声認識と言っても話された音声を文字に変換するのではなく、事前原稿から作成した要約文とマッチングさせるだけに使われています。音声認識は一応不特定話者で、その代わりに認識する言葉をニュースに出てくるものに限定しています。従って、ドラマなどは対象にしていないということですがニュースだけでも実用化されれば、必然的にそういう方面にも使われるでしょうから、がっかりする必要はないでしょう。今でも、音声認識は放送に使われています。NHKの相撲番組で決まり手が字幕スーパーで出ますが、これは場内アナウンスを音声認識して自動的に字幕スーパーで出しているんですよ。決まり手だけという限定された言葉なので出来るわけです。

     この字幕の研究は年2億円で5年間継続ですから、10億円!これはすごいですね。署名請願の成果がここにもあります。頑張った甲斐がありましたね。

     通信放送機構の会議後、NHKで、NHK教育テレビが平成10年度(平成11年1月頃)字幕放送を始めることを確認してきました(4/9NHK編成局文字放送専任部長佐藤健爾氏)。何でも平成10年が教育テレビ放送40周年だそうで、それに合わせて計画を前倒ししたそうです。

     この件は、3月17日に行われた衆議院の逓信委員会の日本共産党の矢島恒夫理事がNHK予算案に関して質問し、NHK斎藤暁専務理事より「平成九年度につきましては、衛星の第二テレビで六番組程度、これは週でございますが、一週間に、時間数にして六時間半ぐらい実現したいと思っております。教育テレビにつきましては、確かに聴覚障害者のお子さまからの要望が強いのですけれども、これは、いろいろ準備もやはりございます。ハードの方も整備しなくてはいけません。そういう意味では、平成十年度から具体的に実現したい。それで、十年から十三年、この四年間で、およそ週八時間、具体的に実施したいという風に考えております」と答弁がありました(第百四十回国会衆議院逓信委員会会議録第3号P26)。また、「クイズ 日本人の質問」が字幕化されて放送されていますが、これができあがるのが木曜日、それを金曜日に字幕作成して、日曜に放送するという離れ業をしていることも教えてもらいました。中一日しかありません。そのために、本来は休日の土曜、日曜も出勤して制作しているそうです。通常は4日から1週間字幕制作に時間がかかるのです。

     やっと、今年になって、ビデオから直接テープ起こし入力をキーボードで入力するためのオペレータを若い女性で2名養成中だそうです。5月中旬には見学できるそうです(字幕製作共同機構木村紀征制作部長)。「クイズ・・・」をご覧になって、励ましのファックスを送って下さい。「今日の健康」という番組も昨日から字幕化されています。毎日昼間放送されています。この番組も図表が多いそうで、字幕をどう付けるか苦心したそうです。これもご覧になって誉めてあげて下さい。

    応援ファックスはNHK文字放送 03−3485−6239
    全難聴経由で 03−3354−0046まで。

    (以上、転載可)



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