2004年1月26日発行(第2・4月曜日発行)
News Source of Educational Audiology
聴能情報誌
みみだより
第3巻
第469号
通巻554号
編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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【目次】第469号
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第466号の8ページ(ミニニュース)の記事に誤りがございました。
ご訂正をお願いし,かつご関係の皆様にお詫び申し上げます。
(誤)兵庫県立聾学校 → (正)兵庫県立こばと聾学校
(誤)藤岡久子教諭 → (正)藤岡久美教諭
【目次】
補聴に関する国際フォーラム
第6回 International Forum 2004 開催
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期日: 2月21日(土)9:30開場 10時開会
会場: 足立区こども家庭支援センター
(東京都足立区東綾瀬1−5−17)
地下鉄千代田線「綾瀬駅」東口下車 徒歩7分
講演: 午前「聾児、難聴児のリテラシー:新しい可能性」
午後「難聴の境界にいる子どもたちの聴覚補償と支援」
参加費前納用振込用紙がございます。当日の混乱を避けるため,できるだけ事前にお振り込みいただきますようお願い申し上げます。
日本教育オーディロジー研究会
設立記念パーティのご案内
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日 時 2月21日(土)17:30〜
会 場 「キッチンファームズ」足立区綾瀬2丁目24-1
会 費 5000円 (定員48名;定員に達した場合はお断りすることもございます)
参加申し込みの方は、
代表のお名前 ( )人
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ご所属
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ご連絡先
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e-mail: |
FAX: |
地図送信の要・不要 ( 要 ・ 不要 )
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【目次】
第23回研究会
テ−マ:「聴覚障害児におけるバイリンガル教育の意義」
講 師:井上智義先生(同志社大学 文学部教授)
日 時:2004年3月6日(土)午後2時から4時30分終了予定[受付は1時30分から]
会 場:大阪市立聾学校 会議室
(会場へは、地下鉄谷町6丁目駅 7番出口を出て右に向かい、上本町1丁目の交差点を越え、左に曲がってください)
概 要 |
最近、聴覚障害児教育の現場では、手話を活用することが当たり前のようになってきています。そして手話と日本語の獲得ということに関しては、多くの先生方が研究や実践を積んでこられていると思います。
井上先生は、長年、英語と日本語を中心としたバイリンガル教育について研究をされてきました。また、かつて、大阪教育大学において聴覚言語障害児教育講座の教官もされ、聴覚障害児教育を中心として、障害児教育にも深くかかわってこられました。
今回は、井上先生が研究されてきたことをふまえ、聴覚障害児教育において、バイリンガル教育の果たす効果や意義、その運用上の問題点や課題について、お話をしていただこうと思っています。
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参加対象:教職員
参 加 費:会員無料、非会員500円
*事前申し込みの必要はありません。直接お越しください。
*当日手話通訳が必要な場合のみ、2月6日までに下記問い合わせ先まで、FAXで連絡をお願いいたします。
問い合わせ先:
大阪聴覚障害教育研究会事務局代表 足立 貢(大阪市立泉尾北小学校)
連絡先:FAX 06-6493-6450
【目次】
新生児聴覚スクリーニングで使用される装置の1つである自動ABR(自動聴性脳幹反応検査)の説明,日本での新生児聴覚スクリーニングモデル事業の現況、スクリーニング後の具体的な支援についてお話しいただくことになりました。
「自動ABR装置の紹介と日本における新生児聴覚スクリーニングモデル事業の現況」
富田健司氏(元ネイタス・ジャパン株式会社)
「新生児聴覚スクリーニング後の支援について」
庄司和史先生(筑波大学附属聾学校 乳幼児教育相談けやきルーム)
日 時 :2004年2月28日(土)午後1時〜午後4時(予定)
会 場 :茨城県立水戸聾学校(茨城県水戸市千波町2863−1)
参加資格:教育・医療・福祉機関の教職員・医師・言語聴覚士等、補聴器販売店・補聴器メーカー、保健師等
申込方法:参加人数把握のため、2月23日までに下記事務局に連絡をお願いいたします。
・霞ヶ浦聾学校=宮本マサ先生,水戸聾学校の教職員=高橋正子先生まで
・上記以外の方:下記照会先 中瀬浩一(筑波技術短期大学)まで
照 会 先:茨城補聴研究会 事務局(中瀬浩一)まで
<会場までの交通>
・JR常磐線水戸駅北口バス乗り場8番から関東鉄道バス[本郷経由○○]または茨城交通バス[本郷 笠原]に乗車。
所要約15分で[聾学校前]バス停。
バス停近くの信号を左に進む。
・または水戸駅南口からタクシー約10分
【目次】
ビデオ発売
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おだまきの会自主制作[手話時事用語2003] |
おだまきの会が,自主制作ビデオ「手話時事用語シリーズ」第3巻として,「手話時事用語2003」の発売を開始した。
内容約40分。ナレーション・字幕付
2003年度版は下記の55語を収録している。
「イラク・悪の枢軸・国連安保理・大量破壊兵器・ミサイル生物化学兵器・韓国・北朝鮮・朝鮮半島・拉致・亡命・脱北・リストラ・民営化・郵政公社・有事法制・イージズ艦・市町村合併・南アルプス市・構造改革特区・ゴジラ・タマちやん・アザラシ・鉄腕アトム・原子力発電・風力発電・太陽電池・燃料電池・ライフライン・内部告発・ゆとり教育・発泡酒・ダイエット・アニメ・個人情報・個人情報保護去・住基ネット・衛星放送・字幕放送・新型肺炎・宇宙飛行士・NASA・ナノテクノロジー・しゅよう・遺伝子組み換え・ヒトゲノム・ターミナルケア・ノーマライゼーション・ノンステップバス・世界ろう者会議・朝青龍・モンゴル・エージェント・ニューヨークヤンキース」
頒価 2500円(解説パンフ付き)。送付の場合,送料+梱包料として500円を加算。
※数量割引(おだまきの会制作のビデオならどれでも適用)
2〜9本:1本につき100円引き、10本〜19本:10%引き、20本以上:20%引き
申し込み先:〒227-0035 横浜市青葉区すみよし台36-9 おだまきの会
FAX:045-962-3762
お名前 |
ご住所 (〒 )
電話 ファックス
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申込み 手話時事用語2003 ( )本
手話時事用語2002 ( )本
手話時事用語2001 ( )本
超かんたん手話入門・人さし指編 ( )本
山城秀生と手話を学ぶ ( )本
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【目次】
次年度の大学説明会を、次のように行う予定です。
東 京 都 内
名古屋市内
大 阪 市 内
つ く ば 市
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2004年5月30日(日)
2004年7月11日(日)
2004年7月17日(土)
2004年7月23日(金)
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中野サンプラザ
会場未定
天満研修センター
天久保キャンパス
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上記以外の地域でも随時開催します。ご希望がありましたら、是非ご連絡下さい。
照会先:筑波技術短期大学教務第一課教務係 TEL:029-858-9328 FAX:029-858-9335
【目次】
クラリオン人工内耳の日本発行元である(株)ゲッツブラザーズは,ニュースレター『Loud&Clear』を発行していた。既に,第4号まで発行されている。これは,クラリオン人工内耳の製造元であるアドバンスト・バイオニクス社(ABC)より不定期に刊行されているニュースレターを翻訳したもの。
第4号は,『人工内耳装用児に対する授業中の聴覚目標』として,いわゆる通常学級の授業中に「聴覚を使う」ための具体的な例を,Ruth M.Reeder氏の寄稿により紹介している。その他の聴児と同じ教材を使用しつつ,特定の対象児の聴覚活用段階に応じて教材や指示を改変する具体的な例が挙げられている。
なお,既刊の『Loud&Clear』の内容は下記の通り。入手希望の場合は下記の担当まで連絡のほどを。
第1号:人工内耳装用児の聴覚発達における2種類の指導方法
第2号:聴覚活動に話しことばを潜入させること:聞き取り時の思考アプローチ
第3号:『連携』の重要性:学校・人工内耳センター(植込み施設)・家族
(株)日本バイオニクス
※ 榎 文子 FAX;03-3423-0261 E-mail:
info@bioniceanjp
※ABC社日本法人としてゲッツブラザーズから独立し、2月から営業を開始した。
【目次】
図書紹介
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あ な た の 声 が 聴 き た い
(難聴 ・ 中途失聴者 ・ 要約筆記) |
日本中に数多くと言われている難聴・中途失聴者。その多くは,どこの団体にも所属せず,自分一人だけで悩んでいることも多いと言われている。
昨年,全難聴の創生に尽力した入谷仙介先生が亡くなったが,先生の著書『音から隔てられて』(岩波新書)は,書店で多くの難聴者の手に触れ,難聴者運動の礎となった。本書は先生の著書を引き継ぐ使命を帯びた新しい啓蒙書である。本書では難聴者界の様々な人たちが難聴に関して順序立てられた内容をリレー形式で優しく語りかけてくる。どの章もそれぞれの思いが詰まってあふれていて,きっと書店で手にした難聴者を勇気づけてくれると思う書である。
登場する各執筆者とそれぞれの内容は下記の通り。
藤田 保・西原泰子編 定価:1900円 ISBN:4-89259-446-6
1.「あなたの声が聴きたい」
難聴とはなにか[江時久],人工内耳で復活した人生[宇田二三子],補聴器で働く[幡掛節子],私にノートテイクして下さい 〜私の大学生活から〜[今橋幸恵],もう一度 あなたの声を[前田愛子],欠格条項に阻まれた夢[船田 縁],もう一度聞きたい[永末淑子],新しい聞こえ 〜補聴器普及の時代へ〜[高岡 正],初めて補聴器を使うために[黒川美富子]
2.「あなたに声を届けたい」
難聴者とともに歩んで[西原泰子],いざやかぶかん〜NPO法人をたちあげて〜[星川美智子],教育分野の要約筆記(ノートテイク)[太田晴康],ノートテイクから学んだこと[藤田亜衣子・石橋尚子],パソコン要約筆記は時代の流れなのか[田島陽一郎],『書く』という文化[兼子次生]
3.「難聴者・中途失聴者の明日のために」
世界の難聴者運動で思うこと[山口武彦],サークル・ベートーヴェン[兼子次生],聴こえないの「わかって」 〜情報保障を求めて〜[吉田俊子],
4.「聴こえる医療・介護・福祉のために」
病院のバリアフリーをめざして 〜聴覚障害者外来の経験から〜[藤田[保],いこいの村梅の木寮[兼子次生],要約筆記者のヒューマン活動のために 〜健康問題の提起〜[北原照代]
【目次】
図書紹介
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はじめて学ぶヴィゴツキー心理学
そ の 生 き 方 と 子 ど も 研 究 |
子どもの発達と教育の関わりについて先駆的な業績を残したヴィゴツキー。彼は1896年にロシアで生まれ、1934年に他界したソビエト心理学者である。ソビエトというとなんだか暗いイメージがあるが、障害児教育、特に知的障害児に対する算数指導などでは伝統ある業績を残している。しかし、日本には翻訳本が出されることが少なく、ほとんど紹介されていない。
さて、ヴィゴツキーは有名な「子どもの想像力と創造」との創造の発達心理学ともいうべき名著を残し、今も書店に日本訳本が並んでいるが、翻訳本としての性格と、現在の発達心理学への適応、臨床的価値という点では十分ではなかった。
本書の著者、明神氏は北海道教育大学幼児教育講座の教官であり、広瀬氏は山梨大学の障害児教育講座に在籍している。広瀬氏の訳書には、「きこえない人ときこえる人」「サカリャンスキー先生と子どもたち」といったロシア語の訳書があり、どちらも聴覚障害児教育界に与えるもの多しとして「みみだより」で紹介した。
本書の長所は、日本の幼児の遊びなどの観察例の分析を通して、ヴィゴツキーの考えを紹介している点にある。とりわけ、両教官のゼミでのレポートを土台にまとめられているために、実にわかりやすく、一つ一つの事例からヴィゴツキーの心理学を学ぶことができる。
明神もと子編著、広瀬信雄他著 新読書社
1000円 ISBN:4-7880-4007-7
【目次】
第一部ヴィゴツキーに学ぷ
第1章 子どもの想像力
第2章 子どもの遊び
第3章 社会的存在としての子ども
第二部 ヴィゴツキーを知る
第4章 ヴィゴツキーの生涯
第5章 ヴィゴツキーの研究から
【目次】
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