1997年9月22日発行(第2・4月曜日発行)


News Source of Educational Audiology

聴能情報誌 みみだより 第3巻 第330号 通巻415号


編集・発行人:みみだより会、立入 哉 〒790−0833 愛媛県松山市祝谷5丁目2−25 FAX:089-946-5211
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【目次】第330号

※神奈川新聞:3月15日掲載、インターネット上での公開が許諾されておりません。

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イヤモ−ルドについて、こんなお手紙を頂戴いたしました。
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 前々回、イヤモ−ルド特集をお送りしましたが、まだまだ補聴器に携わっているる者のイヤモ−ルドに対する意識が低く、お手紙をいただいた方のように、イヤモ−ルドで困っておられる方がたくさんいるようです。私も、こんな事がありました。


 私が茨城で見ていたお子さんのお母さんから「イヤモ−ルドを替えたらきこえが悪くなった」というお電話がありました。東京の某医学部耳鼻科の補聴器外来でイヤモ−ルドを新しくしたそうですが、電話で話を聞いていると、新しいイヤモ−ルドにベントが開いていないことがわかったのです。今までのイヤモ−ルドには2mm径のベントを開けていたにもかかわらず、イヤモ−ルドを新しくする際に、ベントを見ていないのです! オ−ジオグラムを見れば当然ベントを開けるべき聴力であることがわかるはずです。最初のイヤモ−ルドにベントを開けた私の思いが、「通じないんだナァ・・・」と本当に残念でした。


 ハウリングのコントロールはこの領域の専門技術の1つだと思うのです。「ハウリングはしょうがないもの」と片づけてしまったり、イヤモ−ルドに無関心なままに補聴器に携わることは、厳に慎むべき事だと考えています。

 さて、補聴器を販売する側にとっては、補聴器に比べれば利益を生まない商品でしょうが、「満足できるイヤモ−ルドを作れるお店は、信頼できるお店」との消費者感情、さらにイヤモ−ルド・ラボ側には、「1ユーザーのこだわりかも知れないけれども、イヤモ−ルドはカスタムメイド。ユーザーの願いを聞き入れてからこそ、カスタムメイドなのでは?」との疑問、さらに「補聴器とイヤモ−ルドとは、セットで販売からフィッティングがあるべき」との私の思いを込めて、このお手紙を紹介したいと思います。転載をご承諾いただけた差出人のFさんにお礼申し上げます。




「イヤモ−ルド苦労話」を募集します

過去のいやな思い出、こんなことで解決できた、信じられない無関心!などなど
     イヤモールドにまつわる様々な体験談の応募をお願い申しあげます。匿名可。




前略

 ○○市の△△と申します。いつもみみだよりを充分役立たせて頂いております。ありがとうございます。

 このたびは、イヤモールドのことで相談があるのですが、現在困っており、明確に答えを出せる方がいらっしゃらないのです。我家には、小学1年と4年の難聴児がおり、両方共平均80〜85dB位の聴力で普通小学校に通学しております。年に1〜2回は必ずイヤモ−ルドを作り替えねばならないのですが、優秀なラボにめぐり会えることが数少なく、毎回苦労しております。1回でOKということはまずなく、こちらの要望を箇条書きして、店から送って頂いているのですが、それらが完全に満たされて返って来る事はまずありません。そこで、再作の必要が出て来るのですが、印象剤や送料などの事で、店側にとっても、ラボ側にとっても必要以外の出費ということでいい顔はされません。

 今まで、KR社、A社、N社等、業者の言うがまま色々なル−トで作ってみましたが、結局一番装着感が良く失敗の少ないのが、○○先生が教えて下さった「TR社」です。しかし、現在○○先生は、諸般のご都合で他市から来る子どもまで見ていただけなくなり、私が近くの補聴器店に無理を申し、T社につないでもらいました。これまでの2年間に4〜5回出しています。

 しかし、この度、T社からその補聴器店側に「これ以上の仲介はできないので、別のところに頼んでくれ」と連絡があったそうです。現在一作目が返ってきたばかりで、今回も音導径が極端に細く、ハウリングしており、再作の必要性を感じるので、補聴器店に相談しましたところやはり渋られ、「作らないと言っているのだから、無理にしてもらうことは難しいが、当たるだけで当たってみる」との事でした。

 いつも送る要望書は、

  • 左右共、音導径をできるだけ広げて下さい(高音急墜のため)。
  • ホ−ン型になるかと思いますが、あまり太くしないても結構です。
  • ジョイント¢2×3 J型でお願いします(L型は汗がたまりやすいので)
  • フルヘリックス型 ベント無し チュ−ブは細いもの(白線なし)

 今回は、ジョイントなしで、いきなりイヤモ−ルドにチュ−ブが差し込まれたものが送られて来ました。チュ−ブを交換することがあるので、これでは困るのですが、こうしたことも要望に加えるべきでしょうか。それとも、こちらの書き方がいけないのでしょうか。

 子どもは一生の間に、何十回とイヤモ−ルドの作り替えに遭遇するわけで、私ども親が死んでしまう前に、何とか難聴者でも希望通りのイヤモ−ルドを手に入れられるような体制を整えておいてあげたいと切に願うわけです。

 立入先生のご意見をぜひ頂けたら大変ありがたく思います。○○先生に以前相談しましたところ、「将来に渡って必要なことだから、地元の業者を育成すると思って、お母さんがんばって」とおっしゃりました。しかし、いくら親ががんばっても、業者の方でシャットアウトされては、どうしようもできません。また、福祉を使わず、全額自己負担ということで地元以外の場所で作ってもらって、泣き寝入りばかりならば、今までとなんら変わりません。一万円以上の計算外の出費も覚悟しなければならず、うちのように常時6台分の補聴器を(FM補聴器を含んで)確保しつづけねばならない家計にはきついのです。  補聴器店からは、イヤモールドラボがとても閉鎖的かつ複雑で、新しく取り引きをすることが難しく、さらに要望などを加えるのは非常に困るとのことです。仲介業者が入らずに話がしたいのだが、なかなかできないし、途中に仲介が入るために、こちらの要望が完全にラボのイヤモ−ルド製作者に伝わっているのかどうか、わからないと感じることもあるそうです。

 どうぞ、ご意見を下さいますようお願い致します。お忙しいところ申し訳ございません。

草々  


【目次】


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技術情報
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 65dB入力特性の取り方など

 前回、Extend-Earの技術情報の中で、FM補聴器のフィッティングについて、以下の方法をご紹介いたしました。

普通の補聴器の状態(M)での65dB入力時周波数特性と、FMマイクのみの状態(F)での80dB入力時周波数特性とを一致させることが比較的合理的

 しかし、数人の方から、某社の補聴器特性試験装LH−11、LH−13を使った場合の65dB入力時の周波数特性の取り方を質問されました。そこで、下記にLH−11、LH−13での65dB入力時の周波数特性の取り方と、FMマイクのAGC機能を働かすための90dB1kHzの純音の与え方を紹介します。

65dB入力時の周波数特性の取り方
1.通常に周波数特性が取れるようにセットします。
2.「最大音響利得」ボタンを押すか、ダイヤルします。
3.入力音圧を「60」にセットします。
4.「入力音圧」ボタンを押すか、ダイヤルして、入力音圧を調整する状態にします。
5.音圧表示部の表示が「65」になるよう、「音圧微調」ノブを調整します。
6.この状態で、「最大音響利得」ボタンを押すか、ダイヤルします。
7.「スタート/ストップ」を押すと、65dB入力時の周波数特性がとれます。
測定後は、
8.入力音圧を「60」にセットします。
9.「入力音圧」ボタンを押すか、ダイヤルして、入力音圧を調整する状態にします。
10.音圧表示部が「60」の表示になるよう「音圧微調」ノブで調整し、元に戻します。

FMマイクからの特性をとるために、1kHz純音をFMマイクに与える方法
1.通常に周波数特性が取れるようにセットします。
2.「最大出力音圧」ボタンを押すか、ダイヤルします。
3.入力音圧を「90」にセットします。
4.周波数ノブを回し、ペンを1kHz前後のところに移動させます。
5.「スタート/ストップ」ボタンを押したら、素早く再度「スタート/ストップ」ボタンを押します。
6.5秒間を口で数えたら、素早く周波数ノブを反時計回りに回し、掃引周波数にペンの位置が戻し、再び「スタート/ストップ」ボタンを押します。

【目次】


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新刊図書
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 音の感性を育てる=聴能形成の理論と実際
「音の感性を育てる」

 本のタイトルを見ると、聴覚障害児の教育に関する本かな?とも思ってしまうが、実は違う。本書は九州芸術工科大学の音響設計学科の「聴能形成」の授業に端を発した書である。故北村音壱先生の没前の「聴能形成」を本にしたいとの意思を継いで編集されている。

 音響設計の中での「聴能」とは、例えば、録音技術者とか、レコーディングスタジオを設計する人に必要な能力とされ、やはり学習によって、その能力を引き伸ばすことができる内容とされている。本書には、もちろん大人向けであるが、そうした聴能訓練のためのCDも付属しており、興味深い。

 「聴能」は聴覚障害児教育における専門用語のようにも思っていたが、今や、自動車の開発の場面で社内騒音の評価に用いられる能力の1つと聞いて驚いた。

 北村音壱・佐々木實監修、音楽之友社刊、4,200円。



【目次】


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新刊CD-ROM
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 聴能力トレーニング 真耳

 なお、同じグループによる、聴能力トレーニングシステム「真耳」を自分のパーソナルコンピュータ上で実現できるCD−ROMも発売されている。こちらは、音を聞いて、その答えをコンピュータに打ち込むことで、必要な次の学習課題が呈示される仕組み。前掲書「音の感性を育てる」でも、企業に「真耳」を導入した例が紹介されていて、学習効果なども図として出されている。

 定価 19,800円

「真耳」

 

動作環境:
 Windows95/NT、486DX4以上要、
 サウンド機能(16bit,44.1kHz)要

照会先:
 日東紡音響エンジニアリング、
 TEL&FAX:03-3634-5353、
 http://www.noe.co.jp


【目次】


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研究会開催
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 「トランソニック臨床検討会」のご案内

愛媛大学教育学部  高橋信雄   

 周波数圧縮変換型補聴器「トランソニック」を日本に導入してから早2年が経とうとしています。この間、聾学校や難聴幼児通園施設等の子ども達への適用も一層進みつつあります。また、最重度難聴への適用も進みつつあり、人工内耳への橋渡しの機器として、あるいは代替の機器として利用されています。しかし、まだどう適用したらいいのか。どこまでどのような子ども達に効果が期待できるのか十分には解明されていません。今回の臨床検討会は、トランソニックを実際に使ってみた経験や適用上の問題や現在かかえている問題などを経験交流することで、先の見通しが得られたらと思い下記のように計画したしました。一人でも多くの先生方においでいただきまして、より適切なトランソニックの適用を進めて参りたいと思います。関係の先生方にご参加いただきけましたら幸いです。

1.日時:11月8日(土) 午前9時から午後4時まで
2.場所:味覚糖UHA館(大阪市中央区神崎町4-12  電話:06-767-6040)
地下鉄長堀鶴見緑地線「松屋町駅」2番出口より徒歩2分
3.内容:トランソニックQ&A
  • トランソニックの適用の実情とその手順
  • 幼児へのトランソニックの適用の意義
  • 症例を中心に論議
  • 4.定員:60名

    なお、この企画は、(株)ダナジャパンの後援をいただきました。  

    味覚糖UHA館案内図


    トランソニック臨床検討会参加申込書   申込書送信先ファックス番号=0462-60-3310
    氏 名:

    施設名:

    TEL:     (     )      FAX:     (     )     

    【目次】


    学会誌等紹介
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    「1歳6カ月児健診時の聴覚検診」 荒尾はるみ他 Audiology Japan 40(4)201-208
     愛知県内6市町村にて1歳6カ月健診時に質問票とアンケート方式による聴覚検診を 1,798名に施行した結果、両側滲出性中耳炎3名,右一側聾1名,右一側聾に両側滲出性中耳炎の合併例1名,両側中等度感音難聴に左滲出性中耳炎合併例1名,両側高度感音難聴1名の計7名が検出された。今回の方法でも、1歳6カ月時に中等度難聴が検出されることが確認された。1歳6カ月児聴覚検診で高度難聴児は必ず押さえ,3歳児聴覚検診では,見逃されてきた軽中等度難聴児を確認することが必要であると説いている。

    「長期間聴力変動を繰り返す小児難聴」 日野美奈子他、Audiology Japan 40(4)218-222

    「新生児・乳児における聴性脳幹反応」 中尾美穂他、Audiology Japan 40(4)237-245

    「難聴者と阪神淡路大震災」 中奥澄子、リハビリテ−ション,396,26-29


    【目次】


    19th International Congress on Education of the Deaf
    9-13 July 2000 Sydney Convention and Exhibition Centre

    ICED

    The Australian Association of Teachers of the Deaf is very proud to host the 19th International Congress on Education of the Deaf.
    The international Congress on Education of The Deaf is held every five years to showcase the latest developments and achievements in education of students who are deaf or hard of hearing around the world. Leading international educators and researchers will be invited to lead discussion on the latest advances in this area of education. The success of the event will depend on its participants. We hope that you will be able to accept this invitation and we look forward to seeing you here in Sydney in the year 2000.

    All Correspondence:
    ICED 2000 Congress Secretariat
    GPO Box 128, SYDNEY NSW 2001, AUSTRALIA
    TEL: +61 2 9262 2277、FAX: +61 2 9262 3135
    Email : iced2000@tourhosts.com.au


    【目次】


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    機器展示会
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     第21回文化祭のお知らせ

    日時:97年11月2日(日)9:00〜16:00
    会場:愛知県立岡崎聾学校(岡崎市西阿知和町字御用田1−23)
    連絡先:TEL:0564-45-2830、FAX:0564-45-6248(鹿嶋浩先生)
    内容:発表会・機器展示

    聴覚障害者の生活に役立つ機器の展示会を開催します。





    岡崎聾学校:交通手段

    岡崎聾学校:交通手段
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    【目次】


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    学会開催
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     日本聴覚医学会 補聴関係口演演題

    日時:10月16日(木)、17日(金)
    会場:笹川記念会館(JR田町駅から徒歩8分、地下鉄泉岳寺駅から徒歩3分)

    10月16日(木)(※紙面都合で演者名は筆頭1名に、副題は省略させていただきました)

    第4群:人工内耳U(13:30〜14:20)
     18.人工内耳装用者による音楽の知覚 城間将江他

    第6群:機能性難聴(14:50〜15:50)
     24.小児の非器質性難聴の診断と聴力検査法の工夫 沖津卓二他
     25.特異な経過をとっている小児心困性難聴の一例 萩池洋子他
     26.心困性難聴49例の検討 深谷浩大他

    第9群:感音難聴U(9:00〜9:30)
     34.児童・生徒の聴覚の認識について 浅野尚

    第11群:補聴T(10:10〜10:50)
     41.電話両耳聴システムの臨床的効果 佐藤紀代子他
     42.補聴用狭指向性スピーカシステムによるテレビ音声聴取効果の評価 大沼直紀他
     43.高齢者向け補聴用狭指向性スピーカシステムの開発 小浦哲司他
     44.ライブホンの聴覚医学的検討 小川 郁

    第12群:補聴U(10:50〜11:30)
     45.補聴器装用時の単語了解度−評価法の検討− 米本清他
     46.補聴器装用時の単語了解度−装用による差異− 田中豊他
     47.ISO8253−2の定める準無響室について 柴崎敦子他
     48.頭載式小型スピーカを用いた擬似音場オージオメータの試作 竹内義夫

    第13群:補聴V(11:30〜12:00)
     49.高齢補聴器使用者の聴力闘値の検討 前川直子他
     50.老人難聴者の補聴器フィッティングにおける音場音圧域値と語音明瞭度との関係 片山高他
     51.難聴の度合と年齢差による補聴器装用効果 鬼頭芳雄他

    第14群:補聴W(13:30〜14:00)
     52.補聴器適合の現状と問題点 三上純一
     53.補聴器装用時の自声強聴に対する鼓膜切開法の試み 杉原三郎他
     54.当院補聴器外来の現況 寺崎雅子他

    第15群:補聴X(14:00〜14:30)
     55.ラウドネス測定に基づいた補聴器フィッティング法の比較 武智司尾子他
     56.平均聴力40dB以下の補聴器装用者のアンケート調査 博久詠司他
     57.周波数圧縮変換型補聴器の使用経験 増田博範他

    第16群:補聴Y(14:30〜15:10)
     58.PARCOR分析・合成系を用いた周波数圧縮型デジタル補聴器の開発 坂本真一他
     59.聴覚の周波数分解能と時間分解能に着目したディジタル補聴器の評価 三浦雅美他
     60.CLAIDHA型補聴のマスキングパターンに与える影響 佐々木直子他
     61.時間領域変換型デジタル補聴器(TD1)の装用効果 金子賢一他

    第17群:補聴Z(15:10〜15:40)
     62.騒音下のディジタル圧縮増幅とリカバリータイム 設楽仁一他
     63.騒音下での補聴器両耳装用の効果 安達忠治他
     64.補聴器両耳装用効果の事前予測に関する検討 高岡養三他

    第18群:補聴[(15:40〜16:10)
     65.日常生活におけるノンリニア補聴器の有効性 塚田時代他
     66.ノンリニア補聴器の有効性の検討 平石光俊他
     67.難聴耳の音圧弁別閾と補聴処理の影響について 日高浩史他

    第19群:補聴\(16:10〜16:40)
     68.赤外線補聴システムの有効性の検討 村井瑞雪他
     69.優先処理機能付きFMワイヤレス補聴システムの評価  疋田和彦他
     70.FMワイヤレス補聴システムの実使用環境における有効性評価 新居康彦他

    第23群:語音聴力検査(10:40〜11:30)
     81.聴覚障害者のための単語了解度テスト用単語リストの提案 宮田裕之他
     82.高度感音性難聴者の平均聴力レベルと語音明瞭度 石井律子他
     83.日本人に対する英語語音聴力検査の試み 清水隆他
     84.語音検査用マスキングノイズ 服部浩
     85.67-S語表に対する広帯域雑音のマスキング効果 松平登志正他


    10月17日(金)

    第37群:小児T(9:00〜9:30)
     137.ダウン症児における幼児聴力検査の条件付け  能登谷晶子他
     138.重複障害児の聴力変化について 北川可恵他
     139.極低出生体重児の感音難聴症例について 藤谷哲他

    第38群:小児U(9:30〜10:10)
     140.三歳児聴覚検診−家庭での聞こえの検査の有効性と工夫− 森田訓子他
     141.難聴の診断が遅れた愛知県三歳児聴覚検診受診児 荒尾はるみ他
     142.奈良県における三歳児健診の実態 田中真理子他
     143.1歳6か月児健診における聴覚スクリーニングについて 佐藤直子他

    第39群:小児V(10:10〜10:40)
     144.乳幼児の発達と聴力閾値について(2) 徳光裕子他
     145.乳幼児聴力検査の適応年齢 福田章一郎他
     146.高音急墜型難聴児に関する検討 西山彰子他

    第40群:小児補聴・補聴](10:40〜11:10)
     147.軽度および中等度難聴児の補聴器装用経過について 杉内智子他
     148.聴覚障害幼児における補聴の評価の観点 高橋眞由美他
     149.補聴器データベースの開発と補聴器の現状 中川辰雄

    第41群:リハビリ・小児人工内耳T(11:10〜11:40)
     150.難聴乳幼児の治療教育ネットワーク帝京大方式 田中美郷他
     151.聴覚障害児に対する教育・療育・医療の地域での連携の現況 廣田栄子他
     152.聾学校における人工内耳への対応の実情 高橋信雄他

    第42群:小児人工内耳U(13:30〜14:00)
     153.進行性難聴により高度感音難聴に至った幼児の人工内耳 間三千夫他
     154.内耳奇形に対する人工内耳埋め込み術後の行動学的変化と言語成績 硲田猛真他
     155.先天性難聴,幼児人工内耳症例の聴覚的なことばの獲得過程 野中信之他

    第43群:小児人工内耳V(14:00〜14:30)
     156.人工内耳装用幼児のマッピング 山口忍他
     157.人工内耳を装用した先天性ろう児の聞き取り能力の変化 北野庸子他
     158.人工内耳埋め込み術を施行したWaardenburg症候群小児の1例 富里則子他

    第44群:人工内耳U(14:30〜15:00)
     159.補聴器の装用閾値と人工内耳の語音聴取能の比較 加藤朗夫他
     160.Clarion16人工内耳の語音聴取能 河野淳他
     161.人工内耳装用者の Internet Computingの活用 氷見徹夫他

    第45群:人工内耳V(15:00〜15:30)
     162.人工内耳を適応した盲ろうの一症例 田内光他
     163.残聴のある症例に対する人工内耳埋め込みの効果 塩見洋作
     164.人工内耳埋込み耳における残存聴力 宇良政治他

    第47群:人工内耳X(16:00〜16:30)
     169.人工内耳適応決定のための術前スクリーニングの現状 服部琢他
     170.音声処理方法と言語聴取能について 井脇貴子他


    【目次】

    ━━━━
    学会開催
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     日本特殊教育学会 補聴関係口演演題

    日時:10月10日(金)〜12日(日)
    会場:熊本大学教育学部(熊本交通センターよりバス「熊本大学前」下車)

    10月10日(金)12:30〜14:30(教育学部222教室)
     聾学校の校歌の特徴その1 星名信昭他
     聾学校の校歌の特徴その2 津山文彦他
     聴覚障害児の聴覚フイードバックに関する基礎的研究 国末和也他
     重度聴覚障害者を対象としたショートメロディの弁別実験 緒方啓一他
     残存聴力活用と音楽に関する研究(T)楽曲の認知に関する基本的考察 須藤貢明他
     残存聴力活用と音楽に関する研究(U)聴覚障害児の演奏に関する音響学的分析 杵鞭広美他

    10月11日(土)13:30〜15:30(教育学部221教室)
     補聴器装用の主観的評価 中川辰雄
     音場聴検に関する基礎的研究(2) 林田真志
     母音知覚に関する実験的研究 李尚禧
     短音による loudness growthの測定に関する研究 戸谷誠
     周波数圧縮変換型補聴器の幼児への適用 高橋信雄
     最重度難聴児への周波数圧縮変換型補聴器の適用 森菜奈子

    10月12日(日)9:30〜11:30(教育学部222教室)
     高度難聴児の電話コミュニケーションの行動的特徴 佐藤紀代子
     聴覚障害児におけるテレコミュニケーション 佐藤正幸


    【目次】

    ━━━━━
    研究会開催
    ━━━━━
      大阪聴覚障害教育研究会第4回研究会
      「聴覚障害児の教科指導教材と言語指導教材」

    1.日時:12月6日(土)午後2時〜

    2.会場:大阪市立聾学校 地下鉄谷町線・長堀鶴見緑地線 谷町6丁目下車
                          谷町線・中央線     谷町4丁目下車

    3.内容:テーマ「聴覚障害児の教科指導教材と言語指導教材」
      通常学級担任にとっては、教科指導(補充)のための教材の作成に関心が大きいようですが、聴覚障害児の学力を高めるためには、言語力の向上が不可欠です。
     今回は、教科指導(補充)のための教材作成のヒントを紹介するとともに、学力向上の前提となる言語力を高めるための教材作成のヒントを紹介します。前半は概論として両者の教材作成のポイントや具体例を示し、その後、「教科指導教材」「言語指導教材」の作成上のポイントや実例ををお二人の先生から紹介していただきます。さらに、合計6人の先生が各自が作成された教材を展示・説明していただき、個別の相談に応じていただく時間も設けました。指導教材作成のヒントが得られます!。具体的に指導教材をご覧いただける、またとない機会です。

    4.講師:概説「教科指導教材と言語指導教材」森田雅子先生
    解説「教科指導教材の作成のポイント」吉賀雅子先生
       「言語指導教材作成のポイント」足立 貢 先生
    展示・説明:上村堅一先生(大阪市立長居小学校通級指導教室)
    田村敏行先生(大阪市立菅北小学校通級指導教室)
    船橋 晃 先生(大阪市立南小学校通級指導教室)
    足立 貢 先生(大阪市立酉島小学校難聴学級)
    吉賀雅子先生(大阪市立金塚小学校難聴学級)
    森田雅子先生(大阪市立聾学校・大阪教育大学内地留学中)

    5.照会先:大阪聴覚障害教育研究会事務局
           大阪市立聾学校 中瀬浩一(FAX:06−762−1800)


    第5回研究会予告


    ━━━━
    講座開催
    ━━━━
      大阪聴覚障害教育研究会ミニ講座
      「教材作成〜今、私がよく使っている機材を紹介します」

    1.日時:1998年1月17日(土) 午後2時〜
    2.会場:大阪市立聾学校(予定)
    3.講師:船橋 晃先生(大阪市立南小学校通級指導教室)
    4.内容:
      「こんな絵カードがあればいいなぁ」と思うけれども、市販されているものはピッタリとこない。自分で作ればいいけれど、絵を描くのは自信がない。教室での活動の様子や子どもの作品を教室だよりに載せたいけれど、どうしていいかわからない。農園活動や交流学習の様子を学習に使いたいけれど、写真やビデオは結構面倒くさい。そんな悩みはありませんか。
     コンピュータやデジタルカメラと聞くとむずかしそうですが、いろいろと便利な使い方ができます。そんな便利な使い方をちょっとだけ紹介します。


    【目次】

    ミニ・ニュース
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    ★ユニトロン・ベルトーン社の補聴器価格、値上げに
      ユニトロン社 UE16PLMT(旧 93,000円)→ 95,000円
     US80PPL(旧135,000円)→138,000円
      ベルトーン社 ウルティマAGC−PL(旧118,000円)→135,000円
     プリマS(旧 89,000円)→ 93,000円

    ★下記の学校のホームページが開設されました
      長野県長野ろう学校=http://www.cnet-na.ne.jp/i/ishii-s/default.htm
    筑波大学附属聾学校=http://www1.odn.ne.jp/~aaa25100

    アメリカ・ホナック社は、オーディオシュー内蔵型FM受信機、MicroLINKが、アメリカFCCに適合した製品として認定されたことで、市販の開始を発表した。

    フィリップス社は、世界3器種目の耳かけ形・耳あな形フル・デジタル補聴器を発表した。これには、携帯用プログラマーが付き、聴環境に応じて容易にプログラムを変更できるという。

    アメリカ ALDS社が、WWW公表。補聴援助システムの紹介をしている。
     ALDS社は日本のR社の防水型補聴器をアメリカで販売していることで、ご存 じの方も多いはず。FM関連機器などの製品紹介をしている。www.alds.com。

    アメリカ WIDEX社がWWWを公表。センソを中心に製品紹介をしている。
     聞こえについての質問コーナーなどを用意している。www.widexusa.com

    ★理研産業、子ども用補聴器ケァ・キットを発売

      中身は
  • 補聴器乾燥ケース
      (乾燥剤2ケ入り)
  • リスニングチューブ
  • イヤモ−ルド用ポンプ
  • 電池チェッカー
  • 電池交換用カレンダー
  • ホナック特製バッグ
     価格は 5,000円。
     どのような算定かわからないが、価格が高過ぎ。
     理研産業の各販売店で扱っている。
  • 子ども用補聴器ケァ・キット

    【目次】

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    新刊図書
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     聴覚障害児の残存聴力活用

     最近、教員異動が以激より激しくなってきているように感じることがある。聴覚障害児にさまざまな教育方法が試みられることは結構なことなのかも知れないが、どのような教育法であれ、教員に学び・育っていけるだけの時間的余裕が少ない場合も少なくない。

     聴覚障害児教育に必要な知識と技能を身につけるにあたって、適当なテキストがないことは、以前から指摘されていたことと思う。本書は、こうした背景の中、執筆され、刊行されたと信じられる一冊である。

     以下に目次を紹介するが、聴覚を活用していくという教育法を支える内容は網羅されている。さらに、聴覚の活用の中で、言語音の聴取だけを目標とせず、音楽・楽曲に触れていることは、特筆すべきことと言えよう。従来の聴覚障害児に対する音楽教育に関する文献を踏まえ、楽曲の認知の実験的考察を加えている。

    聴覚障害児の残存聴力活用

     その他、音場聴力検査や語音聴取に関する内容も、今までの文献を踏まえ、新たな実験の結果による結論から、著者自身の見解を積極的に導いている。また、情報伝達率の理論を持ち込み、語音聴取から手指法までを説いている。

     基本的事項は漏れなく網羅しながら、著者らの見解を加えたテキストして、現場で重宝される1冊になると思われる。

     須藤貢明・濱田豊彦・荒木紫乃著。教育出版。2,800円(税別)。

     目次  1章:日常生活における音
    2章:耳の構造とその障害
    3章:聴覚と音響物理学
    4章:音声言語の聴取
    5章:聴力検査
    6章:補聴器
    7章:音楽行動
    8章:残存聴力活用の諸相

    【目次】



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